作成:2018.10.5 更新:2023.7.4
ハゼのちょい投げを超簡単に解説!初心者もこの記事でハゼが釣れる
ハゼのちょい投げを初心者の方にも解りやすいように「専門用語」を一切抜きで説明しました。釣りなんてやったことない!そんな方でもこの記事を読んだらハゼが釣れるようになります。ハゼ釣りはポイントさえ押さえておけば楽しく沢山釣れます。
目次
ハゼのちょい投げは初心者でも簡単に釣れる

出典:foter
ハゼを釣ってみたい!だけど釣りってよくわからない。そんな方のためにハゼのちょい投げを超簡単に説明します。超簡単にと言っても、釣り竿、リール、餌、仕掛け、釣り場所までしっかり説明します。
釣りの知識は全くない方にも読めるように専門用語一切なしで説明しました。
ハゼ釣りは、道具も簡単で、難しい技術なしで釣れることからかファミリーフィッシングにも最適です。基本的なポイントさえ押さえておけばバケツに一杯のハゼを釣ることも可能です。
是非参考にしてください。
ハゼが釣れる時期は夏から秋
ハゼは1月から5月にかけて産卵します。初夏になると体調が5cm程度に成長し浅瀬の砂浜などで見えるようになります。5㎝程度の間は釣りの対象にはなりません。
いよいよ本格的な暑さの夏本番になると、ハゼは10㎝程に成長し釣りの対象になります。晩秋までハゼは大きくなり15㎝ 近くになります。最も釣りやすく大型が釣れる時期です。
地域にもよって違いますが7月頃から釣りが始まり~10月頃に最盛期を迎えます。冬になると深場に移動し、陸からは釣れなくなります。
ハゼを釣るポイントは汽水域
ハゼは、海水と真水が混じり合う「汽水域」に多く生息します。川の河口や水路から、真水が注ぎ込まれるポイントが狙い目です。底は砂地、砂泥地が良く、船着き場など変化のある場所にも生息します。
こんなポイントにハゼは生息する
- 河口、河川の下流
- 排水のある港湾
- 運河や埋立て地
釣具屋さんに今1番良いポイントを聞こう
ハゼのちょい投げ釣りのポイントを確実に知る方法は、釣具屋さんで聞いてしまう事です。仕掛けと餌を買ったら勇気を出して、ハゼのポイントを聞いてください。
ハゼは毎年「同じポイント」で釣れる魚です。釣具屋さんなら一級ポイントのオリジナルリストを必ず持っています。
誰も知らないポイントを自分の足で開拓するのも別の楽しみではあります。
ちょい投げのハゼ釣りに使うタックルを解説

出典:pexels
ハゼのちょい投げに使うタックル(道具)を説明します。タックルとは、竿、リール、ラインの釣りをする為の基本的な道具のことです。
ハゼ釣りにはどんなタックルを使うのでしょうか?
【竿編】ハゼ釣りには専門の竿は必要ない
ハゼ釣りには専門の竿は必要ありません。2m~3m程度のコンパクトな竿です。少し短い1.8mでも2.4mでも構いません。
遠くまで飛ばす「遠投」は必要ないので、短めの振出ロッドや、シーバスルアーロッドもおすすめです。
シーバスルアーロッドは意外かもしれませんが、軽いおもりを投げることも可能で、あたりも取りやすく楽しくハゼ釣りが出来るロッドなのです。
ハゼのちょい投げに使う竿のスペック
長さ | 2m~3m |
---|---|
どんな竿 | シーバスルアーロッド/振出ロッド短め |
価格帯 | 数千円~ |
これから竿を購入する方は、2m~3m程度がおすすめです。他の釣りにも汎用的に使いたいのであれば3m以上でも可能ですが、あまり長くなりすぎると使いにくいです。
竿の選び方ですが「ちょい投げ用」という竿の種類がありますので、それを購入してもよいです。
【入門用】リールもついたセット竿
プロマリンとは、釣り具メーカーの浜田商会のプライベートブランドです。
安価なアイテムを多く取り扱っていますが、専門メーカーなので一定の水準は保っています。
全くの無名のメーカーと同じ値段なら断然にプロマリンがおすすめです。
有名メーカーShimanoのルアーロッド
シマノ ルアーマチック S86ML
長さ:8.6feet
適合ルアーウエイト(g):6-28
対象魚:ブラックバス トラウト シーバス クロダイ タチウオ ヒラメマゴチ
継数(本):2
自重(g):145
ロッドタイプ:スピニング
有名メーカのShimanoのルアーロッドです。適合ルアーウエイトが付けていいおもりの大きさです。
6g~28gのおもりならロッドに異常な負荷をかけることがなく大丈夫という事です。
長さは8.6feetです。1feetは30.48㎝です。計算が苦手な筆者は約30㎝と記憶しています。8.6feetなので、だいたい260㎝ですね。
【リール編】リールは小型スピニングリール
リールは小型のスピニングリールです。リールには釣りに合わせた色々なリールがありますが、最も一般的でポピュラーな形のリールです。トラブルが少なく扱いやすいリールです。
番手は2000番又は2500番
リールには、サイズを示す番手があります。番手はラインを巻ける量のことです。大きい番手ほど多くのラインを巻くことができ、リール自体のサイズも大きくなります。ちょい投げに使うリールサイズでおすすめは2000番です。
お子様が使う場合で、軽くて、小さい、だけを求めるのであれば1000番もあります。
他の釣りにも使いたい時は2500番を選択すれば、より遠くまで飛ばすことができます。
「入門用」プロマリン2000番
「ミドルクラス」シマノの2000番
シマノ セドナ C2000HGS
ギア比:6.0
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
自重(g):215
スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
ナイロン糸巻量(lb-m)/フロロ糸巻量(lb-m)/PE糸巻量(号-m):3-125、4-100、5-75/3-110、4-85、5-65/0.6-150、0.8-110、1-80
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):79
有名メーカーのシマノのリールです。
色々な釣りに対応できる本格モデルです。
リールに巻くラインはナイロンライン
ラインとは道糸のことです。ナイロン製のラインで、サイズが2号~3号を100m巻きます。ナイロンラインの他に材質が違うPE、フロロカーボンがあります。ナイロンラインは最も一般的で扱いやすいラインです。
号数は大きくなるにつれ太く強くなります。2号~3号は汎用的な太さで、堤防釣りや、サビキ釣りにもそのまま使えます。
リールに最初からラインが巻いてあればそれを使って構いません。ラインを巻きなおす場合は、色々なカラーがのラインがありますので、好みのカラーを選ぶ楽しみもあります。
ダイワ ジャストロンDPLS 500m 2号 ブラック
素材:ナイロン/全長:500m/2号
ブラック
実用機能を徹底追求したハイスペックナイロンライン
お買い得な500mボビン巻き(円筒クリアケース入り)
優れた結節強力
糸グセがつきにくくしなやか
平行巻(DPLS)だから直線性が良く糸本来の品質を維持
釣り糸は透明というイメージが強いですが、ラインは視認性が良い色が選ばれます。
この糸は黒です。他にはピンクや蛍光色もあります。
ハゼのちょい投げ釣りでは「天秤仕掛け」を使う

出典:visualhunt
ハゼのちょい投げ仕掛けは、天秤とよばれるおもりと、2本の針を組み合わた仕掛けを使います。仕掛けは市販のものを使う場合が多いです。
おもりの大きさは10号程度です。号数は大きくなるほど重たくなります。
それぞれのアイテムを紹介します。
天秤おもりはラインの絡まり防止
天秤おもりとは、針金におもりを付ける仕掛けで、一方にリールからのラインを結び、反対側にハリが付いたハリスを結びます。ハゼ用天秤、又はキス用天秤がおすすめです。
投げたときに仕掛けが絡みにくく、あたりがとりやすいです。
天秤につけるおもりのサイズは、ナス型おもりの5号前後を付けます。
軽くしていけばあたりは取りやすいですが潮の流れに負けて流れてしまいます。釣り場の状況によって、軽くしたり重くしたりと調整します。
また、ジェット天秤というおもりもありますが、あたりがわかりにくいのでハゼ釣りには適しません。
あたりが分かりやすいハゼ用天秤
キス用天秤をつかってもいい
天秤につけるおもりはナス型
天秤にはナス型のおもりが向いています。
天秤の両手の部分にラインとハリスを結び、中心の部分におもりを連結します。
市販のハゼ釣り仕掛け
市販のハゼ釣り仕掛けを利用すれば、天秤おもりの下にサルカンで連結すればすぐに釣りが開始できます。サイズは6号から8号を使います。ハゼの成長に合わせてハリの大きさも変えていきます。
夏は6号、秋には7号、晩秋は8号といった感じに使い分けます。
天秤おもりもついたセット仕掛けです。
この仕掛けがあれば竿とリールをもっていけば直ぐに釣りが開始できる楽々セット仕掛けです。
ハゼのちょい投げ「餌」 は青イソメとじゃりめ

出典:foter
ハゼ釣りの餌は青イソメとじゃりめが基本です。青イソメは万能餌と呼ばれ海釣りの定番の餌です。堤防からどんな魚でも釣れると言われるほどです。全長が長いので適当な長さに切って使います。
ジャリメは体が柔らかく食い込みが非常に良い餌です。ハゼ釣りやキス釣りのちょい投げには特に効果が期待できます。青イソメに比べると、短くて細いです。
虫系の餌が苦手な方はワームもあります
イソメの虫系の餌が苦手な方も多いのではないでしょうか?そんな方には疑似餌のワームもおすすめです。
マルキュー パワーイソメ(中) 青イソメ
水中に残らず自然にやさしい生分解!
すぐに使えて保存もラクな常温タイプ。
イヤなニオイがしないフルーティーな香り!
15本入り
長さ 約10cm
太さ レギュラー
マルキューのパワーイソメは集魚効果を高めた特殊な液体につけてあるワームです。
集魚剤といってもイヤなニオイはしないので使いやすいです。
ハゼのちょい投げ釣り、基本の狙い方

出典:foter
ハゼのちょい投げは10mから20mくらい投げて底を探ります。投げたまま放置しておいても釣ることは可能ですが、少しずつ底を引いてくると格段にあたりが多くなります。
底を引いてハゼを誘う
底をずるずる引っ張ってハゼにアピールをします。スピードは人がゆっくり歩く位の早さです。リールを巻いても、竿をゆっくりと立ててきてもいいです。引いて少し止め引いて少し止めです。
ハゼは砂地にいる
ハゼは砂地にいます。引いてきた感じがゴトゴトする場所や、すぐに何かに引っかかってしまう場所は、ハゼ釣りには向いていません。
変化のある場所を狙う
釣り場では特に下記の場所を狙うと釣果が上がります。ハゼは回遊魚ではないので同じ場所に留まっていることが多いです。こちらから積極的にアプローチすることが大切です。
数メートルキャストする場所を変えたら入れ食いになることもあるのがハゼ釣りです。
- 水深が変化するかけ上り
- 捨て石、沈んだ岩
- 水門、合流地
- 橋脚周辺
ハゼのあたりはブルブルッと小気味が良い
ハゼのあたりはブルブルッと小気味よく竿に伝わってきます。あたりが合ったら軽く合わせ、ラインを緩めないようにリールを巻いてきます。
ハゼは一匹いたら、直ぐ近くに何匹もいることが多いです。一匹釣れたら同じ場所を重点的に攻めてみます。
釣れなかったら試すエサのつけ方

出典:foter
餌のつけ方でも釣果は大きく変わります。通常は針の先に1cm程度たらす程度の長さにします。たらしが大きすぎるとエサの部分だけを持っていかれ、ハリに掛からないという事があります。あたりがあるけど釣れないときはエサのたらしを小さくしてください。
これは便利!ハゼ釣りに必要な道具

出典:foter
餌が気持ち悪くて付けられない!そんな方も多いのではないでしょうか。
餌用ピンセットはゴカイを中心にしっかりホールドして簡単にエサが付けられます。
直接餌を触らないので、手も汚れません。
魅力的なハゼのちょい投げ釣り
ハゼのちょい投げは、初心者でも簡単に始めることができる釣りです。基本的な釣り方さえ間違えなければ、坊主(一匹も釣れないこと)になることも少ないです。ある程度の数が釣れるので小さなお子様と一緒でも飽きることなく釣りが楽しめます。
秋の味覚といえばは「サンマ」でしょうか。今年の秋の味覚には「ハゼ」も仲間に入れてもませんか?
自分で釣ったハゼは格別に美味しく感じられます。