作成:2018.9.28 更新:2023.3.25
投げ釣りでおすすめの餌は虫餌!イソメとジャリメの特徴を紹介!
キャストの爽快感だけでも楽しい投げ釣り。でもやはり釣りである以上釣果を狙いたいというのが人情だと思います。今回は投げ釣りにおすすめの餌である虫エサをアオイソメとジャリメを中心にご紹介したいと思います。
目次
投げ釣りで使われるのは主に虫餌!

出典:photo AC
オモリを付けた仕掛けを投げ竿で思いっきり飛ばす。
非常に爽快な釣りといわれる投げ釣りですが、ターゲットとなるのは主にキスとカレイでしょう。
どちらも海底付近に生息しているため、沖の底を探れる投げ釣りはうってつけです。
キスはシーズンを通して釣ることができますが、数釣りを楽しむことができるのは主に夏です。
一方カレイは産卵のために沿岸に近づいてくる秋から冬が旬になります。
そんなキスやカレイを狙える投げ釣りですが、主に使われる餌は生き餌、特に虫餌がよく使われます。
虫餌の動きがキスやカレイにとっていいアピールになり、引き寄せる効果があります。
次項ではキス釣り、カレイ釣りでおすすめのエサをご紹介します。
投げ釣りの餌はアオイソメとジャリメがおすすめ!

出典:photo AC
投げ釣りでキスやカレイを食いつかせるのにおすすめの餌はアオイソメかジャリメになります。
その中でもキスにおすすめなのはジャリメ、カレイにおすすめなのはアオイソメです。
キスは吸い込むように捕食することからアオイソメよりもジャリメの方がサイズ的にちょうどいいのでまずはジャリメを試してみて下さい。
カレイにはアオイソメがおすすめですので、まずはアオイソメを試していただき、どちらにもいえることですが、その日の食い気を見て餌を変えていけるといいでしょう。
食わせるポイントとしてはキスもカレイも砂地を好む傾向があるので、仕掛けがひっかかるようなフィーリングのある砂地を探り当て、ズル引きで砂煙を上げながら引いてあげることが重要です。
キスもカレイも獲物を追いかける習性があるので、その状況をきちんと再現し、エサを追いかけさせたら追いつくタイミングを作ってあげることで、しっかりと食わせることができるでしょう。
ここではさらに詳細にアオイソメとジャリメのエサとしてのそれぞれ特徴をご紹介いたします。
アオイソメは動きで引き付ける
あらゆる魚種が釣れて、且つ安価であるアオイソメは釣りにおいて万能餌といわれます。
何といってもアオイソメの特徴は餌として丈夫であるということと、生き餌特有のその動きにあります。
アオイソメの弱点を上げるとするならば、餌取りに苦しめられるという点と虫餌が苦手な人は触ることすらためらってしまうという点でしょう。
餌取りを考えると一定期間ごとに状態をチェックする必要があるので、効率は少し悪くなってしまいます。
また虫餌が苦手な方はその形状と動きだけでも無理だと思うのですが、アオイソメは身の危険を感じるとヌルヌルとした体液を出し逃れようとするのですが、虫特有というか独特のにおいがします。
虫嫌いの方にはアオイソメがより無理になる一因でしょう。
また餌付けに戸惑っていると噛みついてくることがあります。
慣れるまでは結構痛いと思いますので、虫餌が苦手な方はワームを使用することをおすすめします。
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虫餌が苦手な方におすすめなのがこのパワーイソメ。
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キス釣りでは驚くべき釣果を上げてくれますし、もちろんカレイにも使用できます。
ジャリメはサイズ感で選ぶ
イシゴカイともいわれるジャリメですが、ジャリメはカレイももちろん釣れますが、特にキスにおすすめの餌です。
キスの吸い込むような捕食スタイルにはサイズ的にジャリメの方が向いており、状況にもよりますがジャリメの方が食いがいいことが多いです。
アオイソメに比べてジャリメの方が価格が高いので、一度アオイソメでアタリを確かめてからジャリメを投入するというのもおすすめです。
大物狙いならイワイソメ、ユムシもおすすめ
さらに大型のカレイやチヌ、真鯛を狙う場合はイワイソメとユムシもおすすめです。
イワイソメは動きよりもにおいで誘うタイプの虫餌で、丈夫であることから投げ釣りにも対応します。
ユムシは餌持ちがいいのが特徴で、餌取りも少なくじっくりと腰を据えて大物狙いをするには最適な餌と言えるでしょう。
投げ釣りで虫餌を付けるときは手早さが重要!

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アオイソメ、ジャリメ、イワイソメ、ユムシの付け方ですが、どれも生き餌であるため、付けるのに戸惑って弱らせてしまったら元も子もありません。
生き餌はその動きで魚を引きつけるわけですから、弱って動きの鈍い状態では魚を引き寄せることはできません。
ここでは通常時の虫餌の付け方と反応が悪い場合の虫餌の付け方をご紹介したいと思います。
投げ釣りの餌の通常時の付け方
アオイソメ、ジャリメ、イワイソメ、ユムシの通常時の付け方ですが、共通となるポイントはハリを完全にカモフラージュするという点です。
また繰り返しになりますが、アオイソメなどの虫餌が苦手な方はワームを使用してみてください。
においもフルーティで苦手な人でも扱いやすくなっています。
アオイソメ、ジャリメ、イワイソメ
アオイソメ、ジャリメ、イワイソメについては付け方はほとんど同じで、まずは頭側からハリを通していきます。
頭側が分からないときは動いている個体を見て進行方向側と思ってください。
頭らから針を通したら、胴体で上手に針をカモフラージュするように針を通していって最後にハリを腹側から出して完了です。
チョン掛けだとキャストの勢いに耐えられずに外れてしまう可能性があるので注意してください。
ユムシ
ユムシは水分が残っていると、キャストの遠心力で餌が身切れしてしまうことがあるので、まずは軽く握って水分を抜きます。
水分を抜いたら水分を吐き出す穴に針を通し、胴体脇に貫通させます。
投げ釣りの餌の反応が悪い時の付け方
アオイソメ、ジャリメ、イワイソメ
前項でお伝えした一本掛けで反応がない場合は、アオイソメやジャリメ、イワイソメを2匹から3匹をまとめて通す房掛けを行うことをおすすめします。
2匹から3匹を同時に付けますので、アピール力は格段に上がりますが、餌の消費が激しくなっていってしまうので、持ちが悪く非経済的というのがデメリットとなります。
房掛けは1匹目は上記で紹介した通し刺しですが、2匹目以降を口刺しでつないでいくというやり方になります。
固い部分である口刺しでないとキャストの勢いに耐えられませんので口刺しを行い、何匹付けるかは針の長さに合わせて無理のない数を付けるようにしましょう。
また活性が低い場合は食べやすい餌の方が食いがよくなりますので、頭を落として餌付けをするのもおすすめです。
ユムシ
ユムシは内臓を取ってもすぐには死なないので、反応が悪いときは内臓を取って餌付けしてみると、反応が変わることがあります。
ただあくまでも大物狙いで餌持ちもいいのが特徴なので、反応がなくても1時間くらいは粘ってみるほうがいいでしょう
投げ釣りでおすすめなのはキスならジャリメ、カレイならアオイソメ!

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全ての魚に共通して有効な餌がない以上、ターゲットに合わせて餌を変えていく必要があります。
もちろんそこがおもしろいところだったりもするのですが。
今回紹介した投げ釣りでは、ターゲットをキスにするのであれば、吸い込むような捕食スタイルにあったサイズのジャリメがおすすめです。
一方カレイをターゲットにするのであれば、動きに抜群のアピール力のあるアオイソメがおすすめです。
もしどちらか一方しか持っていけないのであればアベレージの高いアオイソメをおすすめします。
価格も安いですし、やはり海釣りであればどのターゲットを狙うにせよ、アオイソメは使い道があるからです。
決してアオイソメでキスが釣れないわけではありませんのでご安心ください。
投げ釣りの餌が決まったらそのアピール力をいかに発揮するかが重要!
投げ釣りで使う餌が決まったらあとは思いっきり遠投するだけというわけには残念ながらいきません。
餌の選択が間違っていなかったとしても、正しい誘いで食いつかせることができなければ、アタリにはつながりません。
キスもカレイも砂地を好みますので、この砂地を探り当てて、5秒から10秒に1回ハンドルを1回転させるくらいのスピードで誘ってあげることが重要です。
そして食いつかせるタイミングをあえて作ってあげることで餌に食いつかせることができます。
投げ釣りはキャストの爽快感だけでも楽しいと思える釣りですし、キスもカレイも食味がよく釣った後の楽しみも多いターゲットですので、今回紹介した餌を使ってぜひ狙いの魚を釣ってみてください!