作成:2018.10.7 更新:2023.3.25
ショウサイフグのカットウ釣り仕掛け!これで繊細な釣り方をマスター
繊細なアタリに合わせ、引っ掛けてショウサイフグを釣る特殊なカットウ釣り。
繊細なアタリをものにするためにもカットウ釣りの仕掛けをしっかり理解する必要があります。今回はカットウ釣りの仕掛けとおすすめの仕掛けを紹介します。
カットウ釣りは繊細なアタリを感じ取ってショウサイフグを引っ掛ける特殊な釣り方

出典:Visual Hunt
カットウ釣りはカットウ仕掛けを使って餌を食わすのではなく餌の下についた針で魚を掛ける釣り方でターゲットとしては人気の高いショウサイフグです。
ショウサイフグのカットウ釣りに使われるロッドは、繊細で細かいアタリを取るために9:1の先調子のロッドを使用します。
引っ掛ける珍しい釣り方ではありますが、繊細なアタリを感じ取って掛けるゲーム性は一般的な食わせる釣りとは違った魅力があり、カットウ釣りにハマる人も多いです。
ショウサイフグのカットウ釣りの釣り方としては、餌はしっかりと付けて鋭く小さなアワセを入れる事が大事になります。
カットウ釣りが盛んな理由としては、ショウサイフグは強靭な歯を持っていて一般的な釣り針に食わせる釣り方だとハリスを噛み切られてしまうからです。
繊細なショウサイフグのアタリをいかに合わせるかが釣果を左右する奥深い釣りがカットウ釣りなのです。
ショウサイフグ釣りは繊細だが仕掛けはシンプル

出典:Visual Hunt
ここからはカットウ釣りの仕掛けの解説をしていきます。
ショウサイフグのカットウ仕掛けは、竿側からヨリモドシ、シンカー(餌針を含む)、ハリス、カットウバリととてもシンプルです。
一般的な釣りの仕掛けと比べると見た目が大きく違うので複雑に感じてしまいがちですが、作りとしてはとてもシンプルなのです。
通常の食わせる釣りとは異なり引っ掛ける釣りであるため繊細なアタリを感じ取る必要があるので、カットウ釣りの全ての仕掛けをしっかりと理解する必要があります。
替えを用意しておく必要があるカットウ釣りの要のハリ

出典:Visual Hunt
ショウサイフグのカットウ釣りに必要不可欠なのがカットウバリです。
カットウハリは仕掛けの一番下に位置していて、形状はイカリ型のハリでショウサイフグを引っ掛けて釣る事になります。
カットウ釣りの要でもあるのがカットウバリです。
仕掛けによってはハリスの長さの違うカットウバリが2本付いているものもあります。
東京湾のカットウバリは、1本がメジャーとされていて地域によってハリの本数も差があります。
使い続けているとカットウバリは根でイカリが鈍ってしまいますし、岩場などの根掛かりがし易いポイントでは、カットウバリをロスしてしまう事も多いです。
釣り船で購入する事も出来ますが、カットウバリの替えはあらかじめ多く用意しておく必要があります。
カットウバリは15号から20号が一般的には良く使用されています。
カットウ釣りにおいておすすめのカットウハリをご紹介させて頂きますので、ご参考にしてみてください。
ダイワ(Daiwa)カットウフグ仕掛け用スペアフックダブルLLオレンジサクサスD-MAX釣り針
サイズ:LL
針間寸法:40mm
パイプ:内径0.8mm
長さ:16mm
入数:3個
カラー:オレンジ
主なターゲット:フグ
特筆すべきは、根掛かりのあるポイントで針先が伸びて掛りが悪くなるカットウバリの欠点を補っている事です。
センターのパイプも10mmから16mmと長く刺さりがいい状態を保つことが出来るので、途中バラシを減らすことが出来ます。
ワンポイントカラーのオレンジ色もフグに違和感を与えることもありません。
LLサイズで見た目も存在感のあるカットウバリでダイワ製という安心感もあります。
3個入りで価格もリーズナブルなので初心者から上級者まで利用出来るおすすめのカットウバリです。
船宿の指定する錘を使用する
ショウサイフグのカットウ釣りではシンカー、錘も大事になります。
フグを釣るには底ダチをしっかりと取る必要があるために錘は大きなポイントです。
カットウ釣りでは船宿の指定する号数の錘を用意しておきましょう。
当然地域や潮の流れによって異なりますが、東京湾のカットウ釣りであれば10号程のライトな錘が使われています。
外房では20号~25号が一般的です。
ショウサイフグのカットウ釣りをするフィールドによって大きく錘のサイズが異なる事は理解しておくと良いです。
錘のカラーも豊富でピンクやブラック、餌で使われるアオヤギカラーや発光グリーンなどがありショウサイフグの興味をそそるバリエーションが魅力です。
カットウ仕掛けに用いられる錘には、餌針と言われるアオヤギやエビを刺すためのハリが付いているのもあります。
カットウ仕掛けのおすすめの錘を紹介させて頂きますのでチェックしてみてください。
パールホワイトが特徴的で、美しい見た目からショウサイフグの興味を引き出してくれるカットウシンカーです。
集魚用ビーズで強烈にアピールしてくれます。
地域によってハリスの号数が異なる

出典:Visual Hunt
最後に大事になるのがカットウ仕掛けの錘とカットウバリを繋げるハリスです。
繊細なカットウ仕掛けでハリスは大事ですが、地域によってショウサイフグ釣りが盛んな東京湾や外房でも使用するハリスも異なるので、釣りをする場所に合わせてハリスを考える必要があります。
船宿で仕掛けを購入する事も可能ですが、事前に船宿にハリスの号数を聞いておくと良いです。
東京湾ではハリスにフロロカーボンの6号~8号が一般的に使用されています。
外房では10号~が利用されている事が多く、地域によって号数が異なります。
根釣れに強いフロロカーボンのハリスをカットウ釣りの際には何種類か用意しておくと良いです。
カットウ釣りにおすすめのハリスをご紹介させて頂きますので、参考にしてみてください。
シマノ(SHIMANO)ショックリーダーエクスセンスEXフロロカーボン30m5.0号クリアCL-S23L
素材:フロロカーボン
全長:30m
号数:5.0号
カラー:クリア
平均強度:20.0lb/9.1kg
柔らかい外装と硬いコアの2重構造の強度に優れた高分子フロロカーボンを採用
強度が秀逸なフロロカーボンで、硬度も程よくPEとの結束も良く締まります。
ショウサイフグのカットウ釣り以外にもシーバスやマゴチ、ヒラメなど様々な大物にも対応しています。
糸の質が良いのはもちろんですが、ケースが工夫されていて、勝手に糸が出ることなく使用できる事も魅力です。
柔らかさの外装と硬いコアの2重構造で、シーンを選ばずに満足できる強度を感じる事が出来るフロロカーボンハリスです。
繊細なアタリを見極める魅力のショウサイフグのカットウ釣り
ショウサイフグは釣船で人気のターゲットですが、カットウ釣りという特殊な釣り方を用います。
カットウバリと呼ばれるイカリ型のハリでショウサイフグを引っ掛けて釣るもので普通の釣りとは一味違うゲーム性が魅力でハマる人も多いです。
ショウサイフグを引っ掛けるカットウバリは地域によって本数が異なりますが15号から20号を使用するのが一般的です。
カットウ仕掛けの錘は東京湾では10号を良く使用し、外房では20号~25号と幅広いので船宿が指定する号数の錘を使うと良いです。
ハリスも地域によって使用される号数が異なりますが、強度があるフロロカーボンを使うのが一般的です。
繊細なアタリを見極める特殊な釣りではありますが、奥深さを感じられる魅力も含めて食べて美味しいショウサイフグをカットウ釣りで釣ってみてはいかがでしょうか。