作成:2019.2.8 更新:2023.7.5
お助けリグは潮止まりティップランにベスト!作り方や性能を解説!
近年、非常に人気のアオリイカ釣りがティップランエギングです。潮の流れが効いていないと釣りにくかったり、そんな時におすすめなのが「お助けリグ」です。今回はそんなティップランのお助けリグの作り方から使い方まで全て解説します!
お助けリグで潮止まりのティップランも快調!

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お助けリグとは、ティップランで潮の流れが効いていない時に使うリグのことで、いわゆるダウンショットリグに近い仕掛けです。潮の流れを利用して釣るのがティップランなのですが、潮が効いていないとエギが安定しにくかったりして、非常に釣りにくいものです。そこで、メインのエギの下にシンカーか、もう一つシンカー代わりのエギをつけることで、メインのエギの動きが安定して釣りやすくなります。また、エギが2つになるので、アピール度が通常のティップランよりも強くなると言うのも、お助けリグのメリットです。
お助けリグを作るのに必要な道具と作り方

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それでは早速お助けリグの作り方を解説します。作り方はとても簡単で、以下の手順に従って作れば、ティップラン初心者でもすぐに作れます!まずはお助けリグを作るのに必要なものをご紹介します。
お助けリグを作るのに必要な道具
親子サルカン
とってもリーズナブルでオススメの親子サルカンです。強度が高く、大型のアオリイカがヒットしても安心です。また、カラーがブラックなので、周りに馴染みやすく、アオリイカに警戒心を抱かせにくいのも、シビアなエギングゲームでは嬉しいポイントです!
リーダー
擦れに強いフロロカーボン製のショックリーダーです。フロロカーボンの中でも感度のいいラインで、アオリイカの小さなアタリもしっかりと捉えてくれます。また、コスパも良いのでお助けリグ作成の時だけでなく、普段のエギングから使いたい一品です。
ビニールパイプ
本来は投げ釣りなどの仕掛けで使うビニールパイプです。枝スを作った時に、ビニールパイプがあると、幹糸と枝スが絡まりにくくなるので快適に釣りができます!今回のお助けリグに使うのは、だいたい1.0mm〜1.5mmくらいの太さのものが最適です。
スナップ
エギングには必須なのがスナップですよね。このスナップは、アイが窪みに入るような形状になっており、エギのアクションを邪魔しにくいので、エギの動きがナチュラルになります。
また、ステンレス製で錆びにくく、ダイワオリジナル形状のおかげで簡単に着け外しができます。
ノーマルタイプのエギ
ダートに特化したエギで、ダイワのエギの中でも人気のあるタイプのエギです。キレのあるダートで、アオリイカへのアピール力抜群です。エギングで大切なフォール姿勢もとても安定しており、アオリイカに違和感を与えません。カンナにはサクサスフックを採用しているので鈎がかりも非常に良くなっています。
ティップラン用のエギ
デュエルのティップラン専用のエギで、パタパタフィンがついているのが特徴です。潮の流れでパタパタフィンが波動を起こし、アオリイカに猛烈アピールします!さらに、高アピールのオリジナルカラーがマヅメ時や時合いの時にアオリイカのスイッチをオンにします。
お助けリグの作り方は簡単3ステップ!
- 親子サルカンに10cmの枝スを結び、3cm程にカットしたビニールパイプを通す。
- 枝スの先端にスナップを結び、ノーマルタイプのエギを付ける。
- サルカンの下側に50cm〜80cmリーダーを結び、ティップラン用のエギを付ける。
お助けリグの作り方の手順はとっても簡単です!上のリスト通りに進めていくだけで、わずか3ステップで完成してしまいます。枝スの長さはお好みで決めて大丈夫ですが、あまり長すぎると扱いにくくなるので10cm〜15cmくらいがちょうどいいでしょう。エギに関しては、上下で違うカラーのエギを使うとアタリカラーを見つけやすくなるのでオススメですよ!
お助けリグにおける釣り方のコツとタックル

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お助けリグを使う状況は、基本的に潮が流れていない時です。ティップランエギングは潮で船が流されることによって、ラインテンションをかけてエギを安定させます。そうすることで、アタリが取りやすくなり釣果につながるのです。お助けリグは、エギの下にもう一つエギを付けることで、潮が効いていなくてもエギを安定させ、アタリを取りやすくしています。
また、潮は効いているけど強制的にアピール力を上げたい時も、お助けリグは効果的です。エギが2つ付いている分ヒット率も上がりますし、アタリカラーもいち早く見つけることができます。潮止まり以外でもお助けリグの使い道はたくさんあるので、試してみる価値ありです!
お助けリグアクションのコツはステイ長め
お助けリグのアクションのコツは、ステイを長めに取ることです。ステイを長めに取ることで、2つのエギがしっかりと安定すると同時に、イカがエギを抱く時間をより多く取ることができます。10秒くらいを基本に15秒〜20秒などアタリがなければ色々な長さを試してみてください!
タックルは通常のティップラン用でOK!でも、ルアーウェイトに注意!
ロッドやリール、ライン等のタックルに関しては、通常のティップラン用のタックルで問題ありません。しかし、ロッドの適合ルアーウェイトに注意が必要です。お助けリグではエギを2個使うので、その分ルアーウェイトが重くなります。一般的なエギはティップラン用が30g〜50gで、ノーマルタイプが20g(3.5号の場合)くらいです。合計すると50g〜70gの重さに耐えられるロッドが必要ということになります。おすすめは深場狙い用のティップランロッドで、これなら重めのルアーウェイトにも耐えられます。
お助けリグを使うならこのエギングロッド!
水深80mまでの深いポイントでのティップラン用に作られたロッドで、最大で90gのエギまで使用できます。
穂先はソリッドティップで繊細に作られており、アオリイカの小さなアタリも逃さずにキャッチします。
秋から冬にかけてのアオリイカシーズンにティップラン入門するにはぴったりなロッドです。
糸フケをすぐに回収できるハイギアモデル
ダイワ エメラルダス 2508PE-H-DH(2500サイズ)
標準巻糸量PE(号-m):0.6-190/0.8-150
自重:250g
ギア比:5.6 巻取り長さ:84cm(ハンドル1回転あたり)
最大ドラグ力:7kg
ティップランでは、ラインに常にテンションとかけていなければいけません。そのため糸フケがティップランの釣果を大きく左右します。このリールはハイギアで、ワンピッチジャーク後の糸フケを素早く回収できます!陸っぱりエギングでも使えるので一石二鳥です。
信頼のバリバスティップラン専用ライン
ティップランにはやっぱりティップラン専用のPEラインがおすすめです。低伸度に作られているので、非常に感度かよくティップラン初挑戦の人でもより明確にアタリがわかります。また、ラインの周りにフッ素コートがされているので、ガイドとの摩擦が軽減されエギがスムーズに沈んでくれます。
お助けリグでティップランのシビアな状況も攻略!

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いかがだったでしょうか?
今回は、ティップランエギングでのお助けリグについてご紹介してきました。ティンプランをしていると、潮が動かなかったり、エギが安定しない状況が出てくると思います。そんな時はぜひ今回ご紹介したお助けリグを使って、釣果を伸ばしてください。1つ注意事項として、乗合船はそれぞれで使って良い仕掛けが決まっている場合もあります。乗合船に乗る時は事前に船頭さんに確認しておくのが安心ですね。周りの人と差をつけるのはお助けリグかもしれませんよ?