作成:2018.11.20 更新:2023.6.5
ヤリイカ船釣りのリールを徹底解説!おすすめ電動リール11選も紹介
ヤリイカの船釣りでは電動リールが必要となります。どんな性能や機能が必要で、サイズはどれくらいがおすすめなのか詳しく解説していきます。
ヤリイカ釣りにピッタリの選りすぐりのおすすめ電動リール11選も紹介します。
船のヤリイカ釣りはリールが超重要!

出典:ダイワ公式サイト
ヤリイカは非常に美味なイカとして知られ、釣りのターゲットとしても非常に人気です。特に船釣りはシーズンも長く、高い釣果を期待できるので高い人気があります。今回はそんな船のヤリイカ釣りのリールについて詳しく解説していきます。
どんな釣りでもリールは最重要の道具の1つでありますが、ヤリイカは水深200m程の深い場所を狙いますので、リールの性能というのは非常に重要になります。主に電動リールを使うのですが、必要な機能や性能などを詳しく解説していていきます。
船のヤリイカ釣りは電動リール一択
リールには大きく分けて、手動リールと電動リールがあります。ヤリイカ釣りではその電動リールを使用します。
上述しましたが、ヤリイカ釣りは水深200m付近のポイントで行います。そこから手動で巻き上げるには大変な労力が必要ですし、巻上の時間も掛かってしまいます。多点掛けした時には相当な重さとなり、早く巻き上げないとイカがどんどん離れて釣果は期待できません。
ですので、ヤリイカ釣りでは電動リール一択と考えていいでしょう。
サイズはシマノ2000〜3000番、ダイワ300〜400番台!
リールのサイズはシマノなら2000〜3000番、ダイワなら300〜400番くらいの小中型サイズがおすすめです。
ヤリイカ釣りではPEライン4号前後を使用し、狙うポイントは200m前後となります。ですので、4号PEラインが300m程巻けるくらいのサイズがベストサイズとなります。
サイズが大きくなると当然重量も重くなります。ヤリイカ釣りでは、ロッドを常時シャクリ続けるような釣りになりますので重たいリールは適しません。逆に小さいサイズでは狙いの棚まで仕掛けを投入することができませんし、巻き上げパワーにも不安があります。ですので、ヤリイカ釣りではちょうどいいサイズを用意することがおすすめです。
「軽さ」と「パワー」を重視!
ヤリイカ釣りのリールは「軽さ」「巻き上げパワー」のバランスの良さが求められます。
ヤリイカ釣りではロッドのシャクりを繰り返すします。この時リールの重さが非常に重要で、少しの重さの違いでも一日中やれば疲れに大きなさが出てしまいます。特に渋い時はかなりの頻度でシャクリ続けなくてはならないので、相当な労力となります。
逆に軽さを重視して、小型のリールを選択してはパワーが足りず、多点掛けした時に止まってしまったりするトラブルが起こることがあります。小型でもパワーのあるモデルを選びましょう。
ラインはPEライン3〜4号300mを基準に
ヤリイカ釣りで使うラインはPEラインです。他のラインを使うメリットがヤリイカ釣りではほぼないのでPEライン一択と考えていいでしょう。
太さは3号〜4号くらいが基準となります。細いラインの方が潮の影響を受けづらいのと、仕掛けも早く沈みやすいというメリットがあるので、2号のPEラインを使う人もいます。ポイントやコンディションに合わせて選ぶことが大切です。
必要な長さはポイントによって異なりますが、300mくらい巻いておけば安心でしょう。それほど深くない場所だとしても最低200mは欲しいところです。心配であれば、事前に船宿にどれくらい必要か確認を取ることをおすすめします。
ヤリイカ釣りにおすすめの電動リール11選!

出典:シマノ公式サイト
上記で紹介した性能にマッチする、おすすめのヤリイカ釣り用電動リールを紹介します。安いもので3万円程度のものから高いものでは10万円を超えるものまでピンキリあります。ここでは、ヤリイカ釣りに最低限使えるリーズナブルな入門モデルから、最高の性能を持ったモデルまで、選りすぐりの11モデルを紹介します。価格の安いモデルから順に紹介していきますので、欲しい性能と予算とを相談して選んでください。
1.初めてに電動リールにおすすめ!シマノ プレミオ 3000
シマノ(SHIMANO)電動リール15プレミオ3000右ハンドル
メーカー:シマノ
PE糸巻量:4号-400m、5号-350m、6号-300m
自重:625g
巻上力:28kg
最大ドラグ力:10kg
最大巻上速度:175m/分
このサイズの電動リールにしては非常に低価格なモデルですが、ヤリイカ釣り用としては十分なスペックを持っているのでおすすめです。これから紹介する他のモデルと比べると少しもの足りない性能に感じますが、初めて購入する入門用電動リールとしてはピッタリでしょう。
このリールのコンセプトが初心者に使いやすい電動リールということなので、シンプルな操作で電動リールを使ったことがない人でもわかりやすく使うことができます。入門モデルですが機能は豊富で、電動スロー巻上げ、なめらか船縁自動停止、メモリーバックアップ機能、などのヤリイカ釣りでも重宝する便利な機能を備えています。
2.ヤリイカ釣りピッタリ高コスパモデル!ダイワ レオブリッツS400
ダイワ(Daiwa)電動リールレオブリッツS400
メーカー:ダイワ
PE巻糸量:4号-350m、5号-300m
標準自重(g):550
最大ドラグ力:10kg
最大巻上力:45kg
基準巻上速度:170m/分
こちらもこのサイズの電動リールとしては安めの価格でおすすめのモデルです。安く軽くてパワーもあり、コスパの高さではトップクラスで非常におすすめです。
このモデルの特徴は落下速度の速さです。「ウルトラスプールフリー」と「シンクロレベルワインド」というう2つの機能が搭載がされていて、スプールから滑らかにラインを出すことができます。ヤリイカ釣りでは他の人より先に棚に到達した方が圧倒的に有利になります。また、モーターがスプールの前方に設置されていて重さのバランスが良くて持ちやすいので、常にシャクリを入れるヤリイカ釣りのためのようなリールになっています。
3.プレミオよりワンランク上の性能!シマノ ブレイズ3000
シマノ(SHIMANO)電動リール16プレイズ3000右ハンドル
メーカー:シマノ
PE糸巻量:4号-400m、5号-350m、6号-300m
自重:685g
最大ドラグ力:15kg
最大巻上速度:190m/分
シマノ プレミオよりもワンランク上のモデルがこのプレイズです。パワーも巻き上げ速度もドラグ性能もあらゆる性能で優れています。スプールの動きがスムーズで落下速度が速いので手返しよく釣果アップに期待できます。
このモデルには棚を正確に取ることができる「上から・底からモード」という機能が搭載されています。ヤリイカ釣りではイカに指示された棚を正確に狙えるかも重要なポイントですので、ヤリイカ釣りでも釣果アップに貢献してくれます。
4.軽量で扱いやすい!ダイワ レオブリッツ300J
ダイワ(Daiwa)電動リール15レオブリッツ300J
メーカー:ダイワ
PE糸巻量:3号-400m、4号-300m
自重:545g
最大巻上力:44kg
最大ドラグ力:10kg
基準巻上速度:180m/分
これまで紹介したモデルのものよりも一回り小さいモデルです。その分自重が軽いので扱いやすく、疲れ知らずでヤリイカ釣りを楽しむことができます。小型ですがパワーは強く、多点掛けのヤリイカも一気に引き上げてくれます。
このモデルの特徴的なのは、本体の真ん中に取り付けられた「JOGパワーレバー」。ちょうど竿を握った手の親指で操作をすることができる使いやすさが特徴です。使いやすいリールは釣りに集中することができ、ヤリイカの繊細なアタリも見逃すことはありません。
5.ワンランク上のパワーとスピード!ダイワ レオブリッツ S500J
ダイワ レオブリッツ S500J
ギヤー比:3.7
自重(g):795
最大ドラグ力(kg):15
標準巻糸量 ブライト(PE)(号-m):4-500、5-400、6-300
標準巻糸量 ナイロン(号-m):6-350、7-300、8-250
最大巻上力(kg):65 (スーパーリチウム使用:72)
常用巻上速度 1kg負荷時(m/分):140 (スーパーリチウム使用:154)
パワーも巻き上げ速度も圧倒的に優れますので、大型のヤリイカを多点掛けしても安心して釣り上げることができます。
マグマイト構造のBRITZモーターを搭載し、怒涛のパワーを発揮するのでヤリイカの多点掛けにも余裕で対応します。
6.申し分ないパワー!アルファタックル ポラリス IV 500
起動・停止からMAXまで自在にコントロール出来るスピードレバーシステム搭載。
耐水防水設計なので水洗いも可能です。
価格は28,000円前後と電動リールのなかでは安価です。
7.操作性に優れるハイグレードモデル!ダイワ シーボル300J
ダイワ シーボーグ 300J
ギア比:5.1
自重(g):560
最大ドラグ力(kg):16
標準巻糸量(号-m):PE(棚センサーブライト) 3-400、4-300、5-230 / ナイロン 5-280、6-200
最大巻上力(kg):59 (スーパーリチウム使用:65)
常用巻上速度 1kg負荷時(m/分):150 (スーパーリチウム使用:165)
JAFS基準巻上力(kg):14
JAFS基準速度(m/分):210
シーボルはダイワの電動リールのハイグレードモデルです。スロー巻き上げ、棚取りなど様々な機能を備えています。JOGパワーレバーももちろん搭載し、快適な操作性で釣りのサポートをしてくます。
小型電動リールですが性能は高く、パワーも巻き上げ速度も非常に優れます。小型電動リールの軽さを活かしながら、優れた性能で手返し良く、ヤリイカの爆釣狙うならこのモデルがおすすめです。
8.優れたパワーとスピードで釣果を上げる!シマノ フォースマスター2000
シマノ(SHIMANO)電動リール16フォースマスター2000右ハンドル
メーカー:シマノ
PE糸巻量:3号-400m、4号-300m、5号-200m
自重:685g
シマノ巻上力:62kg
最大ドラグ:15kg
巻上速度:210m/分
フォースマスターは多彩な機能を備えたハイスペック電動リールです。スムーズなスプールの滑り出しよるトラブルの少なさ、スムーズなドラグなど非常に優れた性能と多彩な機能が魅力のモデルとなっています。
このモデルは、魚群探知表示機能が搭載していて、探見丸搭載船との連携で魚群の密度や水深、そして海底の状況までも確認することができます。リアルタイムで魚影を確認できるのは、どれほど釣果アップに期待できるか想像は難しくないのでしょう。予算に余裕のある人には是非おすすめのモデルです。
9.力強いパワーが魅力!シマノ フォースマスター3000XP
シマノ(SHIMANO)電動リール17フォースマスター3000XP右ハンドル
メーカー:シマノ
PE糸巻き量:4号-400m、5号-350m、6号-300m
自重:825kg
シマノ巻上力:69kg
最大ドラグ力:20kg
最大巻上速度:170m/分
探見丸搭載船との連携による魚影表示機能や、スプールの滑らかさによる落下速度の速さ、ドラグのスムーズ差などの基本性能や機能はフォースマスターと同様で、巻き上げ速度よりもパワーを重視したのがフォースマスターXPです。巻上速度は遅くなりますが、その分力は非常に強くどんな大物にも対応します。また、どんなに負荷の強い状況だろうとスムーズにトラブルなく巻き上げることができます。
ただ、少し重くなるので難点で、力のある男性におすすめしたいモデルです。
10.圧倒的高機能!シマノ ビーストマスター2000
シマノリール電動リール18ビーストマスター2000
メーカー:シマノ
PE糸巻量:3号-500m、4号-400m、5号-300m
自重:690g
シマノ巻上力:68kg
最大ドラグ力:15.0kg
最大巻上速度:215m/分
ビーストマスターはシマノの電動リールのフラッグシップモデルです。あらゆる魚探表示機能や、楽々モードなどあらゆる機能を備え、巻き上げの優れたパワーとスピードを持ちながら、かつ重量も重くありません。
シマノの電動リールの最高性能を誇る「GIGA-MAX MOTOR」を搭載し、普通なら性能が低下する高温時にも性能を落とさず、高速回転で巻き上がることができることが魅力です。アカムツやオニカサゴ釣りなどの中深海釣りにも対応するハイスペックな性能は、ヤリイカ釣りでも高い効果を発揮してくれいます。
ただ、やはり価格は高いので、値段を気にせずとくかく性能の高いモデルが欲しい人におすすめです。
11.あらゆる機能と高いパワーを備える!ダイワ シーボーグ300MJ
ダイワ(Daiwa)電動リール16シーボーグ300MJ
メーカー:ダイワ
PE巻糸量:3号-400m、4号-300m
自重:685g
最大巻上力:64kg
最大ドラグ力:13kg
基準巻上速度:210m/分
シーボルMJはダイワの電動リールのフラッグシップモデルです。最高性能のモーターが魅力で優れたパワーとスピードを発揮し、JOGパワーレバーやギアの切り替えなど多彩な機能を搭載しています。予算に余裕のある人ならば是非手に入れたい一品です。
このモデルにはギアのハイとローを切り替える機能が腐付属しており、仕掛けを回収する時にはハイギアで素早く巻き上げ、大物が掛かった時にはローギアのハイパワーで力強く巻き上げるなど、様々な釣り方をすることができます。そして、ハイパワー、ハイスピードの謳い文句の通り、どんな高負荷の状況だろうと高速回転で巻き上げるモーターパワーは圧巻で、他の人よりも1つ上の釣果を出したいという人にはまさしく最適なリールとなってくれるでしょう。
ヤリイカ釣りのリールは予算と相談して選ぼう!

出典:Foter
深いポイントで釣りをするヤリイカ釣りは電動リールを使います。シマノなら2000〜3000番、ダイワなら200〜300番のサイズのモデルがヤリイカ釣りでは最適です。ヤリイカ釣りではリールには軽さが求められるので、あまり大きめのサイズは選ばず軽めのモデルを選びましょう。ただ、小型の電動リールを選ぶ場合でもなるべくパワーがある方がおすすめです。
リーズナブルなモデルからハイグレードモデルまであり、性能は良いの越したことはありませんが、当然価格は高くなります。今回紹介したおすすめモデルの中から、予算の範囲内でできるだけ高性能なモデルをおすすめします。