作成:2018.12.10 更新:2023.7.5
カンパチをルアーで攻略!船ジギングや陸っぱりの釣り方を完全解説!
夏から初秋に向けて旬を迎えるカンパチ。そんなカンパチ釣りはパワーファイトが楽しめルアーマンに対してとても人気が高い釣りです。今回はカンパチのルアー釣りについて、船ジギングから陸っぱりのライトショアジギングまで様々な釣り方について紹介します。
目次
カンパチをルアーで狙う方法はたくさん!

出典:foter
カンパチは暖かい水域を好む回遊魚で、主に日本の太平洋側に多く生息しています。釣り方はブリやヒラマサと同じく、メタルジグを使ったジギングが主流で、その種類もたくさんあります。船からは「ワンピッチジギング」や「スロージギング」で楽しめますし、陸っぱりからは「ショアジギング」でもカンパチを狙うことができます。今回はそんなカンパチのルアー釣りについてご紹介します。
ワンピッチジギングはカンパチ釣りの定番!

出典:visualhunt
まず一つ目の釣り方は「ワンピッチジギング」です。ワンピッチジギング とは、ジギングの中でも1ピッチ1ジャークでメタルジグをしゃくるもので、一定のテンポでジャークし続けることが大切です。カンパチの場合小刻みなアクションに反応が良く、しゃくり幅の短いショートピッチジャークが有効的です。
ワンピッチジギング用ロッド
ワンピッチジギングに使用するロッドは、5ft〜7ftのジギングロッドです。調子はM(ミディアム)くらいが汎用性が高く、オールマイティーに使えるでしょう。ジギングロッドにはベイトリールタイプとスピニングリールタイプがありますが、ナブラ撃ちなどキャスティングを必要とする時以外は、ジギングではキャスティングの必要性がなくベイトリールタイプを使うのが一般的です。
初めてのジギングロッドならコレ!
シマノ ソルティーアドバンス ライトジギング B63ML
自重(g): 115
先径(mm): 1.7
適合ジグウェイト(g): MAX 160
適合ライン PE(号): MAX 2
初めてのジギングにオススメなのが、シマノのジギングロッドです。
最大の魅力はそのコスパで、シマノのハイクオリティーロッドが驚きのリーズナブルさで買えます!
2ピース仕様になっているので持ち運びにとても便利で、収納もかさばりません。
初めてジギングをするならロッドはシマノに決まりですね!
ワンピッチジギング用リール
リールに関しては、両軸リールの場合は300番〜350番クラスのものを、スピニングリールの場合は3500番〜4000番クラスのものを使用するのがおすすめです。船でのジギングはパワーが必要になるので、中型〜大型のものを使います。ギア比は、大型のカンパチ狙いの場合はローギア、速いルアーの動きを出したい時にはハイギアのものが良いでしょう。
近海から中深海までオールマイティーに対応!
ワンピッチジギングにおすすめのリールが、アブガルシアの「ジギングREVO SALTYSTAGE」です。ジギング専用リールで、近海の軽快なジギングから中深海のヘビーな釣りまでオールマイティーに対応してくれるこのリールは、重宝すること間違いなしですよ。
ワンピッチジギング用ライン
ジギングのラインは、伸びの少ないPEラインの1.5号〜3号を使います。巻き量はジギングをするポイントの水深にもよりますが、少なくとも200m〜250mは巻いておくのが無難です。ショックリーダーはフロロカーボンの50lb〜100lbクラスを1.5ヒロ〜3ヒロとります。根ズレの多いポイントではこれ以上に長くすることも必要なので、ポイントごとに調節が必要です。
耐摩耗性・感度ともにピカイチ!
ジギングにおすすめのラインは、耐摩耗性・感度ともに非常に高い、よつあみのPEラインです。
感度がいいので、ジャーク中はもちろんフォール中のアタリもしっかりと手元に伝えてくれます。
また、5色カラーリングで棚がわかりやすく、300mあるので深海ジギングでも安心の長さです!
オフショアジギング用リーダーはオシアに決まり!
オフショアジギング用ショックリーダーで非常に定評があるのが、こちらの商品です。強度がある上に、独自の2層構造のおかげでノットがとても強くなっています。ワンピッチジギングはもちろんのこと、スロージギングにも使えるこのラインは、ジギングゲームで大活躍すること間違いなしです!
ワンピッチジギング用ジグ
絵ワンピッチジギングに使用するメタルジグは、近海の浅瀬での70gから、深場の300gまでさまざまです。形状もスリムタイプからスロータイプや左右非対称のものまでたくさんあります。あらゆる状況に対応できるように色々な種類のジグを持っているのがベストですが、ショートピッチジャークが効果的なカンパチ釣りにおいては、スリムタイプの切れるような動きが外せません!必ずルアーローテーションに入れておきましょう。
バーチカルな釣りならジグパラにお任せ!
バーチカルなワンピッチジギングを得意とするメタルジグです。カンパチに効くショートピッチが得意で、カンパチ釣りで大活躍必至です。ルアーを落として、縦にワンピッチジャークで誘ってくるいわゆるバーチカルな釣りでは絶対に持っておきたいルアーの一つです。
速いフォールで激流・深場も攻略!
こちらのメタルジグは速いフォールが特徴で、潮流の速いポイントや水深の深いポイントで重宝します。
シャープなボディーから生み出されるキレのあるルアーアクションが、激流の中でも流れに煽られずにしっかりとカンパチを魅了してくれます。
激流・深場攻略ならこのルアーにお任せ!
ルアーをゆっくりフォールさせるスロージギング

出典:pixabay
ジャカジャカと激しいジャークをしているイメージが強いジギングですが、最近はゆっくりとしたアクションで誘うスロージギングが人気です。全体的なアクションもスローですが、特にフォールを重視しており、ゆっくりとしたフォールで喰わせの時間をしっかり取ってやることで、低活性のカンパチにも捕食させることができるのです。
スロージギング用ロッド
スロージギングに使用するロッドは、通常のジギングロッドでも代用可能ですが、スロージギング専用のものも発売されているので、専用ロッドを使う方が断然おすすめです。長さは5ft〜7ftで、ジグをしっかりと跳ねさせられる様にティップにある程度の張りがあるものが使いやすいでしょう。
お買い得!コスパ抜群のスロージギング専用ロッド
メジャークラフトから出ている大人気シリーズのスロージギング専用モデルです。張りのあるブランクのおかげで楽にジギング出来ること間違いなしです!ロッドの張りがジャーク時にルアーをしっかりと跳ねさせてくれるので、初心者でも楽にジギングを楽しめるでしょう。
スロージギング用リール
リールに関しては、スロージギングではキャスティングする機会がほとんどないため、中型のベイトリールや両軸リールを使います。ギア比は、ローギア・ハイギアともに一長一短ありますが、初心者などジギングに慣れていない人は、あまり力の要らないローギアがおすすめです。逆に慣れてくれば糸がたくさん巻き取れるハイギアも使いやすいでしょう。
スロージギング用リール買うならこれ!
シマノ オシアジガー 1500HG右ハンドル
ギア比:6.4
最大ドラグ力(kg):7.0
自重(g):405
スプール寸法(径mm/幅mm):49/25
PE糸巻量(号-m):2-500、2.5-400、3-320
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):97
スロージギンガーに人気なのがこちらの、シマノのリールです。シマノならではの高剛性なハンドルとボディーでパワーロスの少ない巻き上げが可能で、「マイクロモジュールギア」を搭載したことによる非常に滑らかな回転フィールが特徴です。
スロージギング用ライン
スロージギング用のラインはPEの1.5号〜3.0号を200m〜250mほど巻いておけば十分です。スロージギングは比較的近海で行うことが多く、長くても300mを用意しておけば安心でしょう。ワンピッチジギングと同様に、ショックリーダーも50lb〜100lbのフロロカーボンをつけます。
シマノの信頼クオリティー!
こちらのPEラインは、カラー分け非常に明確で、その名の通り棚が取りやすいPEラインです。また、4本編みのものよりも繊維が細く柔らかいので、スローな動きも自由自在にコントロールすることができます。しなやかで初心者でも使いやすいので、ぜひ初ジギングに使ってみてはいかがでしょうか?
スロージギング用ジグ
スロージギングでは、フォールでルアーを魅せて喰わせるのが基本になるので、使用するジグもフォール重視のものになります。スロー系のメタルジグの多くは平たい形をしており、フォール時に水の抵抗を受けゆっくりと沈下していきます。
スローなアクションで喰わせる!
スロージギングにオススメのメタルジグ1つ目が、シマノから出ているこちらのメタルジグです。スロージギング定番の木の葉型の形で、ウィング抵抗がフォース時のスピードを抑えてスローに誘います!ジャークもスローからハイピッチまで対応しているので、様々なアクションが可能です。
水平フォールに低活性の魚もイチコロ!
ウルトラスローのアクションでカンパチを誘惑します。フォール時は水平にゆらゆらと落ち、低活性の魚にも抜群のアピール力を発揮します。究極にゆっくりとフォールする「ウルトラスロー」設計で、低活性なカンパチにもきちんとアピールできます。青物狙いならブルー&ピンクは必須のカラーです。
陸っぱりからカンパチを狙うならショアジギング!

出典:visualhunt
ここまで船のカンパチ釣りについてご紹介してきましたが、カンパチは陸っぱりからも狙うことができます。その方法が、ショアジギングです。ショアジギングでは50g〜100gのメタルジグを防波堤などから遠投しワンピッチジャークで誘ってきます。
ショアジギング用ロッド
ショアジギング用のロッドは、9ft〜10ftのロングレングスのロッドを使います。岸からの釣りは遠投すればするほど有利なため、遠投しやすい長めの竿が必要になります。また、重いジグを扱うのでロッドもそれに合わせて比較的硬い調子のものを使うのが一般的です。MH〜H(ミディアムヘビー〜ヘビー)クラスのロッドがショアジギングにはおすすめです。
初めてのショアジギングにはこれ!
ショアジギングにおすすめなロッドが、メジャークラフトの大人気シリーズクロステージのロッドです。最大の特徴はその長さで、10ftという長さで驚異の飛距離を実現しました。キャスティング性能の高さから、初心者やキャスティングに慣れていない人でも簡単に遠投ができます!
ショアジギング用リール
ショアジギングに使うリールは4000番〜5000番の中・大型のスピニングリールを使用します。キャスティングにはベイトリールではなくスピニングリールの方が向いているからです。また、ロングレングスのロッドでジャークするので、1回転あたりの糸巻取り量が多いハイギアのものがおすすめです。
大型カンパチにも負けないパワー
ダイワ カルディア LT5000D-CXH
自重(g):240
最大ドラグ力(kg):12
標準巻糸量 ナイロン(lb-m):14-260、20-170、25-150
PE(号-m):2-350、2.5-300、3-210
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):105
ギヤー比:6.2
こちらのダイワから出ているリールは大型カンパチ狙いの人にもおすすめです。「マグシールド」や「ATD」搭載はもちろん、パワーも兼ね備えたショアジギングにぴったりのリールです。持ち手も大型になっており、とても持ちやすいので、大型青物とのやり取りもパワー負けすることなく快適にファイトを楽しめます。
ショアジギング用ライン
ラインは船釣りと同様、PEラインを使用します。号数と巻き量に関しては、2.0号〜3.0号を250m〜300mが理想的です。カンパチは掛かってから非常によく走る青物なので、ドラグを出されることも少なくありません。ショックリーダーは、フロロカーボンの30lb〜50lbのものを2ヒロ程度取ります。ポイントによっては、足元にテトラやシモリがある場合は2ヒロ以上取るといいでしょう。
初心者にオススメのPEライン
初ショアジギングにオススメのPEラインが、こちらのPEラインです。コスパが非常に良く、使い勝手もいいので、ショアジギング初心者には最適のPEラインです。国内生産されており、メイド・イン・ジャパンならではのハイクオリティー・ハイコストパフォーマンスに仕上がっています。
ショックリーダーといえばヤマトヨテグス
ショックリーダーの定番中の定番と言っても過言ではないのがヤマトヨテグス。リーズナブルかつ耐摩耗性能も高いので、テトラで擦られるショアジギングにはもってこいです。ベテランはもちろん初めてショアジギングをするという方にぜひ試していただきたい、初心者におすすめのラインです。
ショアジギング用ジグ
ショアジギングでは、キャスティングする必要があるので、オフショアのジギングに比べて使用するメタルジグのサイズは小さくなります。大体50g〜100gのメタルジグを使用するのが一般的です。カラーも様々ですが、青物に強いピンク系やアカキン系・ブルーイワシ系は取り揃えておいたほうがいいでしょう。
大人気ジグパラシリーズ!
ショアジギングにおいて絶大な人気を誇っているのが、メジャークラフトの「ジグパラセミロング」です。誰でもアクションさせやすい設計が、初心者・ベテラン問わず人気の秘訣です。フロントアシストフックがもともと付いているので、パッケージから出してそのまま使えるのも、非常に嬉しいポイントです。
イレギュラーなアクションでカンパチを魅了する!
次にご紹介するのが、こちらのシマノのメタルジグです。
フォール時のランダムなアクションが特徴で、低活性のカンパチの捕食スイッチもオンにしてくれます!
また、ただ巻きでもしっかりとアクションしてくれるので、ルアーアクションの付け方がわからないと言う人も必見のメタルジグです。
色々なルアー釣りでカンパチを狙おう!

出典:visualhunt
いかがだったでしょうか?
今回はカンパチのルアー釣りに関してまとめました。カンパチは、ワンピッチジギングやショアジギングなど、いろいろな方法で狙うことができるので、皆さんもぜひカンパチ釣りにチャレンジしてみてください!