作成:2018.6.7 更新:2023.7.4
船から狙うカワハギの釣り方!仕掛けや餌、初心者向けのコツとは?
<入門用>エサ取り名人の異名を持つカワハギを船から釣る方法を紹介します。タックルや仕掛け、餌の付け方を一から理解するのが上達への近道です。まずは、基本に忠実に釣り方とテクニックを学びましょう!
目次
船からどうやってカワハギを釣るの?
出典:FishingPro
エサ取り名人の異名を持つ「カワハギ」
カワハギは漢字で書くと「皮剥ぎ」。料理のときにツルッと皮が剥けることからこの名前がついたそう。そんなカワハギは釣り人の間で「エサ取り名人」と呼ばれるほど、針から餌を掠めとるのが上手です。テクニカル系最高峰のターゲットとも言われ、船釣り師を熱くさせます。 関東のみならず、全国的に競技会も開催されるほどメジャーなターゲットです。
カワハギは堤防からでも狙える魚ですが、船から釣るのが主流です。陸っぱり(ショア)・堤防からカワハギを釣りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
カワハギが釣れる時期は10月〜12月
カワハギが釣れるトップシーズンは、10月〜12月と言われています。この時期になると、冬の寒い時期に備えて、カワハギたちは餌をたくさん食べるようになります。餌への食いつきも良くなるので、この時期は良い釣果が見込めます。
船から釣る場合は、8月解禁の船宿が多いですが、早いところだと5月あたりからカワハギ釣りを解禁している地域もあります。終了時期はシーズン終わりの1月あたりです。
カワハギが釣れるポイント〜 海底付近が狙い目 〜
マグロやカツオなどの回遊魚と違い、カワハギは一定の場所に住んでいる魚で、基本的に日本全国どこでも釣ることができます。群をなして餌に群がることが多いので、一匹釣れたら同じポイントで数匹釣れることは多いです。
船釣りの場合は、船長さんがポイントまで連れて行ってくれるのであまり気にする必要はありませんが、カワハギは底が砂地や岩礁帯になっているところに生息しています。普段は、イソメなどの海底の虫や貝類、エビなどを食べているため、カワハギを釣るコツとしては海底を狙うのがセオリーです。
カワハギ釣りに使うタックルを解説
ではそんなカワハギを狙うタックルとは、どんなものを使うのでしょうか?
以下よりまとめてみます。
【ロッド編】カワハギには専門竿が必要

出典:FishingPro
カワハギ用の竿は、他の釣りと違い、曲がり(調子)がかなり特徴あるものとなっています。 そのため、他の釣り物の竿を流用することは難しく、専門竿を使う必要があります。
<カワハギ専門竿の基本スペック>
長さ | 1.8m前後 |
---|---|
調子 | 9.5:0.5~7:3 /H~M表記 |
錘負荷 | 40号前後まで |
カワハギ用のタックルであれば、錘負荷は気にしないでも問題ありません。竿の調子は、非常に繊細なあたりも取ることができるように先調子になっています。初心者の方におすすめは、8:2の調子/もしくはMH表記のロッド。以下2つの商品は入門に最適です。
<入門者向け> ダイワおすすめのカワハギロッド
ダイワ カワハギX MH-180
ロッド(釣り竿)タイプ:船竿 ベイト
主なターゲット:カワハギ
標準全長(m):1.80
継数(本):2
仕舞寸法(cm):94
標準自重(g):99
先径(mm):0.9
<入門者向け> プロマリンおすすめのカワハギロッド
カワハギが釣れる代用ロッドってないの?
カワハギは非常に独特なロッドになっているため、正直代用可能なロッドというのが少ないです。 しかしながら、使えるものとしては以下のようなものがあります。
- 先調子のマルイカ用ロッド
- ライトゲームロッドで先調子
- 先調子で錘負荷30号を背負えるシロギス用ロッド
また、船からの釣りの場合は「貸し竿(レンタルロッド)」もあるので、初めての方は借りるという手もあります。ですが、貸し竿はカワハギに合った調子のものではないので、やはり釣果を気にするのであれば、6,000円〜8,000円の入門ロッドから始めてみるのがおすすめです。さらに詳細な選び方やおすすめ商品は以下の記事から参考にしてください。
【リール編】カワハギ用には両軸リールを使う

出典:fishingpro
船のカワハギ釣りには、両軸リールを使います。1日竿をもって釣りをするため、あまり重くないものが好まれます。
キャパとしてはPEラインの1号が150mも入れば十分ですので、一般に小型両軸リールと呼ばれるものであれば何でも使うことができます。冬の水深が50mを越える深場になった場合、電動リールを使う、電ハギ(電動リールでカワハギを釣る)もありますが、基本は手巻き両軸リールになります。
以下、入門用におすすめのリールです。
<入門者向け> シマノのおすすめリール
シマノ ゲンプウ XT 150
ギア比:6.3
最大ドラグ力(kg):4.5
自重(g):195
PE[タナトル]糸巻量(号-m):1.5-200、2-150、3-100
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):67
シマノから出ているエントリーモデル。
低価格ながらしっかりとしたつくりになっており、コストパフォーマンスに優れています。
<入門者向け> ダイワのおすすめリール
ダイワ プリード 150SH-DH
巻取り長さ(ハンドル1回転)(cm):7.0
ギヤー比:7.0
自重(g):205
最大ドラグ力(kg):4
標準巻糸量 ブライト(号-m):2-150/3-100
標準巻糸量 ナイロン(号-m):3-130/4-100
ベアリング(ボール/ローラー):4/1
ダイワから出ている手巻き両軸リールのエントリーモデル。
この一台で様々な釣りに対応できます。
カワハギリールの選び方やさらに多彩なおすすめ商品については、以下の記事を参考にしてください。
【ライン編】1号のPEラインを選ぼう
カワハギには、1号前後のPEラインを使います。長さは150mもあれば十分です。慣れてきた方はさらに細いものを使いますが、まずはこの1号を基準としてください。
逆に2号などの太いラインを使う方もいますが、混雑した船だとオマツリの原因になります。あまり太いラインは使わないようにしましょう。
コスパ重視なら4本撚り
シマノ ピットブル4本編み 150m PL-M54R
原糸の均等性に優れた4本編み工法「VT工法」採用!
強力安定:編み構造の偏りを防ぎ、強力が安定しやすくなっています。
糸ツブレ抑制! :ラインが偏平になりづらく、無駄なラインスラッグを抑えます。
シマノから発売されているハイコストパフォーマンス4本撚りPEライン。
高強度、高感度なら8本撚り
ダイワ UVF紅牙デュラセンサーX8+Si2
参考号数:0.6
強力(lb.):(Ave.) 11
強力(kg):(Ave.) 4.9
巻糸量(m):200
カラー:5カラー (ピンク/グリーン/ブルー/蛍光オレンジ/パープル)
ダイワから発売されている8本撚りPEライン。高強度、高感度で予算が許せばこれがおすすめ。
さらに詳しくPEラインの選び方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
船のカワハギ釣りでは「胴付き仕掛け」を使う
ここからは仕掛けについて解説します。一般的に、船のカワハギ釣りでは胴付き仕掛けを使います。まずは、その概要から見ていきましょう。
胴付き仕掛けを図解

出典:FishingPro
先ほど紹介した通り、ロッドは1.8m前後の専門竿、リールは小型の両軸リール、ラインはPE1号前後を使用します。餌については後ほど解説しますが、通常「アサリ」を使用します。おもりは、25〜30号など、船宿指定のものを選びましょう。中オモリはつけてもつけなくても構いません。最初は使用せず、釣れなくなってきたと感じたら、中オモリをつけてみると良いでしょう。
ハリスの太さはフロロカーボンの4号が基準になります。カワハギ釣りは、針を多く使うことが特徴なので、仕掛けには針を簡単に付け替えられるようにハリス留めというものを使います。
市販のカワハギ用仕掛け
仕掛け自体は市販のものを購入できます。3本針が一般的で、枝間は錘側から10センチごとというのが基本。枝間を動かせるものや、幹糸が特徴的なもの、針付きのものなど、多種多様な商品の中から選ぶことができます。以下では、特にオススメの商品を紹介しているので、参考にして見てください。また、根掛かりなどがないわけではないので、4〜5組ほど持っていくことをお勧めします。
アピール力の高い幹糸仕掛け
スピード重視!針付きの仕掛け
胴付き仕掛けに使用する針
カワハギ釣りに使う針は大きく2種類に分かれます。「合わせがうまくいかない」「食いが渋い」と感じたらスピード系の針、「とにかく掛かりを優先したい」というときはハゲ針系を使いましょう。
- スピード系・・・口の中に入っていきやすい形状。食いが渋い・浅いときに使うことで、針を飲ませてひっかけます。
- ハゲ針系・・・外に広がっているのでくちの中まで入らず、ひっかける感じになります。 活性が高いとき・宙の釣りを行うときによく用います。
スピード系でおすすめの針
ダイワ D-MAXカワハギ糸付25SS ロング パワースピード PS7.0
ダイワ D-MAXカワハギ糸付25SSロング パワースピード (カワハギ 糸付針)≪ダイワ カワハギ 糸付針≫
ハゲ針系でおすすめの針
胴付き仕掛けに使用するオモリ
オモリ選びで重要なのは、「集魚効果」のあるものを選ぶこと。カワハギは目が良く、目で餌を認識していると言われていて、特にキラキラしたもの、夜光塗料の塗ってあるものに非常に強い興味を示します。餌より先に錘にアタックしてくる時もあるくらいです。キラキラ系と夜光塗料系の使い分けは、以下を参考にしてください。
- 水深が浅い、水が澄んでいる場合 → キラキラしたもの
- 水深が深い、水が濁っている場合 → 夜光塗料
重さは25号、30号が基本で、船宿によって使う重さが違う為、事前に確認をしましょう。
キラキラ光るオモリ
ヤマシタ 目玉シンカー 30号
●独自のまん丸形状は根に挟まり難く、根掛かりは驚くほど減少!
●船べりでも転がり難く扱いやすいサイドフラット形状!
●レーザーシート装着できらりと光って強烈アピール
●1袋2個入
夜光塗料のオモリ
胴付き仕掛けに使用する集器・中錘
底の釣りであたりが無いとき、是非付けてほしいのが集器(中オモリ)です。
集器自体に重さがあり、これを付けることで仕掛けの動きが変わります。
付ける位置は、道糸と仕掛け上部の接続部の間になります。
カワハギ釣り用の「餌」 〜 船ではアサリを使う 〜

出典:fishingpro
カワハギは肉食で、虫や甲殻類などを好んで食べます。
そのため釣り餌にはアサリ・イソメ・オキアミの3種類がよく使われています。
特に、船釣りでは「アサリ」を餌として使います。当日船宿が準備している場合が多いので、事前準備はあまり気にする必要はありません。
どうしても気になる方は、クーラーボックスにひとつ冷凍アサリを入れておくとよいでしょう。
マルキュー くわせ生アサリ【3個セット】
カワハギ釣りの定番!アサリむき身
やわらかいアサリのムキ身を、そのままパックしています。
変色防止効果で一日中安定した品質と食いを保ちます。
アサリの仕込み
また、釣果を出すためには、餌の仕込みにもいくつかポイントがあります。
- 殻つきを剥いて使う
- なるべく小粒で形のよいものを選ぶ
- 鮮度を保つために塩締め
餌は鮮度が命なので、できれば殻つきのアサリを船に乗る直前に剥いて使いましょう。慣れていない人は無理せず剥き身でも問題ないです。小粒のものを選ぶと、ちょうど餌が針に収まって、アタリを取りやすくなります。
また、剥いたアサリは締め液や調味料ですぐに締めましょう。好みが分かれますが、アサリが硬くなりすぎず、ぬめりも抑えられる塩がおすすめです。初心者の方は、手軽に使える締め液を持っておくのもよいでしょう。
押江込蔵 賢者 カワハギ専用爆釣液130g KenjyaKawahagiBakuchoeki
サシ餌つけ込み液/集魚液
カワハギは餌取名人と称される賢い魚です。「賢者」はアサリ・貝のむき身を少しでも針持ちさせる効果とアミノ酸パワーでより喰いを立たせます。濃厚な黄色が視覚的にもアピールし、カワハギを釘付けにします。
アサリの付け方
カワハギをうまく釣るには、餌の付け方にも工夫が必要です。まずは、基本に忠実に「水管→ベロ→ワタ」の順番で針を通していきましょう。(上記の動画が非常に参考になります)
詳しい餌の記事は以下参照してください。
カワハギ基本の釣り方 〜 底の釣り 〜
カワハギの釣り方についてまとめてみます。カワハギを狙うには2つの釣り方があります。底付近を狙う底の釣り、錘を海底から話した宙の釣り。この2つがメインの釣りとなります。
釣り方1つ目、底の釣りについて解説します。カワハギは基本、海底付近に住んでいる魚ですので、底の釣りを習得することが釣果への近道となります。以下ではステップに分けて解説します。
STEP1 錘を底まで着ける
船長さんより投入の合図があったら、まずは錘を底まで落とします。注意点として、船釣り、特に両軸リールを使う釣り全般に言えますがバックフラッシュが起きないように軽くスプールを抑えてあげる(サミング)ようにしましょう。
STEP2 錘が着いたら?
錘が付いたら、リールのクラッチを切り、戦闘スタートです。竿を水平にし、錘を底につける、離すを繰り返す、錘トントンの動作を行います。これが最も基本の釣り方かつ、大事な釣り方になります。錘をつける、離すのスピードは、状況状況で変わるのですが、あたりが無い場合は、スピードを緩める、餌が取られてしまう場合は早くします。
餌が取られない→カワハギがトントンするスピードについてこれていない(=餌が早く動き過ぎているため、餌を食べられない)→トントンするスピードをゆっくりにしてあげることで食わせるタイミングを作る
餌が簡単に取られる→カワハギにとってトントンするスピードが遅い(=餌がゆっくり動くため、簡単に取れてしまう)→トントンするスピードを早めてあげる
という緩急をつけることが大切です。
また豆知識として、カワハギはとても目がいい魚で、目で餌を認識しているともいわれています。それと同時に、カラフルなものに興味を持つカワハギは、カワハギ用錘を認識し、仕掛けが落下中でも追っかけてきていることがザラにあります。着底後はカワハギが周りにいる可能性があり、最大のチャンスですので集中しましょう。
STEP3 アタリがあったら?
トントンしているときに、コツコツとあたりがあると思います。それはカワハギのあたりかもしれません。しかしそれで合わせるとばれてしまう可能性もあります。カワハギ釣りの難しいところは、その時々で合わせるタイミングが変わることです。早く合わせる必要がったり、逆にゆっくり待ってあげる必要がある。つまり合わせに関してもその状況状況で変えていく必要があるのです。
一般に
①餌が良くとられる→あたったらすぐ合わせる
②餌があまりとられない→当たったらそのままトントンし続けるorトントンをやめ一呼吸まってから合わせる
必要があります。
①に関しては、魚の活性が高いことを意味し、待っていたら餌がどんどん取られてしまいます。逆に②は、カワハギの活性が低いのですぐ合わせてもすっぽ抜けてしまいます。しかしあくまでこれは一般論であり、状況状況をしっかり見極めたうえで合わせのタイミングは計る必要があります。逆のパターンもあったりするのでこれにとらわれず、工夫する必要があります。
合わせの幅ですが、大合わせする必要はありません。シャープに合わせたら針掛かりします。
STEP4 魚がかかったら?
魚がかかったら、慌てずにリールを巻きましょう。慌ててリールを巻くと、テンションに差が出てしまい、針から魚が外れるバレの原因になります。一定の巻くスピードを保ち巻いていきましょう。
また、カワハギは平べったい魚です。最初は強く暴れ、疲れたら休む。その時、平べったいが故抵抗感がなく、スーッと上がってきます。慣れてない方はこれを”バレた”と勘違いし、リールを巻く手を止めてしまいます。そうすると実際は魚が付いているのに本当にばれてしまうことに繋がります。バレたと思ってもリールは巻きましょう。
基本で釣れなかったら試す 〜 宙の釣り 〜
釣り方2つ目、宙の釣りについて解説します。 先ほどカワハギは基本、海底付近に住んでいる魚といいましたが、ずっと底にいるわけではなく、海底から離れ1mほど浮いていることもあります。 以下ではそんな浮いたカワハギを釣る、宙の釣りをステップに分けて解説します。
STEP1 錘を底まで着ける
これは底の釣りと同じため省略します。
STEP2 錘が着いたら?
ここからが底の釣りと違います。まず錘が付いたら、リールを巻き、1mほど錘を海底から離します。1m上で10秒~30秒ほど待ちます。大抵、この待っているときにあたりが来ます。待ってもあたりが無い場合、ゆっくり竿先を下げていきます。この竿先を下げている動作中にもあたってきます。
そして海底まで着いたら、少々まってあたりを待ちます。それでもあたりが無い場合、もう一度1mほど錘を海底から切った状態にして、再スタートです。基本はこの繰り返しになります。
お分かりの通り、底の釣りに比べ動いている時間、そして動く幅が圧倒的に少なくなります。錘を切った状態であまり動かしてしまうと、仕掛けが動きすぎ、餌も動き、カワハギが餌を食べられない状態になってしまいます。それを回避するためにあまり動かさないことが必要になります。
STEP3 アタリがあったら?
あたりがあったら、軽く竿をあげてください。底の釣りと違い、あまり深く考えなくても針掛かりします。もし当たって竿を軽く上げてもかからない場合、あたったら一瞬竿先を下げ、そして合わせてあげます。
つまり
①あたったら軽く竿をあげる(=合わせ)
②①をやってもかからない場合、気持ち竿先を下げ、そして上げる(=合わせ)
が宙の釣りにおける合わせになります。
STEP4 魚がかかったら?
ここは底の釣りと同じですので省略します。
以上のように、底の釣りと宙の釣り、釣り方が違います。どっちが良い、悪いではなく、状況状況で使い分ける必要があります。さっきまで底の釣りをしていて全く当たらなかったのに、宙の釣りを試したら当たった、というのもざらにある話です。もちろん逆も然りです。状況に合わせた釣りを行ってください。
これは便利!カワハギ釣りに必要な道具たち
タックルと釣り方を覚えたら、忘れてはいけないのが小物や道具類です。特に船のカワハギ釣りでは、船に取り付けるタイプの『ロッドホルダー(竿置き)』や餌を入れておく『餌トレー』、外道や毒魚を手返し良く外せる『針外し』を持っておくと便利です。
簡単にですが、それぞれ使い方・おすすめ商品等を紹介していきます。
ロッドホルダー
ロッドホルダーは竿が船から落ちないように固定しておくための道具です。安いものだと500円くらいのものから、高いものだと1万円以上するものもあるので、初めのうちはどれを買えばいいのか悩んでしまいます。初心者の方は、安価なものを試してみて、慣れてきたらより性能の高いものを選ぶのが良いでしょう。
安価で初心者におすすめ
安定感にこだわるなら、第一精工のスタンド
第一精工フリースタンドLTレッド
ロッドスタンド径:φ35mm
サイズ:106×306×114mm(チョイ置きアーム使用時)
106×191×114mm(チョイ置きアーム収納時)
取付有効幅:15~130mm(タテ取付専用)
餌トレー
餌トレーがあると、使う分の餌だけ取り出して、他は鮮度が落ちないようにクーラーボックスに閉まっておくことができるので、餌にこだわる方やスムーズに釣りを楽しみたい方は持っておくと良いでしょう。
最初の一つにおすすめ
針外し
船からのカワハギ釣りは、トラギスやベラなどの外道の他に毒魚も混じるので、針外しは必須です。手返し良く魚を外すことができるので、ストレスなく釣りが楽しめます。
子供でも簡単に扱えるおすすめ商品
外道・毒魚対策におすすめ
ダイワ(Daiwa)クイック針外し666657
●サビに強いステンレス製フック
●魚の口にも入りやすい細径ボディ
●持ちやすく、力の入れやすいT字グリップ
●手返し大幅UP!時間を取られるベラ等の外道対策にも最適
●ヌメリ・臭いが苦手な女性や子供にも。魚体に触れず、クリーンにハリを外せます。
●ゴンズイ・オコゼの様な毒魚にも。一本持っていれば安心!
カワハギ釣りで釣れる外道とは?

出典:fishingpro
カワハギ釣りは外道との闘いでもあります。砂地ではトラギス、岩礁帯ではベラ。他にもチャリコ(マダイの稚魚)やカサゴなども釣れてきます。タコやホウボウ、イシダイクラスもかかってくることがあります。※この写真はホウボウです。
そんな中でも気を付けなければいけない毒魚がオコゼ系です。小さいカサゴだと思って触ると痛い思いをします。わからないうちは、小さいカサゴが釣れたら、針はずしを使い、もしくはハリスを切って逃がしてあげましょう。
魅力的なカワハギ釣り

出典:fishingpro
今回は、船から狙うカワハギ釣りの基礎と概要を紹介しました。カワハギの釣り方は基本的に「底の釣り」と「宙の釣り」の2種類しかありませんでしたね。シンプルに思えるかもしれませんが、だからこそ奥が深く、この2種類でも些細な釣り方の変化を加えていくので、1日で同じ釣り方で釣れ続けることはまずありません。
「エサ取り名人」として釣り人を魅了するカワハギ。ご自身でも多様な釣り方を研究し、楽しんでカワハギ釣りをしてみてください!