作成:2018.7.14 更新:2023.7.2
アイナメの釣り方は二種類!餌釣りからルアー釣りまで完全解説!
アイナメの二種類の釣り方について解説します。アイナメは全国の漁港や磯などで手軽に狙える根魚の一つ。定番の餌釣りはもちろん、ロックフィッシングと呼ばれるルアー釣りも人気です。今回はそんなアイナメの釣り方の完全解説していきます。
アイナメとは?
アイナメは全国の海に生息する魚。
障害物や根につきやすいことから根魚とも呼ばれ釣りの対象魚としても非常に人気が高いです。
北海道や東北などでは50センチを超えるランカーサイズの釣果も珍しくなく、餌釣りはもちろんワームなどを使ったロックフィッシングのメインターゲットにもされています。
漁港などの手軽なフィールドはもちろん、大型の個体を狙う場合は磯釣りなども珍しくなくさまざまなアプローチで狙える魚です。定番の餌釣りはもちろん、ブラーなどを使った穴釣り、ワームを使ったルアー釣りなど自分に合った釣り方で狙ってみましょう。
アイナメの釣り方は二種類
アイナメの釣り方は大きく分けると生き餌を使った餌釣りとワームなどのルアーを使ったルアー釣りの2種類が存在します。
餌釣りは初心者でも手軽に挑戦できるため、はじめてアイナメを狙う方にはおすすめの釣り方。
ルアー釣りは餌釣りに比べると数釣りは難しいですが、より大きなサイズを狙いやすくゲーム性の高い釣りを楽しめます。
ここではそんなアイナメの釣り方を詳しくみていきます。
アイナメの餌釣り

出典:photoAC
アイナメ釣りの中でもっとも定番の釣り方の餌釣りに関して紹介します。
餌釣り方のにも生き餌を用いたものとブラクリを用いた穴掘りの二種類があるので順番に解説しています。
アイナメの生き餌釣りとは
イソメなどの生き餌を仕掛けにつけ、海底付近にまで落としてアイナメを誘います。
ルアーロッドはもちろん投げ竿やファミリー向けのパックロッドなどでも楽しむことができるため、初心者にもおすすめ。
また同じ仕掛けで平物や根魚などのさまざまな魚種を狙えるため、狙える魚種の幅が広いフィールドでも人気です。
生き餌釣りのタックル
アイナメの餌釣りはどんなロッドを使っても楽しめる点が最大の魅力。
6フィートクラスのルアーロッドはもちろん、重い錘がつけられる投げ竿までそのタックルは多岐に渡ります。
専用のタックルを購入したい方はどんなフィールドでも楽しむことができる7フィート以上のパックロッドがおすすめ。
合わせるリールはダイワ、シマノの大手メーカーの番手であれば2500番が一般的です。
ラインはナイロンラインの6ポンドを100メートル以上。
使用する錘は10グラム以上のものが定番です。
ダイワ レブロス LT2500S
ギア比:5.3
1回転巻取り長(cm):75
標準自重(g):220
最大ドラグ力(kg):5.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m):4-150/5-120/6-100
標準糸巻量(ブレイド 号-m):0.6-200/0.8-190/1.0-140
生き餌釣りの仕掛け
アイナメの餌釣りに使用する仕掛けは一般的な投げ仕掛けがおすすめ。
アイナメやカレイ用として販売されているものを使いましょう。
錘をつける際はフィールドの水深などに合わせて重さを微調整することが大切です。
アイナメは海底についていることがほとんどであるため、水深の深いエリアや潮の流れが強いフィールドではしっかりと底を取れる錘を使いましょう。
ファミリー向けのパックロッドなどを使用する際は2から5号までの錘が扱いやすいです。
使用する餌はイソメや岩虫がポピュラーです。
アイナメの穴釣りとは

出典:photoAC
テトラポットや防波堤のケーソンの穴はアイナメが居つく好ポイント。
しかし通常の天秤仕掛けは根掛かりのリスクが高くアイナメに餌を送り込むことも難しいです。
そんな時におすすめなのが、アイナメの穴釣り。
ブラクリやブラーなどの仕掛けに生き餌をつけ穴に潜むアイナメにピンポイントに餌を送り込みます。
数釣りはもちろん、不意の大物が狙える点も魅力の一つです。
穴釣りにおすすめのタックル
アイナメの穴釣りは遠投をすることがほとんどないため、短めのルアーロッドがおすすめ。
6フィート前後のロックフィッシュロッドは取り回しもしやすく、扱えるブラーのウエイトも比較的高め。
合わせるリールには2500番のスピニングリールが定番です。
ラインは根ズレなどのリスクを考えやや太めの8ポンドクラスのナイロンラインを用意しておくと安心です。
ジャッカル グッドロッド 2ピースタイプ GD-S62L-2PC グリーン
最大全長:6.2フィート(1.88m)
仕舞寸法:97.5cm
継数:2本
自重:114g
対応ルアーウェイト:3g~10g
対応ライン号数:フロロカーボン 4~8lb
シマノ ナスキー 2500HGS
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.5/4.0
自重(g):250
ナイロン糸巻量(号-m)/フロロ糸巻量(号-m)/PE糸巻量(号-m):ナイロン(lb-m)5-110、6-95、8-70/フロロ(lb-m)4-130、5-100、6-80/0.6-200、.08-150、1-110
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
穴釣りのブラー・ブラクリ
アイナメの穴釣りには穴の奥までしっかりと送りこめる3から5号のブラーがおすすめ。
重めのモデルを選ぶとポイントによっては根掛かりのリスクが高まるため注意が必要です。
ブラーは独特のフォールアクションでアピールができる通常モデルの他に、より穴打ちに適したブラクリも販売されています。
特にこだわりがない方は、確実に穴の奥まで餌を送りこめるブラクリがおすすめです。
通常の餌釣り同様、餌にはイソメや岩虫といった生き餌が定番ですが、針持ちを重視する方はイソメ系のワームを使っても釣果をあげることができます。
アイナメのルアー釣り

引き続きまいてアイナメのもう一つの釣り方であるルアー釣りについて説明させていただきます。
アイナメのルアー釣りとは
近年注目を集めるアイナメのルアー釣り。
ロックフィッシングとも呼ばれ、各メーカーからは専用ロッドやワームも多数販売されています。
餌釣りに比べると釣果があがりにくい釣りではありますが、大型の個体をピンポイントで狙えることはもちろん、シーズンや状況に合わせたウエイトやワームのサイズ、カラーなどバス釣り顔負けのゲームフィッシングが楽しめます。
特に北海道や東北などの大型のサイズが狙える地域でアイナメ釣りを楽しむ方には間違いなくルアー釣りがおすすめです。
ルアー釣りにおすすめのタックル
アイナメのルアー釣りには各メーカーから販売されている専用ロッドがおすすめ。
汎用性の高いレングスはスピニング、ベイト問わず7フィート台。
磯や足場の高い防波堤で釣りをする方には8フィート以上の長めのモデルが人気です。
合わせるリールとラインはスピニングリールであれば2500番に6ポンド前後のフロロカーボンラインを100メートル。
ベイトリールであれば12ポンド以上のフロロカーボンを100メートル前後巻けるソルト対応モデルがおすすめです。
使用するルアーはテキサスリグが中心となるため10グラム以上のシンカーを快適に扱えるパワーが必要です。
メジャークラフト 3代目クロステージ 根魚 CRX-792M/S7.9フィート
ロッド(釣り竿)タイプ:スピニング
使用可能な釣種:ロックフィッシュ
主なターゲット:根魚
長さ(ft):7'9"
ルアー荷重(g):5-25
PEライン(号):0.8-1.5
アクション:レギュラー ファースト
ダイワ フリームス LT2500-XH
ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):10.0
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):87
自重(g):200
標準巻糸量:ナイロン(lb-m) 4-230、6-150、8-100 / PE(号-m) 0.6-290、0.8-200、1.0-190
ルアー釣りのルアー
アイナメのルアー釣りに使用するルアーはワームなどのソフトルアーが定番。
根掛かり回避性能が高いテキサスリグなどと合わせて使うことがほとんどです。
アイナメはフィールドや時期によって甲殻類や小魚をベイトとして捕食するため、釣果をあげるためにはフィールドや時期に合わせたワーム選びが大切。
一般的には3インチ前後の甲殻系のワームがもっとも多く使われています。
合わせるフックにはそれぞれのワームに合ったサイズのオフセットフックがおすすめですが、アイナメは非常に引きが強い魚であるため、やや太軸のフックを用意すると大物とのファイトも安心です。
近年はロックフィッシュ専用のワームも数多く販売されていますが、バス用のワームを代用しても釣ることが可能です。
アイナメの簡単な誘い方は?
アイナメの簡単な誘い方はずばり放置!
アイナメはブラクリやルアーのフォールするアクションに反応する魚と言われており、はじめてアイナメ釣りに挑戦する方はリフト&フォールなどの激しいアクションを取り入れがち。
もちろん餌、ルアー問わず有効な誘い方ではあるものの、活性が低い条件やプレッシャーの高いフィールドでは釣果につながらないことも少なくありません。
これらの大きいアクションで釣果があがらない状況には、海底にルアーや餌を放置するステイアクションがおすすめ。
海底や穴の奥にある餌やルアーをその場でステイさせるだけで、予期せぬアタリが発生することも多いのです。
またステイさせるだけでなく、海底にある餌やルアーを竿先を揺らすようにシェイクさせるような、繊細なアクションもアイナメ釣りには効果的です。
二種類の釣り方でアイナメを釣りあげよう

出典:photoAC
今回は餌釣りとルアー釣りの2種類をメインにアイナメの釣り方について見ていきました。
餌釣りは生き餌を使った天秤仕掛けやブラクリを使った穴釣りが初心者でも比較的簡単に釣果をあげることができるおすすめの釣り方。
ワームなどを使ったルアー釣りは大型のサイズを狙いたい人にはぴったりのゲーム性の高い釣り方です。
アイナメは近年全国でも釣りの知名度が高まっており、以前に比べると簡単に釣果をあげるのが難しくなってきました。
今回紹介した釣り方をベースにしながら、自分だけの釣り方を確立していくことで、数、サイズともにさらなる釣果をあげていけることでしょう!