作成:2018.10.10 更新:2023.3.22
ジギングの仕掛けはこれで完璧!ショア・オフショアそれぞれ解説!
10キロ超えの大物も狙えるジギング。その仕掛けを知っておくことでより釣果アップが期待できます。今回は船から狙うオフショア、おかっぱりから狙うショアの状況別に使用する仕掛けの種類やスペックについてそれぞれ解説します。
ジギングは10キロ超えの青物が狙える!

出典:visualhunt
ジギングはジグという金属でできたルアーを用いて魚を狙う釣り方です。船で釣るオフショアジギングと、磯や堤防などで釣るショアジギングの2種類に分かれています。重い金属のルアーは水中の沈下速度が速く水深が深い場所での大物狙いに適しており、おかっぱりから遠投する際も飛距離が出やすく、船に乗らなくても沖側にいる大物を狙えるのが魅力です。
ジギングは難易度が高いですが、10キロ超えの大物を釣り上げることができるため、多くのアングラーたちから人気です。特に青物の引きは強く、船で30分以上格闘したうえで釣り上げる快感は多くの釣り人を魅了しています。
ジギングで釣れる魚は種類豊富!
ジギングで釣ることができる魚種は多様です。青物だとサバやスズキをはじめ、タチウオやブリ、ヒラマサ、カツオなどの大物を釣り上げることが可能です。また、ボトムに落として釣るとカレイやヒラメ、アコウなど海底付近に生息している魚から、真鯛などを釣ることもできます。
船から釣るオフショアジギングの仕掛け

出典:photo-ac
ここからは船で釣るオフショアジギングで釣れる魚種と仕掛けについて解説していきます。船での釣行は水深に応じて釣れる魚種・使用する仕掛けスペックが異なってきますので、是非知識を付けて、最適な仕掛けを選択しましょう。
オフショアジギングで釣れる魚種

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オフショアジギングは釣る場所によってターゲットが異なります。比較的水深の浅い近海で釣る「ライトジギング」では、アジやサバ、シーバスなど堤防でも釣ることのできる魚種から、タチウオ、サワラなど中型の魚までがターゲットとなります。海底を狙う場合は、カサゴやアコウ、イシモチなどが釣れます。
水深が100m以上ある場所ではさらに大物を狙うことが可能です。青物だとブリやヒラマサ、カツオなど平均サイズが5キロ以上ある魚種から、海底だとヒラメやマゴチなどが釣れます。
オフショアジギングにおすすめの仕掛けスペック
オフショアジギングに使用する仕掛けはショックリーダーとジグの2種類となります。ショックリーダーは耐摩耗性に優れていて、強度の強いフロロカーボン製がおすすめです。
近海で釣るライトジギングの場合、ショックリーダーは15~30lb前後の太さで、メインラインとして使用するPEラインより少し細いサイズを選びましょう。長さは根の高さにも寄りますが、約1.5m前後あれば十分です。ジグは40~80g前後から、水深が深かったり潮の流れが速い場所では重めを、比較的穏やかな場所では水深通りの重さを選択すると良いです。
水深が100m以上ある場合、ショックリーダーは60~80lb前後の太さでライトジギング同様、使用するPEラインよりワンサイズ下の太さを使いましょう。長さは5~10m前後を根の高さに合わせて調整します。ジグは5キロ前後のサイズなら100~150g前後、10キロ超えの大物を狙いたい場合は200gまで揃えておきましょう。
オフショアジギングで釣れる魚種はイワシなどの小魚を食するため、ジグの色はブルー系が定番です。日中、水の中で反射しやすいシルバー系も揃えておくと良いでしょう。水深が深い場所は暗くなるためグロー系も持っておくと魚に効果的にアピールすることができます。
オフショアジギングにおすすめの仕掛け
ライトジギングにおすすめのリーダー
ライトジギングにおすすめの耐摩耗性に優れたフロロカーボン製ショックリーダーです。4号20mで330円とかなりお得な商品ですが、品質も良く、多くの釣り人から使われている商品となります。初めてリーダーを使う方にもおすすめです。
オフショアジギングにおすすめのリーダー
フロロカーボンが持つ耐摩耗性を活かしながらしなやかさを実現したよつあみのショックリーダーです。しなやかさによって道糸との結合部分が強化されるため、根掛かりや大物との格闘に向いています。価格は60mで2,300円と高めですが、オフショアジギングで釣果を上げたい場合は検討してみましょう。
大物狙いにおすすめのリーダー
ナイロンラインにフロロカーボン製のの良いところを組み合わせた高強度でしなやかさもあるショックリーダーです。フロロカーボンのデメリットである巻き癖も付きにくいので、長いリーダーが必要になる水深の深い場所での釣行で活躍します。ナイロン素材がメインになるため80lb50mで1,500円前後と低価格なのも魅力です。
ライトジギングにおすすめのジグ
あらゆるシチュエーションで活躍するダイワのイワシ柄メタルジグです。ワンピッチジャークなど細かい動きにもスムーズに対応し、魚を引き寄せます。価格は750円前後となります。
オフショアジギングにおすすめのジグ
カタクチイワシに見立てたオールシルバーのメタルジグです。晴天の日中に使えば水中を泳ぐ際にキラキラ反射し、青物にアピールします。価格は1,100円前後となります。
大物狙いにおすすめのジグ
ジギングで実績の高いメジャークラフトのジグパラシリーズです。ゼブラグローは暗い場所でも目立ち、魚を引き寄せます。イカナゴの動きを再現しており、連続ショートジャークで使うのがおすすめです。もちろん、ただ巻きでも十分アピールできます。価格は1個930円とコストパフォーマンスが高いのも魅力です。
おかっぱりから釣るショアジギングの仕掛け

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次に磯や堤防などのおかっぱりから釣るショアジギングで釣れる魚種と仕掛けについて解説していきます。おかっぱりから狙う場合はジグを遠投する必要があるため、飛距離が稼げる仕掛けスペックが必要となってきます。以下で詳しく解説していきます。
ショアジギングで釣れる魚種

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ショアジギングはジグのサイズや飛距離によって変わってきます。10~20g前後と軽めのジグを使う場合はアジやサバ、シーバスなど、根魚だとカサゴやメバル、アコウなどを釣ることができます。50~80g前後のジグを使えばハマチやサワラ、タチウオなど中型の魚を狙うことができます。100g近いジグを使って沖へ遠投するとブリやカンパチなどオフショアに負けないほど引きが強い青物が掛かることもあるのも魅力です。
ショアジギングにおすすめの仕掛けスペック
ショアジギングは狙う魚種によって仕掛けスペックを変える必要があります。
10~20gと軽めのジグでアジやサバなど比較的小さめの魚種を狙う場合、フロロカーボン製のショックリーダー8~12lbを、メインラインとなるPEラインと合わせて選びましょう。長さは1~1.5m前後で根魚を狙う場合は長めに、アジ・サバ・シーバスなどを狙う場合は1m前後と使い分けましょう。
50~80g前後のジグを使うライトショアジギングでは、0.8~1.5号のPEラインを使うことが多いため、ショックリーダーは20~30lb前後の太さを選びましょう。長さは1.5~3m前後を飛距離や根の高さに応じて調整するのがポイントです。
100g前後のジグを使って大物を狙う場合は、40~60lb前後の太いショックリーダーを使いましょう。釣れる魚の重さが5キロ前後であれば40~50lb、10キロ近くの大物が狙える場合は50~60lbがおすすめです。青物はフッキングした後に走って根に逃げてしまうことが多いため、長さは2m前後で仕掛けを作ると良いです。
ショアジギングにおすすめの仕掛け
スーパーライトジギングにおすすめのリーダー
強くしなやかにをコンセプトに作られたフロロカーボン製のショックリーダーです。ライントラブルが他のリーダーと比べて圧倒的に減ったという利用者もいるほど高品質な商品となります。アジやサバだけでなく、根魚にも有効なリーダーです。価格は100mで1,300円前後となります。
ライトジギングにおすすめのリーダー
「魚が獲れる」というコンセプトを元に耐久性・耐ショック性・耐摩擦性に優れたしなやかでバランスの良いフロロカーボン製ショックリーダーです。300mで1,000円前後とコストパフォーマンスがかなり良いので、釣り人たちから人気の高い商品となります。
大物狙いにおすすめのリーダー
大型青物の瞬発的な強い引きに対応できるしなやかさを持たせたフロロカーボン製のショックリーダーです。水中で目立たないよう反射を抑えるステルス仕様となっています。価格は100mで2,000円前後となります。
スーパーライトジギングにおすすめのジグ
根魚から回遊魚まで幅広い魚種を釣ることができるショアスロージグタイプの商品です。ジギング初心者の第1歩として選ばれることの多いメタルジグとなります。価格は550円前後となります。
ライトジギングにおすすめのジグ
左右非対称の形をしているため水中で不規則なアクションをして魚を誘うメタルジグです。イワシカラーは青物が好んで捕食するため、1個は持っておきたい色です。価格は1,600円前後となります。
大物狙いにおすすめのジグ
フォール時に左右へジグザグ動きながら落ちていくのが特徴のメタルジグです。
ジギング初心者でも大物を釣り上げることが期待できます。
価格は700円前後となります。
ジギングの仕掛けを知って色んな魚を釣ってみよう!
今回はジギングに使用する仕掛けのスペックや釣れる魚種を、船から釣るオフショアとおかっぱりから釣るショアに分けてそれぞれ解説しました。船もおかっぱりも、それぞれ違う楽しみ方ができるジギング。仕掛けの知識を付けておくことで釣りたい魚種に合わせた、適切な仕掛けスペックを選択することができます。正しい知識を付けてジギングで色んな魚を釣ってみましょう!