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ヘチ釣りの仕掛けはもう悩まない!ヘチ釣り仕掛けを基本から徹底解説

ヘチ釣りの仕掛けはとてもシンプルです。シンプルな仕掛けだからこそ、奥が深く面白くもあります。ヘチ釣りの仕掛けと、釣果を伸ばすポイントを詳しく解説しました。ヘチ釣りで大型チヌを釣り上げる!是非参考にしてください。

ヘチ釣りとは堤防の際を狙う

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出典:visualhunt

ヘチ釣りは、堤防の岸壁付近に生息する魚を専門的に狙って釣る釣法です。ターゲットとなる魚はチヌ(黒鯛)です。岸壁に生息するイガイやカニを捕食しに岸壁に近づいているチヌを狙い撃ちにします。

エサは岸壁に生息するイガイやカニ、フジツボなどです。これらが自然と剥がれ落ち、水中を落下してくる様に演出する釣りです。

ヘチ釣りの仕掛けはいたってシンプルです。シンプルだからこそポイントを外すと、バランスが悪くなり釣果に悪影響が出ます。この記事ではヘチ釣りの仕掛けに焦点を合わせ詳しく書いていきます。

ヘチ釣りのベストシーズンは夏

初夏から秋までがベストシーズンです。この時期は、エサとなるイガイが大きく成長する時期と重なり、大型のクロダイが浅いタナまで浮いていることが多いからです。

ただし、チヌは年中堤防周りに生息しているので一年を通して狙って釣ることができます。3月~5月は乗っ込み期です。産卵の為に深場から浅瀬にチヌが返ってくる時期です。
日ムラは激しいですが、大型のチヌが複数釣れることもあります。

ヘチ釣りと落とし込みは仕掛けが違う

ヘチ釣りと、落とし込み釣りは似ていますが「仕掛け」が少しだけ違います。ヘチ釣りは、あたりをラインでとります。一方の落とし込み釣りは、ラインに専用の「目印」と呼ばれる発泡シートの小さな目印を複数個付けます。この目印の沈み込む様子であたりを取るのが落とし込みです。

岸壁の足元ならラインの様子が良く見えます。数メートル先のテトラ周りを責めるには、目印の付いた落とし込みが視認性が良く有利になります。

ヘチ釣りの仕掛けをパーツごとに解説

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出典:pexels

ヘチ釣りの仕掛けの肝はエサが落ちていくバランスと糸ふけです。シンプルな仕掛けだからこそ、バランスが崩れてしまうと釣果も上がりません。

仕掛けを考える上で最も重要なのは「糸ふけ」をどう作るかです。糸ふけがあった方がより自然にエサが落ちていくからです。
糸ふけと自然に落ちるエサを演出するには、おもりの大きさと、ラインの比重が重要になります。

ロッド チヌ専用竿 2m~3m
リール 太鼓リール その他のリール△
ライン ナイロン 2号前後
おもり ガン玉 2号前後
サルカン 極小 10号
ハリス フロロカーボン 1.5号前後
ハリ チヌ針 1号~3号

ヘチ釣り仕掛けに適したライン

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出典:pexels

ラインは、ナイロン、PE、フロロカーボンの3種類があります。ヘチ釣りにはナイロンラインを使用する場合が多いです。釣り場の状況や、好みによって使い分けている釣り師もいます。

比重はフロロカーボンが一番重いので風が強い時などは操作しやすいです。しかし、伸縮率がとても低く「伸びない」ラインです。ラインの伸びはショックを吸収する役目もあります。

逆にPEラインは比重が軽く、吸水性もなく水に沈みにくい特長があります。慣れるまでは使いにくく感じるかもしれません。
初心者の方は扱いやすいナイロンラインから始めるのがおすすめです。

ナイロン フロロカーボン PE
比重:1.14 1.78 0.97
特長:柔らかい やや硬い しなやか
吸水性: あり ほぼなし なし
2号前後 2号前後 1.5号前後

ラインは視認性の良いカラーを

ラインであたりを取るので視認性の良いカラーを選ぶのがポイントです。赤やオレンジ系が視認性が良く、2色のツートンカラーは、特にラインの動きを把握しやすくおすすめです。
あたりは千差万別でその都度違います。その違いがヘチ釣りの魅力でもあります。

ナイロンライン

サンライン(SUNLINE)ナイロンライン黒鯛イズム落とし込みマークウィン100m2.5号ホワイト&ブラック&エキサイトオレンジ&ミエールグリーン

主な対応魚種:黒鯛 チヌ
素材:ナイロン
全長:100m / 号数:2.5号
カラー:ホワイト&ブラック&エキサイトオレンジ&ミエールグリーン
標準直径(mm):0.260

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グリーンとオレンジの間にブラックを挟みことで、ラインが鮮明に見えます。VID工法で色落ちを抑え耐久性を向上。撥水性もよく水切れもよいラインです。
これからヘチ釣りを始める方には、最初はナイロンライン。慣れてきたらPEやフロロカーボンへ幅を広げていく。そんな使い方がおすすめです。

フロロカーボン

LINESYSTEM(ラインシステム)ライン海上釣堀ヘチスペシャル2号136002

素材:フロロカーボン
比重:1.78
色:ナチュラル+マーキング
長さ:80M

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PEライン

黒鯛工房 THEアスリート イカダPE イエロー 100m 0.6号

■号数:0.6号
■カラー:イエロー

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ヘチ釣りラインに特化してまとめた記事です。

ヘチ釣りの仕掛けはおもりが重要

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出典:pexels

ヘチ釣りの仕掛けは、おもりが重要です。エサを自然に落とすには仕掛け全体のバランスが大切です。おもりが重要なのは仕掛けを沈める大きなウエイトをもっているからです。

おもりは釣りの状況によって適宜変更します。状況に合わせて変えていくことが釣果アップにつながります。
基本はB~3Bです。風の状況やエサの大きさによって重くしたり軽くしたりします。

デュエル(DUEL)HPガン玉2号

2号ガン玉
やわらかオモリ
ラインを挟み込んで任意の場所に取り付け可能

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ガン玉サイズはB~3Bがよく使われる

ガン玉はB~3Bを良く使います。風がなくべた凪の日はBから始めます。チヌが浅いタナまで浮いているときは、出来るだけ表層からゆっくりと沈下させます。
通常おもりの選択は、風、潮、堤防の高さなどを考慮し、あたりが取れる最も軽いおもりを選択します。状況が良ければB以下のおもりを使うこともあります。

逆に風が強くラインのコントロールが難しい時は重くしていきます。深いタナを攻める底釣りの場合は2B以上を使った方が早くタナまで届きます。2Bを2個打つという使い方もします。

状況によっては3B以上の大きさを使ったり、カニ餌で底釣りメインの場合は、5B号を使う場合もあります。B~3Bを基本にして、ケースの隙間に4B~6Bを、軽い方では1~5号を入れておくと釣りの幅が広がります。

「デュエル」のおもりの一覧

おもりの一覧です。上に行くほど軽く下に行くほど重たいです。

8 0.06g
7 0.10g
6 0.12g
5 0.15g
4 0.20g
3 0.24g
2 0.30g
1 0.40g
B 0.48g
2B 0.66g
3B 0.94g
4B 1.25g
5B 1.80g
6B 2.70g

この表は、釣り具メーカーのデュエルが発表しているものです。メーカーによってサイズの表記や重量が若干異なります。

第一精工ガン玉セット

全魚種対応 ガン玉・割ビシ 丸型
ガン玉が菊型ケース
実用的な3B~5号のガン玉

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上記のようなケースによく使うサイズを分けて入れておくと便利です。

おもりはどこに打つ?

ヘチ釣りのおもりは、エサのすぐ上に打つのがセオリーです。エサの種類によってハリのちもと部分や、やや上に打ったりします。
軽いエサを使用した場合に、ハリとおもりの間に隙間があると、最初におもりが落ち、続いてエサが落ちるという事になります。チヌに限らず、魚は上から落ちてきたものを食べてしまう習性があります。
エサから先に落ちるようにおもりの位置をを調整します。

おもり交換はガン玉プライヤー

おもりは1号~3号を状況に合わせて調整します。魚釣り専用のプライマーがあると、ガン玉の取り付けだけではなく、付けたガン玉を外すこともできます。

また、ハリを飲み込まれた時のハリ外しの機能や、ラインカッター機能もついています。移動の多い釣りなので、手荷物が少なくなりとても便利です

【オルルド釣具】フィッシングプライヤー魚専用多機能 釣り用ペンチ PEライン切断可針はずしフックはずしガン玉潰しガン玉開きラインカッターqb500003

スプリットリングプライヤー、
針外し、
ガン玉つぶし、
ガン玉開き、ラ
インカッターの機能付

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ハリスとラインは直結とサルカンの2種類

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出典:pexels

ハリスとライン(道糸)の結びには「直結派」と「サルカン派」がいます。それぞれにメリットがあります。好みにもよりますので両方試して自分に合ったスタイルにしてください。

サルカンを使うメリット

サルカンを使う最大のメリットは、ラインの「よれ」をエサに伝えないという事です。ラインがよれていると、よれを戻そうとしてエサが回転します。

糸の端と端を手で持ち数回転させてよれをつくり、片方の手を離すと回転させた分だけ元に戻ろうと回転します。

同じことがエサでも起こります。リールから出たカールしたラインのよれが端まで伝わりエサを回転させるのです。回転しているエサは喰いが悪いです。
サルカンは、回転式でラインのよれを吸収しエサの回転を防いでくれます。サルカンの別名は「より戻し」です。

直結するメリット

糸と糸を結んだ点は通常2割~3割程度強度が弱いとされています。サルカンを使用した場合は、結び目の弱い点が2か所。直結なら1か所で済みます。

サルカンを使用すると「重い」ポイントが増えてしまいます。ラインであたりを取る繊細な釣りなので、重いポイントが増えることを嫌う釣り師は多いです。

NTスイベル(N.T.SWIVEL)タル型サルカンクロ#10

極小サイズサルカン
サイズ:10
強度:17kg
入数:15個

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ヘチ釣りの仕掛けにはハリスが必須

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出典:foter

ヘチ釣りには、ハリスが必須です。なぜならラインは視認性の良い赤や緑の派手な色を使うからです。チヌのすぐ近くまでカラフルな色で迫ったのでは釣りにならないですよね。
ハリスは透明やグレーで目立たない色にします。素材は擦れに強いフロロカーボンを使います。

ハリスの長さは30㎝~50cm

ハリスはフロロカーボンの1.5号を30㎝~50㎝程度の長さにします。フロロカーボンが一般的に使われます。フロロカーボンは根ずれに強いとされていますが、こまめにチェックしキズがあれば交換します。

ヤマトヨテグス(YAMATOYO)ラインチヌフロロハリス50mグレー1.5号.

素材:フロロカーボン
長さ:50M
カラー:グレー
号数:1.5号

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ヘチ釣りの基本の針はチヌ針

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出典:foter

ハリは「チヌ針1号~3号」を使用します。基本は2号でスタートします。チヌの喰いが悪い時や、あたりは感じるが乗らない時などは、ハリを1号へと小さくします。エサとなるイガイやカニのサイズが大きい場合は、それに合わせて3号ハリへ大きくします。

がまかつ(Gamakatsu)チヌ(黒)フック2号釣り針

がまかつ
チヌバリ
入本数:16
号数:2号

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カニ餌には専用のハリがある

カニをエサにした時には専用のカニ針があります。カニ針はエサのカニが外れないように、ハリが目立たないように設計されています。カニは軽く泳いだり、底に張り付いたりします。
チヌ針でもカニをエサに使用出来ますが、専用の針のほうがより良いです。

がまかつ(Gamakatsu)カニ専用チヌ(黒)3号

入本数:12
号数:3号

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ヘチ釣り仕掛け!釣れないならこうする

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出典:visualhunt

チヌの喰いが悪い時にここに気をつける!というポイントと釣れやすい条件の日を紹介します。

おもりを軽くする

喰いが悪い時は「ゆっくり落とす」がセオリーです。おもりを小さく小さなものに変更してください。

乗らないときのエサは小さく

喰いが悪い時のエサは小さめが良いです。特にあたりらしきものはあるが乗らないときにはエサは小さめです。ハリもエサに合わせて小さなサイズに変更します。

エサをローテーションする

ヘチ釣りの餌になるのは、イガイがメインです。イガイはカラス貝ともよばれる黒い貝です。専用のイガイ取り器で、現地の堤防で採取します。釣具屋さんでも売っています。

最初はイガイで釣りを始めます。イガイで釣れないときはカニに変更です。カニも現地採集です。ゴロタ石をめくれば小さなカニを捕まえることができます。

イガイは冬になると、堤防から落ちてなくなります。イガイの代わりになるのがフジツボです。
現地採集以外のエサは青イソメなどの虫エサです。釣具店で購入できます。

イガイで釣れないときは他の餌を選択し再度トライしてみます。現地で採集できるエサなら、あらかじめ用意する必要もなく交換も簡単なので、是非色々なエサにトライしてください。

ベルモント(Belmont)イガイ取り器MR055

原産国:日本
材質:オール18-8ステンレス
サイズ:140×75mm
新潟・三条製

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ヘチ釣りの餌に特化した記事です。

魚の警戒心に気をつける

釣りに集中していると、思わず海面をのぞき込み「影を落としてしまう」事もあります。水面の影はチヌに警戒心を持たせますので要注意です。また、物音にも敏感なので、出来るだけ音を立てないように歩きます。

濁りのある日はよく釣れる

大雨が降ると、海中は基本的に濁ります。濁りはチヌの警戒心を薄れさせ、大型チヌを釣り上げる大チャンスです。川から濁った水が流れ込んで、茶色く変色しているときなども実は大チャンスなのです。
チヌを寄せる撒き餌やの団子の中には、石灰を混ぜてわざと濁り作り出す方法もあるほどです。雨上がりに時間があれば是非堤防を覗きに行きたいですね

ヘチ釣りの仕掛けは簡単。でも奥が深い

ヘチ釣りの仕掛けを紹介しました。ヘチ釣りの仕掛けは本当にシンプルです。シンプルな仕掛けだからこそ奥深く多くの釣り人を魅了してやみません。

ラインを指先の感覚で送り出す、小さなあたりをラインが感じ取る、大きく合わせた瞬間の重量感と、チヌが突っ込む躍動感に竿先がビンビンと震える。一度ヘチ釣りで大物のチヌを釣ったら病みつきになってしまう程に面白いです。

仕掛けも簡単なのでポイントさえ押さえておけば、初心者でも釣ることができます。
ヘチ釣りに挑戦したことがない方は是非ヘチ釣りにも挑戦してみてください。

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