作成:2018.10.12 更新:2023.5.29
カツオを釣り上げる!強烈な引きに対抗できる頑丈な仕掛け作り
キハダと同じく多くの釣り場で人気の高い獲物であるカツオ。カツオもかなりの大物が釣れることもあり、特に引きが強いのが特徴であるため、仕掛けについても頑丈なものが必要となります。
カツオ釣りの楽しさと仕掛けに求められるもの

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相模湾をはじめ、多くの釣り場でかなり人気の高い獲物であるカツオ。キハダと並ぶほどの人気であり、キハダよりもサイズが小さいとはいえ、引きの強さに関してはカツオもかなり強いものです。また、カツオは食卓にも並ぶことが多い人気の魚であるため、釣り上げた後の料理もまた、自分で釣ったということもあり、いつもとは違う味わいを楽しむことができます。
カツオ釣りの釣り方としてはキハダと同様コマセ釣りが一般的であり、仕掛けについてもキハダの仕掛けとほぼ一緒です。しかしキハダ釣りの仕掛けと異なる点としては、キハダよりも号数の小さいものを選ぶというところです。とはいえ、それでもカツオは引きが強いため、その引きの強さに耐えられるだけの丈夫な仕掛けというのがどうしても必要となります。
コマセカツオ釣りの仕掛けは強度が大事

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カツオ釣りというのは基本的にコマセキハダ釣りと一緒ということは先ほど説明しましたが、細かい部分ではキハダ釣りとは異なります。カツオ釣りの場合はキハダほど強度を必要としていないため、ハリスについては太めでありながらも、かなり太いハリスを用意しなければいけないということはありません。それでも最近では、カツオの仕掛けでカツオよりも大きい獲物を釣上げたという人もいるため、ある程度頑丈な仕掛けが重要となってきます。
ハリスは大型魚にも耐えられるほどの強さのあるものを

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ハリスに関しては、基本的に12号から18号のものを使用するのがおすすめです。そして素材に関しても、フロロカーボンが最適です。カツオはキハダと比べると大きさは小さめですが、それでも引きの強さに関してはかなり強いです。そのためキハダ釣りの仕掛けに使うような太いハリスでなくても、ある程度太く、そして強度もしっかりとしているハリスを使うことが何よりも重要です。
ハリスの長さに関しては、2メートルから3メートルあれば十分です。長さに関しては船宿で指定されている可能性もあるため、あらかじめ船宿に確認を取ってから購入すると良いでしょう。ほとんどの船宿では最低でも2メートルから2.5メートルの長さを指定している船宿が多いです。しかし、それでも他とは異なる指定をしている船宿もあるため、あらかじめ船宿に確認をしておくことをおすすめします。
初心者でも扱いやすいハリス
長さがかなりあるため、さまざまな釣り方の仕掛けに用いることができ、素材もフロロカーボンであるため、強度もしっかり持ち合わせています。
そして何より結びやすいため、仕掛け作りも非常に楽であるため、初心者向けのハリスとしても丁度良いです。
絡まりとおさらばしよう!
信頼性の高さで知られるダイワのハリスです。長さも120mあるため、仕掛け作りに丁度良く、12号であるため、強度についても申し分ありません。ダイワのハリスは絡みにくいのが特徴であるため、仕掛け作りや実際に釣りをするときにも、絡まってしまってあわててしまうということがなくなります。
暴君をもねじ伏せる頑強さをもつハリス
フロロカーボンのハリスというのはさまざまありますが、そのフロロカーボンの欠点である扱いにくさを緩和したのがデュエルのハリスです。扱いやすさを高めつつも、フロロカーボンのもつ強度はそのままであるため、使いやすく頑丈なハリスとなっています。色も海になじみやすい色合いになっているため、魚にばれにくいです。
針は釣れやすさなら専用の針、付け餌重視ならヒラマサ針がベスト

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針に関しては、カツオ専用の針もあります。相模湾でカツオを釣る場合は、引きが強いため、ネムリ針を使用すると良いでしょう。相模湾の釣り人の多くはネムリ針を使用しているという人が多いので、確実に釣り上げたいという人はネムリ針がおすすめです。号数としてはカツオ専用であれば15号や16号がおすすめです。
また、カツオ専用針以外にも、釣り人によってはヒラマサ針を使用する人がいます。ヒラマサ針だと付け餌を取り付けるときにもつけやすくなり、さらにはさまざまな餌の付け方をすることができるため、餌の付け方を変えて仕掛けるという戦略が容易にできるようになります。ヒラマサ針を使用する場合、12号から14号の針を選ぶと良いでしょう。
カツオ釣上げ人
細軸でありながらも強度はかなり高く、カツオの引きの強さにも十分耐えられるほどのタフネスをもっています。また、オキアミなどの付け餌もつけやすいため、かなり使い勝手が良い針となっています。釣り場を選ばないカツオ専用針を探しているのであれば、この針がおすすめです。
オキアミっぽい針
ヒラマサ用の針ですが、それでも強度としてはかなりあります。チモト部分はラインロック機構が付いているため、ハリスが切れてしまうということは激減します。さらには針自体がオキアミのようなカラーリングとなっているため、本物のオキアミと合わせて使えば、カツオも食いついてきます。
ビシは船宿が貸し出しているものがおすすめ
コマセ釣りに使用するビシですが、こちらはキハダと同様80号のものがおすすめです。基本的にビシに関しては、多くの船宿で指定されていることがほとんどであり、船宿によっては貸し出しをしている船宿もあるため、もしもビシ選びで迷ってしまったら、船宿が用意したものを借りるということも良いでしょう。
多くの船宿では80号を指定しているところが多いため、自分で用意する場合でも80号がおすすめです。しかし船宿によって指定されている号数が異なる場合もあるため、こちらも事前に船宿に確認しておきましょう。
船用ビシのスタンダード
初心者にも扱いやすいステンカンタイプのビシです。ビシの開閉が非常にしやすいため、開けるときも簡単に開きます。そして締めたときもしっかりロックしてくれるため、ビシが開いてしまうということはありません。そしてステンカンであるため、変形したりゆがんだりしてしまうということがないため、非常に安心です。
ステンカンもどき
こちらはプラビシではありますが、その見た目はまさにステンカンのような見た目です。ワンタッチで開閉できるため、コマセを入れやすく、放出時も理想的な出方をするため、プラビシながらも使い勝手が非常に良いビシとなっています。
カツオの仕掛けは強度が命
いかがでしたか。今回はカツオ釣りの仕掛けについてまとめました。カツオを釣る場合の仕掛けというのは、ハリスや針の号数が異なっても、基本的にはキハダ釣りの仕掛けとほぼ一緒です。しかしそれでも強度が必要であるということは変わりないため、仕掛けについても強度のある仕掛け作りをすることが何よりも大事です。また、釣り場によっては地域独特の仕掛け選びというものもあり、すべての釣り場で仕掛けが共通しているとしても、仕掛け選びも共通しているというわけではありません。
ハリスの長さやビシの号数などは、ほとんどの船宿で一緒であることが多いのですが、船宿によっては違う号数を指定している船宿もあるため、自分で仕掛けを作る場合は、あらかじめハリスの長さやビシの号数などを確認してから、仕掛けを準備すると良いでしょう。