作成:2018.9.21 更新:2023.5.29
コマセマダイ初心者必見!竿を選ぶポイントやオススメ竿を紹介!!
コマセマダイという言葉は釣りの初心者の方の中には初めて聞くかもしれませんが、これはコマセを使ってマダイを釣るという釣法の事です。
今回はそんなコマセマダイ用竿を選ぶ上で把握するべきポイント、そしてオススメの商品を紹介します。
目次
コマセマダイ釣りは極めてシンプル!

出典:Foter
コマセマダイ釣りはタイトルの通り、非常にシンプルな方法で釣ることが出来ます。
要約しますと「コマセを使って底付近に生息する真鯛を誘き寄せる」という釣り方です。
まず最初にコマセ、ここではオキアミを使いますが尾の先端部をカットし尾から針を入れて真っすぐに入れてセットし、その後船長の指示ダナに仕掛けを落とします(←この時タナがあっている必要があります)。
仕掛けを落としたらシャクリを入れますが、このとき指示ダナが50メートルで仕掛けが8メートルの長さの場合はカゴビシを58メートルの時点に置き、1回大きなシャクリを入れます。
大きなシャクリを1回入れたら指示ダナの50メートルまでカゴビシを巻き上げるまで1~2回再度大きなシャクリを入れて置き竿にして待ちながらアタリを取る、以上がコマセマダイ釣りになります。
コマセマダイ釣りの竿には力強いタックルが欠かせない!

出典:Foter
マダイは警戒心が強いという特徴があり、簡単に釣れないという釣り人が難儀しやすい魚であります。
釣り方こそシンプルでも、それに故に奥深く、そして釣りの難易度が高いのです。
さらにはアタリが穂先が引き込まれてしまうほど大きいので、コマセマダイ釣りに最適な竿は繊細な物ではなく、逆にマダイに負けないくらいの力強さを持った強力な物でないといけません。
アタリを察知するための感度はもちろん大事ではありますが、それ以上に力強さというのも重要なのです。
長さは2.4~3.6メートルが良い
コマセマダイ釣りに最適な長さは大まかに言いますと、2.4~3.6メートルと比較的長めの物が適しています。
理由としては穂先部分が引き込まれるかの如くアタリが大きいのと、アタリを取った後の引きが強いので、力強いファイトが求められるからです。
短い竿だとネジレが起きやすく(安い物は特に)、マダイの引きの強さに負けてしまって逃げられてしまう事もあるので、ある程度長さに余裕のある竿の方が最適なのです。
あと長さに関しては、場所によってオススメの長さというのがあります。
例を挙げますと波が比較的穏やかな東京湾や相模湾では2.7メートル前後、波が荒れやすい時もある駿河湾や日本海では3メートルといった感じです。
調子は5:5と6:4/錘負荷は20~80号がベスト!
コマセマダイ釣り用竿において、調子は5:5~6:4の胴調子、錘負荷は20~80号が適しています。
まず調子ですが、穂先部分から曲がっていく先調子だとマダイの引きに耐え切れずに、ネジレが起きたり最悪折れて使い物にならなくなるケースもあります(これは"長さ"の項目で先述した事と同じ理由です)。
次に錘負荷ですが調子の関係からコマセマダイ釣りに最適な竿の錘負荷が30~50号が多い、というのが理由になります。
長さ、調子以外の大事なポイント
長さや調子/錘負荷、これら2つ以外で大事なポイントは柔軟性と力強さです。
なぜ柔軟性が大事かと言いますと、マダイのアタリの大きさと引きの強さが関係しています。
アタリ方は「穂先が引き込まれる」と表現できるほどに強く、引きの強さも物凄い物があるというのは既に書かせて頂いた通りです。
これは"長さ"の項目でも触れましたが柔軟性のある、しなやかな曲がり具合の竿でないと大きなアタリに負けてしまう、そして竿自体に力強さが不足していると引きの強さにも負けてしまいます。
そうなると獲物に逃げられてしまったり、最悪の場合は竿が折れてしまう事も考えられますから。
それだけに長さや調子/錘負荷以上に柔軟性や力強さも大事なのです。
コマセマダイ釣りにオススメの竿の紹介!

出典:Foter
今からオススメのコマセマダイ釣り専用竿を紹介します。
アタリが大きく引きが強く、そして用心深いので簡単には釣れない、そんなマダイをコマセで釣るにはやはり強力なタックルは必要不可欠です。
紹介する商品はいずれも強力で、パワフルな物ばかり、コマセマダイ釣りに最適な竿を集めましたので、低価格帯・中価格帯・高価格帯と3種類の価格帯に分けて商品紹介を行わせて頂きます
コマセマダイ釣り初心者向け!実売価1万円台までの低価格モデル紹介!

出典:Foter
では最初にコマセマダイ釣りをこれから始めたいという初心者向けの、実売価1万円台までの低価格モデルの紹介を始めます。
特に安いモデルだと中価格帯のモデルと比べ機能面などはシンプルですが入門用モデルとしては不足はなく、1万円以降の高めのモデルになると機能面において中価格帯と殆ど同じ商品も出てきます。
喰い込みの良さと誘いを極めたアクションが魅力の1本!
しなやかさのある喰い込み、そして操作性の良さが特徴の船竿です。
初心者が安心して使えるだけでなく、中級者の方も満足して使えるのが魅力です。
オールチューブラー仕様のハイコストパフォーマンスモデル
アルファタックル(alphatackle)ロッドPROFIGHTER潮LC30-300R51344
全長:3m
継数:3本
仕舞:105cm
自重:185g
先径:1.8mm
元径:13.5mm
錘負荷:30-50号
オールチューブラーで6:4調子の万能竿です。
Fuji LDB+LCガイドスペック、さらにはCS45スモールトリガーシートを採り入れたコストパフォーマンスに優れており、もちろんコマセマダイ釣りにも対応しています。
引きの強いマダイに負けないパワーを持った船専用竿
細糸に対応した6:4の胴調子のライト船竿です。
アタリを取った後の食い込み性能が良いのでマダイの強烈な引きにも負けない力強さがあり、かつ操作性にも優れている船専用調子モデルです。
釣りをスポーティに楽しみたい方はこれ!
ダイワ(Daiwa)船竿スピニング/ベイト兼用ライトゲームXTM-360釣り竿
全長(m):3.60
継数(本):5
仕舞寸法(cm):85
自重(g):193
先径/元径(mm):1.4/16.7
錘負荷(号):10-40
カーボン含有率(%):78
クランプサイズ:S
調子:6:4(朝舟V20号調子)
穂先:チューブラー
「軽いロッドで船釣りをより快適に、スポーティに楽しむ」をモットーにしたライトゲームシリーズの振出タイプのモデルになります。
コマセマダイ釣り定番の6:4の胴調子なので、マダイの力強い引きにも余裕で応えれる力強さを持っています。
並継のモデルと比較すると軽量で持ち運びがしやすいメリットもありますし、スピニング・ベイト兼用のリールシートや糸絡みを軽減するトップSiCリングを採用、この上ないほどの扱いやすさがあります。
使用するアイテムごとに最適な穂先・調子を設定できる点もそうですし、軽いので電車釣行や旅行の合間に釣りをするというスタイルに対応している点も大きな魅力です。
しなやかな粘りが持ち味!
ダイワ シーフレックス64 50-270
全長(m):2.70
仕舞(cm):140
継数(本):2
標準自重(g):200
錘負荷(号):50-100
適合クランプサイズ:SS
6:4調子のムーチングアクションロッド。
柔軟さで違和感なく魚に食い込ませ、引きをいなしてバラしにくく、追い食いをさせやすいです。
糸絡みしにくいオールSiCガイドが付いています。
万能で使いやすい船専用竿
ハラ(TIGA)GAINERAPPEND6:4/50-270
全長:2.71m
継数:2本
仕舞寸法:138cm
自重:209g
先径:1.90mm
元径:11..80mm
対応オモリ負荷:30-100号
並継の万能な船竿モデルです。
軽いのはもちろん感度も良く、使いやすさを重視しています。
基本性能に優れているので、コマセマダイ釣り初心者の方でも快適なフィッシングを行えます。
可変テーパーでバラシが少ないロッド
プロックス ブルーランナー 30-240
規格:30-240
標準全長(m):2.4
仕舞寸法(cm):125
継数(本):2
標準自重(g):280
錘負荷(号):20〜80
グラスとカーボンのコンポジット素材を使用したロッド。
7:3調子で魚がかかると6:4調子になる可変テーパーでバラシが少ないのが魅力です。
大物にもしっかりと対応するハイパワートルクフルロッド。
入門用からの卒業!実売価2~4万円台の中価格帯モデル紹介!

出典:Foter
ここからは入門用から卒業したい方向け、実売価2~4万円台の中価格帯モデルの紹介になります。
この価格帯からは低価格帯モデルと比較して機能面においてより充実(より軽量に、より握りやすい等)や、同じシリーズでも長さが商品ごとに異なるなど、細分化されたモデルがラインナップされていきます。
上級者の方の中にはこの価格帯のモデルを使う人も多く、その中でも例えばメインのサブ用として愛用している人もいる程です。
まずは手始めにと使い始めた入門用から卒業したいという方に最適です。
ダイワテクノロジーを取り入れた、扱いやすさが特徴のモデル
コマセマダイ釣りの定番でもある6:4調子のロッドです。
ダイワのロッド・テクノロジーを用い、素材自体やグリップの仕様を大幅に改良しているので、それ故に扱いやすい竿に仕上がっています。
軽く、信頼性高いアクションが魅力の1本!
シマノ ミッドゲームSS TYPE64 M235/LEFT
全長(m):2.35
継数(本):2
仕舞寸法(cm):121.0
自重(g):167
錘負荷(号):40~120
コマセ釣りに最適な6:4調子のロッドです。
ブランクはスパイラルXで締めあげて、細身で軽量ながらも強さを備えています。
バーチカルな船釣りを快適に楽しむため、ロッド性能を飛躍的に高めるXシートエクストリームガングリップを搭載しています。
柔軟性に優れたマダイ専用モデル
コマセ真鯛に特化したロッド。
グラス特有のムーチングアクションを実現しながらも、軽量特殊グラス素材を使用しているので軽快な操作感を得ることができます。
負荷に応じてどこまでも曲がり込んでいくブランクスはコマセ真鯛に特化した調子の実現を可能にするとともに、大鯛や不意の青物の引きにも対応します。
粘り強さが魅力、大物のマダイ釣りも思いのまま!
ダイワロッドアナリスター6430-300
全長(m):3.00
継数(本):3
仕舞寸法(cm):105
自重(g):170
先径/元径(mm):1.7/13.4
オモリ負荷(号):30-80
適合クランプサイズ(号):SS
カーボン含有率(%):80
使いやすさと対応力の高さを追求したアナリスターシリーズからの商品です。
しなやかなさがあり違和感を感じさせずに食わせて乗せる柔軟な6:4調子、魚を掛けたら粘り強く曲がりこんでバラシを防ぎつつ魚をコントロール可能です。
柔軟性に富んだ調子ではありますが、ダイワオリジナルのネジレ防止に最適な構造の「X45」を採用しているので、大物のマダイを釣ることも出来ます。
状況によって調子を変える、変幻調子を採り入れた1本
スパイラルXとハイパワーXを搭載したカーボンブランクスは、軽量で高感度、そしてムーチングアクションでありながら優れた操作性を発揮します。
6:4調子に求められる仕掛けの安定性や細ハリスへの対応力は維持しながら、軽快なシャクリ操作やアワセ操作が可能です。
中価格帯では満足できない方向け!実売価5万円~の高価格帯モデル紹介!

出典:Foter
真鯛のための軽量グラスムーチングロッド!
しなやかで粘り強いUDグラス材料をスパイラルXコアとハイパワーXで締め上げた細身軽量ブランクスを使用しています。
紹介している40-250は仕掛けを安定させる「静」の釣りから誘いをかける「動」の釣りまで幅広く対応するオールラウンドモデルです。
より緻密な誘いとコマセワークを堪能可能な1本
しなやかさと操作性に定評のある「リーオマスター真鯛」シリーズからのモデルになります。
AGS(エアガイドシステム)を搭載しており、持ち重りを感じさせないので持ち運びしやすく、操作性においても軽快さを持たせています。
より緻密となる誘い・コマセワークを楽しむ事を可能にしています。
コマセのマダイ釣りを極めたい方にこの1本!
無駄な贅肉を徹底的にそぎ落として軽量化されたロッド。
ダイワの最新テクノロジーを最大限に搭載することで、マダイ釣りに求められる柔軟性とパワーという相反する性能を実現しています。
しなやかでいて、なおかつ軽いマダイ専用竿
大幅な軽量化が行われ、全身を貫くカーボン素材には[スパイラルXコア]を採用して強度を増しています。
条件的に厳しい場合でもコマセワークから取り込みまで思いのままです。
エキサイトトップを搭載してマダイのアタリを明確に捉えてアングラーに伝えてくれます。
コマセマダイ釣りはやりがいアリ!

出典:Foter
コマセマダイ釣りはシンプルではあれど、コマセの振り方やタナ取りの方法によっては釣りの成果に差が出ると言われている程なので、簡単に行える釣法ではありません。
ですがそれだけに多く釣れた時の達成感はもちろん、強烈なアタリや引きの強さに「釣りを行う」において醍醐味を感じる人が多いのも確かです。
そんな難しくも釣りの醍醐味を感じさせる、そんなコマセマダイ釣りを行うための第一歩として今回の記事が参考になれば幸いです。