作成:2018.9.24 更新:2023.7.5
夏でもエギングで釣れる!6月〜8月の釣り方と特徴を紹介!
秋や春のメインシーズンばかりで、夏は釣れないイメージの強いエギング。しかし、夏でもコツをおさいればアオリイカを釣ることができるんです。今回の記事では夏エギングでアオリイカを釣る方法とその特徴をご紹介します。
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夏エギングには2種類のアオリイカがいる

出典:foter
6月〜8月は2種類のアオリイカが釣れる楽しい時期
一般的にエギングというと春の大型狙いシーズンが終わって、夏はシーズンオフというイメージが強いですが、実は夏は「春より数が釣れ、秋より型が釣れる」絶好のエギングシーズンなんです!
夏イカには2タイプのアオリイカがいて、一つは春の産卵期に出遅れて初夏に産卵をする「居残りイカ」、もう一つが春先に早めに孵化して成長してきた「早生まれイカ」です。
居残りイカの中には1kgを超えるものも多く、また早生れイカは500g〜800gまで成長してきます。
水温が高くなる夏は、もともと熱帯性の気候を好むアオリイカにとっては最適で、非常に活性が高まる時期でもあります。
そのため、春よりも活性が上がり数が釣れる上に、早生れ組がいるのでサイズも狙えるというエギンガーにとっては嬉しいシーズンなんです。
さらに、夏はエギングのオフシーズンだと思っている人が多いせいか、エギンガーの数も多くありません。
したがって、イカにプレッシャーがかかりにくく、比較的釣りやすくなるのも夏エギングならではです。
夏エギングの特徴
夏エギングは比較的釣りやすい時期だというアングラーも少なくありません。
なぜなら、夏はエギングのオフシーズンだと思っている人が多いせいか、エギンガーの数も少ないのでイカにプレッシャーがかかりにくく、比較的釣りやすくなるからです。
夏は基本的に「居残りイカ」と「早生れイカ」の2タイプを狙う釣りになるので、使用するタックルや狙うポイントもそれに対応させなければいけません。
いかに2つのタイプのイカを攻略できるかが、夏エギング釣果アップのポイントになります。
夏エギングで注意すべき3点

出典:foter
熱中症・日焼けに注意!
まず第一に、夏の日中は非常に暑くなるので、熱中症や過度の日焼けには十分に注意してください!
毎年何人かは釣りをしていて救急車で運ばれるなどのニュースを目にします。
ほとんどの釣り場は火を遮るものが無く、直射日光をそのまま浴びることになるので、帽子や長袖を着て十分な水分をとるなどして熱中症・日焼け対策が必要です。
急な雨にはレインウェアが必須!
夏は大気の状態が不安定になり、急な雷雨に見舞われることが多い時期でもあります。
朝は晴れていたのに昼から急にゲリラ豪雨にあったなんてことも良くある話で、せっかくいいペースでアオリイカが釣れていたのに、途中で帰ることになったら残念です。
そうならないためにもレインウェア(雨具)は必ず持って行くようにしましょう!
夏用の薄いものもあり、暑くない上に蒸れにくいので小さくたたんでカバンに一つ入れておけば、急な雨が降って着ても安心です。
一方、雷がなっているときは持っているロッドに雷が落ちてきて感電する恐れもあるので、すぐに釣りを中断して雷が鳴り止むのを待ちましょう。
産卵期・新子サイズはできればリリースを
先ほども書いたように、夏エギングには産卵中のイカと初夏に孵化して生まれたばかりのイカが混じることがあります。
産卵中のイカは春のエギング同様、弱りいやすく卵を抱えている可能性もあるので、もし卵を持ったアオリイカを釣ってしまった場合は、できるだけすぐに優しく海へ返してやってください。
また、春先に生まれた早生れイカとは別に初夏に生まれた100gほどの超赤ちゃんイカが釣れることがあります。
これは秋に新子サイズとして釣れるイカのまだ小さい頃で、通常このサイズはプランクトンや極小の魚を食べているためエギを抱いてくることはほとんどないのですが、ごくたまに夏エギングをしているとかかることがあります。
そういった場合は、産卵中のイカと同じように優しくリリースしてやってください。
なお、春エギング・秋エギングの釣り方と特徴についてはこちらの記事もご覧ください!
夏エギングで狙うポイント

出典:pixabay
ここからは、夏エギングで狙うべきポイントをいくつかご紹介したいと思います。
夏エギングで釣れるアオリイカは活性が高く、水温も高いためシャローエリアにもいることがあります。
「居残りイカ」、「早生れイカ」の両方のポイントを狙うことが、夏エギングで爆釣するコツと言えるでしょう。
藻が生えている周辺
まず最初のポイントは、居残りイカ狙いのポイントになります。
産卵中のイカや産卵直後のイカはまだ藻の近くに居ついていることが多く、その周辺は絶好のエギングポイントとなります。
そのため、アマモやホンダワラなどのアオリイカが産卵に好む藻の近くは必ずチェックしましょう。
しかしながら、夏は水温が上がる上に、直射日光も強くなるので、藻が盛んに光合成をして成長する時期でもあるため、根がかりなどには十分に注意が必要です。
潮通しの良い場所
潮通しの良い場所は、どのシーズンもエギングの1級ポイントですが、夏もぜひ狙っておきたいポイントになります。
その理由は、夏はイワシなどの小魚が豊富で潮の流れに沿って群れで行動しており、早生れのイカは好奇心旺盛なので一緒に追いかけて行くことが非常によくあります。
その流れに乗せてエギも流してやると、500gくらいに成長した早生れイカが釣れます!
また、アオリイカはきれいな水を好むので、常に新鮮な水が入って着ている潮の流れのいいところは、居残り・早生れ関係なく、アオリイカの多いポイントです。
潮がゆるむ場所
潮がゆるむ場所は子どものアオリイカにとって非常に良い休憩場所となり、釣れる確率も高いです。
好奇心旺盛で盛んにイワシなどを追いかけている早生れイカたちは常にエサを追いかけているわけではなく、当然のことのながら休憩をします。
そんなときにちょうどいいが、潮の流れが良い場所の近くにある潮が緩んでいる場所です。
こういった場所はイカたちの休憩場所になるだけでなく、プランクトンや小魚も溜まりやすい為、逆に捕食ポイントとしてもアオリイカの居着きポイントとなり得ります。
河口から離れた場所
夏は急な雨が多い上に、6月〜7月は梅雨で雨の降る機会が非常に多くなるので、真水が河口から海に流れ込みます。
真水を好まないアオリイカは河口付近から離れ、真水の少ない場所にいることが多いです。
そのため、雨の後や梅雨の時期にエギングに出かけるのであれば、河口近くのポイントは避け、できるだけ真水の少ないポイントを狙うことをおすすめします。
夏エギングのタックルと釣り方

出典:photo-ac
夏エギングのタックルはオールマイティーなものを!
夏エギングでは、釣れるアオリイカのサイズも300gくらいの新子サイズから1kg超えの大型サイズまでさまざまで、タックルは小さいサイズから大きいサイズまであらゆるサイズに対応できるものを使用しましょう!
ロッドは8ft〜9ftのM(ミディアム)くらいの硬さのものを使い、リールも2500番〜3000番くらいのオールマイティーに使える大きさのものがベストです。
ラインは0.8号〜1.0号くらいのものがいいでしょう。
夏エギングのタックルは、軽さも重要ですがどんなイカでも対応できる万能性が重要です。
使用するエギは3号が基本
そのため、使用するエギも小型と大型両方のアオリイカが狙える3号くらいのものが基本になり、これがタックル同様オールマイティーに使えるサイズです。
3号を基本とし、そのポイントで釣れるイカが大きければエギのサイズも大きくし、小さければエギのサイズも小さくしていきます。
また、ベイトのサイズによっても変え、ベイトが小さいときには2.5号を、ベイトが小さいときには3.5号を使うとより良い釣果が期待できます。
夏エギングのエギ選びは、状況判断力と臨機応変な対応が必要です。
夏エギングのワンポイントアドバイス
最後に、夏イカを狙うときのレンジ(層)に関してワンポイントアドバイスをご紹介しておきます。
夏に釣れる産卵後や早生れが成長して好奇心旺盛なアオリイカというのは回遊していることが多く、夏のエギングで狙うのはそういった回遊主体のアオリイカになります。
そのため、狙うレンジは中層がメインになり、エギを潮に流して回遊して来たイカを釣るということになります。
潮に流すといって意味では、最近流行りの陸っぱりからのティップランも有効な狙い方です。
ティップの柔らかい専用ロッドを使って行うので、アオリイカの当たりが明確にわかり、とても面白い釣りができます。
基本的には中層付近を狙う夏エギングですが、産卵中や産卵直後の個体を狙うときだけは藻が生えているボトム付近の居着きアオリイカを狙う必要があります。
状況や釣り場の地形に応じて、狙うポイントを変えていくことが必要でしょう。
夏エギングにおすすめのエギ

出典:photo-ac
これは使える!オールマイティーなエギ
人気釣り具メーカーダイワから出ているエギで、ダートが特徴の商品です。
どんな状況でもオールマイティーに使えるので、ポイントについた後1投目のパイロットルアーとしても使えます。
初心者でも扱いやすく、簡単にエギをだーとさせられるので、カバンに入れておいて損はないエギです。
ラトル音で高活性のイカも一撃!
こちらもダイワから出ているエギですが、中に小さなラトルボールが入っているので、ダートの動きはもちろん、ラトル音の波動でもアオリイカにアピールできる優れものです。
また、パープルの下地はナイトエギングで絶大な効果を発揮します!
操作性バツグンのドリフト番長
「エギの操作が苦手」という方に使って欲しいのが、エギドリフト番長です。
ラインスラックを出してしゃくるスラックジャークのエギングで有名な重見典宏が得意とするドリフト釣法に最適なエギです。
アイが3つついており、潮の流れやレンジによって合わせられるため、操作性がいいのでおすすめです。
潮をつかんでティップランならコレ
ショアティップランでアオリイカを釣るなら、スクイッドシーカーのライトチューンがおすすめです。
元々はボートティップラン用のエギですが、陸っぱりの潮の流れの速いところではこの23gのライトチューンがちょうどです。
これでイカの繊細なアタリも捉えられること間違いなしです。
むずかしい中層キープはぴょんぴょんサーチで!
慣れたエギンガーでも気がてな人が多いレンジキープですが、ヤマシタから出ているぴょんぴょんサーチを使えば簡単にレンジキープが出来ます!
前方にリップがついているので、リップが水を捉えて同じ層を泳いでくれます。
また潮づかみもいいので、ショアティップランのエギとしても使えます。
キレのあるダートが夏イカに効く
キレのあるダートで人気なのがエコギアのダートマックスです。
アイが上についているので、初心者の軽いしゃくりでもキレイなしゃくりを生み出し、好奇心旺盛な「早生れ組」のアオリイカも思わず抱きつきます!
夏エギングを攻略しよう

出典:foter
いかがだったでしょうか?
春・秋だけでなく、以外にアオリイカが釣れる夏エギング。
釣り人が少なくプレッシャーも少ないので、秋とともに初心者でも釣ることができます。
今回ご紹介したポイントをおさえて、ぜひ夏イカエギングを攻略してくださいね!
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