作成:2018.9.22 更新:2023.5.25
冬エギングでアオリイカを釣る!12月〜1月の釣り方と特徴を解説!
秋の数釣りと春の大物釣りが有名なエギングシーズン。しかし、冬でもまったく問題なく釣ることができるんです!今回の記事では、そんな冬エギングの特徴と釣り方を徹底解説します。
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冬エギングはディープエリアを狙え!

出典:foter
12月〜2月(冬)のアオリイカは良型
エギングは秋と春がシーズンと一般的には言われますが、実は冬にもアオリイカは釣ることができます。
冬のアオリイカは、秋の新子サイズから成長しひと回りもふた回りも大きくなっています。
そのため、冬エギングでは1kg以上の良型のアオリイカを狙うことができ、実はエギンガーの間でも結構人気のシーズンとなっています。
しかし、水温が下がっているのでイカの活性は高水温時ほども高くないので、秋に比べると釣るのが難しい時期でもあります。
冬エギングの特徴
エギングのメインターゲットであるアオリイカは、冬になると水温の低下とともに沖の深場に移動していき、春先まではボトム(底)付近で冬を越します。
そのため、冬エギングの基本はディープエリアを狙うことになります。
比較的重いエギや、ディープ設計のエギを使って効率よく探っていき、深場にいるアオリイカにアピールすることが必要です。
また、水温が下がるとアオリイカの動きが鈍くなる傾向にあり、日中よりも外的に見つかりにくい夜を中心に動き回ることが多いため、冬エギングではナイトゲームで狙う人も少なくありません。
冬エギングで注意すべき3点

出典:daiwa
防寒対策は万全に
冬の釣りでは、まず防寒対策を万全にしてから臨みましょう。
ジャンパーや防寒ズボンだけでなく、フィッシング手袋も着用すれば手もかじかみにくく、防寒対策は完璧です。
しかしながら、寒いからといってあまり着込みすぎるとエギングでは命ともいうべき「しゃくり」がやりにくくなってしまいますので、少々高くてもエギングをする際は、ゴアテックスなど薄くてもあたたかい防寒着をおすすめします。
良型は身切れに注意!
先ほども書いた通り、秋は小さかったアオリイカが、秋になると大きく成長してきます。
そのため重量も重くなっており、1.5kgくらいのイカをロッドの力だけで水面から抜き上げようとすると、イカの足がちぎれてしまうことがあり注意が必要です。
特に大きくなったイカは神経質なので触腕だけで触ったままの状態で上がってくることがあり、触腕しかかかっていないと身切れる可能性がより一層高まります。
冬エギングで良型のイカがかかったときは、無理して抜き上げようとせず、タモやギャフを使ってランディングするようにしましょう。
ちなみに、釣ったあとリリースする予定の場合は、ギャフではなくタモですくう方がイカを傷つけにくく、丁寧にランディング・リリースすることができます。
夜釣りは必ずヘッドライト持参
冬エギングではイカの活性が高くなる夜に釣ることが多くなるので、ヘッドライトはかならず用意しましょう。
足元を照らすのはもちろんですが、夜光や蓄光タイプのエギを使うときの蓄光源としても使うことができるので持っていると非常に便利です。
よくスマホや携帯電話の懐中電灯機能を使ってヘッドライト代わりにしている人を見かけますが、それだとロッドとスマホで両手が塞がってしまうため、堤防や磯・テトラ帯を歩くときには非常に危険です!
安全のためにもいちばん安いもので構わないので、ヘッドライトは持参するようにしましょう。
また、ヘッドライトを使うときはできるだけ水面は照らさないようにするのが釣りのマナーです。
海には光に敏感な魚もたくさんいるので、水面を照らしてしまうと周辺で釣りをしている人の邪魔になることがあります。
みんなが気持ちよく釣りができるためにも、ヘッドライトを使うときは海側を背にして、自分の仕掛けだけを照らすようにしましょう。
冬エギングで狙うべきポイント

出典:daiwa
ここからは、冬エギングで狙うべきポイントをいくつかご紹介したいと思います。
冬のアオリイカは深場に潜んでいることが多く、基本的に水深のある場所がメインのポイントとなります。
深い場所を狙っていればいいので、ポイント選びは比較的簡単にできることが多いです。
また、水温が低いと動きも鈍くなるので、アジなどがたまりやすく効率よくエサが取れる場所を好む傾向にあります。
水深のある堤防
どのシーズンでも、アオリイカエギングの鉄板ポイントとなるのが漁港周りですが、冬のエギングの場合は水深のある漁港限定になります。
冬イカは秋の新子サイズのように漁港の中で表層付近まで出てくることがほとんどなく、深い場所にいるため、水深があることは大前提になります。
また漁港付近は漁業関係の廃棄物等でエサが豊富にあり、アジやイワシなどの小魚が多く、アオリイカも効率よくエサを捕食できる好ポイントなのです。
沖に突き出ている釣り公園などの桟橋
水深があるといった意味では、冬エギングにとても適しているのが、海釣り公園などの沖に出ている桟橋です。
海釣り公園は入場料等がかかるため、新しいポイントをどんどん移動するラン&ガンが基本スタイルの秋エギングでは向きませんが、ラン&ガンする必要のない冬エギングでは、沖に出ている分水深も深くおすすめです。
さらに魚礁などを沈めているおかげでアオリイカのエサとなる小魚が豊富にいるので、このような沖桟橋は冬エギングにもってこいの場所と言えるでしょう!
足元から一気に深くなっている磯
磯にも、海藻などが生えているため、エギングのポイントとしてはポピュラーですが、冬エギングの場合は「水深のある」磯になります。
磯の中には足下2〜3m行けばズドーンと深くなっているポイントはたくさんあり、そういったポイントにはアオリイカは居着きやすく、しかも良型である場合が多いです。
できれば沖に突き出た潮の流れが当たる磯であれば、なお良いポイントになります。
水温が暖かく安定したところ
発電所や工場の近くは産業排水の影響で、冬でも水温が下がりにくく、アオリイカの絶好のポイントになります!
冬は水温が低くなるので通常であれば深場に移動するアオリイカですが、こういった場所のアオリイカは比較的浅い水深のところでも釣れるため、冬場は特に人気のポイントとなります。
人気といった意味では、周辺のエギンガーがこぞってやってくるのでイカにプレッシャーがかかり、釣りにくくなるというのも事実です。
それでも暖かい海水の場所はイカの活性も高く、季節はずれの高釣果が期待できるので、一度は狙ってみておきたいポイントですね。
潮の流れに変化のあるところ
潮の流れに変化があるところにアオリイカが居着きやすいというのは、別に冬だけに限ったことではないのですが、動きが鈍いアオリイカが効率よく捕食活動をしなければならない冬場は、潮の変化が特に重要になります。
流れの変化があるところにはアジやイワシなどのエサが多くいるので、それを狙ってアオリイカも周辺に身を潜めています。
磯や堤防に潮がぶつかっている場所、ふたつの潮がぶつかり合っている所など潮の流れに変化のある場所は必ずチェックするようにしましょう。
冬エギングの釣り方

出典:visualhunt
冬イカ用タックルは遠投重視
冬に行うエギングは沖の深場を狙うのが大前提なので、使用するタックルも遠投できるものを選びます。
ロッドは8.5ft〜9.5ftのを中心に、上級者でロッドの扱いにも慣れてくれば9.8ftくらいの長いものを使ってもいいでしょう。
また、少し長くて弾力性のあるものを選ぶと、遠投しやすくなるのでキャステングに自信がない人にもおすすめです。
ラインは秋に比べると少し太く、0.8号くらいのものを使いましょう。
エギは3.5号〜4.0号のディープタイプ
エギは3.5号を中心に潮の流れや水深、ベイトの大きさな合わせて4.0号を使うといいでしょう。
深場を狙うので重ければ重いほど沈むのが早く、効率的に狙えます。
また、各メーカーからファストシンキングモデルやディープタイプのエギも発売されていますので、そういったものを使うと深いポイントを探る場合でも素早く探ることができ、ポイントの見切りもつけやすくなります。
冬エギングのワンポイントアドバイス
最後に、エギのアクション(動かし方)に関してワンポイントアドバイスをご紹介しておきます。
冬のアオリイカは秋に比べて少し動きが鈍くなるため、スローなしゃくり中心で狙う方が高釣果が期待できます。
エギングというと、ビシッビシッとしゃくっているイメージも強いですが、冬エギングの場合はゆっくりちょ〜んちょ〜んとしゃくる感じで問題ありません。
早く動かし過ぎる、イカが興味を示してもエギを抱くまでは至りにくいので、時折アクセントとして速いしゃくりを入れてあげるのが効果的です。
冬エギングにおすすめのエギ

出典:daiwa
深場のイカを手早く探るならこれ!
ヤマシタ エギ王Qライブサーチ 2.5号 490グローベーシック
カラー:ブルピンゴールド
使用可能な釣法:イカ釣りエギング
サイズ:3.5号
重力:20.5g
沈下速度:約3秒/m
下地:金
人気エギメーカーヤマシタから出ているエギで、沈下スピードが速く、その名のとおり手早く探れるのが特徴です。
また、ピンク系のカラーは深場でも実績が高く、絶対に持っておきたい1本です。
深場オンリーの時はディープタイプ
ヤマシタ エギ王QLIVE サーチディープ 22.5g 3.5号
タイプ:ディープ
使用可能な釣法:イカ釣りエギング
重量:22.5g
サイズ:3.5号
フォールスピード:1.8~2.2秒/m
おなじくヤマシタから出ているエギですが、こちらはディープエギングに特化した設計で、沈下スピードが1.8秒〜2.2秒と非常に速くなっています。
深場を効率よく打ちたいときはこれを持って行けば間違いなしのおすすめエギです。
深いレンジをキープしたいときにおすすめ!
ヤマシタ エギーノ ぴょんぴょんサーチ 3.5号 18g スジエビ
タイプ:ベーシック
サイズ:3.5号
重量:18g
カラー:スジエビ R01
全長(針ヌキ):105mm
沈下速度:約3.2秒/m
レンジキープをするのが難しいという人もいますが、このぴょんぴょんサーチならミノーのようにリップがついているので、レンジキープが簡単にできます。
深いところをキープできないという人にこそ使って欲しいエギです。
冬の澄んだ水にはナチュラルカラーが一番!
ダイワの人気エギングブランド「エメラルダス」から出ているエギで、青いボディーが特徴です。
冬の水は夏よりも澄んでいるので、ナチュラルカラーのエギは必ず持って行くことをおすすめします。
また、スローシンキングモデルなので、冬場でも工場近くの暖かいポイントを攻める場合やゆっくりエギを見せたい時にも使って欲しい一品です。
早く沈んでサッと探れる
大手釣り具メーカーシマノから出ているエギで、ファストシンキングモデルのエギになります。
沈下スピードがとても速く、底取りがしやすく冬場のエギングに最適です。
また、陸っぱりからのエギングにもおすすめのエギです。
飛距離バツグン!マグキャストで遠投
デュエルから出ているエギで、飛距離が抜群に良いエギです。
冬のエギングにおいては遠投して距離を稼がなくては行けないので、上級者はもちろん初心者でも簡単に飛距離アップすることができます。
冬エギングの奥の手仮面シンカー
こちらはエギではありませんが、冬エギングにおすすめのアイテム「シンカー」です。
シンカーをつけて重くした方が、飛距離が出る上に深いところに到達するのも速いので、冬エギングゲームにおいてはとても有利です。
値段もリーズナブルなので、ぜひカバンに一つ入れておいてくださいね!
冬でもエギングでアオリイカは釣れる!

出典:visualhunt
いかがだったでしょうか?
秋エギングとは違い深い場所を重点的に探る冬エギング。
秋に比べると少し上級者向きかもしれませんが、今回ご紹介した冬エギングに適したタックルやエギ・ポイントをおさえれば、初心者でもアオリイカを釣ることは可能です。
良型が釣れる冬エギング、ぜひチャレンジしてみてください!
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