作成:2018.9.15 更新:2023.5.29
アジをおいしく食べるための氷締めのやり方やおすすめグッズを紹介
アジをおいしく食べるには、釣ったその場で氷締めし、鮮度を保つことが重要です。氷締めを怠れば腐敗の原因になります。氷締めはクーラーボックスと氷と水汲みバケツがあればできる簡単な締め方なので、すぐに実践してみてください。
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魚を締めるのはおいしく食べるため

出典:visual hunt
釣った魚は釣り場で活締(いきじめ)して持ち帰りましょう。活締めする、とは即死させる、もしくは仮死状態にすることをいいます。釣りあげた後にすぐ締めることで、釣った魚のおいしさを保つことができます。おいしさを保つメカニズムは以下のとおりです。最後に締め方の種類も紹介しています。
ストレスをかけない
締めない状態でクーラーボックスの中に閉じ込めておくと、魚は苦しがって暴れます。そうすると、人間と同じように体に大きなストレスがかかり、体の中にある旨味成分が分解されて減少してしまいます。
締めて即死させたり仮死状態にすると、締めた時のままの状態で持ち帰ることができ、旨味もそのまま、というわけです。
内出血をさける
暴れる魚はクーラーボックスに身を打ち付け、その場所が内出血してしまうことがあります。そうなると魚の身に血が染みてしまい、食べた時に生臭さを感じてしまいます。締めて動きを止めると、キレイな身体を維持することができるため、血生臭くなりません。
鮮度を保つ
締めていない魚は暴れまわり、それによって体内に乳酸が溜まってしまいます。乳酸が溜まると体が熱を持ちます。夏場に食べ物がくさりやすいように、熱を持った魚もまた腐りやすいのです。締めて動きを止めることで、乳酸が溜まるのを防ぎ、鮮度を保ったまま持ち帰ることができます。
締め方の種類
延髄に切り込みを入れ血を抜く血抜き、延髄にらせん針を通して神経を破壊する神経締め、氷で冷却した海水につける氷締め等の種類があります。
アジを締めるなら氷締め

出典:visual hunt
アジを締める時は氷締めが最適です。ここでは氷締めについてと最適である理由について紹介していきます。
氷締めについて
20センチ以下の魚は道具を使って締めなくても、氷で冷やした海水につけることで締めることができます。これを氷締めと言います。
氷締めは、魚の体を急速に冷やすことで仮死状態にさせ、そのまま絶命させる締め方です。クーラーボックスに氷と海水を入れておき、釣れたらそのクーラーボックスの中に入れます。しばらくはバタバタと跳ねますが、すぐに動きを止めます。
こうすることによって、アジが暴れまわるのを阻止し、体を冷たくたもち、鮮度が落ちるのを防ぐことができます。
ただし、氷締めは血抜きをしない締め方なので、刺身にして食べようと思う場合は、血生臭さを防ぐためにも、血を抜いて締めることをおすすめします。
氷締めの手順
まず、自宅でクーラーボックスを用意します。クーラーボックスの選び方については後述します。そのクーラーボックスに氷を入れます。この氷はコンビニ、酒屋、釣具屋で購入することができますので、釣り場への道中に購入することをおすすめします。中に水を入れて凍らせた2Lのペットボトルで代用することもできます。
釣り場についたら、水汲みバケツを使って海水をくみ、クーラーボックスに注いで、冷たい海水を作ります。これで準備はOK!釣りを始めましょう。あとは釣れた魚をこの中に入れていくだけです。とても手軽な締め方ですよね。
アジが氷締めに向いている理由
アジは比較的サイズが小さく、釣れる時は3ケタの釣果を望めます。たくさん釣れるアジを、1匹ずつ血抜き処理していたら、時間がかかって釣る時間が無くなってしまいます。その点氷締めだと、最初の準備以外に特別な作業を必要としないため、クーラーボックスに入れるだけで、スピーディに次のキャストに進むことができます。よってアジに最適な締め方だと言えるのです。
ただし、20センチを超えるアジについては、血液量が多く、血抜きをしない氷締めの場合、血生臭くなってしまうことと、体が大きくて冷えるまでに時間がかかり、鮮度が落ちてしまうことの2点を考慮して、氷締め以外の締め方で締めた方がいいでしょう。
氷締めにしないアジはおいしくない

出典:visual hunt
アジは青物というジャンルに分類される魚で、とにかく活発に動きます。釣りあげた際にずっとブルブル震えている様子からも活発さがうかがえますね。だからこそ身がしまっておいしいのですが、この活発さがゆえ、前述した乳酸が溜まるのが早く、どんどん味が落ちて行ってしまいます。
鮮度が下がってしまったアジは、スーパーの店頭に並んでいる鮮度の低いアジよりさらに味が落ちていますから、釣りに行った意味がなくなってしまいます。
さらに言えば、ただ入れ物に入れて持ち帰っただけだと、腐っている可能性もあります。アジの中に寄生虫がいた場合は、氷締めをしないことによって、内臓から体の中に広がり、さばいてみたら寄生虫だらけで食べれないということもありますから、食中毒の防止の面からみても必ず氷締めしてください。
アジの氷締めに必要な道具をご紹介

出典:DAIWA
アジの氷締めに必要な道具は以下のとおりです。
クーラーボックス
クーラーボックスは必需品です。アジは小型なので、3ケタ釣れることを考えても15Lあれば足ります。
ダイワのおすすめクーラーボックスはこれ
ダイワクーラーボックスクールラインS-X
冷気を逃がしにくく、魚をしまう際に便利な投入口付き。
アジを入れる際に氷が溶けにくいのがいい!
氷
小さな氷では溶けやすく、長時間の釣りに向きませんので、板氷をおすすめします。100円から200円で、釣具屋やコンビニ、酒屋に売ってありますので、そちらをお使いください。水を入れて凍らせた2Lペットボトルでも代用が可能です。
水汲みバケツ
海水をすくう時に使います。ある程度の長さがあるロープがついていて、上部に重りがあり、着水した時に、勝手にひっくり返って水を取り込むことができるタイプのものがおすすめです。また、場所をとるため、ちいさく収納できる機能がついているものだと尚いいですね。
シマノの水汲みバケツのおすすめはこれ!
水面で傾いて水をくみやすいシンカー付き。ロープの長さも充分。
アジは氷締めで美味しくいただこう!

出典:visual hunt
今回は、アジ釣りに最適な氷締めについてご紹介いたしました。
釣りのよさは楽しく釣ったあとにおいしく食べることにあると思います。スーパーで買った魚より新鮮な魚を食べることができるのが、釣りの醍醐味ではないでしょうか。
氷締めはとても簡単な締め方ですので、すぐに実践してみてください。アジをたくさん釣っておいしく食べましょう!
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