作成:2018.9.20 更新:2023.3.26
アジの夜釣りで釣果を狙うポイントと夜釣りの注意点を紹介!
アジは活性の高くなる夕マズメから警戒心が薄くなる夜にかけて釣りやすくなる魚です。日中と違って必要になる持ち物も変わりますし、注意しなければいけないポイントも増えます。今回は夜釣りでアジを釣る方法と夜釣りの注意点を解説していきます。
アジ釣りの魅力を紹介!

出典:photo AC
アジの生態
アジというのは日本ではマアジのことを指します。
世界各地の温帯、熱帯域に生息する回遊魚ですので非常にポピュラーな魚だということが言えるでしょう。
肉食性で小魚、甲殻類、貝類、頭足類を主に捕食します。
旬は5~7月で、小ぶりですが脂のノリがよく、非常に食味がいい時期です。
寒い時期になるとサイズは大型になっていきますが、食味は大味になり少し劣ってしまいます。
アジ釣りの魅力は何といってもその引き!
アジ釣りの魅力はやはり何といってもパッと沈む浮きの消し込み、そして青物特有の強い引きです。
夜釣りの場合は数も釣れるため、何度も繰り返してその楽しみを味わうことができます。
アジ釣りは活性の上がる夜釣りがおすすめ!

出典:photo AC
魚の食事のタイミングは朝と夜が基本です。
朝日が昇ってだんだん明るくなる時間を朝マズメ、夕日が陰ってだんだん暗くなる時間を夕マズメといい、アジの活性が非常に高い時間帯なので、非常に釣りやすくなります。
アジは元々そんなに目がよくないので臭いで反応するというのと、夜になると少し警戒心が薄れるため釣りやすくなるという傾向があります。
夜釣りのポイント
釣る場所ですが、夜釣りの場合は当たり前ですが暗くて見通しが悪い状態なので、障害物が多いと針が引っかかってしまうことがあります。
なるべく街灯が照らしている場所を選ぶといいでしょう。
また、アジは夜になると防波堤の常夜灯に集まってきますので、夜釣りをする際のおすすめのポイントになります。
防波堤での釣りは危険度も大きくないので、初めての夜釣りの場合にもおすすめです。
夜釣りの注意点
夜釣りになると注意点しなければいけないポイントがたくさんあります。
周辺に民家がある場合は騒音、徘徊などで通報されることもありますので、夜間ということを意識しなければいけません。
夜釣りには基本的には一人で行く方が多いかと思います。
周りに人がいないところを選んで事故にあったり、落ちてしまった場合は助けに来てくれませんので、ポイント選びにも十分注意が必要です。
アジの夜釣りのタックルと持ち物を紹介!

出典:photo AC
アジはサビキ釣りで狙うことが多いです。
サビキ釣りで必要な道具は竿、リール、ライン(糸)、仕掛け、餌(コマセかご、袋)、コマセを解凍する容器、使い捨ての割りばしorスプーン、水汲み用バケツとタオル、クーラーボックス&保冷剤、魚をつかむ道具、掃除用ブラシとなります。
ここでは道具について解説していきます。
竿
初心者の方には投げ竿という丈夫な竿をおすすめします。
竿そのものが折れづらいため、海釣り入門には最適です。
長さは2.5~3.5mくらいのものを選ぶといいでしょう。
少し取り扱いが難しいのが磯竿の使用です。
竿の穂先が柔らかく、魚が暴れても針が外れにくいというメリットがありますが、柔らかい分、少し折れやすいというデメリットもあります。
長さは5mくらいまでのものがおすすめです。
何といっても安さが魅力です!
コンパクトに収納できてどこでも釣れます!
分割式の竿です。
竿長が少し長めですが耐久性は抜群です!
リール
リールはナイロンラインが100~150m程度巻ければOKです!
スピニングリールの中には最初からラインが巻かれており、買ってそのまま使えるというものもありますので検討の材料にしてみて下さい。
シマノ シエナ C3000 3号 150m糸付
ギア比:5.0
実用ドラグ力(kg):3.5 / 最大ドラグ力(kg):8.5
自重(g):250
糸巻量(号-m):ナイロン 2.5-180、3-150、4-100 / フロロ 2.5-160、3-130、4-100 / PE 1-400、1.5-270、2-180
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):71
入門機ですが、軽量化が図られており、飛距離を稼ぐこともできます。
あらかじめナイロンライン150mが巻いてあります。
ダイワ レブロス LT3000-CH
ギア比: 5.6
1回転巻取り長(cm): 84
標準自重(g): 230
最大ドラグ力(kg): 10.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m): 8-150/10-120/12-100
標準糸巻量(ブレイド 号-m): 1.0-200/1.2-190/1.5-170
ダイワのコスパの良さで大人気なスピニングリールです。
トラブルレス性能、巻き心地など申し分ありません。
1機持っておけば様々な釣りで使用可能です。
ライン
3号から5号くらいのラインがおすすめです。
夜は視認性が下がりやすいので、色付きのラインがおすすめです。
糸グセがつきにくいナイロンラインです。
夜釣りのライントラブルを最小にしてくれるラインです。
蓄光サビキ
見たままの色で光りますので、夜間や深場で抜群のアピール力を発揮します。
餌
サビキ釣りではコマセという餌を使います。
コマセの使用方法はかごに入れたり直接撒いたりしますが、撒くのがダメな場合もありますので、事前に確認するようにして下さい。
コマセはアミエビが一般的には使用され、種類は冷凍のものと、常温保存のものがあります。
コマセを解凍する際にバケツや割りばしやスプーンなどが必要になりますのでこちらも合わせて準備をして下さい。
また解凍する際に結構手が汚れますので、手洗い用のタオルもあるといいでしょう。
その他必要な持ち物
アジは旬の時期が5~7月のため、保存や持ち帰り用にクーラーボックスに氷や保冷剤を入れて携行します。
クーラーボックスなしで持ち帰って食べる場合には、食中毒などの危険も考えられますので十分に注意してください。
またサビキ釣りの場合はアジだけではなく、ハオコ、ゴンズイ等の毒のある魚が釣れる場合があります。
毒のある魚を素手でつかむのは危険なため、魚をつかむ道具はあるに越したことはないです。
また掃除用のブラシはコマセかごを洗う時や容器なども洗えるので現場で非常に重宝します。
コマセがもしコンクリートに落ちて乾いてしまった場合はこのブラシでないと落とすのが非常に大変ですので、やはりひとつ持っていくことをおすすめします。
夜釣りに必要不可欠な持ち物
夜釣りに必要な道具は懐中電灯、上着、ライフジャケット等があります。
また言うまでもなく夜間はウキが見えませんので、ウキ釣りの場合は光るウキを使います。
電池式のウキでもいいですし、蓄光というのもありますが蓄光は光が弱く、時間制限があり、使用前に電気で照らさなければいけないというデメリットもあります。
次に夜釣りの場合は街灯があったところで手元などはぼんやりとしか見えません。
仕掛けなどを簡単にしておく、ということも必要ですがほぼ必ずと言っていいほどラインが絡んでしまいます。
そういう時に手元を確認するためや、単純に移動する際などにも懐中電灯やヘッドライトがあると便利です。
懐中電灯は片手が塞がってしまうため、安価な電池式ヘッドライト、場合によっては調光できるLEDランタンなどがあるといいでしょう。
夏場は虫が多いので、虫よけスプレーを使用したり、肌を露出しない服を着ることも大事です。
ハピソン 2点発光高輝度磯ウキ 3号 電池付 YF-816TF
最大径×全長:18×275mm
本体質量(電池含):13.5g
適合オモリ:3号
使用電池:リチウム電池BR435
電池寿命:連続約10時間
発光部:3mm赤色高輝度LED×2
視認距離:約150m
電気式のウキです。
ウキの変化が見やすい2点発光です。
ウキの固定やラインにつけて使えるゴムバンドです。
LitomLEDヘッドライトセンサー機能ネックライトヘッドランプアウトドアライト【168ルーメン/実用点灯30時間/防水防災/軽量】ランキング・キャンプ・夜釣り・登山・夜作業等最適
明るさは168ルーメンで、照射距離最大約110メートルです。
IPX6防水仕様です。
両手が自由になるのでおすすめのヘッドライトです。
LED式で万が一の事故の差異も光で居場所を知らせることができます。
【Amazon.co.jp限定】ジェントス LEDランタン
サイズ:約直径93.6×185mm
本体重量:約816g(電池含む)
明るさ:白色/1000~120ルーメン、昼白色/850~90ルーメン、暖色/450~50ルーメン
使用電池:単1形電池×3本(別売り)
使用光源:高輝度チップタイプ白色LED×2灯、チップタイプ暖色LED×1灯
実用点灯:白色(強/11時間、弱/95時間)、昼白色(強/15時間、弱/155時間)、暖色(強/25時間、弱/240時間)、キャンドル/220時間
機能: 1m落下耐久、耐塵・防滴仕様(IP64準拠)
最大照射距離:約38m
圧倒的な明るさの1,000ルーメンを誇るLEDライトです。
防災時やアウトドア全般で活躍します。
集魚灯でさらなる釣果を狙う!

出典:photo AC
集魚灯はその名の通り、魚を集めるための発光体全般のことを指します。
夜間、暗闇の中で集魚灯を灯すと、そこに魚が集まってきますので狙いを定めやすいというメリットがあります。
ただ暗闇の中でかなりの光を放ちますので、近隣住民や近くの釣り人に迷惑をかけないようにマナーを守ることが大切です。
また、場所によっては集魚灯の利用が禁止されている場所もありますので事前に確認し、OKであっても使用の際には近くの方にひとこと声をかけるようにしましょう。
余計なトラブルの防止にもなります。
ハピソン(Hapyson)乾電池式LED水中集魚灯YF-500
電池寿命は全点灯連続約10時間でオートモード連続約40時間(アルカリ電池使用時)です。
外径寸法は最大径123mm×全長300mmです。
質量は約1.6kg(アルカリ電池含む)です。
付属品は30mロープとロープ巻きです。
単1乾電池を4本使用します。
魚が最も反応する波長のLEDを搭載した集魚灯です。
光の1/fゆらぎで魚の活性を上げる効果もあります。
夜釣りは安全第一で楽しもう!
アジの警戒心が薄くなる夜釣りでは、おもわぬ釣果が得られることがあります。
光るウキの幻想的な眺めを見ながら、青魚特融の引きを楽しむこともできる夜釣りはとてもおすすめです。
しかし夜間であることの注意点も多くありますので、事前の準備は日中よりも万端にして出かける必要があります。
マナーを守りながら、安全第一で夜釣りを楽しんでください!