作成:2018.11.3 更新:2023.2.4
エギングのフォールテクニック!三種のフォールと複合技徹底解説!
エギングのテクニックはシャクリだけではありません。落ちるエギを捕食に来るアオリイカを確実にものにするためにはフォールのテクニックの重要性があります。そんなエギングのフォールの種類と使い方を詳しく解説しましょう。
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目次
エギングのフォールにはどんな種類があるの

出典:photo-ac
エギングにおいてフォールは非常に重要なテクニックの一つです。その日のアオリイカの活性により、フォールのさせ方によっては全く抱かない場合もあり、逆にフォールの方法を変えると一発で抱いたりします。
その為にはフォールのテクニックを知って理解する必要があります。
それでは基本的に3種類あるフォールテクニックを順に解説し、さらに複合フォールも解説していきます!
エギに抵抗をかけないフリーフォール

出典:photo-ac
フリーフォールとはエギにテンションをかけずに、そのまま落とすというテクニックです。エギが一番自然に落下するのでアオリイカが一番警戒しにくいフォールです。
フォールの手順
着底後エギを数回しゃくりあげます。次にベールのベールを開けたまま、ラインを着底分シャクリだした後ベールを戻し、糸ふけを出したままでエギに全く抵抗をかけずに落とします。吸いこまれるラインが止まれば着底です。
メリットとデメリット
メリットはエギンガーが多く連日攻められているポイントなどでは非常に有効になります。つまりスレたアオリイカ向けです。周りのエギンガーがテンションをかけている時などに、フリーフォールで攻めると自分だけ釣れる場合が多くあります。
デメリットは風の強い日や、潮の流れの速いポイントではラインが風や潮に引っ張らせ、フリフォールが成立しません。またアタリをラインで見るので、ロッドへのアタリは無く、アタリを感じるという醍醐味には欠けます。
フリーフォールのアタリ
一番難しいのがアタリの取り方です。多いパターンがラインが走るアタリです。一定速度で吸い込まれるラインが突然早くなるとこれがアタリです。
もう一つは海中に吸い込まれるラインが止まるアタリです。このアタリはアオリイカがエギを抱いてじっとしている時に出ます。
どちらも変化を感じれば、糸フケを巻きながらアワセを入れることが肝心です。
フリーフォールに適したエギはどれ?
フリーフォールはテンションをかけない分落下速度は速くなります。つまりディープ系のエギだと、着底までのスピードが速くなりアオリイカが抱く時間が短くなり不利といえます。ノーマル系かシャロー系がお勧めです。特に浅場ではシャロー系に限ります。
エギに少し抵抗をかけたテンションフォール

出典:photo-ac
エギに抵抗を少しだけかけるテクニックで、ロッド操作と併用する、ベテラン向きのフォールテクニックと言えます。
フォールの手順
着底後エギを数回しゃくりあげ、少し糸フケを取った後、リールのベールを戻しラインを緩めず、張らずの状態にして落とす方法です。ラインが張ってきたらロッドを下に下げ調整したり、ラインを送りだしたりします。ラインはややたるみ気味ですが、フリーフォールと違い、少しテンションが掛かっている状態になります。真下に落ちるのではなく、やや手前に向かって落ちるイメージです。
メリットとデメリット
メリットはエギにややテンションが掛かっている状態なので、アタリはロッドのティップにきます。アオリイカのアタリがわかりやすく、多くのエギンガーがやっています。
デメリットは風の強い時や、波のやや高い時などは、ラインが引っ張られイメージ以上のテンションが掛かってしまったり、着底がわかりづらくなったりします。また深場では使えず、浅場でのフォールとなります。
テンションフォールのアタリ
すこしたるんだラインがピンと張ってティップにアタリがきます。小型ほどアタリが大きく、大型ほど重みのある小さいアタリが出ます。いずれにせよ瞬時に合わせを入れましょう。
テンションフォールに適したエギはどれ?
テンションフォールにおいては、どのエギでもOKです。ポイントの状況でエギの選択が変わります。
浅場が中心となるのでシャロータイプやノーマルタイプがお勧めですが、ディープタイプで手返しを早くする方法もあります。
足場の高い堤防や、風の強い場合や、波のやや高い場合は、いつもより沈むタイプのエギが使いやすくなります。
完全に抵抗をかけたカーブフォール

出典:photo-ac
カーブフォールはエギに完全に抵抗を掛け、斜めにゆっくり落とすテクニックで、活性の高い時は一番有利な落とし方です。また初心者でも簡単にできるフォールで一番メジャーなテクニックと言えます。
フォールの手順
着底後エギを数回しゃくりあげ、糸ふけをとり、ラインを貼った状態でベールを戻し、エギを落とします。エギはラインの抵抗で手前に向かって落下します。落下速度が遅く、さらに落下距離が長くなるので、アオリイカの活性の良い時に有利です。
メリットとデメリット
メリットは一回のフォールで広範囲に探れます。特に深場でしゃくりを多く入れることによって、フォール距離は伸びます。風や波、潮の影響向受けにくく、特にエギンガーが自分一人だけの時などに適しています。
デメリットは海底の起伏の荒い場所では、沖から手前に向かって落とすため根掛かりのリスクが伴います。磯場ではあまり使えないフォールです。
カーブフォールのアタリ
常にラインが張った状態なので、アタリは明確に手元まできます。この時点でカンナにがっちり掛かっている場合が多いので、大きなアワセの必要はありません。更に小さいアタリも鮮明にわかり、アタリの面白さでは一番と言えるフォールです。
カーブフォールに適したエギはどれ?
テンションかけっぱなしで落とすわけですから、沈みの遅いシャロータイプは不向きで、ノーマルタイプかディープタイプを使いましょう。
状況に応じた複合フォールテクニック

出典:photo-ac
基本の3つのフォールを複合させたものです。エギングのフォールテクニックは、この場合はこのフォールという定義はありません。つまり自分の思いのままフォールすればいいわけです。
例えば、深場でしゃくりを入れた後、途中までフリーで落として海底近くでテンションをかけるとか、逆にカーブフォールで落としながらフリフォールに変えるなど、どのフォールにアオリイカが反応するのかを自分で検証するのも大事なテクニックです。
複合フォールに適したフィールドは?
複合フォールに適したフィールドはズバリ、深場です。フォール時間が長く色々なパターンが実践できます。上層、中層、下層と3つの基本パターンも全て出来るわけです。
逆にシャローと呼ばれる浅場は、フォール時間が短い為不向きです。
フォールの基本をマスターし状況で使い分けるのがコツ

出典:photo-ac
エギングのフォールの解説はいかがでしたか。基本の3つのフォールテクニックがお分かりいただけたと思います。フィールドは色々なパターンがあります。基本の3つのフォールをマスターし、状況に応じて複合テクニックを併用すれば、アオリイカのゲットはさらに近づいてきます。
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