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マダイは乗っ込みシーズンを狙え!この時期の特徴と釣り方を解説!

マダイといえば、春と秋の2つメインシーズンがあります。そのなかでも春は産卵期の大型が釣れる「乗っ込み」と呼ばれる時期で、マダイを釣るなら1度はチャレンジして見たい季節です!今回はそんな乗っ込みシーズンのマダイの特徴とその釣り方を解説します。

乗っ込みとは、大型マダイが釣れる産卵前の荒食い期間!

出典:pixabay

みなさんも釣りをしていると、よく「乗っ込み」という言葉と聞いたことがあるのではないでしょうか?乗っ込みとは、魚の産卵期のことを言い、魚が栄養を蓄えようと荒食いする期間です。マダイだけに限らず産卵期の個体は大型のものも多く、1年の中でも特に大型の魚が釣れるとあって、ベテランアングラー達はこぞって釣りに出かけます。大物を釣り上げたいなら、一度は挑戦してみたい期間です!

乗っ込み期間のマダイの特徴

産卵前の魚は、産卵に向けて栄養を蓄えようとエサをたくさん食べます。これを荒食いと言い、乗っ込みシーズンの特徴でもあります。荒食いをしている時期の個体は、警戒心が強い反面、非常に好奇心と食欲が旺盛で、大型の魚でも躊躇なく食いついてきます。そのため、ビッグファイトが比較的楽しみやすいというわけです。

一方で、産卵に入ると一気にエサを食べなくなります。あまり活発に動き回らず、産卵に集中するためです。そして、産卵が終わると再び産卵で失った栄養分を取ろうと、たくさんエサを食べるようになります。

乗っ込みシーズンのマダイは、エビ・イカをよく食べる!

続いて、乗っ込みシーズンのマダイの食性ですが、この時期のマダイはエビやイカ類をよく食べます。元々、マダイは「エビで鯛を釣る」ということわざがあるほどエビが大好物です。しかし、乗っ込み期間のマダイは大型のものも多く、スルメイカやアオリイカ、マルイカ(ケンサキイカ)といったイカ類も好んで食べる傾向にあります。そのため、タイラバなどをする時には、こういったイカ類のスカートやワームを付けて釣るのが、爆釣のカギになるのです!

乗っ込みの時期は5月〜6月!

出典:photo-ac

マダイの乗っ込み期間は、海水温が上がるにつれて始まってくることが多く、一般的に5月〜6月になります。これは地域によっても異なり、温暖な地域では4月ごろから始まって5月ごろに終わるところもあれば、7月くらいまで続くところもあるくらいです。この時期になると、一斉に乗っ込みマダイ狙いのアングラーが釣りに出かけます。

マダイの産卵は水温に左右されやすい!

4月、5月くらいから荒食いをし活発になってくるマダイの産卵活動ですが、実は海の水温によって非常に左右されやすくあります。マダイが一番活発に行動するのはおおよそ20℃前後で、水温がまだ10℃以下の時は、水深100以深のところでゆっくりを過ごしています。そして、海水温が15℃を超えてくると徐々に活性が高くなり、産卵行動に向けて水深の浅いエリアに上がってくるようになります。このころからエサを荒食いするようになり、乗っ込みシーズン投入です!

乗っ込みシーズンのマダイの釣り方のコツと注意点

出典:pixabay

次に、乗っ込み期間のマダイの釣り方についてご紹介します。使用するタックルなどは基本的に普段と変わらないもので問題なく釣れますが、さらに釣果をあげようと思う人は、乗っ込み期間ならではのちょっとした釣り方のコツを意識してみてください!

タイラバならシーズン前半・後半でカラーを意識すること!

マダイの釣り方にはたくさんありますが、その中でも特に人気の高い釣りがタイラバです。乗っ込みシーズンのタイラバはカラーローテーションに気を配ることで、さらに釣果を伸ばすことができます。乗っ込みシーズンはマダイが産卵に深場から浅場に移動してくる期間です。よって、乗っ込みが始まったばかりの時期は、まだ水深の深い場所を狙うことも多く、ソリッドレッドやグリーンなど色が濃くシルエットのハッキリするカラーがいいでしょう。こういったカラーは100m以上の水深が深く日光が届きにくいところでもしっかりとアピールしてくれます。

シーズン半ば〜後半に入ってくると、水深100m以浅に上がってきている個体も多く、ケイムラやゴールド、オレンジなど明るいカラーをメインに使うのがおすすめです。もちろん、ヒットカラーはその日その日で違うので、たくさんのカラーを試すことが大事ですが、一つの目安として使ってみるといいでしょう。

ソリッドレッドでシルエットがハッキリ分かる!

シマノ 炎月 タイガーバクバク EJ-412Q

対応魚種:マダイ
重さ:120g
カラー:レッドカーリーSP 62T
フックサイズ:炎月 標準フック(チヌバリ#7相当)

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水深の深いポイントでもしっかりアピールしてくれるのがこのレッドタイプのタイラバです。レッドなど濃い色は光が届かない場所でもシルエットがハッキリし、マダイにアピールしてくれます。また、ヘッド部分に樹脂パイプを使用しているので、遊動式でありながら糸切れしにくいのも、アングラーにとっては嬉しいポイントです!

イカタイプのスカートが春マダイに効く!

ヤマシタ 鯛歌舞楽(たいかぶら) 波動ベイト 約68mm 濃ラメグリーン

サイズ:約68mm(2号相当)
カラー:濃ラメグリーン #19
入数:3本入

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先ほども紹介した通り、春のマダイはイカを好んで捕食することが多くあります。
そんな時はこのこのタイラバで決まりです!
イカ型のスカートがマダイの大好物のイカ類を模して大型マダイを引きつけますので、春に大型マダイを釣りたいなら、このタイラバは必須ですよ!

コマセ釣りならハリスを長く!

タイラバと並んでもう一つ人気のマダイの釣り方がコマセ釣りです。乗っ込みシーズンのマダイは産卵前、そして大型の個体が多いということもあって、非常に警戒心が強い傾向にあります。そのため、コマセ釣りで使うコマセカゴが原因で食いが落ちることもしばしば。そのため、乗っ込みシーズンにマダイのコマセ釣りをするのであれば、ハリスの長さを意識しましょう。ハリスを通常よりも1.5m〜3m多く取ることで、マダイへの警戒心を少しでも和らげることができます。ポイントや潮の流れ方にもよりますが、大体10m前後あれば十分でしょう。

強度抜群の安心フロロカーボンライン!

クレハ シーガーエース 100m4号

全長:100m
号柄:4号
標準直径:0.33mm
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カラー:クリア
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マダイのコマセ釣りにおすすめなのがこちらのハリスです。春の乗っ込みマダイは大型も多く、ボトム付近を狙うことが多くなります。そうなってくると心配なのが、根ズレやラインブレイクですが、このハリスは摩擦に強い特性で、大型のマダイが来ても安心です。どれを買おうか迷っている人は、まずこのラインを使ってみることをおすすめします!

卵を持った個体はできるだけリリースを

最後に、乗っ込み期間の注意点をご紹介しておきます。前述の通り、乗っ込みはマダイの産卵期であるため、卵を持った個体もたくさんいます。基本的に産卵直前になるとエサを食わなくなりますが、それでも、稀に釣れることもあります。もし、そういった個体が釣れた時には、できるだけリリースしてあげましょう。

マダイを釣るなら乗っ込みシーズンがベスト!

出典:photo-ac

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、マダイの乗っ込みシーズンについてまとめました。マダイの乗っ込みシーズンは5月〜6月ですが、マダイに限らず乗っ込みシーズンは魚達が荒食いをし、比較的浅い場所で大型魚が釣れやすい時期です。卵を持った個体には気を付けながら、ぜひ一度大物狙いにチャレンジしてみたい時期でもあります。みなさんもマダイを釣るなら、乗っ込みシーズンが良いかもしれませんよ?

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