作成:2018.11.8 更新:2023.7.5
ヒラメの適正水温は高すぎても低すぎてもダメ!水温別の釣り方を紹介
オールシーズン狙えるヒラメですが、その中でももっとも活性が上がる適正水温というものがあります。今回はそんな適正水温域を外れてしまってもヒラメを釣っていくための方法と注意点をご紹介していきたいと思います。
ヒラメの適正水温は20度が基準

出典:photo AC
適正水温というのはターゲットの活性が最も上がる水温という意味になります。
ヒラメの場合は20度を境にプラスマイナス5度までが適正水温になります。
この適正水温より冷たすぎても暖かすぎてもヒラメの活性は下がってしまいます。
適正水温域を外れてしまってもまったく釣れないという訳ではない
活性の上がる適正水温はありますが、オールシーズン釣れるヒラメですので、まったく釣れなくなってしまうという訳ではありません。
水温が低いときは低いときの、高いときは高いときの注意すべき点がありますので、次項でそれぞれの釣り方と注意点をご紹介していきます。
水温が15度を切るときのヒラメ釣りは時間帯をしぼる!

出典:photo AC
ヒラメに限ったことではありませんが、水温が低いときは活性が落ちてしまうのは仕方がありません。
冬場は気温の低下に伴い水温も下がっていきますが、気温ほどには水温は下がっていきません。
また水温は海底に近づけば近づくほど水温が安定しますので、活性が落ちた魚も海底付近でじっとしていることが多いです。
海水温が低いときは食い込みも浅くなる
海水温が低く活性が低いときは、ヒラメの食い込みが浅くなる傾向があります。
しっかりと待ってアワセたつもりでも、巻き上げのタイミングでバレテしまうことが多くなるのは、この食い込みの浅さが原因です。
海水温が低いときはアワセのタイミングをきちんとはかることが重要になります。
海水温が低いときの狙い目は日中
一口に海水温が低い時期といっても、時間帯によって水温は上下動します。
気温の上昇に伴って海水温も上昇していきますので、気温が上がる日中がヒラメ釣りのチャンスになります。
夕マズメ以降、再度水温が下がり始める時間になるとピタリとアタリが止まってしまうことになるので、納竿のタイミングになります。
水温が低いときは数日の上下動を確認する
水温が低い時期のヒラメ釣りでは数日のうちの水温が安定しているかどうかがも重要になってきます。
突然水温が下がった日などはベイトの活性も下がってしまうので、ただでさえ難易度の高い釣りがより難しくなってしまいます。
水温が低いなりにも安定している時期を狙ってみるといいでしょう。
水温が25度を超えるときのヒラメ釣りは沖狙い!

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ヒラメは水温が低すぎるとき同様、水温が高すぎても活性が下がってしまいます。
水温が高いときも水温が安定するのは海底付近になりますので、より水深が深い沖へ沖へと移動していってしまいます。
水温が高いときのヒラメ釣りはいかにこの沖を狙えるかという、飛距離勝負となってきます。
水温の高い夏はリアクション狙い
水温が高く活性が高いヒラメには上下の動きでリアクションで口を使わせるのがおすすめです。
待ちの釣りでは水温が高く活性の低いヒラメを狙うのは難しくなってきてしまいます。
また良型のヒラメは沖にいってしまっているので、小型サイズのヒラメが釣れることが多くなってきます。
狙うべきは朝マズメの時間帯
暑い時期のヒラメ釣りで狙うべきは、まだ水温が上がりきっていない朝マズメの時間帯です。
日中になればなるほど水温が上昇し、サーフで狙える領域だと狙えるヒラメ自体がいなくなってしまいます。
また沖を狙っていくためには飛距離重視でメタルジグなどを使用し、干潮のときに水に入ってキャストをすることで、少しでも沖を狙えるようにすることが重要です。
水温が高いときも安定しているときの方が釣れる
水温が低いとき同様、水温が高いときも、数日の水温から突然水温が上がったときはヒラメの姿を確認できなくなってしまうか極端に活性が下がってしまいます。
数日間の水温の上下動がなく安定しているときの方がベイトの活性も比較的高く、ヒラメが釣れる可能性も上がってきます。
ヒラメは水温が安定している春秋のシーズンがおすすめ!

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オールシーズン釣れるヒラメですが、やはりメインシーズンとなるのはヒラメの適正水温の春か秋です。
水温を気にするといっても、気象庁発表の水温が必ずしも釣り場の水温と一致しているわけではありませんし、都度都度水温を計るのもなかなかに大変なものです。
やはり水温の安定したメインシーズンを狙うというのが、釣果を考える上ではベストな選択でしょう。
ただ食味がよくなる冬のヒラメを狙うという考えもあると思いますので、その場合は今回ご紹介した点に注意して頂くといいと思います。
水温に合わせた選択肢を複数持っておくことで、状況に左右されない安定した釣果を上げられるようになるとベストでしょう。