作成:2018.10.7 更新:2023.3.26
マダイの投げ釣り仕掛けは釣り入門に最適!その仕掛けを詳しく解説!
皆さんマダイ釣りと言ったら、船から難しい仕掛けを自作しないと釣れない、そんなイメージを抱いているのでは。しかし、堤防という身近な場所から投げ釣りでも釣れるのです。今回はそんなマダイの投げ釣り仕掛けについて紹介します。
マダイの投げ釣りは敷居が低い

出典:Pexels
魚の王様ことマダイ、そんなマダイの投げ釣りはポイントに仕掛けを止めて置き竿でじっくりと狙う事になります。
マダイの引きはとても強いので、仕掛けを投げたらドラグをいっぱいに緩めることになります。道糸がフリーで出る状況にするためです。
マダイのシーズンは春の産卵による乗っ込み時期と活力の上がる秋になります。
マダイはマズメ時と呼ばれる朝方や夕方が釣れやすいです。
マダイのポイントは岩礁地帯
マダイの投げ釣りは、エサを求めて回遊する魚を狙う釣りです。
それ故、小魚の多い岩礁地帯やかけあがり(水深が深いところから浅いところに代わる場所)がマダイのポイントとされています。
以降で詳しく説明しますが、岩礁地帯を攻めることになるので、糸は根ズレに対応できるラインを選びましょう。
マダイの投げ釣り仕掛けを解説!

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それでは、真鯛の投げ釣りの仕掛けを紹介します。
投げ釣りの仕掛けは道糸・力糸・海藻テンビン・ハリス・針・力糸とハリスを結ぶサルカンが必要になります。海藻テンビンを使う以外はシンプルな仕掛けになります。
それ故仕掛けパーツ1つ1つの影響は大きいです。全ての仕掛けパーツの中から1つでも違うものを選んでしまうと仕掛けが正しく機能しません。なので、仕掛けパーツは正しいものを使わないといけません。
1. メイン仕掛けは自作しよう

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ハリスや針が一緒になったメイン仕掛け、普通は市販されている仕掛けを購入し付けていく事になります。ただ、マダイの投げ釣りの専用仕掛けはシンプルな仕掛け故販売されていません。なので自作することになります。
ハリスは根ズレに強いフロロカーボンラインを使います。根ズレが多い岩礁地帯を攻めることになるからです。6号~9号の太めのラインを使用します。管付の針があるならもっと太いラインも使えます。
そこまで太いラインを使って食いが落ちないかと心配になりそうですが、仕掛けが海底に張っているので食いが落ちる心配はありません。
長さは1ヒロ(1.5m)を基準に、根掛かりが心配な状況なら1m程度、食い付きを重視させたい状況なら2mにします。
針は欲を出さずに1本針です。針の数が多すぎると根掛かりなどのトラブルが多くなりますよ。大型サイズが相手でも負けないパワーのある1本針仕掛けがおすすめです。
マダイは大きい魚なので針も強いものを使う事になります。ただ、あまり大きい針だとマダイに違和感を抱かせることになるので、バランスを考えましょう。
餌の種類問わず使える丸セイゴ針18号がおすすめです。
他の魚と同時に狙うなら、2本針仕掛けがおすすめ。
この場合、幹糸にフロロカーボンラインの12号前後、ハリスはフロロカーボンラインの5号、流線針の13号を使う事になります。
2. 道糸はナイロンラインの5号~6号を

出典:Visual Hunt
タイトルにある通り道糸にはナイロンラインの5号以上が使用されますが、PEラインの2号~4号も使用されます。
また、ナイロンラインの6号以下やPEラインを使う時は力糸も必要になります。
どちらかと言うと、比重が大きくて潮に流されにくいナイロンラインの方がおすすめです。オマツリになりにくいです。
PEラインは潮に流されやすいですが、細くて飛距離が出やすいというメリットもあるので、自分に合ったラインを選びましょう。
糸巻き量は少なくとも200mは必要です。マダイに走られると100m近くの道糸を消費することになるので、飛距離が大事であることも含めて多くの糸巻き量が必要という事です。
マダイの投げ釣りは根ズレが多く、道糸の消費が激しい釣りなので、経済的に安価な商品やたくさん撒かれている商品を選びましょう。
3. 天秤は海藻テンビンやジェット天秤

出典:DAIWA製品情報
天秤には、アタリが分かりやすい海藻テンビンか根掛かりを回避しやすいジェット天秤の2つから選ぶ事になります。根掛かりが気になる方や初心者の方はジェット天秤がおすすめです。誘導型の天秤ならマダイに違和感を持たせずに使えるのでおすすめ。
オモリ号数は、飛距離が少ない近投でも21号程度、遠投するなら34号必要です。オモリ号数があまりにも大き過ぎると竿の負荷以上になったり筋力が耐えられなかったりして逆に飛距離が下がってしまうので、号数には注意してください。
むしろ、オモリ号数が少ないと根掛かりを回避しやすくなります。ジェット天秤を使っても根掛かりが心配な方は参考にしましょう。
4. 餌は虫エサを使おう

出典:Visual Hunt
マダイは甲殻類や貝類・小魚・イソメなどを好んで食べます。特にイソメなどの虫はマダイの大好物です。
そのため、マダイ釣りには虫エサがおすすめ。定番はユムシやイワイソメ(岩虫)です。
ユムシは虫餌の中では高額ですが、餌取りに強いというメリットがあります。内臓を出して使う場合と内臓を出さずに使う場合がありますので、釣り場近くの釣具屋に聞いてみてください。
イワイソメは値段が高いですが、独特の強いにおいとヌルヌルで魚を寄せるので実績の高い魚です。マダイの他にも、ヒラメ以外の大物が釣れやすいです。ただ用意が難しい魚で、昔ながらの釣具屋などでは置いている場合があります。運良く手に入れられたら、タッパーやプラスチック容器に入れてください。木箱ではヌルヌル分が木に吸収され弱ってしまいます。
他の虫餌も捨てがたいです。まずはアオイソメ。アオイソメは用意が簡単でしかも値段も安く、万能餌とも呼ばれあらゆる魚を狙う事が出来ます。ただそれだけに、餌取りに弱いため注意が必要です。
イシゴカイが多い地域では、イシゴカイをマダイの投げ釣り餌に使っても良いです。
餌の付け方は、大物狙いなら房掛けがおすすめ。
房掛けは1本の釣り針に複数の虫餌を掛けるやり方です。
1匹目は虫餌の口から針を通し、針のカーブ部分まで来たら針を虫餌の外に出し、そのまま針の奥まで差します(これを通し刺しと言います)。
2匹目以降は虫餌の口先から頭の部分だけを通します(これをチョン掛けと言います)。最後の1匹は堅い口の部分を通し、ストッパーの役目をするようにしてください。
仕掛けを正しく知って、マダイを狙おう

出典:Foter
マダイの投げ釣りの仕掛けは単純故に、それぞれのパーツを正しく選ばないといけません。ここに書かれている事をよく覚えて、釣具屋さんに行った時の参考にしてください。
それと同時に、マダイの事も簡単でいいので把握しておいて、マダイが釣れるように頑張ってください。マダイが釣れるよう、祈っております。