作成:2018.9.23 更新:2023.7.5
船釣りでメバルを狙う仕掛けとは?胴突きとサビキをそれぞれ解説!
メバルの船釣りに使う仕掛けは、胴突きとサビキの2種類あります。今回はそれぞれの仕掛けと使用する道具のスペックについて詳しく解説します。色んな釣り方でメバルを釣り上げてみましょう!
メバルは船からでも釣れる!その仕掛けは2種類

出典:visualhunt
メバルはカサゴの仲間で岩礁帯や海藻のある場所に生息している体長20~30cm程度の根魚です。そのため、船で岩礁帯を狙う釣り方だけでなく、堤防の際やテトラ帯の隙間などにも潜んでいるため、おかっぱりから釣ることもできます。
船から狙うメバルは、胴突き釣りまたはサビキ釣りの2種類の釣り方があり、高確率で釣果を得ることができるため、初心者から人気を集めています。船から釣る仕掛けはどちらもとてもシンプルで覚えやすいのもメバル釣りの魅力です。メバルは釣った後も煮つけなどにするとおいしく食べられるため、数釣りを楽しんで美味しく食べるということもできます。しかし、根魚は成長が遅いため、25cm以下の小さいサイズはリリースしてあげましょう。
メバルの船釣り仕掛け1:胴突き釣り

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メバルの胴突きの仕掛けは道糸にサルカンやヨリモドシを使ってハリスと繋げ、2~3本ついている針の下にオモリがついています。針にはアオイソメやジャリメなどの虫餌や、オキアミやモエビなどのエビ餌を付け、船が岩礁帯のポイントに到着したら船下に仕掛けを落としオモリを底に着けます。その後トントンと竿を上下に動かすことでメバルを誘います。
メバルの胴突き釣りに使用する道具は、ハリス・針・オモリの3種類ととてもシンプルです。それぞれの特徴やスペックを以下で解説していきます。
胴突きに使うハリス
道糸にサルカンでまず繋げるのがハリスです。幹糸は全長1~2m前後必要となります。岩礁帯に落として釣るため、耐摩擦性に優れているフロロカーボン製の素材を使用します。サイズは0.8~1.5号前後がおすすめです。幹糸には約50cm間隔で針が繋がっており、枝スには同じくフロロカーボン製の0.8~1.5号前後を繋ぎます。
おすすめのハリス:デュエル H.D.カーボン船ハリス
プロ専用に設計されたフロロカーボン製のハリスです。水に沈むのが速く、水中で見えにくいため魚の警戒心をなくすことができます。価格は2号100mで890円前後となります。
胴突きに使う針
メバルの胴突きに使用する針は丸セイゴ針だと10~12号、メバル用の針だと8~10号前後がおすすめです。釣れるサイズに合わせて針の大きさを調整すると釣果をあげることができます。20~25cm程度の小型が釣れている場合は、丸セイゴ10号やメバル8号などの小さめ、30cm程度の良型が釣れる場合は丸セイゴ12号やメバル10号など大き目を選びましょう。
おすすめの針:OWNER OH船メバルフック9号
メバル専用の針で、細めに作られているため、ジャリメなどの小さい虫餌も楽々つけることができます。22個入って価格h290円前後です。
初心者におすすめの完成仕掛け:がまかつ 船メバル五目3本
ハリスと針がセットになった完成仕掛けです。
初心者の場合は完成仕掛けから始めてみましょう。
針が3本ついている全長1mのタイプで、3セット入って価格は350円前後となります。
胴突きに使うオモリ
胴突きに使用するオモリはナス型オモリの20~30号を使用します。メバルは海底付近にいることが多いため、仕掛けをちゃんと着底させることがポイントとなってきます。号数は船宿によって指定がありますので、事前に確認してから用意すると良いでしょう。また、根掛かりが少なく海底で安定するメバル用のオモリが販売されていますので、それを選ぶのがおすすめです。
おすすめのオモリ:フジワラ メバルSP25号
メバル専用の六角オモリです。潮切れが良く、根掛かりが少ないタイプとなります。価格は2個入りで400円前後となります。
メバルの船釣り仕掛け2:サビキ釣り

出典:photo-ac
メバルはサビキ釣りでも釣ることができます。一般的なサビキ釣りはコマセカゴにオキアミなどのエビ餌を入れて釣りますが、メバルのサビキは餌が不要で、針についている疑似餌のみです。そのため、虫餌が苦手な人やエビ餌の匂いが嫌いな人におすすめの釣り方です。
サビキ釣りに使う道具はハリス・針・オモリの3種類となります。それぞれ胴突きの仕掛けとはスペックが異なりますので、以下で詳しく解説していきます。
サビキ釣りに使うハリス
メバルのサビキ釣りはまず道糸にハリスを繋ぎます。ハリスの全長は針の数によって異なりますが、2~3m前後となります。幹糸は2~3号で胴突き同様フロロカーボン製がおすすめです。枝スは1~2号を1個の針あたり20cm程度を使用します。
おすすめのハリス:クレハ シーガーグランドマックスFX
しなやかだけど強度抜群のフロロカーボン製ハリスです。コストパフォーマンスが良いと利用者から人気でリピーターも多い商品です。60mで価格は1,800円前後となります。
サビキ釣りに使う針
サビキ釣りに使用する針はメバル用の針で8~10号前後がおすすめです。針には魚皮という水中でヒラヒラと舞う薄い皮を付け、枝ス部分にビーズを付けることで魚を誘う仕掛けにします。針の数は多い方が広範囲が狙えて数釣りもできますが、初心者だと扱いが難しいです。初心者の場合はまず5本程度から始めましょう。慣れてきたら6~8本に増やしていくと楽しさが増します。
おすすめの針:林釣漁具製作所 土佐かぶら緑皮アジ型金針9号
緑色のハゲ皮がついているタイプの針です。アジ針なので、9号は少し大きめとなりますが、5号などの小さめもありますのでサイズは釣具屋や画像を見ながら選びましょう。価格は50個入りで3,500円前後となります。
初心者におすすめの完成仕掛け:ハヤブサ SD737 船極 鱗メバル
初心者におすすめのハリスと針がセットになっている完成仕掛けです。
針数は7個です。
価格は350円前後となります。
ハヤブサ SD737 船極 鱗メバルショート魚皮 7本鈎 4-0.6
全長:3.2m
鈎:小アジ胴打・金 4号
ハリス:フロロカーボン 0.6号
幹糸:フロロカーボン 1.2号
入数:7本鈎1セット
サビキ釣りに使うオモリ
サビキ釣りに使うオモリはナス型もしくは細めのオモリで、30~50号前後の重さを使用します。細めの重りの方がより着底時間が短くなるので、水深がある場所で釣るのに向いています。重さの選択は胴突き同様、潮の流れや水深によって調整しましょう。
おすすめのオモリ:景山 スピードシンカー50号
細長いタイプのナス型オモリです。水中抵抗が少ないため、通常のナス型よりも速く着底することができ、深い場所でのサビキ釣りに便利です。価格は5個入りで1,700円前後となります。
船釣りの仕掛けを覚えてメバルをたくさん釣ろう!

出典:visualhunt
今回はメバルを船釣りで狙う仕掛けについて、胴突きとサビキ、それぞれの仕掛けと使う道具のスペックについて解説しました。胴突きはタナを取るためのオモリや魚のサイズに合わせた針の調整がポイントです。サビキはとてもシンプルな仕掛けで餌が苦手な人にもおすすめの釣り方となります。船釣りの仕掛けを覚えて良型のメバルをたくさん釣りましょう!