作成:2018.11.20 更新:2023.7.5
マイカの3つの釣り方決定版!釣り方ごとのタックルから仕掛けまで
マイカ釣りには、船から浮きスッテを使った釣りと、イカメタル、そして堤防からのエギングという3つの釣り方があります。そのタックルと仕掛けをそれぞれ詳しく解説していきますので、マイカ釣りに挑戦してみたいという人は是非参考にしてみてください。
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目次
3種類の釣り方ができるマイカ釣り

出典:Foter
マイカの釣り方には、船からは浮きスッテを使った釣りが有名ですが他にも、イカメタルという釣り方も盛んに行われています。また、夏頃になると岸に寄っていく習性があるので、堤防からエギングで狙うことができます。
マイカはケンサキイカやマルイカの名前でも呼ばれるイカの一種です。北陸地方や中国地方などの日本海側の一部の地域ではこのマイカと呼ばれる名前で呼ばれ、同じ種類ですが、ケンサキイカとはまた少し違う釣り方で釣られるイカです。最大40cmにもなる大きな体で、刺し身や焼き物、煮物などにした時の美味しさが抜群で、釣りのターゲットとして非常に人気があります。
今回はその、船からの浮きスッテとイカメタル、おかっぱりのエギングの3つの方法を紹介します。
マイカ釣り方1:実績抜群で釣果が期待できる「浮きスッテ釣り」

出典:Foter
船からのマイカ釣りは浮きスッテのブランコ仕掛けを使った釣法と、イカメタルという釣法があります。それぞれタックルから仕掛けまで解説していきます。
浮きスッテを使った釣りは、マイカ釣りの最も定番の釣りです。マイカ釣りでは主に、幹糸から5〜10個位の枝スを伸ばし、その先に浮きスッテを取り付けるブランコ仕掛けと呼ばれる仕掛けで行います。
昔から行われてきた釣り方で実績があり、たくさんの疑似餌でイカを誘いますので高い釣果を期待できる釣り方です。スッテの数を増やしてアピール重視にするのか、仕掛けを短くして手返しの良さを重視するのかなど、好みの仕掛けを使えることも魅力です。
身切れしやすいマイカはタックル選びが重要
ロッドはイカ釣り専用ロッド
ロッドは長さは2.1m〜2.7mくらいを基準に選びましょう。
イカ釣り用のロッドも各メーカー販売しているので、それを選んでおけば間違いありません。
マイカは身切れを起こしやすいので、柔らかめの竿が適しています。
6:4調子か7:3調子くらいなら操作性も良く、ロッドによるクッション性もいいのでおすすめです。
30号〜50号くらいのオモリを使用しますので、それに耐えられる錘負荷のモデルを選んでください。
リールは小型電動リールか小型両軸リール
ダイワ レオブリッツ 200J
ギヤー比:4.8
自重(g):460
最大ドラグ力(kg):8
標準巻糸量 ブライト(PE)(号-m):2-300、3-200
標準巻糸量 ナイロン(号-m):3-250、4-170
リールは小型の電動リール、もしくは両軸リールを使用します。
PEラインの2号〜4号を200mくらい巻きるサイズを選びましょう。
中型リールでも大丈夫ですが、サイズが大きくなると重くなるので、シャクリを入れ続けるマイカ釣りでは軽い方が扱いやすいです。
また、ポイントによっては100mくらいの水深の場所もあるので、できれば電動リールをおすすめします。
ラインはPEライン2〜4号
ラインにはPEラインの2〜4号を使用します。
マイカが生息しているのは水深100mくらいまでですので、200mくらい巻いておけば間違いありません。
時期によってはかなり浅いポイントでやることも多いので、予め船宿に確認しておくのが良いでしょう。
浮きスッテブランコ仕掛けのおすすめスペック
仕掛けの構成としては、8mくらいの幹糸に1.5mくらいの間隔で5〜20cmの枝スを伸ばし、その先に浮きスッテを取り付け、幹糸の一番下に30〜50号のオモリを取り付ける仕掛けとなります。幹糸はナイロンかフロロカーボンの4〜8号、枝スは3〜7号のフロロカーボンを使います。
浮きスッテは、名前のとおり浮力のあるフローティングタイプのスッテで、5cm〜20cmくらいのサイズで、釣れるイカのサイズに合わせて選びます。スッテの数は5本〜7本くらいが標準ですが、10個以上を使う人もいます。
マイカ釣り専用完成仕掛け!
スッテが5本付属したブランコ仕掛けです。
ちょうどいいスペックで万能に使うことができます。
オモリは30号〜50号の船用オモリ
沈みやすい形状の船用オモリです。
マイカ釣り方2:ゲーム性が高くて楽しめる!「イカメタル」

出典:Foter
イカメタルはメタルスッテという沈むスッテを使う釣りのことで、ルアーフィッシングのようなゲーム性の高さが魅力で年々人気を高めています。手返しの良さと比較的ライトなタックルで釣りができることも魅力の一つで、うまく行けば、浮きスッテのブランコ仕掛けにも決して負けない釣果を出すこともあります。
感度が大切なイカメタルのおすすめタックル
ロッドはイカメタル専用ロッド!
シマノ セフィアSS メタルスッテ S68L-S
全長(m):2.03
継数(本):2
仕舞寸法(cm):105.2
自重(g):80
適合スッテサイズ(号/g):3~15/10~60
適合ライン PE(号):0.4~1.0
イカメタルは専門性の高い釣りですので、専門のロッドを使うのがおすすめです。
一応、テンヤやティップラン、タイラバなどのロッドで代用することもできますが、基本的にはイカメタル専用ロッドをおすすめします。
長さは6.6~7.6ftくらいサイズを選択し、10〜20号程度までのメタルスッテに対応できるモデルを選びましょう。
リールは小型の両軸リールかスピニングリール
ダイワ キャタリナIC 100SH (右ハンドル)
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):75
ギア比:7.1
自重(g):215
最大ドラグ力(kg):5
標準巻糸量 PE(号-m):0.8-250、1-200
リールには、小型の両軸リールもしくはスピニングリールを使用します。
スピニングリールの方が落下速度が早く、両軸リールの方が深い棚からの巻き上げが楽なメリットあります。
サイズはPEラインライン0.8号を200m程巻けるサイズがおすすめです。
大きいサイズだと重くて扱いづらくなってしまいますので、できるだけ軽いものが良いでしょう。
また、ハイギアで速く巻き上げることができるモデルがイカメタルには最適です。
メインラインはPEライン0.8号200m
メインラインには、PEラインの0.6号〜0.8号を使用します。
長さは200mくらいを巻きます。
実際使うのは200mも使いませんが、トラブルが起こった時のためにも長めに巻いておくことをおすすめします。
イカメタル仕掛けのおすすめスペック
イカメタルの基本的な仕掛けは、道糸の先に1m〜3mくらいの幹糸を結び、その先にメタルスッテを取り付ける仕掛けとなります。また最近は、その幹糸の途中に枝スを伸ばし、浮きスッテを1〜2個付けるのが主流です。幹糸と枝スは3号前後のフロロカーボンを使用します。イカメタル用のリーダーも市販されているので自作のできない方でも大丈夫です。
メタルスッテは、10号〜25号くらいを使い、狙いの棚の水深に合わせて使用します。浮きスッテは2.5号〜4号、10cmくらいのサイズを基準に選んでください。
スッテを結ぶだけですぐに使えるイカメタルリーダー
メタルスッテ1つと浮きスッテ2つを付けるイカメタルリーダーです。
マイカ釣りにちょうど良いスペックでおすすめです。
攻撃的な動きでマイカを誘うメタルスッテ
15号のサイズのメタルスッテです。
操作性の高さが魅力で、うまくアクションを加えることができれば高い釣果が期待できます。
シンプルながらアピール力の高い浮きスッテ
シンプルな見た目ですが、イカメタルでも定評のあるおすすめの浮きスッテです。
マイカ釣り方3:おかっぱりの定番イカ釣り!「エギング」

出典:Foter
エギングはエギという疑似餌を使う釣りで、アオリイカをはじめとしたあらゆるイカを釣ることができます。マイカも夏頃になると岸に寄ってくるので、堤防などからエギングで狙うことができます。様々なアクションをエギに加えてイカを誘うゲーム性の高さが魅力で、非常に人気の高い釣りです。
マイカのエギングにおすすめのタックル!
ロッドはエギングロッドの8〜9ft
シマノ ソルティーアドバンス S83M
全長(m): 2.52
仕舞寸法(cm): 129.4
継数(本): 2
自重(g): 97
適合エギサイズ(号): 2~4
適合ライン PE(号): 0.5~1
マイカのエギングも基本的には他のエギングと同様のタックルで行うことができます。
マイカ釣りではシャクリを入れながら繊細なアタリも感じ取る必要があるので、感度と操作性の優れせエギングロッドを使用しましょう。
堤防からなら特に長さは必要ないので、8〜8.6ftくらいのサイズがおすすめで、3〜4号のエギを扱える一般的なエギングロッドなら問題なく使うことができます。
リールは小中型のスピニングリール
シマノ セフィアBB C3000S
メーカー:シマノ
ギア比:5.0
最大ドラグ力:9kg
自重:235g
PE糸巻量:0.6号-200m、0.8号-150m、1号-110m
リールは2500番〜3000番くらいのスピニングリールを使用します。
0.8号のPEラインが150mも巻ければ十分なサイズです。
エギングではタックルの軽さが求められますので、必要な最低限のサイズに留め、軽さを重視して予算と相談しながら選ぶのが良いでしょう。
メインラインはPEラインライン0.6〜1号150m
メインラインには、他のルアーフィッシング同様感度に優れ、飛距離も出やすいPEラインを使用します。
0.6号〜1号くらいのサイズを使用し、150m程はリールに巻いておきましょう。
ショックリーダーは2号フロロカーボンライン
PEラインを使用しますので、ショックリーダーは必ず必要になります。
ショックリーダーには擦れに強く感度も良いフロロカーボンリーダーの2号前後を使用します。
ポイントによって釣り上げる時に擦れる可能性のある所では3号くらいの太めを選択する必要がある場合もあります。
マイカのエギングにおすすめのエギ
エギはエギングの釣果を決めると言っても過言ではない超重要なポイントです。エギには様々なカラーがあり、動き方もそれぞれ違います。その日によって反応の良いエギも異なりますので、様々なタイプのエギを揃えて、どれの反応が良いのかを探りながら行うのが釣果を上げる大切なポイントです。
基本的にはマイカも他のイカと同様に、どんなエギにも食いつきやすいですが、特にヤリイカやスルメイカ、ケンサキイカに効果が良いとされているものが有効です。
10個入りのお得セット!マイカ釣りにもおすすめ
マイカやヤリイカなどのツツイカ系の反応の良いエギです。
夜光タイプですので紫外線を浴びせると光るので夜釣りに効果てきです。
5サイズ2個ずつセットになっているので、あらゆる場面で活躍してくれるでしょう。
音でもイカを誘うラトル入りエギ
動くと音がなるラトル入りのエギです。
音でもイカを誘うことができるので、他のエギの反応が悪い時でも釣果が期待できます。
色々な釣り方でマイカを釣ろう

出典:Foter
マイカ釣りには船から浮きスッテのブランコ仕掛けを使った釣りと、イカメタル、おかっぱりからのエギングの3種類の釣り方があります。どれも実績があり大漁も期待できる釣りですので、どれが良いというわけでもなくどれもおすすめの釣り方です。それぞれ違った楽しみがあるので、色々な釣り方に挑戦してみることを是非おすすめ致します。今回紹介したマイカ釣りのタックルと仕掛けを参考に美味しいマイカを色々な釣り方でたくさん釣りましょう!
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