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関東の船タチウオ釣り!エサ釣りの釣り方▪タックルなど徹底解説!

関東での船タチウオ釣りは、東京湾を中心に、ライトなタックルかつシンプルな仕掛けでのエサ釣りが盛んに行われています。このページでは、気軽に遊べて上質の白身を味わえる最近の関東の船タチウオ釣りの釣り方を解説します。

タチウオを狙う!関東の船タチウオ釣りはエサ釣りが盛ん!

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出典:pexels

タチウオは世界中の暖水域に広く分布する魚で、水深100m前後の沿岸域に生息します。
日中は底の方へいるのですが、夜になると中層~表層へと移動してくる夜行性の魚で、光に集まる習性があります。

関東ではタチウオを船で狙うことが多く、タチウオの活性にあわせて夜は浅場、昼は比較的深い場所のタナを目指して釣ります。特に関東では東京湾内に回遊してくるタチウオを狙うのですが、その釣り方としては近年シンプルなライトタックルで狙うのが主流となっており、釣り方はエサ釣りが盛んです。

それでは、ここから関東で行われているタチウオのエサ釣りについて、タックルから順に紹介していきます。

ライトタックルが主流

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出典:pexels

関東特に東京湾でのタチウオ釣りは、ライトタックルで狙うのが主流になりつつあります。とくにシーズンのはじめのうちはタチウオが浅い水深にいることが多く、ライトタックルが釣りやすいです。
それでは、これからエサ釣りのタックルについて、竿から順に解説していきます。

関東の船タチウオエサ釣りの竿

ダイワ メタリア タチウオ テンヤスペシャル 82-190

標準全長(m): 1.90
仕舞(cm): 100
継数(本): 2
標準自重(g): 113
テンヤ負荷(号): 30-60
錘負荷(号): 40-100
適合クランプサイズ: SSS

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タチウオの船エサ釣りで用いる竿は、オモリ40号-100号くらいを使用できるライトゲーム用の竿使います。長さは船上での操作性を考えて、1.8m前後の竿がよいでしょう。調子は、8:2~7:3調子が扱いやすいです。

シマノ サーベルマスターBB 82 MH180

全長(m):1.80
継数(本):2
仕舞寸法(cm):93.9
自重(g):110
錘負荷(号):30~100
テンヤ号数(号):30~60

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タチウオのアタリダナが中~深場となってくると、小さなアタリでも感じ取れるように先調子で硬めのロッドが適してくるようになります。
上記の商品は8:2の先調子の竿でもありながら、初心者でも使いやすいコストと汎用性を両立させたおすすめの商品です。

リールは小型の両軸、あるいは小型の電動を

関東、主に東京湾でのタチウオエサ釣りで使うリールは、夏場の浅い時期であれば小型の両軸リールで十分です。しかし冬場になってくると、タチウオは100m、さらには200mまで潜むようになってきます。このように、タナが100mを超えて来るような場合は、電動リールが効果的になってきます。小型の電動リールであれば重量も軽くて取り扱いがよく、リールを巻くストレスが軽減され、疲れも溜まりにくいのでおすすめです。

両軸リール

ダイワ LIGHT SW X IC SS(右/左ハンドル)

巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):69
ギア比:6.3
最大ドラグ力(kg):5
自重(g):245
標準糸巻量 PE(号-m):0.4-200、0.5-200、0.6-200、0.8-150

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船エサ釣りでよく使われるのは小型の両軸リールです。
上記の商品のように、カウンター付きであれば、水深の目安がつけられるために初心者のかたでも簡単に楽しむことができます。

電動リール

シマノ(SHIMANO)電動リール16プレイズ400右ハンドル

ギア比:5.5
自重(g):475
糸巻量(号-m)PE[パワープロボートゲーム]:2-200、3-150、4-100
糸巻量(号-m)フロロ:3-150、4-120
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):58

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時期によっては深場を攻めることもある関東の船タチウオ釣りでは、電動リールが威力を発揮します。一日中巻いたり動作の多いタチウオ釣りでは、疲労も考慮すると小型電動リールがおすすめです。また、竿がライトになり細く強くなるのに従って、リールも進化し、超小型電動リールも発売されています。

ラインは2号以下で

クレハ(KUREHA)PEラインシーガーPEX8200m2号35lb(15.9㎏)5色分けSPE2002.0

素材:PE 超強力ポリエチレン繊維(イザナス)
全長:200m / 号数:2号 / 強度:35lb(15.9㎏) / 8本編み
カラー:10m毎 オレンジ・青・赤・緑・紫

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ラインは強度のあるPEラインを使います。太さは2号以下。
長さは200mから余裕があれば300mあるとよいです。浅い場合は200mでよいのですが、100m以上の時にブレイクした場合、糸が足りなくなるときがあるので、深場を攻めるときは多目に巻いておきましょう。

船からいざ、タチウオ釣りへ!

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出典:pexels

タチウオは別名「幽霊魚」と言われていて、同じ東京湾でも時期や海中の水温で釣れるポイントが移り変わっていく魚です。同じポイントでもアタリのタナも深くなったり浅くなったり変化していきます。

ここでは、関東の船のエサタチウオ釣りを、タナの深さで分けて解説します。

関東の船でのタチウオエサ釣り 

ここからは、船でのタチウオエサ釣りの基本的な釣り方を紹介します。

しゃくり方は水深や活性により、状況状況で合わせる必要があります。
ただ、基本は竿先が海面を向いた状態から斜め45度になるまでスッとしゃくりあげ、その際にリールを半分巻くペースになります。
これで魚に針を切られるようであればしゃくるスピードを上げるや、リールを巻く量を上げるといった、スピードを上げることを意識します。
逆にアタリがあってもかからない、すっぽ抜けが多いとなると、しゃくるスピードや巻き取る量を減らすという低速化を心がけます。
大事なのは自分の中で基準となるスピード、しゃくり幅をもち、そこからの展開をすることです。

基準となるスピード、しゃくり幅を元に、下記では水深にあわせた展開について少し紹介します。

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出典:pexels

タナが浅い場合

タナが浅かったり、水深が浅いポイントではどうしてもタチウオを誘える距離が短くなってきます。
1つの対処法としては、仕掛けが指示ダナの下限まできたら、その場で竿を上下に細かく動かして、タチウオがエサを食い込むのを待つのも手です。

浅いタナのポイントとしては、誘える距離が短いということをきちんと頭にいれておき、タチウオがエサにコツコツとアタリがきたら誘いを止めて、食い込むのを待つのがよいでしょう。

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出典:pexels

タナが深い場合

タナが深い時は、仕掛けをアタリダナの下限まで持っていった後、強めで速めのシャクリを心がけます。手元から仕掛けまでの距離があるので、海中でしっかりとエサを動かしタチウオを誘おうとすると、大きな動きが必要となってくるからです。

コツンコツンとアタリがではじめても、そのままゆっくりとただ巻きするか、シャクリを小さめにして誘いを続けます。タチウオがしっかりとエサを食い込んで、ガツンと本アタリがくるまでは、誘い続けるようにしましょう。
本アタリがきたらこちらのもの。素早くアワせ、ラインを巻き上げてください。

タチウオエサ釣りの仕掛け

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出典:pexels

ここからは、関東での船タチウオ釣りで主流の、エサ釣りの仕掛けについて解説していきます。タックルのライト化にあわせて、仕掛けも非常にシンプルです。

関東での船タチウオエサ釣りの仕掛け

それでは、エサ釣りの仕掛けを解説します。
現在、関東、主に東京湾を中心としたライトなタチウオ釣りは、その仕掛けもまた至ってシンプルです。

仕掛けは片テンビン仕掛けでテンビンの先に1本のタチウオバリを付けるだけ。この釣りでは1本バリの方が圧倒的にアタリが多く、釣れやすいからです。ハリスは5号前後1.5m-2mぐらいとります。タチウオバリとオモリについては下で詳しく説明します。

タチウオバリ

エサをつけるハリはタチウオ専用の2/0を使います。環付きのハリの場合は、環の部分に結ぶのではなく、軸に直接結びます。

エサの動きが重要となるので、アクセサリーはあまりおすすめできません。付けるにしても最小限にとどめましょう。

オモリ

関東でのタチウオエサ釣りは、海表面近くから、深ければ100mを越える場所を狙います。
ですので、オモリは30-40号を軸に、60-100号までのレパートリーを持っていくのが無難です。船によりオモリの指定があることが多いので、事前にオモリについて船宿に確認してください。

餌について

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タチウオのエサ釣りで使われるエサが、サバやコノシロの切り身です。
大きさはおおよそ幅1-1.5cm、長さ6cmの大きさにきります。エサ付けはチョン掛けのみの場合の方が食いがいいいこともありますが、基本は縫い刺しにします。

タチウオエサ釣り、関東でのポイント

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タチウオは内湾を好み、太平洋から浦賀水道をを抜け、東京湾へと回遊してきます。
関東での船タチウオ釣り、特に東京湾でのポイントは、例年6月ころは、勝山沖から大貫沖、剣崎沖で釣果報がではじめ、次第に第二海堡周辺へとポイントが移ります。11月頃からは観音崎沖へと移動していきます。

タナはシーズンはじめの初夏ころは比較的浅場、シーズンを経るにつれてどんどんと深場へと移り、12月頃の終わりを迎えると、水深80-100m程度までポイントは移っていきます。

タチウオ釣りに使える道具

タチウオには鋭い歯があるため、釣り上げたあとのタチウオを扱うための対策が必要です。
ここでは、そんなタチウオ釣りにあると便利なアイテムを紹介します。

フィッシュホルダー

ダイワ(Daiwa)フィッシュグリップフィッシュホルダーLGオフホワイト841764白

用途;全魚種対応
商品重量;136 g
梱包サイズ;27 x 9.9 x 4.1 cm

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タチウオは直接素手でつかむのは危険です。
釣り上げたタチウオをつかむ際には、このようなフィッシュフォルダーを使って安全を確保しましょう。

プライヤー

シマノパワープライヤーベントCT-562P

カラー:ブラック
サイズ(mm):185×50×16
素材/ブレード:ステンレス
サビに強いフッ素加工済ステンレス製

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また、タチウオをフックから外すときは、このような先の細いプライヤーを用います。
タチウオの鋭く長い歯は、手袋程度の装備では簡単に貫通してしまうので、このようなプライヤーを携帯しておくと便利です。

ハサミ

シマノバンノウハサミCT-524P

カラー:ブラック
サイズ(mm):195×82×12
素材/刃:ステンレス3mm厚ステンレス
魚を締めるのはもちろん、トゲやPEラインも切りやすい

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タチウオをシメてから持ち帰りたい場合はハサミがあると便利です。上記の商品は、タチウオを締めるだけではなく、ラインを切ったりするにも使えるので重宝します。

この釣り方で釣れる魚たち

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船でのタチウオ釣りで釣れる魚はなにもタチウオだけではありません。
タチウオ以外だと、ソゲ(小さいヒラメ)、サバ、アジなどがかかることがあります。

船のエサ釣りでタチウオ日和!

関東での船タチウオ釣りは、特に東京湾を中心にライト化が進んでいます。
タックルもライトゲーム用のタックル、仕掛けもシンプルなものへ。釣り方は、テンヤ釣りが昔から盛んに行われている関西と比べ、関東ではエサ釣りが主流です。両者に共通するのがライトなタックルで気軽に遊べ、ときにはドラゴン級のタチウオもゲットできるという楽しさ。
是非、高級魚であるタチウオをgetして、その美味を味わってください!

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