作成:2018.9.24 更新:2022.6.30
エギングで狙うコウイカ!習性とポイントと時期を知れば釣果アップ!
エギング釣りをしていて外道としてよく釣れるのがコウイカで、身も柔らかく食べておいしいイカです。コウイカは専門に狙えば釣れるイカなのです。今回はエギング狙うコウイカについて詳しく解説していきたいと思います。
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目次
エギングで狙うコウイカ釣りとは?

出典:visualhunt
春、アオリイカを狙ってエギングをしていると、着底後シャクリを入れるとよくコウイカが釣れていることがあります。コウイカは3月~5月の砂地や泥底の水深のある場所で良く釣れます。そんなコウイカの種類、釣れる時期を順に解説していきましょう。
コウイカの種類
コウイカは甲と呼ばれる、硬い骨が上身に入ってるのが特徴です。そしてコウイカには3種類います。それぞれ生態や、食味について解説します。
コウイカ

出典:photo-ac
スミイカとかハリイカとか呼ばれています。1キロ以上に成長しますが、胴長20cm位が多く釣れます。釣り上げると、色の濃い真っ黒な墨を吐きます。刺身や煮付け、炒め物に美味しく、持ち帰る時は十分に墨を吐かして、てっぺんの角のような針の部分をカットして袋に入れるのが得策です。一番釣れるコウイカです。
シリヤケイカ

出典:visualhunt
身体に鮮やかな斑点があるのが特徴です。主に泥地に生息します。胴長20cmほどで、身が少し硬く、コウイカの中では一番評価の低いイカです。煮付けや、炒め物で美味しくいただけます。
モンゴウイカ

出典:visualhunt
身体に唇のような模様が沢山あります。2キロ以上の大型になり、釣り味も、食味も最高で、寿司ネタや刺身に使われる高級イカです。下足も大きく寿司ネタや炒め物など、多くの料理に使えます。
コウイカの釣れる時期
コウイカは3月から5月がベストシーズンです。産卵の為に岸近くの沿岸まで接岸します。砂地、泥地、岩礁交じりの砂地や泥地が生息場所で、底の見えないようなアオリイカよりは深めに生息します。主に海底を這うように泳ぐため、アオリイカとは釣れるタナが違います。夏を過ぎると深場に移動するので、エギングでは狙えなくなります。
エギングで狙うコウイカのタックル

出典:photo-ac
エギングで狙うコウイカといっても、タックルはアオリイカのエギングタックルと同じです。エギングタックルを持っている人はそのままで使えます。新しく揃えようという人には、エギング用タックルを購入しましょう。
エギング用ロッド
長さは8~9フィートのエギングロッドが、軽く操作性も良いので最適です。
またエギングロッドは頻繁に行うシャクリの動作にも疲れにくいグリップになっているのが特徴です。
リーズナブルな価格の人気ロッドです。
入門者の人や予備のロッドに最適です。
ダイワ エメラルダスX 83M
標準全長(m):2.51
継数(本):2
仕舞(cm):130
標準自重(g):113
エギサイズ(号):2.5-4.0
適合ライン PE(号):0.5-1.2
ダイワの人気エギングロッドです。
3.5号エギ使用に最適に作られたモデルで、どれにしようか迷ったらこれで決まりです。
シマノ セフィアBB S89M
全長(m):2.67
継数(本):2
仕舞寸法(cm):137.0
自重(g):112
先径(mm):1.6
適合エギサイズ(号):2~4
適合ライン PE(号):0.5~1
112gと超軽量ながら4号エギまで最適というハードな面ををもったロッドです。
シマノの技術の結集がここにあります。
メジャークラフト トリプルクロス エギング ソリッドモデル TCX-S862E
継数:2本
全長8.6ft
エギ:2.5~3.5号
アクション:エクストラファースト
対応PE:0.4-1.2
繊細なティップを持ち、ショアティップランに対応するロッドです。
繊細なアタリも逃がさない、周囲に差をつけるロッドです。
エギング用リール
アオリイカと違ってコウイカは底近くを狙うため、2000番クラスの普通のリールでも十分です。
でもエギングを極めるなら、エギング専用にしましょう。
エギング専用リールはPEラインを巻くためのシャロースプール、巻き上げ速度の速いハイスピードギア、勝手に回転しないダブルハンドルなどの特徴があります。
PEライン0.8号が100m以上巻ければOKです。
ダイワ レブロス LT3000S-CH-DH
ギア比: 5.6
1回転巻取り長(cm): 84
標準自重(g): 240
最大ドラグ力(kg): 10.0
標準糸巻量(ナイロン lb-m): 4-230/6-150/8-100
標準糸巻量(ブレイド 号-m): 0.6-290/0.8-200/1.0-190
3000番ながらコンパクトでリーズナブルなリールです。
エギングのみならず幅広い釣りに使える万能リールです。
シマノ セフィアBB C3000SDHHG
ギア比:6
実用ドラグ力(kg):3.5
最大ドラグ力(kg):9
自重(g):250
PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-110
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):88
シマノのエギング専用リールです。
マグナムライトローターを採用により、軽い回転性でフケ防止になる機能がついています。
ハイスピード軽量タイプでエギングに最適のリールです。
ダイワ エメラルダスLT 2500S-DH
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):75
ギア比:5.3
標準自重(g):240
最大ドラグ力(kg):10
標準巻糸量 PE(号-m):0.6‐200
ダイワのエギング専用エメラルダスシリーズのリールです。
マグシールド装備により滑らかな回転を実現し、エギングに特化したダイワの技術が結集したモデルです。
エギング用ライン
エギングにはPEラインを使用します。
0.4号や0.5号の細いラインが流行りですが、基本的に0.8号を使用すれば問題ありません。
強度が強く、伸びが無い事が、エギをシャクってフォールさせるのに最適です。
色々なPEラインが販売されていますがそれぞれ特徴があり、使ってみて、自分に一番使いやすいラインに絞ることがコツです。
特殊コーティングが施されていて、飛距離が出やすく、根ズレにも強いPEラインです。
ラインのカラーもオレンジで視認性が高いです。
扱いやすいラインなので、初心者にもおすすめです。
シマノ セフィア8 0.8号 150m
号数: 0.8
最大強力: 18.3lb/ 8.3kg
長さ(m): 150
カラー: 10m×5カラー (オレンジ/グリーン/ピンク/イエロー/ライトブルー)
シマノのエギング向けPEラインです。
8本編みでしなやかでマーキングも付いています。
0.8号ではトップクラスの強度のPEラインで、コスパも高いです。
ダイワ UVFエメラルダス デュラセンサー+Si2 0.8号 150m ホワイト(カラーマーキング付)
参考号数:0.8
強力(Ave):14lb / 6.4kg
糸巻量(m):150
カラー:ホワイト
ダイワのエギングブランド『エメラルダス』のエギング専用PEラインです。
ホワイトカラーのラインで視認性が高く、ラインの動きでアタリをとることもできます。
根ズレにも強くおすすめです。
エギングでコウイカを釣る方法

出典:photo-ac
エギングでのコウイカ狙いは、アオリイカ狙いの場合と少し違ってきます。コウイカが海底付近に生息しているためです。その為底付近を中心に狙うわけです。それでは順に解説していきましょう。
通常のシャクリ&フォールの釣り方
アオリイカを狙っていてもコウイカが抱いてくるくらいですから、通常のエギング仕掛けでも当然狙えます。コウイカを狙う場合の特徴は、シンカータイプのエギを選ぶことです。シンカータイプとは沈みの速いエギで底に速く着きます。また1~2号位のオモリを付けて早く着底させる方法もあります。
着底後は軽いシャクリで海底から大きく離れないように注意し着底させステイ(待ち)します。基本はこの繰り返しを行います。這うように泳ぐため、アクションを大きくするとコウイカが追いつけない為、シャクリは小さく、ステイは長くです。
アタリは明確には出ないので、ラインを張り気味にフォールさせステイ中も張り気味で少しの変化を見極めましょう。変化があれば大きく合わせましょう。
エギをズル引きする釣り方
この釣り方は特殊な釣り方です。エギを遠投し、着底させます。その後エギを底を這うようにゆっくり引いてきます。引きっぱなしではなく途中で止めたりしながら足元まで引いてきます。この繰り返しです。
スル引きの場合はエギだけでは軽すぎる為。エギに1号~3号のオモリを付けると釣りやすくなります。また根掛かりでのエギのロス防止用に。オモリに1号程度のナイロンを付け根掛かりしてもオモリだけ失うような仕掛けもお勧めです。
重みを感じたら大きく合わせましょう。これでコウイカが掛かっている場合が多いのです。
エギングで狙うコウイカの仕掛け

出典:photo-ac
0.8号PEラインに必ずナイロンまたはフロロの2号~3号のリーダーを付けましょう。長さは1m前後で十分です。リーダーの先にエギング用サルカンを付けエギを付けます。オモリを付ける場合はナス型や釣鐘型に1号ナイロンを付けサルカンに取りつけます。又エギ専用シンカーも登場し、取りつけも簡単です。
リーダーなしではいけないの?と思われがちですが、リーダーがないと、遠投して根掛かりした場合、PEラインは何処で切れるかわからないのです。思惑が外れ高切れをしてしまうと、PEラインが残り少なくなりその後の釣りが出来なくなる場合もあります。根掛かりするとリーダーで切れるのでPEラインが失われる可能性が低いというわけです。
エギはどんなのがいいの?
はっきり言ってコウイカはどんなエギでもOKです。エギの目や羽根が無くても抱いてくれます。また布が破れても、さらに布が無くても構いません。
つまりコウイカはエギを選びません。デフレエギと呼ばれる100円均一や100円台のエギで十分なのです。更に底ばかり狙うので、エギの布破れやロスも多くあります。
目安の号数は3.5号で十分です。シンカータイプが理想ですが、沈みの悪いエギにはオモリをつければいいので特にこだわる必要はありません。ただ、エギの予備は多めに持っておきましょうね!
オモリの種類と使い方
海底付近に生息するコウイカを釣るためには、エギを底に沈め、さらに底付近でアクションをかけなければなりません。特に深めの水深場所ではオモリが必須となります。4号のエギではダメなの?と思われがちですが、シンカーが重くなってもエギ本体も大きくなるので沈下速度はあまり変わりません。
使用するオモリは一般的にはナス型や釣鐘型です。エギを脱着するサルカンに直接つけたり、ナイロンハリス1号を付けサルカンにつけたりします。ハリスを長くすると、絡みやすくなる代わりに根掛かりではおもりを失うだけで済みます。短いハリスや、直接つける場合は、根掛かり時にエギまで一緒に失う確率が高くなります。
またエギ用のシンカーも販売されていますが、高価なため、根掛かりを考えると普通のオモリが無難です。ただ、アオリイカも狙いながらコウイカも!!という釣り人には脱着が簡単なエギ用シンカーがお勧めになりますね!
サルカンに付けるタイプのエギシンカーです。
号数は各種あります。
安価なナス型オモリです。
そのままサルカンに付けてもいいですが、ナイロンハリスで取りつけると、根掛かり時にオモリだけ失う確率が上がります。
穏やかな場所を選べ!ポイント見極めのコツ!

出典:photo-ac
コウイカは砂底や泥底を好んで生息します。そして外洋ではなく穏やかな場所に多くいます。つまり湾内の砂底や泥底の堤防が有力で、5~7mの浅場でも釣れますが基本的には水深は10m位は必要です。透明度の悪い穏やかな湾内などは絶好のポイントとなります。逆に穏やかでも透明度の高い、湾の入り口などは砂底でも不向きです。更に岩礁地帯は避けましょう。
湾内の堤防や岸壁といっても初めての場所では不安もあります。そんな時は墨の跡を探しましょう。直径10cm位から20cm位の真っ黒い墨跡があればそれはコウイカです。アオリイカの墨跡は長く広く付き、墨色は茶色がかった薄い黒色なので、見分けはすぐつきます。コウイカの墨跡が多ければ間違いなくポイントとなります。
コウイカ釣りにあると便利な道具

出典:photo-ac
コウイカがターゲットとなると、アオリイカ狙いとは違った物も必要となります。描きにリストアップしました。
- 玉網・・・大型のコウイカはイカギャフで引っ掛けるのは硬い甲があるため難しいので、玉網で掬いましょう。簡単に掬えます。
- 水汲みバケツ・・・コウイカの墨は真っ黒で強烈です。墨を洗い流したり、手を洗ったり、さらには持ち帰りのコウイカを洗ったりするのにとても便利です。
- ビニール袋・・・コウイカに限らず、イカ類は墨を吐きます。その為保管は1ハイずつビニール袋に入れてクーラーに入れましょう。これで墨の拡散を防げます。
エギングで狙う静のコウイカ釣り!

出典:photo-ac
エギングで狙うコウイカ釣りはいかがでしたか。動のアオリイカ釣りに対し、静のコウイカ釣りという事がわかっていただけたと思います。エギングではアオリイカしか狙わないという釣り人は多くいます。でも頭を切り替えて、釣れるイカを狙ってみるのも釣りの楽しみです。釣れたコウイカより釣ったコウイカの方がはるかに面白いわけです。
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