作成:2018.9.28 更新:2022.5.20
メバリングの仕掛け2パターンを解説!ルアーの違いによる釣り方とは
メバリングの仕掛けはワームを使うソフトルアーとミノーやメタルジグなどを使うハードルアーの2パターンあります。今回はそれぞれの仕掛けと使用する道具について解説します。仕掛けを覚えてメバリングを楽しみましょう!
メバリングの仕掛けは簡単!作り方はルアーによって変わる!

出典:visualhunt
メバリングとはルアーを用いてメバルを狙う釣り方のことをいいます。メバルはロックフィッシュともいわれており、岩礁帯や藻場などに住み着いている魚種で、堤防の際やテトラ帯などおかっぱりからでも狙うことができます。
メバルは海底から中層付近を泳いでおり、ルアーでは中層をただ巻きやリフト&フォールで狙うか、ボトムでアクションをかけて狙います。また、虫や甲殻類系、小魚など何でも食すメバルは、ワームを使ったソフトルアーで釣るのが一般的ですが、活性が高いときなどは小魚に見立てたミノーやメタルジグなどのハードルアーを使って釣ることもあります。
ハードルアーを使ったメバリングの仕掛け

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ここからはルアーの種類別に仕掛けの作り方と道具について解説していきます。まずはミノーやメタルジグなどのハードルアーを使った仕掛けです。ハードルアーの仕掛けはとてもシンプルで、道糸にルアーを繋ぐだけで完成します。道糸はナイロン、フロロカーボン、PEラインの3種類ありますが、もしPEラインを使っている場合はフロロカーボンのリーダーを付けましょう。以下でメバリングに使用するハードルアーの種類とリーダーについて詳しく解説します。
1.ハードルアー

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メインの道具となってくるのがハードルアーです。メバリングに使用するハードルアーは主にミノー、ペンシルベイト、メタルジグの3種類となります。以下でそれぞれのルアーについて解説します。
ミノー
ミノーはルアーの先端部分にリップというプラスチック製の唇がついていて、水中抵抗によって小刻みにリップが動くことによって小魚が泳いでいるように見せることができます。中層で一定のレンジをキープしながら泳がせるのがおすすめです。メバリングに使用するミノーはシンキングタイプで、長さが2~4cm程度と小さめ、重さも2~5g前後を選びましょう。
以下商品はボトムを攻めるために設計されたミノーです。海底にいるメバルにアピールすることができます。
ペンシルベイト
ペンシルベイトとは、文字通り鉛筆のような形をした細長いハードルアーです。ミノーと異なり、ただ巻きだけではアクションしてくれないため軽く竿を振って自ら動かす必要があります。こちらも中層の一定レンジを攻めたい場合に有効なルアーとなります。メバリングに使用するペンシルベイトは重さ1~3gと軽めで細長いタイプを選びましょう。
メタルジグ
メタルジグとは金属でできているルアーのことを指します。水中で金属が反射してキラキラと輝くため、シラスやイワシなどの小魚を演出するのに向いており、それを捕食する青物を釣る際に使われることが多いルアーです。
メバリングに使用するメタルジグは中層を狙う場合は1.5~3g前後、底を狙う重めでも6g前後と軽量がおすすめです。長さは2.5~4cm程度の細長いタイプのメタルジグを選びましょう。
2.リーダー
メバリングの道糸にPEラインを使用する場合はリーダーを使いましょう。
PEラインは耐摩擦性が弱く、メバルが生息する岩礁帯やテトラなどで傷つきやすくなります。
リーダーは摩擦に強いフロロカーボン製のラインで0.8~1.5号前後の太さを40~60cm程度を使用します。
ワームを使ったメバリングの仕掛け

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メバリングはワームを使った釣り方が一般的です。ワームを使う仕掛けの作り方は複数存在します。一番簡単なのが、針とオモリが一体となったジグヘッドを用いた仕掛けです。道糸またはリーダーにジグヘッドを繋ぎ、ワームを装着すれば完成です。
他にも、道糸に中通しオモリを付けたキャロリグ、道糸やリーダーの途中にオモリを固定するスプリットショットリグ、道糸にウキタイプのオモリを付けるフロートリグなどの種類があります。いずれもジグヘッドやオモリがついていないフックを付け、道糸またはリーダーの部分にオモリを付ける方法となります。使用する各オモリに関してはシンカーの部分で詳しく解説します。
1.ワーム
メインとなってくる道具はワームです。ワームは虫系・甲殻類系・小魚など様々な形や色をした種類が存在します。メバリングには1~2インチ程度の小さめで細長いタイプのワームがおすすめです。ボトムを狙う場合は、まずエビやカニに見立てた赤色など派手色の甲殻類系を試し、その後虫系で緑や茶色などのナチュラルカラーで攻めます。状況によっては黒や白も活躍することがあるので、揃えておきましょう。夜釣りをする場合は、シラスをイメージした夜行タイプや透明ラメが入っている小魚系がおすすめです。
2.ジグヘッド

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ジグヘッドはオモリと針が一体となっているタイプの道具です。オモリの形状は丸型と弾丸型の大きく2種類分かれ、その中でも左右非対称のダートタイプや根掛かりしにくいタイプなど様々なタイプに分かれます。
メバリングに使用するジグヘッドは1~5g前後の重さでフックサイズが#8前後の商品を選びましょう。ボトムを狙う場合は根掛かりしにくいタイプや、ダートタイプで広範囲に攻めることができるジグヘッドを、中層を狙う場合は左右対称で水中抵抗の少ないものを選びましょう。
3.シンカー
シンカーはワームの動きをより自然に見せたいときや、強風などでジグヘッドだけだと飛距離が出ないときなどにおすすめの道具です。付け方は3種類あり、以下でそれぞれ紹介します。
キャロリグ
道糸に中通し式のオモリを付け、サルカンでリーダーと繋ぎ、その先にジグヘッドまたはフックを付ける方法です。細長い形をしているため、根掛かりしにくく、潮の流れが速い場所でもワームを底に沈めることができます。キャロリグは2~5g前後の重さがおすすめです。フックより30cm程度のところに付けましょう。
スプリットシンカー
スプリットシンカーはフックから20cm程度離れたところに場所を固定してオモリを付ける仕掛けです。オモリの両端にウキ止めを付けることで固定します。キャロリグ同様、2~5g前後の中オモリを付けるパターンもあれば、ガン玉でも代用可能です。必要な重さに合ったオモリを選びましょう。
フロートリグ
遠投したい場合におすすめなのがフロートリグです。ウキとオモリが一体となっていて、オモリで飛距離を出しつつ、ウキで中層を狙うことができます。中通し式のフロートリグであれば、フックから40cm程度離れた場所にウキ止めを付けます。環付きの場合は道糸から枝スを10cm程度出した部分にフロートリグを付けましょう。
メバリングの仕掛けを覚えればどんな状況でも釣れる!

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今回はメバリングの仕掛けについて、ハードルアー・ソフトルアーに分けてそれぞれ解説しました。色んなエサを捕食するため、種類豊富なルアーで釣ることができるメバル。活性が高い場合はミノー・ペンシル・メタルジグなどのハードルアー、バリエーション豊富に攻める必要がある場合はワーム、潮風が強い場所ではシンカーを用いた釣り方など、状況に合わせた仕掛けを作ってみましょう。
ロッドやルアーの選び方やおすすめ商品については、こちらの記事を参考にしてください。