作成:2018.10.8 更新:2023.2.2
サヨリの仕掛けは回遊ポイントで選ぶ!仕掛けとスペックをご紹介!
サヨリは群れで移動する回遊魚ですので、その群れをいかにとらえるかが釣果を分ける重要なファクターとなってきます。回遊のルートが近距離だった場合と遠距離だった場合に対応できる、2つの仕掛けを今回はご紹介したいと思います。
サヨリは群れで移動する回遊魚

出典:photo AC
サヨリはシーズンを通して釣ることができ、群れにあたってさえしまえば比較的簡単に釣れますので、ファミリーフィッシングにもおすすめのターゲットです。
また秋から冬にかけてはサイズが大きくなり食味がよくなりますので、メインシーズンは秋から冬にかけてになります。
もちろん夏にも釣ることができ、エンピツサヨリといわれる小型のサヨリを数釣ることができます。
サヨリは接岸情報が重要
サヨリは前述の通り回遊魚ですので、堤防のような見渡しのいい場所からコマセで群れを誘い、群れに仕掛けを投入してアタリを待つという釣り方になります。
群れの確認方法ですが、サヨリは比較的水面の浅いところを回遊しますので、群れが接岸しているかどうかは目視で確認することができます。
また回遊ルートも比較的同じであることが多いので、釣り場所の近い時期の実績や前年度の同時期の実績の情報を元に動くと群れにあたる確率も高くなるでしょう。
サヨリをウキ釣りで釣る!

出典:photo AC
接岸してきたサヨリを狙う近距離の釣りであれば、ウキ釣りがもっともポピュラーでしょう。
そして連玉仕掛けといわれる仕掛けを使用します。
連玉仕掛けはシモリを複数並べることで、繊細なアタリを取ることができたり、エサを自然な形で潮の流れに乗せることができるので、魚が違和感を覚えにくいというメリットがあります。
また固定仕掛けなので、サヨリのように水面に近い浅いタナを決まって回遊する魚にはより高い効果を発揮します。
連玉仕掛けのスペックをご紹介
ロッド
ロッドは4.5mから5.3m程度ののべ竿を使用します。
ダイワ(Daiwa)渓流竿リバティクラブ万能小継硬調53・Q釣り竿902847
ロッド(釣り竿)タイプ:渓流竿(小継)
主なターゲット:ヤマメ イワナ メバル アジ
標準全長:5.24m
継数:11本
仕舞:56.0cm
標準自重:164g
先径:0.7mm
カーボン含有率:79%
元径:26.4mm
DAIWAのエントリーモデルののべ竿です。
小継モデルなので持運びもお手軽です。
ライン
ラインは水中で目立ちにくい1号から1.5号のフロロがおすすめですが、ナイロンでも問題ありません。
クレハ(KUREHA)ラインフロロマイスター320m4lb
全長:320m
Test lb:4lb
参考号柄:1号
標準直径:0.165mm
素材:フロロカーボン
カラー:クリア
非整列巻
80m毎マーキングシールに残りm数を表示
1号のフロロラインです。
ウキ
ウキはシモリの3連ウキを使用します。
サヨリはアタリが横方向に出ますので、直線に流れているシモリが横に動いたら即合わせます。
サヨリはエサに違和感を感じるとすぐに吐き出しますので、繊細なアタリの取れる連玉仕掛けが向いています。
シモリ玉のセットです。
サイズが複数ありますので、ターゲットに合わせて選択できます。
オモリ
オモリは操作性を上げるために軽めのジンタンを打ちます。
ハリスは細いものを使用!
ハリスは0.8号から1号のもの使用します。
フロロカーボンの1号のハリスです。
ハリは色でカモフラージュ!
ハリは金色か赤色の3号の袖針がおすすめです。
金色か赤色を使う理由ですが、主となる付けエサのアミエビでハリをカモフラージュするのにいいのがこの2色だからです。
またサヨリは大きく突き出た下あごの上に小さな口があり、吸い込むようにエサを捕食しますので、ハリの形状は袖針がおすすめです。
その日釣れるサヨリのサイズに応じてハリの号数も変えられると最終的な釣果も変わってくるでしょう。
ハリス付きで金色の3号袖針です。
ハリス付きで赤色の3号袖針です。
お手軽な完成仕掛け!
ウキからハリまでこれひとつあれば仕掛けはOKという、完成仕掛けもサヨリ釣りにお手軽でおすすめです。
初めてのサヨリ釣りにはもってこいでしょう。
ハヤブサ(Hayabusa)サヨリ仕掛スーパーボール&3連シモリ(のべ竿用)4-1HA134
鈎(号):4
ハリス(号):1
幹糸(号):2
全長(m):4.5
対応エサ:サシアミ、虫エサなど
付属:スペア鈎3本
向かい風でも投げやすい仕掛けになっており、スペアのハリも3本付いています。
ハヤブサ(Hayabusa)サヨリ仕掛リアルアミエビ&から鈎(のべ竿用)3.5-0.8HA137
鈎(号):3.5
ハリス(号):0.8
幹糸(号):1.5
枝(cm):4
全長(m):5.4
サビキがプラスされた連掛け狙いもいける仕掛けです。
手返しは少し悪くなりますが、群れが来た場合は一気に連掛けできるチャンスがあります。
コマセも付けエサもアミエビがおすすめ!
エサはコマセにも付けエサにもアミエビを使用します。
特にコマセ用と付けエサ用で分ける必要はありませんので、形のいいものを付けエサにするといいでしょう。
またコマセには集魚剤を混ぜることで、サヨリの群れを引き寄せる効果が高まります。
キャップを開けて絞り出すだけで使える便利な商品。
内容量は少なめですが使い勝手が良いです。
コマセのアミエビに混ぜて使用します。
白く煙幕上にコマセが広がり、サヨリの群れを足止めします。
サヨリを遠投カゴ釣りで釣る!

出典:photo AC
サヨリの群れが遠くを回遊している場合に有効なのがこのカゴ釣りです。
コマセを詰めたカゴを遠投することで、狙いのポイントに効果的に仕掛けを流すことができます。
飛ばし仕掛けのスペックをご紹介
ロッド
ロッドは5mから5.3mくらいの1号から1.5号の磯竿を使用します。
ダイワ(Daiwa)磯竿スピニングリーガル1.5-53釣り竿
ロッド(釣り竿)タイプ:スピニング 磯竿
主なターゲット:メジナ クロダイ マダイ アオリイカ
標準全長:5.33m / 仕舞:101cm
継数:6本
標準自重:205g
先径:1.1mm
元径:21.4mm
おもり負荷:1.5-4号
適合ナイロンハリス:1.5-4号
カーボン含有率:92%
5.3mで1.5号の磯竿です。
DAIWAの磯竿の中ではエントリーモデルですが、機能性や剛性、しなやかさなど大手メーカーの技術力が結集したロッドです。
リール
リールは2000番台くらいの小型のスピニングリールを使用します。
シマノ アルテグラ 2500
ギア比:5.3
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):78
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
自重(g):225
ナイロン糸巻量(号-m):2-170、2.5-150、3-120
フロロ糸巻量(号-m):2-140、2.5-125、3-100
PE糸巻量(号-m):1-320、1.2-270、1.5-220
SHIMANOのアルテグラシリーズのリールです。
軽量で汎用性の高いリールなので、活躍してくれる場面も多いでしょう。
ライン
ラインは1.5号から2号のナイロンラインを使用します。
ダイワ(Daiwa)ナイロンラインジャストロンDPLS500m2号クリアー
素材:ナイロン/全長:500m/2号
クリアー
実用機能を徹底追求したハイスペックナイロンライン
お買い得な500mボビン巻き(円筒クリアケース入り)
優れた結節強力
糸グセがつきにくくしなやか
平行巻(DPLS)だから直線性が良く糸本来の品質を維持
ナイロン比重:1.14
サスペンドタイプ
平行巻ディープラス:DPLS
DAIWAの2号のナイロンラインです。
遠投できるカゴウキ!
サヨリの飛ばし仕掛けでは遠投できるカゴウキとシモリ玉を使用します。
コマセのアミエビをカゴに詰めますので、そのオモリで遠投する形になります。
ハリスは細いものがおすすめ!
ハリスは0.8号から1号のものを使用します。
1号のハリスです。
フロロの弱点だった結節強度も最大限高められたものです。
ハリはターゲットのサイズで変える!
ハリは袖針の3号から5号くらいを使用します。
ウキ釣り同様、ハリの色は金色か赤色がおすすめです。
赤色で4号の袖針です。
ハリス付きの金色で5号の袖針です。
完成仕掛けで手軽にサヨリ釣り!
ウキ釣り同様、完成仕掛けがあればすぐにでもサヨリ釣りを始めることができます。
初めての釣りにおすすめです。
遠投性能に優れた仕掛けです。
ストッパー付きのシモリの3連ウキです。
コンパクトロッドにも対応した飛ばし仕掛けです。
エサだけ付ければすぐに使用できる飛ばし仕掛けです。
コマセは集魚剤でまとまりを!
エサはウキ釣り同様、コマセにも付けエサにもアミエビを使用します。
近くの釣り具店に事前に連絡を入れておけば、解凍されたアミエビを手に入れることができます。
ウキ釣りで紹介したものと同様のアミエビです。
もちろん近くの釣り具店で購入しても問題ありません。
こちらもウキ釣りで紹介たものと同様の集魚剤です。
コマセに混ぜ合わせることでまとまりが出るので、カゴに詰めるのも楽になります。
サヨリの仕掛けは近距離狙いか遠距離狙い!

出典:photo AC
サヨリの仕掛けで連玉仕掛けと飛ばし仕掛けをご紹介しましたが、これは分かりやすく近距離狙いの仕掛けと遠距離狙いの仕掛けという区分けになります。
サヨリはとにもかくにも群れを捕まえることが重要ですから、サヨリの回遊ポイントに合わせて仕掛けを選択する必要があります。
つまりサヨリ釣りは接岸情報を仕入れるなどの事前準備が大切になります。
またいったん群れを捕まえたら、そこからは手返しが重要になってきますので、仕掛け投入までの一連の動作に無駄なを作らないということも重要になってきます。
日中の時間に釣れる魚でファミリーフィッシングにもおすすめですので、ぜひサヨリ釣りを楽しんでください。