作成:2018.10.9 更新:2023.3.29
船釣り攻略の鍵はタックルボックスにあり!おすすめボックスも紹介!
船釣りはショアからはなれ、限られたスペース、携行したタックルだけでターゲットと対峙しなければなりません。船釣りに必要な釣具をまとめ、船釣りシーンの助けとなるタックルボックスの機能、そしておすすめのタックルボックスを紹介いたします。
タックルボックスは釣具の命を左右する

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タックルボックスは、ルアーやフック、仕掛けなどを収納するものとして釣りには必要不可欠です。必要なタイミングで速やかに必要な物を取り出すことができる、そして、釣り場のスペースを邪魔しない程度に多くの物がコンパクトにまとまっていればアングラーはファイトに集中できます。そこで、持ち物の量や釣り場を想定し、使い勝手の良さ、釣具を守るタックルボックス選びが重要となります。型、素材、大きさなど多くのタックルボックスから最適なものを選ぶためには、まずその素材を絞ることをおすすめします。船釣りのタックルボックスとして素材のタイプは2つ、ハードタイプ、セミハードタイプがあります。
船釣りタックルボックス〜ハードタイプ
素材表示に耐衝撃性コポリマー、もしくは耐衝撃性PPやPEなどと示されているものが多いタックルボックスです。イス代わりに座っても頑丈で、またフタが側部まで覆うように設計され密閉度の高いタイプです。頑強な素材なだけにボックス自体は重く、滑り止めがあっても自重が重くなるほど滑りやすい傾向にあります。
船釣りタックルボックス〜セミハードタイプ
素材表示にEVAなどと表示されているもので、ハードタイプよりも柔らかく比較的軽量素材が使用されています。持ち運びがラクで、底部の滑り止め機能がよく効き滑りにくいタイプです。軽いだけにフタの開閉時には風に煽られて作業がもたつき、また、ハードタイプのようにイス代わりなるほどの屈強さには欠けます。
船釣りに使うタックルボックスのマスト機能をおさえておこう

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船釣りの場合、沖に向かって出発するや簡単には戻ることができませんから入念なる事前準備が重要です。また、船という限られたスペースを他のアングラーの方々との共有する釣り場になります。こういった状況の中、手抜かりないタックルの準備と、共有スペースで妨げにならないコンパクトなタックルの収納が求められます。そこで、船釣りで望ましいタックルボックスの機能についてポイントごとに紹介いたします。
釣具を不用意に海水にさらさない防水性
防水性が高い、海水にも強いなどの素材や加工をほどこされることがスタンダードになった釣具ではありますが、必要な時以外は海水を避けサビを防いで長く愛用したいものです。タックルボックスにも、防水素材、密閉度の高いものが求められます。フタが側部まで覆うようなタイプであればさらに防水性能が高まりおすすめです。
突然の衝撃にも耐える頑丈ボディ
滑り止めなどが底部に装備されていても、デッキが波しぶきで濡れ滑り始めたり、波が高ければ船がゆれタックルボックスが何かに衝突する可能性も念頭におく必要があります。そんな場合でも、頑強に中味を護るハードボディであることが求められます。
船釣りは魚種が多彩、多くのタックルを収納できる大きさ
タックルボックスのサイズはさまざまです。船釣りの場合、おかっぱりよりもターゲットが多様になりますので自ずと準備する仕掛けが多くならざるをえません。また、タオルや防寒着、そしてお弁当までひとまとめにしてしまいたいという状況にもなりがちです。船の規模、自力で持ち運びできるかなども考慮しつつ大きめの物を準備するのがおすすめです。
大きさに見合った容量
外形がある程度の大きさがあっても、実際に収納できる容量が意外と不足しているようでは使いづらいタックルボックスになってしまいます。大きさにもよりますが、船釣りのタックルボックスであれば、少なくとも25L前後から40L前後のものが望ましいです。
視認性の高い収納
収納されているものをスムーズに迷いなく取り出しができるということもタックルボックスに求められる機能です。多くの道具を一見して把握できるように、インナートレーや仕切りなどを利用します。また、中味の見えるような別ボックスでルアーなど小物系をまとめたり、未使用と使用タックルを仕切るなどして現場で混在させないことも重要です。収納という機能は釣り後のお手入れを助ける役目も担っています。
滑らず安定した状態でタックルを守る
破損につながる原因であるスライドに対して、デッキ上で常にコントロールできることが必要です。底部に滑り止めなどがほどこされています。
カスタマイズで、必要な機能を搭載
デフォルトのまま使用しても充分に高性能なタックルボックスはたくさんあります。自分の使いやすいように、ロッドホルダーやドリンクホルダーなどオプション機能を搭載すればオリジナルタックルボックスとして最強のリリーフ陣になること間違いなしです。
船釣りならコレ!タックルボックス、ベスト10!

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釣りの場数を踏めば踏むほど臨機応変に対応するシーンも多くなり、アングラーのアイデアを実行してくれるタックルもそれに比例して多くなります。それが、船釣りとなるとなおさらです。そして、おかっぱりと比べるとどうしても安定性にはかける釣り場ですから、少々のことでは動じないタックルボックスが必要となります。ここでは、ハードタイプとセミハードタイプにわけて、それぞれにおすすめベスト5をご紹介いたします。
タックルボックス、ハードタイプおすすめベスト5
大工さんの工具入れが発祥の頑強ボックス
船釣りアングラーといえばこの堅気なタックルボックス。防水性にも優れ、また荷重にも強く積み重ねもOKです。時にはこのボックスに座ってアタリを待機するのも楽しみに。
リングスター(RINGSTAR)D-5000RBR/BK
サイズ:本体/(L)538×(W)359×(H)347mm、中皿(内寸法)/193×286×H90mm
重量:3.5kg
材質:高耐衝撃性コーポリマー樹脂
容量:38L
耐荷重:500kgまで
両面開閉のフタでスペースいらず
両面開閉のフタは90度でストッパーがかかるので開け締めのモタツキを軽減。かなりの荷重に対応できるので安定感あるイス代わりにも。ハーフトレイで収納の幅を広げ、35Lの大容量以上の収納力を発揮します。ロッドスタンドを装着できる多目的ホルダー付き。
ソルトウォーター専用タックルボックスの決定版!
ダイワのソルトウォーターゲームのフラッグシップブランド、ソルティガシリーズに位置するソルトウォーターに長けたタックルボックスです。収納性の高さは当然に、ソルティガブランドの強さを備え大事なタックルを守ります。
お得なロッドスタンドつきで最強を求めるならこれ
仕切板8枚付きで収納力も高く、堅牢ボックスと定評あるメイホウのボックスシリーズです。フタには簡易ロックシステムを搭載、スライド台座で横転防止をはかるなどアングラーが釣りに集中できる環境を整えてくれます。
ワンタッチでショルダーからハンドルに
ベルトの調整がワンタッチででき、持ち運びのストレスを軽減した機能に注目!高剛性ハードタイプのフタは防水はもちろん撥水性にもこだわった加工。タックルを守りながらも、仕掛けの付替えをフタ上で行っても安定して作業できる仕様になっています。
タックルボックス、セミハードタイプおすすめベスト5!
ダブルボックスで持つならこれ
ハードタイプに小ぶりこわまりの効くセミハードタイプのボックスを持つならアブガルシアのボックスがおすすめ。開閉しやすく、視認性の高い透明な上フタ、ルアーなど小物専用に収納力を発揮します。
『ガチットハンドル』で使いやすさが向上
ハンドルがフタや側面にぴったりキープ、また持ち運びしやすく変化する設計。塩ガミをさける太番手ファスナーのフタは開閉しやすく、またバタつかせないためのドットボタンで全・半開きで作業することが可能です。
シマノバッカンEVBK-016Q
サイズ:33cm/36cm/40cm
外寸(cm):33cm 20×33×22/36cm 24×36×24/40cm 26×40×28
素材/EVA、折りたたみ可
EVA素材のセミハードボックス
かたくずれや劣化しにくいながらも柔軟性のある素材、底部には衝撃に耐えるハード素材も採用したボックスです。柔軟な素材ながらもフタに小物を置いても安定するような仕様になっており使い勝手がバツグン。ロッドホルダーを4箇所装備。
ソフトクーラーボックスとしても活躍
ルアーなどの収納だけでなくソフトクーラーボックスとしても使用でき、コンパクトにおりたたむこともできるタイプです。前部にルアーを一時的に掛けることができる箇所を設け、ルアーローテをスピーディにさばくことが可能です。
ハードなかぶせフタで濡れを防止
側部をハードかぶせフタで覆うので密閉度もさることながら、フタ上での作業に安定感とスピード感をもたらしてくれます。インナートレイが透明のフタ付きになっており視認性に優れた設計のボックスです。
大事な道具を海から守るタックルボックスを

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おかっぱりの時とは一味違う緊張感を楽しめる船釣りは、『老人と海』のようなロマンのようなものにも駆られ、冒険心や探究心も高まるばかりです。その気持を満たしてくれる大事なタックルを、頑強に、そして包み込んでくれるように自然から守ってくれるものを選びたいですね。