作成:2018.11.17 更新:2023.7.5
投げ釣り用のオモリを徹底解説!種類や付け方、号数まで全て網羅!
投げ釣りに使うオモリは多くの種類があります。絡み防止の為天秤という仕掛けを使いますが、天秤付オモリや、オモリだけ交換できるタイプがあります。今回は各種のオモリをそれぞれ特徴やメリット、号数、付け方まで網羅的に解説します。
目次
投げ釣りに使うオモリの選び方

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投げ釣りに使うオモリはなんでもいいというものではありません。重さも10号位から35号位までを使い分ける必要があり、さらにオモリの形状やタイプもフィールドに合わせて使い分けなければなりません。そこで投げ釣りに使うオモリをタイプ別に解説します。それぞれメリット、デメリットがあり、いかにメリットをいかすのかがカギを握ります。
投げ釣りのオモリ1:着底後オモリが立つフロートシンカー

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オモリの上部が樹脂や木製になっていて、海底でオモリが立つタイプです。L型天秤へ装着して使います。形状がスリムで遠投が効きます。
フロートシンカーのメリットとデメリット
メリットはオモリが立つので、引き釣り時にハリスのエダスの部分が海底付近を漂いキスが捕食しやすく、アタリがダイレクトに伝わります。また根掛かりが激減します。
デメリットは潮の流れの速い場所では、号数の重いオモリにしても流されてしまいます。また外洋の波の荒い場所では波やラインの影響を受け、フロートが逆効果にもなります。
フロートシンカーに適したフィールド
ズバリ波の穏やかなサーフ、サーフから伸びた堤防、湾内の潮の流れの緩い堤防などです。重要なポイントは速い潮の流れと波の荒さです。この二つをクリアする場所であれば威力を発揮します。
お勧めのフロートシンカー
それではおすすめのフロートシンカーを紹介しましょう。必ず天秤に装着してください!
DAIWAの人気のフロートシンカー
本格投げ釣りに最適なダイワのフロートシンカーです。空気抵抗を減らし、かつ水中では潮の影響を受けにくい形状になっています。
リーズナブルなエアータイプのフロートシンカー
軽めのオモリでライトなタックルにも使えるフロートシンカーです。価格もリーズナブルで買いやすく使いやすいタイプです。
本格派ウッドシンカー
シンカー上部が木製のフロートシンカーです。
本格的な投げ釣りに適しています。
投げ釣りのオモリ2:管付オモリ!昔からの定番と言えばこれ

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昔から天秤に着けるオモリと言えばこれです。ナス型、六角オモリなどが管付オモリで、天秤付オモリが販売され始めてからは、投げ釣りに使う釣り人は減りましたが、L型天秤などにフィールドに合わせて、号数の違うオモリのみ交換可能なため最近見直されています。とにかくリーズナブルなのが一番です。
管付オモリのメリットとデメリット
メリットは着底後の底での安定です。潮流にも強く少々では流されません。オモリの号数が幅広くあるので、潮の速い場所でも重い号数にすれば仕掛けを安定させることが出来ます。
デメリットは鉛製なので、根掛かりは多くなります。オモリの形状から水の抵抗がかかり、巻き取り時にやや重みを感じ、ロッドに負担がかかります。
管付オモリに適したフィールド
オモリの号数が幅広い為、あらゆるフィールドで可能です。また安価なため、根掛かりを恐れず、底の荒い場所も攻めることが出来ます。
お勧めの管付オモリ
管付オモリは種類が多く、自分の好みに合わせるといいでしょう。必ず天秤に装着しての使用となります。
今も昔も定番オモリ
最近の釣り具の価格に比べるととてもリーズナブルです。更に1キロ入りの徳用もあり、自分がメインに使うサイズなら1キロ買がお得です。
管付オモリの遠投タイプ
オモリの空気抵抗を減らすための溝を入れた、超遠投がウリのNEWタイプです。蛍光色カラーもあり、管付オモリの進化系です。
管付遠投型タングステンシンカー
鉛より比重の重いタングステン合金により、同じ号数でもコンパクトな形状になり、スリムなボディーで空気抵抗も減り遠投力の効く、最高級管付オモリです。
投げ釣りのオモリ3:今や主流のL型天秤付オモリ!

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L型天秤付のオモリです。固定式と誘導式かあり、いまや投げ釣りの主流となっているタイプです。L型にはフロートタイプのオモリが付いたものもあります。
L型天秤付オモリのメリットとデメリット
メリットは天秤にオモリを装着する必要が無く、取りつけが簡単で、初心者には最適です。また引き釣りに適したタイプで海底を引きずるような動きをします。
デメリットはオモリだけの変更が出来ません。つまり、重さを変えるためには天秤ごと交換になります。
L型天秤付オモリに適したフィールド
L型は根掛かりというリスクがあるため、サーフやサーフから伸びる堤防、サーフのなかにある港などが狙い目です。かならず引き釣りをしましょう。
お勧めのL型天秤付オモリ
お勧めのL型天秤付オモリを、固定タイプ、誘導タイプ、フロートタイプの3種類を紹介しましょう。
固定タイプならこれ
固定タイプは天秤の上部と下部のジョイント部分のリングが小さく、上部にリーダー、下部に仕掛けを装着します。
多くのアングラーが使う誘導タイプ
誘導タイプは下部のジョイントのリングが大きく、サルカンが通るようになっています。上部のサルカンがストッパーになる仕組みです。
昔は皆これだった!
オモリがフロートタイプになったもので、昔の投げ釣りと言えば皆これを使っていました。今では安いL型が多く登場したので、あまり見かけませんが今でも当然使えます。
投げ釣りのオモリ4:遠投力と潮の影響を受けにくいジェット天秤付オモリ

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ジェット天秤は天秤が直線なるタイプです。この天秤はオモリ交換が不可なため、オモリ付で販売されています。昔からあるタイプで仕掛けを底に定着させる形状です。
ジェット天秤付オモリのメリットとデメリット
ジェット天秤のメリットは遠投が効く点と、着底後仕掛け全体が海底に這うようになるので潮の流れの影響が受けにくいことです。
デメリットは形状から引き釣りでリールを速く巻くと仕掛けが浮き上がるという点があります。ゆっくり巻けば問題ないですが、スピードが速いとキスのタナの上を仕掛けが通るようになります。
もう一つは飛行時と着水時に仕掛けが絡みやすく、若干弧を描くように投げるというテクニックが必要です。
更にL型天秤付オモリ同様、オモリの交換が出来ないため、重さの変更は天秤ごと交換になり、コスト面でかさみます。
ジェット天秤オモリに適したフィールド
水深の浅めのサーフや、潮の流れの速いポイントに適しています。根掛かりも以外にしにくいので底の荒いポイントも狙い目です。
おすすめのジェット天秤付オモリ
お勧めのジェット天秤付オモリを紹介します。意外に知られていませんが、二つのパターンがあります。
一番メジャーなジェット天秤付オモリ
ジェット天秤付オモリといえばこれというくらいメジャーです。オモリがフロートタイプになっています。
オモリにギザの入ったタイプ
ジェット天秤付オモリの形状はほとんど同じですが、こちらは鉛にギザの入ったタイプです。何の目的でギザが入っているのと思う人が多いですが、鉛のギザについたキズによって底の荒さがわかるという利点があります。
仕掛けを底に安定させるスパイク付
昔あった円盤オモリから進化したものです。着底後の安定感は抜群で、キスよりカレイ狙いに威力を発揮します。引き釣りには不向きです。
投げ釣りのオモリはフィールドや潮流にあわすのが原則

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投げ釣りで使うオモリの解説はいかがでしたか。一言で投げ釣りのオモリといっても、色々あることがお分かりいただけたと思います。一番重要なポイントは、狙うフィールドの状況に合わせてオモリを使い分けるという事です。そして極めるなら、天秤は別に購入し、オモリで調整していくことです。この記事を読めばどのような場合にどんなオモリを使えばいいのかがわかると思います。是非とも自分だけのオモリ仕掛けで、釣果アップを狙いましょう。