作成:2018.10.18 更新:2023.7.5
ヒラマサの釣り方は多種多様!船釣りとおかっぱりの狙い方をご紹介!
海のスプリンターといわれるアジ科最大の魚、ヒラマサ。その引き味は一度知ると忘れらないほどに強烈なものです。今回はそんなヒラマサを船から狙う場合とおかっぱりで狙う場合の釣り方についてご紹介していきたいと思います。
目次
ヒラマサは青物最大級のサイズ!
ヒラマサはアジ科で最も大きくなる魚で、過去には2.5mにも及ぶ個体も捕獲されています。
またサイズだけではなくその泳ぎの速度も圧倒的で、最高速度は時速50kmにも及びます。
海のスプリンターの異名どおりの引きで、手に汗握るやり取りもヒラマサ釣りの醍醐味のひとつといえるでしょう。
一度でいいから大物を釣ってみたいという釣り師の願望を余すところなく満たしてくれます。
また季節を通して食味に変化がないのも特徴で、釣った後の楽しみも大きいです。
ヒラマサ釣りは船釣りでもおかっぱりでも!
ヒラマサは船釣りだけでなくおかっぱりでも狙うことができます。
釣り方は時期によっても様々ですが、船釣りでもおかっぱりでもルアー釣りはとても人気の釣り方になります。
その他にも船釣りでは泳がせ釣り、おかっぱりではカゴ釣りなどでもヒラマサを狙うことができます。
それぞれの釣り方については次項以降にてご紹介していきたいと思います。
ヒラマサを船から狙うルアー釣りと泳がせ釣りを紹介!

出典:photo AC
船釣りでヒラマサを釣る場合、ルアー釣りや泳がせ釣りがメインの釣り方になってきます。
どちらも大型サイズのヒラマサまで狙えますので、引き味も存分に楽しめます。
それではそれぞれの釣り方について詳細をご紹介していきたいと思います。
大型ヒラマサを狙うならキャスティングゲーム!

出典:photo AC
大型のヒラマサとのやり取りを有利に行うために、トップで狙っていくのがキャスティングゲームです。
一気に根に潜られてラインを切られる前にトップから引き揚げてしまうというパワー勝負の釣り方です。
タックルはパワー重視!
ロッド
ロッドは7フィートから8フィートのものがおすすめです。
専用のキャスティングロッドを選択するといいでしょう。
シマノ グラップラー タイプC S710ML
全長(m):2.39
継数(本):2
仕舞寸法(cm):182.2
自重(g):238
適合ルアーウェイト(g):MAX80
適合ライン PE(号):MAX4
SHIMANOの7.10フィートのキャスティングロッドです。
スパイラルXとハイパワーXを採用し、圧倒的なパワーを誇ります。
リール
リールもパワー負けしないように大型のスピニングリールを選択してください。
ハイギアのモデルがおすすめです。
シマノ ツインパワーSW 14000XG
ギア比:6.2
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):134
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):14.0/25.0
自重(g):660
ナイロン糸巻量(号-m):10-195、12-155、14-140 / PE糸巻量(号-m):6-300、8-200、10-165
SHIMANOのハイパワーリールです。
ヒラマサのパワーで壊されてしまわないように、高価でも上位モデルを選んでください。
ライン
ラインはヒラマサのパワーに対抗できるPEラインの6号から8号を選んでください。
ダイワ UVFソルティガデュラセンサーX8+Si2 6号 300m マルチカラー
参考号数:6
強力:79lb / 36kg
糸巻量(m):300
カラー:10m毎×5色 (ライムグリーン/オレンジ/パープル/ピンク/ソルティガブルー)
DAIWAの6号PEラインです。
ルアーはベイトに合わせて選ぶ
ルアーはベイトに合わせて140mmから160mmくらいのものを選んでください。
特に食いが渋い時は小型のルアーの方がおすすめです。
145mmのフローティングルアーです。
アンダーハンドでも飛距離が出るように設計されており、船釣りにもってこいです。
160mmのペンシルベイトのルアーです。
大型狙いに実績のあるルアーです。
ヒラマサジギングはゲーム性が高く奥が深い!

出典:photo AC
ヒラマサジギングは潮の流れを読みながらヒラマサを誘っていくゲーム性の高さと奥深さで人気の釣り方です。
ヒラマサを狙う場合はその強烈な引きに耐えられるよう、タックルは高スペックでパワーがあるものが求められます。
また根掛かりのリスクも高いので、底を取る際は船長のアドバイスに耳を傾けるといいでしょう。
タックルはなるべく高スペックなものを選ぶ
ロッド
ロッドは6フィートから7フィートのものを選択します。
ナチュラルジャークで誘えるように柔らかいロッドがおすすめです。
シマノ オシアジガー コンセプトS S66-3
全長(m):1.98
継数(本):1
仕舞寸法(cm):198.0
自重(g):155
適合ジグウェイト(g):90~180
適合ライン PE(号):MAX 3
SHIMANOの6.6フィートのロッドです。
ルアー対荷重は90gから180gあり、狙ったジグアクションでヒラマサを誘えます。
リール
リールはパワーがあってハイギアのスピニングリールがおすすめです。
キャスティングゲームなどで使用できる汎用性の高さも魅力的です。
シマノ ストラディックSW 8000HG
ギア比:5.6
実用ドラグ力(kg):9.0 / 最大ドラグ力(kg):13.0
自重(g):645
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):107
糸巻量:ナイロン(lb-m) 5-275、6-230、8-160 / PE(号-m) 3-410、4-300、5-250
強力な巻き上げ力でヒラマサとのやり取りでもパワー負けしません。
ライン
ラインは4号のPEラインがおすすめです。
地域にもよりますが、根の荒いポイントであればライントラブルを低減させるために60lb程度のフロロのリーダーを3mくらい繋ぐといいでしょう。
クレハ(KUREHA)PEラインシーガーPEX8300m4.0号62lb(28.1㎏)5色分け
主な対応魚種:全魚種対応
素材:PE
全長:300m / 号数:4.0号 / 強度:62lb(28.1㎏) / 8本編み
カラー:10m毎 オレンジ・青・赤・緑・紫
素材:超強力ポリエチレン繊維(イザナス)
10m毎マーキング:Colorオレンジ・青・赤・緑・紫
8本編みの4号PEラインです。
シマノ(SHIMANO)ショックリーダーオシアEXフロロカーボン50m18号60lbクリアCL-O36L
素材:フロロカーボン/全長:50m/18号/60lb
クリア
ノットの弱点を改善。柔らかい外装と硬いコアの2重構造。
強度に優れた高分子フロロカーボン採用
フロロの60lbのショックリーダーです。
ジグは小さい方がフックしやすい
ジグは100gから200gくらいの間で潮の流れに合わせて選びますが、基本的には小さいジグの方が食いが渋い時でもハリ掛かりが良くなります。
ジグ
【オルルド釣具】メタルジグF(7サイズ:25g、40g、60g、80g、100g、120g、150g)アシストフック付シルバーフック&魚に見えにくい赤フックオールシーズン対応シーバス・ヒラメ・マゴチ・タチウオ・サゴシ・ハマチなどにqb100143
標準全長:1.80m
継数:1本
仕舞:180cm
標準自重:580g
先径:2.1mm
元径:17.9mm
錘負荷:60-300号
適合ハリス:MAX50号
カーボン含有率:32%
パワー・操作性に革命をもたらすネジレ防止の最適構造「X45」
3DX構造
ソリッドパワースリム設計
サビに強く、金メッキとは格の違う耐久性と質感を備えたゴールドIPHBガイド(ダブルラップ)。
リールシート固定部が回らないためリールをがっちり固定でき、安定感のあるファイトを可能にするオリジナルチャネルロックメタルシート。
食い込みの良いしなやか穂先。
大物とのスタンディングファイトに不可欠なギンバル着脱式デカ腹当て付属
竿袋付属
ソルトウォーターに実績のある4色セットのジグです。
色の選択肢を取れるのもr-部ジギングの魅力のひとつです。
スロージギング用に開発されたジグです。
ヒラマサの泳がせ釣りで大物を狙う!

出典:photo AC
イワシやアジを使った泳がせ釣りも大型のヒラマサ釣りに有効です。
鼻掛けか背掛けで生きエサを弱らせないことがポイントになります。
タックルはヒラマサに負けないパワーのものを選ぶ
ロッド
ロッドは6フィートから7フィートのものを選択します。
200号までのオモリ負荷に耐えられるものであればOKですが少し余裕を持っておくといいでしょう。
ダイワ マッドバイパー スティング 185
全長(m): 1.85
継数(本): 1
仕舞(cm): 185
自重(g): 730
錘負荷(号): 60-250
適合ハリス(号):~40
DAIWAの泳がせ釣り専用ロッドです。
穂先がしなやかでターゲットに違和感を与えず、抜群の食い込みを実現します。
リール
リールは電動リールでも手動リールでも対応できますが、ここでは電動リールを紹介したいと思います。
電動リールはSHIMANOなら3000番台、DAIWAなら500番台くらいの中型のものを選ぶようにしてください。
シマノ(SHIMANO)電動リール15フォースマスター3000右ハンドル
ギア比:3.9
最大ドラグ力(N)/(kg):196.0/20.0
自重(g):790
PE[パワープロボートゲーム]糸巻量(号-m):4-400、5-350、6-300、8-200
フロロ糸巻量(号-m):5-420、6-350、7-300、8-240
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):70
スプール寸法(径mm/幅mm):57/46
ベアリング数(S A-RB/BB/ローラー):7/2/1
ハンドル長(mm):75
シマノ巻上力kg[N]:63[617]
実用巻上持久力kg[N]:8.5[83.3]
最大巻上速度(m/分):210
実用巻上速度(m/分)1kg負荷:167
実用巻上速度(m/分)2kg負荷:161
実用巻上速度(m/分)3kg負荷:155
SHIMANOの中型電動リールです。
モーターパワーもドラグ力も中型電動リールの中では最高クラスのものです。
ライン
ラインはPEラインの5号から6号のものを選択してください。
クレハ(KUREHA)PEラインシーガーPEX8300m5.0号78lb(35.4㎏)5色分け
主な対応魚種:全魚種対応
素材:PE
全長:300m / 号数:5.0号 / 強度:78lb(35.4㎏) / 8本編み
カラー:10m毎 オレンジ・青・赤・緑・紫
素材:超強力ポリエチレン繊維(イザナス)
10m毎マーキング:Colorオレンジ・青・赤・緑・紫
8本編みの5号PEラインです。
仕掛けは胴付き1本ハリ
ハリス
ハリスは16号から18号のものを選択します。
ダイワ(Daiwa)ハリスディーフロン船フロロカーボン120m16号クリアー
素材:フロロカーボン/全長:120m/16号
クリアー
標準直径(mm):0.660
日本製
従来モデルよりさらに巻き糸量を10mアップ
DAIWAの船ハリスの16号です。
オモリ
オモリは150gを中心に潮の流れによって増減させていきます。
根掛かりのリスクを考えて短めの捨て糸に繋ぐといいでしょう。
2個入りの150号のオモリです。
ハリ
ハリはヒラマサ用のハリの14号から16号くらいから選択します。
アタリがない時は小さい号数ものものを、バラし対策には大きい号数のものが向いていますので、状況をみて変えられるといいでしょう。
貫通力の高い、がまかつのヒラマサ針14号です。
ヒラマサをおかっぱりで狙う際はカゴ釣りがおすすめ!

出典:photo AC
ヒラマサをおかっぱりで狙う場合には、メーター級のヒラマサを釣りあげるのはなかなかの至難の業です。
カゴ釣りの場合は少し小型のヒラマサ狙いにはなりますが、岸近くまで回遊してこない場合も沖目を狙えますので、おすすめの釣り方になります。
タックルはパワーとしなやかさで選ぶ
ロッド
ロッドは遠投用の磯竿4号を選択してください。
3号や5号でも対応できますが、ヒラマサ狙いには4号がベストでしょう。
5.3mの4号磯竿です。
飛距離もさることながら、ヒラマサ相手に適したしなやかさを持つロッドです。
リール
リールは中大型のスピニングリールを使用します。
遠投モデルのものを選ぶといいでしょう。
シマノリール14ブルズアイ9120
ギア比:3.5
最大ドラグ力(N)/(kg):196/20
自重(g):540
スプール寸法(径mm/ストロークmm):76.0/35
ナイロン糸巻量(号-m):10-240/12-200/14-170
PE糸巻量(号ーm):8-200/10-160/12-130
平均最大巻上長(cm/ハンドル1回転):84
ハンドル長さ(mm):90
ベアリング数S A-RB/ローラー:5/1
ワイドローター
0度ボディ
CFギア
X-SHIP
SHIMANOの磯カゴ専用リールです。
パワーアルミ素材でヒラマサの強烈な引きをしっかりと受け止めます。
ライン
ラインはナイロンラインなら10号から12号、PEラインなら3号のものを選択します。
DAIWAの10号ナイロンラインです。
カゴ釣りでは仕掛けとコマセの同調が重要
ハリス
ハリスは10号のものを選択します。
食いが悪い時は8号のものに変更するといいでしょう。
フロロの10号ハリスです。
ウキ
ウキは15号程度の浮力のあるものを選択してください。
カゴ釣り用のウキです。
15号の浮力があります。
カゴ
カゴはウキとセットで考える必要がありますが、15号のものがおすすめです。
DAIWAの15号遠投カゴです。
ハリ
ハリはヒラマサ用の12号から14号のハリを選択してください。
あまりに大きいものになってしまうとコマセと同調させるのが難しくなってしまいます。
がまかつの12号ヒラマサ針です。
エサ
エサはコマセにも付けエサにもオキアミを使用します。
このコマセと付けエサのオキアミを同調させることが、カゴ釣りのポイントになってきます。
合計12kgの大容量オキアミです。
コマセにも付けエサにも使用できます。
ヒラマサは一度は釣りたい大型青物!
今回は代表的な釣り方をご紹介しましたが、ヒラマサは時期や地域によっても数多くの釣り方があります。
それはヒラマサというターゲットが釣り人を魅了し続けてきた結果ともいえるでしょう。
ヒラマサを専門として追いかける人がいるくらいに、その引き味は一度知ったら忘れらないものです。
タックルにパワーが求められるのである程度、高スペックで価格の高いものとはなってしまいますが、ヒラマサにはそれだけの価値があると思いますので、ぜひ一度ヒラマサを狙いに行ってみてください。