作成:2018.9.24 更新:2023.6.5
ロックフィッシュ(根魚)はいつも釣れる!釣れる時期を魚別でご紹介
ロックフィッシュ(根魚)とは、メバル、カサゴ、アイナメ等の魚を総称した名前をいいます。ロックフィッシュの時期は春から冬までと非常に長い季節となります。今回は、時期別に釣れるロックフィッシュを解説します。
目次
ロックフィッシュの時期は一年中!

出典:photo AC
ロックフィッシュは、一年を通して釣ることができる魚です。基本的には秋から春にかけてが時期となりますが、ロックフィッシュの種類のよっては夏に釣れる魚種もいます。このように一年を通して、楽しむことができる釣りは、様々な年代から人気の釣りになります。今回は、皆さんが気になるロックフィッシュ毎の釣れる時期について解説させていただきます。
ハタ系のロックフィッシュは4月~11月が釣れる!

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ハタ系(キジハタ、アカハタ、オオモンハタ、アオハタ等)のロックフィッシュは4月~11月にかけて小さいサイズのものから大きいサイズのものを良く釣ることができます。産卵期は夏になり、産卵に向け体力をつけるため5月~7月に食欲が旺盛になります。いいサイズを釣るには5月~7月がおすすめです。引きは予想以上に強いため面白い引きを味わうことができ、釣りを非常に楽しませてくれる魚です。そして、ハタ系の魚は高級魚としても知られています。釣って良し食べて良しのいいとこづくめの魚になります。これらの魚は、ワームを用いたジグヘッドリグで岩場や消波ブロックを狙うことで、釣ることができます。また、サンマやイワシ、イソメを用いた餌釣りでも釣ることができます。
カサゴ系のロックフィッシュは11月~4月が釣れる!

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カサゴの時期は、11月~4月にかけて釣ることができます。カサゴの産卵期は冬となり、餌を求めて沿岸沿いにやって来ます。そのため、11月~12月にかけて産卵のための体力をつけるため食欲が旺盛になり大物を狙うことができます。3月~4月になると水深が深いところまで移動するため釣れる頻度は少なくなります。カサゴは、ガシリングで釣ることができます。ガシリングとは、ジグヘッドやダウンショットリグにワームをつけた仕掛けになります。岩場などをリフト&フォールで狙ったりずる引きで狙うと良いとされています。その他の釣り方としては、様々な仕掛けで釣ることができ、ブラクリ仕掛け、胴突仕掛け等があります。
メバル系のロックフィッシュは10月~5月が釣れる!

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メバルは、10月~5月にかけて釣ることができます。暑い夏は深い岩場に隠れて中々でてきません。10月になると水温が下がり始め少しづつ釣ることができます。12月には産卵期に入るため、体力をつけるため食欲が旺盛になり良いサイズのものも釣ることができます。メバルはメバリングという手法で釣ることができる魚です。基本的にカサゴやハタと同じ釣り方で、ジグヘッドやダウンショットなどの仕掛けを使い岩場を狙っていくことで釣ることができます。
クエ系のロックフィッシュは10月~2月が釣れる!

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クエは、基本的に一年中狙える魚となりますが、夏場は水深が深い涼しい場所に隠れているため釣ることが難しい魚です。釣れる時期としては産卵期(6月~9月ごろ)を終えて体力を回復する10月~2月の時期が、最も釣れやすい時期になります。クエは大きいもので約100cmにもなり高級魚として有名です。そのクエは1kgあたり1万円以上で取り引きされている魚です。クエの釣り方は、泳がせ釣りやルアーを用いた釣りがあります。泳がせ釣りではアジを餌にして釣ります。アジは現地調達で狙いましょう。
アイナメ系のロックフィッシュは10月~4月が釣れる!

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アイナメは日本各地で釣れる魚です。アイナメは大きいサイズのもので70cm前後まであります。アイナメの産卵期は10月後半~2月となります。卵を産む前や産んだ後の時期に食欲が旺盛になり、10月~4月にかけて釣ることができます。アイナメのランカーサイズのものは主に寒冷地に多いとされています。アイナメの釣り方は、投げ仕掛け釣りや餌釣りワームでの釣りがあります。ワームでの釣りは、基本的にメバリング、ガシリングと同じになり、岩場をコツコツと当てて誘う釣り方になります。根掛かりに十分注意しアイナメを狙いましょう。また、掛かった時は岩の隙間に逃げ込まれないように注意しましょう。
ロックフィッシュは、夜釣りが釣れる!

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ロックフィッシュは、夜行性の魚種であるため、夜になると非常に釣りやすい魚です。しかし、ロックフィッシュが好むのは岩場であるため、岩場は暗く足元が見えづらいため、非常に危険と隣り合わせになります。夜釣りに出かける時は、ライトや靴が滑らないようなアイテム等必要最低限の道具を持っていきましょう。また、一人での夜釣りも非常に危険なので、一人では行かないようにしましょう。
釣ったら食べてみよう!
ロックフィッシュは、高級魚である魚ばかりです。ただ釣ってリリースしたのでは勿体ないです。上記で示した時期は、ロックフィッシュの身に非常に脂がのっており、一番良い状態になります。そこで、ロックフィッシュのおすすめの料理についても紹介していきたいと思います。
クエを釣ったらクエ鍋!

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これから寒くなりますので、クエを釣ったら季節にぴったりの鍋にして食べましょう。とても脂がのっておりとてもおいしいと思います。また、釣りをして冷えた体がとても温まります。釣り仲間や家族と鍋を囲んで召し上がってはいかがでしょうか。釣り仲間や家族との会話もはずませながらたべるクエ鍋は更に絶品です。
アイナメは新鮮な寿司・刺身!

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アイナメを釣ったら、寿司か刺身はどうでしょうか。新鮮で非常に脂がのっており、とろける味わいです。ぜひ、アイナメを刺身または寿司で味わってみてください。やみつきになるはずです。
カサゴを釣ったら煮つけに!

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カサゴを釣ったら煮つけにしましょう。調理の際は、調味料を少なくしてカサゴ本来の味を楽しみましょう。また、ビールのお供にも最高ですよ。
釣り人としてのマナー!
釣り人のマナーとして、釣った魚をすべて持ち帰るとそこの釣り場での生態系が崩れ、狙っている魚が釣れなくなってしまいます。特にロックフィッシュはその場所毎に独自の生態系を形成していることも多く、乱獲で枯れてしまうこともあります。
そのため、持ち帰る際は必要最低限にしましょう。必要最低限にすることで、更に多くの魚が釣れるようになります。また、釣った魚を食べる時は感謝の気持ちを忘れずに食べるようにしましょう。
一年中釣りを楽しもう!
ロックフィッシュの釣れる時期について解説しましたが、ご理解いただけましたでしょうか。ロックフィッシュの時期は1年中になります。魚種によっては4月~11月であったり、秋から春にかけてとなっています。狙いたい魚の特性をしっかり把握し、どのような場所に居そうか等考察してフィールドを攻めてください。クエやハタ系の魚種は、高級魚で非常に高価な魚です。苦労して釣り上げた魚を鍋等で食べると更においしく感じるのではないでしょうか。ぜひ、ロックフィッシュを釣りおいしく食べてください。