作成:2018.10.17 更新:2023.2.4
根魚釣りのおすすめの餌を解説!カサゴ、メバルの食いつき抜群!
カサゴやメバルなどの根魚を狙う釣りは餌が大変重要になります。今回はそんな根魚の食つきが抜群の餌について紹介します。イソメやオキアミなどだけでなく、サバの切り身などでも釣ることができます。
カサゴやメバルなど海底にいる魚を狙う「根魚釣り」

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根魚とはカサゴ、メバルを代表とする、海底の海藻や岩陰などに潜む魚のことで、別名ロックフィッシュとも呼ばれる魚です。その種類は多様で、カサゴやメバルの他に、ソイや高級魚のキジハタやアイナメなども根魚の一種に数えられます。
また、釣り方も多様で、大型狙いなら船で沖から狙われ、おかっぱりでは堤防のヘチやテトラポッドの穴などで気軽に楽しむこともできます。穴釣りなどは初心者にも行える簡単な釣り方としても多くの方に人気です。
今回はその根魚釣りで高い釣果が期待できる餌を紹介します。
根魚に効果的な餌6選

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イソメ類(アオイソメ、ジャリメ、マムシ)
イソメ類は海釣り定番中の定番の餌ですが、根魚に対しても非常に効果的です。
アオイソメ、ゴカイ(ジャリメ)、マムシ(本虫)などでどれでも釣ることができ、アオイソメは安価に手に入りやすく餌持ちもいいのでおすすめです。マムシは高価ですが、ニオイが強く集魚力が高いので、活性が低い時などに効果的です。
オキアミ
小さいエビの仲間であるオキアミは、コマセなどで定番に使われる餌です。根魚釣りでは大きめのサイズのものを刺し餌として使います。根魚は甲殻類も大好物なので、こちらも根魚釣りの定番として使われます。イソメなどが苦手で触りたくない人におすすめです。
魚の切り身
サンマやサバ、カツオなどの切り身も根魚釣りでよく使われる餌の1つです。ニオイで誘いますので、定期的な交換が必要ですが、扱いやすく高い釣果も期待できますのでおすすめです。
釣り餌として販売しいるものならもちろん、スーパーで市販されているもを塩に付けて自作する方法でも使えます。
イカの切り身
イカの切り身も海釣りの定番の餌として使われています。根魚にも非常に効果的です。魚の切り身と同様、釣り餌として販売されているものはもちろん、スーパーで売られている食用のものでも代用可能です。
シラサエビ
シラサエビは別名スジエビとも呼ばれるエビです。生きた状態で生き餌として使います。餌の調達と定期的な餌替えが必要となりますが、やはり生き餌は魚の食いつきが抜群で、根魚に対しても非常に効果的です。
カニ類

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エビと同じく甲殻類のカニは根魚の大好物です。現地調達も用意にできるメリットがあります。また、現地の餌は現地の魚に対して非常に効果的ですので、高い釣果が期待できます。
餌の付け方でより効果的に魚を誘う

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餌は付け方も重要です。付け方によっては簡単に外れてしまたりもします。また、アピール力も違いますし、生き餌を使う場合は、付け方によって持ちも違います。
餌の効果的な付け方をそれぞれ解説します。
イソメ
イソメには数種類の付け方があります。それぞれメリットデメリットがあるので、コンディションに合わせた付け方をすればより高い釣果が期待できます。
通し刺し
最も一般的な付け方で、餌持ちとアピール力のバランスのいい無難な付け方です。
付け方としてはイソメの顔、もしくは顔を切った断面から針を挿入してイソメの中に針に通していきます。針の軸が隠れるくらいまで刺したら、体の横から針を出します。
小さいイソメならばそのままで大丈夫ですが、針に刺さっていないたらしの部分は2,3cmを残してカットしましょう。
チョン掛け
チョン掛けはイソメの顔の横から横に抜けるように刺して付けるやり方です。イソメの体の中を針があまり通らないので、餌の活きを長時間持続させることができます。また、簡単に付けることができるのもメリットです。
動きでのアピール力が強いので、魚の食いつきは良いですが、外れやすいので餌を取られることが多い場合は別の付け方にしましょう。
縫い刺し
イソメの体に何度も針を通す刺し方です。服を縫うような通し方をします。針をたくさん指すことで体液が出てニオイによる強力なアピールができるので、活性の低い時などに効果的です。また、餌が外れづらいので船釣りなどでも使われるます。
オキアミ
オキアミは刺し餌用として販売されているものか、大きめのサイズの個体を選んで付きましょう。塩をかけると水が抜けて身がしっかりして刺し餌として使いやすくなります。
オキアミの尻尾から針を刺して、針が全てオキアミの中に隠れるよう付けます。
魚の切り身
魚の切り身は短冊切りにして、チョン掛けをします。皮の方から刺すことで身割れしづらく綺麗に刺すことができます。また、餌が取れやすい場合は、数回針に通して縫い刺しで付けても大丈夫です。
イカの切り身
イカの切り身も魚の切り身と同様に、短冊切りにしてチョン掛け、もしくは縫い刺しで取り付けます。
シラサエビ
シラサエビは生き餌として使いますので、付け方が重要となります。いくつか付け方がありますので紹介します。
チョン掛け
シラサエビの尻尾にお腹側から針を掛けます。尻尾部分は殻が結構しっかりしているので抜けづらく、弱りづらいので最も一般的な付け方となっています。
鼻掛け
エビの目と脳の間辺りに針を刺すやり方です。頭にある黒い部分が脳ですので、それに当たらないように付けてください。取れづらいメリットがありますが、弱りやすくて位置を間違えるとシラサエビが即死してしまうので注意しましょう。
ホホ掛け
一番釣果が期待できると言われるのが、このホホ掛けです。エビのほほの殻に針を刺します。身を刺さないので生き餌が長持ちし、動きもいいのでアピール力が高いです。ただ、うまく付けないと外れやすいので技術が必要です。
カニ類
カニはふんどし掛けという付け方をします。別名尻掛けとも呼ばれる付け方で、名前のとおりカニの尻の部分に付けるだけです。活きているカニを使う場合には深く刺しすぎると弱りやすいので、なるべく端っこに刺すと良いでしょう。
ベストな餌はケースバイケース

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餌は地域性のありますので、釣り場に合わせた餌を使うのが良いでしょう。現地の釣具屋さんや地元の釣り人に聞くのが一番手っ取り早い方法です。
ですが、根魚ならどの餌を使ってもある程度の釣果は期待できますので、使いやすい餌を使うという選択肢もありです。イソメなどの虫エサが苦手な人なら無理に使わず、オキアミや魚の切り身などを使うのも悪くありません。
根魚に効果的な餌を知ってたくさん釣ろう!

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根魚は実に多様な餌を使って釣ることができます。イソメだけでなく、魚やイカの切り身も使えるで虫の苦手な方でも気軽に挑戦できるでしょう。また、シラサエビの生き餌を使った方法や、現地調達したカニを使ったユニークで安上がりな方法もあり、それを試してみるのも面白いですよ。
今回紹介した餌を使えば、たくさんの根魚を釣ることだって可能です。是非気軽にできる根魚釣りに挑戦してみてはいかがでしょか!