作成:2018.9.27 更新:2023.5.29
タコエギのロッドは代用できない?タコエギ専用ロッドでタコを釣ろう
タコエギを使ったタコ釣りはオクトパッシングと呼ばれています。タコエギを投げてタコを釣るのにわざわざタコ釣り専用のロッドが必要なのか、と思う方もいるでしょう。今回は、独特な釣り方をするタコ釣りの専用ロッドについて紹介します。
目次
タコエギを使ってタコは釣れる

出典:visualhunt
タコエギでのタコ釣りとは、一般的なタコ釣りとは少し違います。と言うのも、タコエギでの釣りはタコジグやタコテンヤと呼ばれるタコ釣り専用の仕掛けを用いて釣る訳でなはないからです。
タコエギとは元々はイカ釣りで使用されるエギと呼ばれるルアーをタコ釣りに応用して作ったものです。イカ用のエギもタコ用のエギも似たような形状をしていますが、実際にはハリの種類やエギの重さが全然違います。
タコエギの特徴は底を引いて誘うことが多いため、根掛かりを軽減するためにフックの形状がエギ上部に付いてます。また、ズル引きでアタリを取りやすいようにと重めのオモリが付いています。
タコエギ用のロッドはパワーが求められる!
まずはタコエギを扱う際のロッドのスペック概要について説明します。
タコジグやタコテンヤなどのタコ釣り仕掛けを扱う際に、ロッドの一番重要な要素となるのはパワーになります。タコエギ用のロッドは少しライトなロッドでも適応できますが、パワーバランスは重要です。
一般的に、タコ釣りは底を中心に狙う釣りが多いです。そのため着底したタコエギをズル引かせるため根掛かりが多く、底の障害物からタコエギを引き剥がせるパワーが必要となります。
またタコエギに掛かったタコは力強く海底や岩、護岸壁に張り付いて動けないように対抗します。そんなタコに主導権を与えず、張り付くタコを強引に引き剥がせるだけのパワーがロッドには求められます。
タコエギはタコ釣り用の仕掛けでもライトな仕掛けですが、ロッドの硬さはタコエギ用のロッドを選ぶ上で気をつけたいです。
タコエギロッドの標準的な長さ
タコエギ用のロッドにおける長さは釣りをする環境によって変わります。具体的にはオカッパリからなのか、船釣りからタコを狙うのかによってロッドの長さにも違いがあります。
まずオカッパリでのタコ釣りをする場合、堤防がメインの釣り場になります。堤防は水面から足場まで一定の高さがあります。また遠距離にエギを投げてタコを狙うことから、ロッドの長さも2.7-3mクラスあると投げやすいです。
一方で船釣りからタコを狙う場合は、船上での取り回しが良い1.8-2.4m程度となる短めなロッドを使用します。
タコエギ専用ロッドのおすすめな調子、オモリの負荷
タコエギ専用ロッドのおすすめな調子は先調子になります。先調子は魚の引きに主導権を与えないような設計の曲がりで、比較的、強引なファイトができるロッドです。
タコのようにパワーを必要とするロッドに必要な要素となります。
またタコエギ用のロッドでは、およそ30gを目安にエギを背負えるロッドが好ましいです。
タコエギを操作しやすいロッドの重さは200g!
タコエギでのタコ釣りはルアーフィッシングです。投げたらロッドを置いて釣るのではなく、自分でタコエギにアクションを加えて誘います。
そのため、重量感のあるタコエギを長時間操作するにはなるべく軽量なロッドを使用するのが良いです。具体的な重さとしては180-200gぐらい程度となるロッドを選ぶようにしましょう。
タコエギ釣りでおすすめなロッドを紹介!

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それでは実際にタコエギを用いての釣りでおすすめなタコエギ専用のロッドについて紹介します。
基本的にタコエギ用のロッドを選ぶ時の基準はどこで釣りをするかによります。堤防を中心としたオカッパリの釣りなのか、それとも船に乗船してタコを狙う船釣りなのか。ご自身に合ったタコ釣りスタイルに合わせて、ロッドを選ぶようにしましょう。
オカッパリでおすすめなタコエギロッド5選

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ロッドの長さは1.8-3mが上限です。
2.7-3mを目安にオカッパリ用のロッドを選びましょう。
1.本格派ならこれがおすすめ!
1万円代で始められる本格派なタコロッドです。
初めてでタコ釣りに挑戦する人でも扱いやすい長さ、重さなので入門としての一本に向いています。
2.ベイトモデルでタコ釣りを制す!
中・高弾性カーボンと4軸カーボンを採用しており、高感度かつトルクフルなロッドです。
グリップにもこだわっていて、キャストからフッキングまでの一連の動作をストレスなく行えます。
3.がまかつが送るタコ釣り専用ロッド!
がまかつ ラグゼ オクトライズ B76XH
■標準全長(ft/cm):7'6"(228.5)
■標準自重(g):185
■仕舞寸法(cm):118.0
■パワー:XH
■継数(本):2
■ルアーウエイト[oz(g):30~70
■適正ライン(PE/号):3~6
人気釣りメーカーであるがまかつが送る、タコ釣り専用ロッド。
軽快な操作性が魅力です。
バットに粘りを与えることでタコの身切れを防止しています。
4.堤防からのタコ釣りに最適な一本!
タコエギ、タコジグに対応しており、ルアーで狙うタコ釣りを広くカバーしているモデルです。
5.高感度仕様が魅力の2ピースロッド!
TAKAMIYA(タカミヤ)H.BCONCEPTタコボンバーII150
2ピースでありながら、高感度仕様に作り込まれています。
大型のタコの引きに負けないロッドパワーで、しっかりと合わせをいれられます。
手頃な価格で始めるならこのロッドがおすすめ!
基本性能を抑えており、オールマイティな釣りが楽しめます。
船釣りでおすすめなタコエギロッド6選

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長めのタコエギ用ロッドはオカッパリの釣りに向いていると紹介しました。
船釣り用のタコエギロッドはオカッパリのロッドとは反対で、短めのロッドで1.8-2.4m前後を意識して選びましょう。
1.コスパ最強!メジャークラフトの船釣り専用ロッド
コストパフォーマンスが高く、持ちやすいグリップが特徴的。
バットパワーも十分にあるので大物がヒットしても対応できます。
2. 数釣りを楽しめる手返しの良さが魅力!
ベイトリール専用のロッドです。56gまでのルアーがキャストでき、大物との駆け引きでも余裕を持ったファイトができます。
先調子で硬いので、ボトムタッチの感度も良いです。
3. 重いルアーも簡単に投げれる!重量系ルアーにおすすめな一本
癖のないロッドで、初心者にも最適なロッドです。
鉛負荷80号まで対応できます。
バットにグラスクロスを採用して強靭なパワーを持たせています。
4. 小さなアタリも逃さない高感度ロッド!
OGK(オージーケー)蛸エギシャフト180MTKES18Mレッド180
全長は183cm、自重147gと非常に軽量なタコロッド。
小さい触りもしっかりと釣り人に伝えてくれる、高感度ソリッドティップが採用されています。
ロッドの長さが183cmと短めな長さは、船上での取り扱いやすさも抜群。
また軽量化も施されているため、長時間のタコ釣りにも腕や手首の疲れを軽減してくれます。
5.船からの本格派ロッドはこれがおすすめ!
価格が1万円を少し超えてしまいますが、ダイワのタコエギ専用のロッドは感度が高く、操作性も良いロッドです。
180cmと絶妙な短さが船釣りで大きなアドバンテージをもたらします。
6. しなやかで強い本格タコエギロッド!
タコエギを操るうえで必要な性能をすべてつぎ込んだロッドです。
しなやかな超ロンググラスソリッドティップを採用しており、通常のタコエギのみを揺らすアクションはもちろんのこと、荒れた環境下でのしっかりタコエギを止めることを可能にし、喰いの渋い状況下での繊細な誘いを可能にします。
価格は15,000円ほどです。
自分に合ったタコエギロッドを選ぼう!

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今回はタコ釣りで使用するタコエギ専用のロッドについて紹介しました。
タコ釣りは基本的にタコエギを底で引いてきます。そのため、根掛かりやタコが掛かった際は海底や壁に張り付かれないように思いきりロッドを立てるパワーが必要になります。
タコエギでもロッドパワーが求められ、ルアー操作性やタコの触りを感じられる感度が非常に重要になります。
また長めのロッドは飛距離が取れ、堤防など足元でのやり取りがしやすいです。その真逆も然りで、短めなロッドは船での取り回しが良く、操作性能も高いです。
普通の魚とは違う駆け引きがタコ釣りにはあり、タコ独特の引きに対応できるようなロッドを選ぶことでキャッチ率も高まります。
ぜひ自分に合ったタコ釣り用のロッドを見つけてみましょう!