作成:2018.10.9 更新:2023.7.5
ホッケのルアー釣りにおすすめのルアーと入門タックルを完全解説
ホッケは食用としても人気の魚。釣りのターゲットとしてはポピュラーではありませんが、北海道では産卵時期に漁港などにも岸寄りするため、初心者でも簡単に釣れる魚として知られています。今回はそんなホッケのルアー釣りについて詳しくみていきます。
目次
ホッケのルアー釣りは北海道では人気の釣り?

出典:Fishing Pro
ホッケは食用の魚として非常に人気の高い魚種の一つ。
全国的には釣りの対象魚としてポピュラーではありませんが、北海道では産卵期に群れが漁港へ岸寄りするため、初心者でも楽しめる釣りとして定番となっています。
ホッケは40センチ前後の個体がアベレージとなっていますが、時には60センチ近くの大型が釣れることも珍しくなく、その味だけでなく抜群のファイトを楽しむこともできます。
餌釣りや投げ釣りはもちろん、ルアーへの反応も非常によくメタルジグやワームなどを使ったルアー釣りの人気も高いです。
ホッケの定番シーズンは産卵期の秋
ホッケは産卵期となる秋から冬にかけて漁港や磯場などに岸寄りするためオカッパリから狙うためにはこれらのシーズンがおすすめです。
秋シーズンのホッケは産卵を控えているため、活性が高く身も非常に厚いことから抜群のファイトを楽しむことができます。
また産卵を終えた春にかけても、体力を回復するために岸寄りして餌を捕食することがあるため、産卵期には劣るものの見逃せないシーズンの一つです。
ホッケのルアー釣りはデイゲームが定番

出典:photoAC
ホッケは昼夜を問わず狙うことができる魚ですが、釣果実績はデイゲームの方が高いです。
特にハイシーズンとなる11.12月の北海道は雪がパラつき夜は非常に冷え込むため、釣り人のモチベーションを維持するためにもデイゲームがおすすめです。
回遊の時間との兼ね合いも大切ですが、朝まずめ、夕まずめの時間はホッケの活性も上がりやすくもっとも好釣果が期待できます。
ホッケのおすすめポイントは潮通しの良い岩礁帯

出典:photoAC
ホッケは水深があり潮通しの良いポイントを好む傾向があるため、漁港などで狙う際には防波堤の突端などが定番。
また砂地よりも岩礁帯に岸寄りすることが多いため、磯場やテトラポットなどの周辺も要チェックです。
北海道のメジャーフィールドでは回遊するポイントがある程度絞られるためハイシーズンには場所取りを含めて深夜から多くの釣り人が押し寄せることも珍しくありません。
ホッケのルアー釣りにおすすめの入門タックル

出典:photoAC
ホッケのルアー釣りは全国的にポピュラーな釣りではないため専用タックルがありません。
そのためシーバス、エギング、ロックフィッシュタックルなどを流用するアングラーがほとんどです。
ここではそんなホッケのルアー釣りにおすすめの入門タックルを紹介していきます。
ホッケのルアー釣りには8フィートクラスのMロッド

出典:photoAC
ホッケのルアー釣りでは20グラム前後のメタルジグやジグヘッドを扱うことが多いです。
そのため使用するロッドはやや硬めのMアクションのロッドが定番。
ルアーウエイトは10から40グラム前後まで対応できるものを選びましょう。
ホッケは他のルアー釣りのターゲットに比べると回遊を待つ釣りになるため、ロッドの遠投性能はそこまで重視する必要がありません。
そのため長さは取り回しのしやすい8フィートクラスがもっともおすすめです。
初心者用ルアーロッドの定番 シマノ ルアーマチック
シマノ ルアーマチック S86ML
長さ:8.6feet
適合ルアーウエイト(g):6-28
適合ライン:[PE/号]0.6-1.5、[ナイロン/lb]4-16
継数(本):2
自重(g):145
シマノから販売されているルアーロッドのエントリーモデル。
価格が8000円台と非常に安く手軽にホッケのルアー釣りを楽しむためには最適のアイテムです。
激安エギングロッドの流用がおすすめ! ダイワ ルアーニスト
ダイワ(Daiwa)シーバスロッドスピニング8.6ftルアーニスト86M釣り竿
全長(m):2.59 仕舞(cm):134 先径/元径(mm):1.5/12.9
継数(本):2 自重(g):158
適合ルアー(g):7-35 / 適合エギ(号)2.5-4.0 適合ライン:ナイロン(lb) 8-16 / PE(号) 0.6-1.5
ダイワから販売されているルアーロッドのエントリーモデル。
エギング、シーバスを想定したアイテムとなっていますが、長さ、ルアーウエイト、アクションのバランスがホッケのルアー釣りに最適です。
ミディアムでしたので、硬いのかと思いましたが、そこまで硬くなく、ちょうど良い硬さです。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CZ67WKZ/
ワームからメタルジグまで投げられます。
ホッケのルアー釣りには2500番の中型スピニングリール

出典:Fishing Pro
ホッケのルアー釣りには8フィート前後のロッドとのバランスが良い2500番のスピニングリールが定番。
使用するラインは1号前後のPEラインが多いため、100メートル以上巻けるスプール径を選びましょう。
ホッケは回遊が入ってきた際に1キャスト1ヒットのような状況になることも珍しくないため、テンポ良い釣りを楽しむためにハイギアモデルがおすすめです。
初心者におすすめのエントリーモデル シマノ 17 サハラ
シマノリール17サハラ2500HGS
ギア比:6.2
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.5/4.0
自重(g):250
スプール寸法(径mm/ストロークmm):46.5/14.5
本気のちょい投げロッドにつけて、PE0.4号を巻いて使用してみました。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01N6PAKDB/
実釣において、何ら問題ないと思います。
今から10年以上前のダイワ初代フリームスより良いですね。
この位のスピニングリールが、ここ数年で画期的によくなっているのを実感しました。
シマノから販売されているスピニングリールのエントリーモデル。
6000円台の価格帯ながら剛性が高くホッケのルアー釣りなどのソルトゲームにもおすすめです。
アンダー1万のベストリール ダイワ レガリス LT
ダイワリールレガリスLT2500S-XH
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):87
ギア比:6.2
自重(g):205
最大ドラグ力(kg):10
標準巻糸量 ナイロン(lb-m):4-150、5-120、6-100
標準巻糸量 ブレイド(号-m):0.6-200、0.8-190、1.0-140
ベアリング(ボール/ローラー):5/1
LTで品番がわかりやすなりましね。軽くてコスパ最強。レブロスの同型から70グラム程軽くなってます。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07GC8Z7P2/
ダイワから販売されているスピニングリールのスタンダードモデル。
2018年にフルモデルチェンジを行い、1万円以下の価格帯ながらライト&タフのコンセプトに恥じない抜群の性能を誇ります。
ホッケのルアー釣りにはPEラインがおすすめ

出典:Fishing Pro
ホッケのルアー釣りには感度、強度、遠投性能がすべて揃ったPEラインがおすすめ。
ラインの太さは0.8号から1号のやや細めのラインが定番です。
ホッケは岩礁帯やテトラポットの周辺などを回遊することも珍しくないためPEラインを使用する際は必ずショックリーダーを1メートルほど結束しましょう。
使用するショックリーダーには根ズレに強い12ポンド前後のフロロカーボンラインがおすすめです。
高品質のソルトゲーム定番ライン よつあみ エックスブレイド アップグレードX8
色々な、PEを使ってきましたが、スプールから抵抗なくラインがスムーズに出て行くかんじがします。
出典:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00EPKUM3G/
今まで使ってきたラインは、どれも抵抗を感じて
なおかつ、ラインブレイクが早すぎて買い替えばかりでした。
よつあみから販売されている8本編みのPEライン。
遠投性能、強度、感度のすべてにおいて非常に高い性能を誇り、ソルトゲームでは定番として愛されているアイテムです。
根ズレに強い!リーダーにもおすすめ! クレハ シーガー R-18フロロリミテッド
シーガーから販売されているバスフィッシング用のフロロカーボンライン。
根ズレに強い最高クラスの強度を誇り、ショックリーダーにもおすすめのアイテムです。
ホッケのルアー釣りはメタルジグとワームが鉄板

出典:photoAC
ホッケのルアー釣りはワームなどのソフトルアーはもちろん、ミノー、メタルジグ、スプーンなどのハードルアーが使用されることも珍しくありません。
ここではそんなホッケのルアー釣りにおすすめのルアーの中でも特に人気の高いメタルジグとワームについて、おすすめのアイテムを紹介しながら詳しくみていきます。
ホッケに最強のハードルアーはメタルジグ

出典:photoAC
ホッケは回遊にしっかりと当たることができれば、どんなハードルアーでも釣果をあげることができます。
しかしその中でも特に実績の高い人気ルアーがメタルジグ。
メタルジグはただ巻きはもちろん、絶妙なフォールアクションでホッケに対してアプローチができるため、他のルアーに比べるとバイトの数が多くサイズを問わず釣果に繋げられるチャンスがもっとも高いルアーです。
コスパの高いメタルジグ! メジャークラフト ジグパラ
メジャークラフトから販売されているコストパフォーマンスの高いメタルジグの定番アイテム。
独自の木の葉フォールアクションによって確実にホッケのバイトを引き出します。
鋭いフォールアクションが魅力 JACKALL ビッグバッカー ジグ
ジャッカルから販売されているメタルジグ。
遠投性能が高くやや沖目の回遊に対しても確実なアプローチが可能です。
フォールアクションはやや早めの鋭いアクションであるため、ハマれば爆釣も期待できます。
フラッシング効果でバイトを誘う マリア ムーチョ・ルチア
マリアから販売されているメタルジグ。
ボディに採用されたホログラム加工によって抜群のフラッシング効果でホッケに対してアピールします。
防波堤ゲームの定番 フィッシュリーグ 堤防ジグ
フィッシュリーグから販売されているメタルジグ。
防波堤での釣りを前提として作られているため、シーバス、エギング用のタックルでも扱いやすくホッケのルアー釣りにもぴったりのアイテムです。
メタルジグはホッケのルアー釣りの基本アイテム
メタルジグではホッケのルアー釣りにおいてローテーションの基本となる定番のアイテム。
釣果やホッケの活性によっては釣行の最初から最後まで投げ続けることも珍しくありませんよ。
カラーローテーションが釣果を分ける
ホッケのルアー釣りではピンク系のメタルジグが定番とされていますが、ハードルアーであるためワームなどに比べると魚のスレが早い特徴があります。
そのためテンポ良いカラーチェンジによってより釣果を伸ばすことが可能です。
ホッケの群れの回遊が入ってきている状況でやや食いが渋くなってきた時にはマメなカラーチェンジを意識しましょう。
ジャークからのフォールアクションが定番
ホッケのルアー釣りでメタルジグを使用する際はスローなテンポでのジャーク&フォールがおすすめ。
ホッケはフォール中のバイトが非常に多い魚であるため、バイトがでるレンジをしっかりと把握できることも釣果を大きく左右します。
また活性が高い状況ではただ巻きでの釣果も期待できるため、メタルジグの長所でもある遠投性能を活かして広範囲を探る釣りも面白いです。
初心者におすすめのお手軽ルアーはワーム

出典:photoAC
ホッケは群れで回遊しながら小魚をベイトとして捕食します。
そのため小魚をリアルにイミテートしたシャッド系ワームもホッケのルアー釣りの人気アイテム。
ハードルアーに比べると価格も安く、ロストのリスクなどを考えなくても良いことから初心者には特におすすめの入門用ルアーとも言えます。
シャッド系ワームの大定番 エコギア グラスミノー
エコギアから販売されているシャッド系ワーム。
サイズ、カラーともにバリエーションが非常に豊富でホッケ釣りにもおすすめの定番アイテムです。
アピール力重視のヒラメ用ワーム ダイワ ダックフィンシャッドR
ダイワから販売されているヒラメ用のシャッド系ワーム。
通常のシャッド系ワームに比べるとボリューム感のある作りとなっており、アピール力の高いアイテムです。
ソルトゲームにも応用可能! ジャッカル リズムウェーブ
ジャッカルから販売されているバスフィッシング用シャッド系ワーム。
その絶妙なアクションはソルトゲームでの実績も高く、2.8インチというサイズ感はホッケにもぴったりです。
リアルなアクションが魅力! ケイテック スイングインパクト
ケイテックから販売されているシャッド系ワーム。
小魚を模したリアルなアクションは人の目で見ても小魚と錯覚してしまうクオリティ。
よりナチュラルなアクションでホッケに対してアピールしたい方におすすめです。
スイミング系ジグヘッドの大定番 マルキューイワシヘッド
エコギアから販売されているジグヘッド。
スイミングでの使用を前提として開発されており、レンジキープ力の高い優秀なジグヘッドです。
メタルジグで絞ったレンジをワームで仕留める!
ホッケのルアー釣りではメタルジグのフォールアクションでホッケの回遊しているレンジをしっかりと探ることができます。
そのためメタルジグでの反応が鈍った時には、ホッケの回遊しているレンジをワームのスイミングでアプローチしましょう。
ホッケがスレやすい人気ポイントなどではワームを中心に釣りを組み立てることでより釣果を伸ばせることも珍しくありません。
ジグヘッドのウエイトに注意
シャッド系ワームを使用する際は必ずジグヘッドを使用することになります。
ホッケのルアー釣りで使用するジグヘッドは5から20グラム前後が定番。
ホッケが回遊するレンジをしっかりと引いてくるために水深や潮の流れに合わせたウエイト選びが大切です。
初心者の方にはさまざまなフィールドで活躍する10グラム前後のものがおすすめです。
スイミングアクションの際な喰わせの間を意識
ホッケのルアー釣りでのワームを使ったアプローチはスイミングが定番。
活性が良い状況ではただ巻きだけでも釣果を上げることができますが、バイトが少なく、釣果があがらない状況ではストップ&ゴーやフォールアクションを組み合わせ喰わせの間を演出することが大切です。
不意の大型に備えたランディングネットは必須アイテム

出典:photoAC
ホッケのルアー釣りでは不意に50センチを超える大型がヒットすることも珍しくありません。
一般的に使われているホッケ用のタックルでこの魚を抜きあげれば、ラインブレイクはもちろんロッドの破損につながるリスクがあります。
特に防波堤や磯場では足場の高いフィールドも多いため、釣行の際は必ず5メートル以上の長めのランディングネットを用意しましょう。
これ一つで安心! メジャークラフト ファーストキャストランディングセット
メジャークラフトから販売されているランディングネット。
折りたたみ式のランディングネットとポールがセットになっており、一つ購入すればすぐに釣り場で使用することができます。
長さも6メートルとなっているため足場の高いフィールドでも大活躍です。
美味しいホッケをルアーで狙ってみよう!
ホッケは食用魚として非常に人気の高い魚です。
特に秋冬シーズンの産卵を控えたホッケはさまざまな調理法で美味しく召し上がることが可能です。
メタルジグやワームを使った釣りであれば、比較的タックルを選ばず楽しめるため、美味しく楽しいホッケのルアー釣りをぜひ楽しんでみてくださいね!