作成:2018.10.7 更新:2023.7.5
ライトカゴ釣りの仕掛けを徹底解説!いろんな場所で使える万能釣法!
ライトカゴ釣り仕掛けは撒き餌と共に遠投して狙うウキ釣りです。手前が浅くてポイントにならなかった場所でも、遠投すれば立派なポイントとなるこの釣法はウキ釣りのポイントを一気に広げました。そんなライトカゴ釣りの仕掛けを徹底解説したします。
ライトカゴ釣りとはどんな釣り?

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ライトカゴ釣りとは、地磯や堤防、場合によってはサーフなどから、撒き餌を入れたカゴを付け、名の如く、手軽なタックルで遠投して狙うウキ釣りのことです。
対象魚は磯ではメジナやイサキ、堤防からはメジナ、クロダイ、アジ、ハマチ、磯の点在するサーフからはメジナやイサキです。
この釣りの特徴は遠投が効くことです。釣り場周辺は浅くても、遠投した沖は水深があります。更に沖のシモリ周辺や、沖を流れる潮に乗せることもできます。このように、いままで釣り場として成立しなかった場所でもいいポイントとなりえる、いわば開拓の釣りなのです。
こんなところでこんな魚が釣れるの?と周囲が驚くような釣果に巡り会う事も可能な釣りです。
仕掛けはウキとカゴがキーポイント!

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ライトカゴ釣りでキーポイントとなるのがウキとカゴです。ライトというだけあって、軽い仕掛けで遠投が効くことが大事です。それではライトカゴ釣りにあったウキとカゴの解説をしましょう。
ウキは見えやすさと飛び重視で!
ライトカゴ釣りで使用するウキの特徴は、浮力があり、遠投が効くという特徴があります。卵型しかなかった時代から、いまやロケットタイプが主流となっています。ライトカゴ釣りの場合、ウキは見えなくては意味がありません。なるべく見やすい蛍光色を選びましょう!
遠投カゴ釣りといえばこのウキ!
遠投ライトカゴ釣り用に開発されたロケットタイプの進化系です。
Over100mカゴ釣り師を対象に開発されました。
アジやメジナ、イサキ釣りから、ハマチ、ヒラマサなどの大物までオールマイティに使えます。
手軽にライトカゴ釣りを楽しむならこれ
地磯や堤防などで手軽に楽しむタイプのウキです。遠投は効くので心配はいりません。アジ、メジナ、イサキ狙いに適しています。
昔ながらの卵型
大きくて見やすいウキがいいと人には昔ながらの卵型がお勧めです。遠投にはやや無理がありますが、本流の潮に乗りやすく、潮の流れの速いポイントにはもってこいですね。
カゴは飛び重視か、撒き餌重視かで決まる
選択肢が一番別れるのがカゴです。カゴ自体が遠投に効くジェットタイプが流行りですが、いまだにナイロン製のカゴやステンレス製のカゴも根強い人気があります。
では何が違うの?といえば、ナイロン製やステンレス製のカゴは大量の撒き餌を入れることが出来ます。逆にジェットタイプは撒き餌は多くは入れれません。
他の釣り人が多く、撒き餌が効いている時や、遠投が必要な場合はジェットタイプがいいでしょう。釣り人が自分一人の場合や、大遠投の必要が無い場合はナイロンやステンレス製のカゴで撒き餌を効かす!と思っておけば間違いありません。
遠投したいなら迷わずこれ
代表的なジェットタイプのカゴでとにかく飛びます。天秤仕様になっているため、投入時の絡みも激減します。
大量のオキアミを入れることのできるナイロンカゴ
昔からあるタイプで、多くのオキアミを入れることが出来ます。狙ったポイントに的確に撒き餌を送り込むことが出来る、今でも根強い人気のあるカゴです。オモリは別に装着する必要があります。
ナイロンカゴはフグに噛まれて網が切れる場合があります。
ステンレス派の人にはこれ
ナイロンカゴは着水時に撒き餌が一気に拡散するので嫌!という人向けです。ふた付きで撒き餌は徐々に流れ落ちます。またフグなどに噛まれても安心です。
刺し餌も入れることが出来る反転カゴ
かつて究極のカゴと呼ばれたのが反転カゴです。着水と同時にオモリが先に沈むので、カゴが反対方向に落ちて行きます。ウキ止めに止まった時、撒き餌が流れ落ちます。
更にカゴの中にハリに刺した刺し餌を入れておくと、ハリに確実に刺し餌が付いたまま落ちていくという、ハリから外れやすいオキアミの欠点をカバーしたカゴです。
今でも人気のカゴで、ナイロン製とステンレス製があります。オモリははじめから装着されているので交換することは出来ません。
ライトタックルに合わせたラインとオモリ

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手軽なライトカゴ釣りにはラインも軽く強いものが必要です。またオモリも5~10号クラスまでがメインとなります。
とはいっても40cmクラスの魚も釣れるため、極度の細仕掛けは禁物です。順に解説しましょう。
道糸は何がいい!
アジやメジナ、イサキ狙いなどは道糸は3号~4号がベストです。3号と4号の差はハリスとのバランスです。ハリスを1.5号~2号しか使わない場合は道糸を3号に、ハリスを2号~3号クラスを使用する場合は道糸は4号がベストです。
必ず道糸専用のナイロンを使いましょう。巻グセが付きにくく、トラブルが少ない為です。
ハリスの号数と素材は?
ハリスは1.5号~3号が目安です。基本的には1.5号を付けておけば大丈夫ですが、釣り場にシモリが多い場合などは、強引なやり取りが必要なため、場所の状況と魚の大きさによって2号や3号を使い分けましょう。
ハリスはフロロカーボン素材を選びましょう。伸びが少なく強度が高いので最適です。
オモリは必要なの?
ジャットカゴや反転カゴはオモリ付ですが、ナイロンカゴやステンレスカゴを使用する場合は、オモリが必要です。オモリの目安は、ウキの適合オモリと同じ号数が基本ですが、ウキの号数より1号軽いクラスを選べば、遠投してもウキが見やすくなります。
中通しのオモリでも、ゴムチューブ入りは、投げる際のラインへの負担が軽減され安心して遠投が出来ます。ゴムチューブの無い中通しオモリを使用する場合は、オモリの上下にゴムチューブを装着しましょう。
何をターゲットにするのかが鍵になる

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ライトカゴ釣り仕掛けの解説はいかがでしたが。奥の深さがわかったと思います。ライトカゴ釣りをしようという時、何をターゲットにするのかによって仕掛けのボリュームが大きく変わります。特に秋は身近な場所でも大型が回遊します。一番のお勧めは季節に応じて対象魚を変えていくという釣り方です。これによって1年を通してライトカゴ釣りの面白さがわかり、季節ごとの違った醍醐味を味わえます。