作成:2018.10.6 更新:2023.3.22
シーバスロッドの選び方!スピニングとベイトや長さ・硬さによる違い
船、ショア、サーフ、磯などからも釣れるシーバス。釣る場所やルアーウェイトによって最適な長さも硬さも変わってきます。また、スピニングとベイトでロッドを使い分けるアングラーもいます。今回はそんなシーバスロッドの選び方を初心者向けに紹介します。
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目次
シーバスロッドには、スピニングロッドとベイトロッドがある

出典:pexels
シーバスロッドには、スピニングロッドとベイトロッドがあります。スピニングロッドを使ったシーバスフィッシングが一般的でしたが、最近ではベイトロッドでのシーバスフィッシングも人気があり、シーバス専用のベイトロッドも増えてきています。
まず、スピニングロッドの特徴としては、軽いルアーでも投げやすく、扱いやすさがあります。ベイトロッドと比べ飛距離を出しやすい魅力もあります。
初心者からベテランまでオールマイティに選ばれる、そしてメーカーからも豊富な種類が出ているのが特徴になります。
対してベイトロッドは、ストラクチャーに向かってピンポイントにルアーを投げやすい強みがあり、コントロール性能が高くなります。サイドキャストやフリップキャストといったキャスティングもしやすくなっていて、港湾部の橋脚周りや、桟橋といったストラクチャーを探りやすい魅力もあります。
また往々にしてショートロッドが多いため、狭いボートでの釣りに向いています。
シーバスロッドはこのように、状況に応じた使い分けができます。あまり硬い穂先だとシーバスのあたりを弾いてしまうためティップ部分は繊細に作られており、掛けた後のシーバスの強い引きに耐えるためバット部分は強靭に作られています。
【シーバスロッドの長さ】釣りのスタイルによって変わる?

出典:pexels
シーバスロッドは様々な長さのラインナップが販売されており、その一本一本が状況に応じた使い分けを想定して作られています。その場に応じたロッドの長さを選択することで快適なシーバスゲームをすることが出来るので、ぜひ知っておきたい点です。それでは状況に応じた長さの選び方をチェックしていきましょう!
船からシーバスを狙う場合~6ft台を選択しよう~
船からシーバスを狙う場合は、長さをあまり必要としません。そのため長さは6フィート前後が使いやすく、取り回しも良いためおすすめです。遠投性とコントロール性を兼ね備えた長さなので、船からシーバスを狙うのであればぜひ6フィート前後のものを選んでみてくださいね!
ショアからシーバスを狙う場合~ポイントによって長さが変わる~
ショアとひとくくりに言っても、小規模河川から100mを超える大規模河川河口域などポイントによって長さを変える必要があります。
ここからはポイントごとにどんな長さが必要になるのか、まとめます。
小規模河川や堤防内側を攻める~6,7ft台のロッド~
シーバスロッドでは短い部類に入るのがこの長さです。
川にかかっている橋の橋脚元などをピンポイントで狙ったりと、コントロールキャストをするのに向いています。
堤防淵などの水深がある場所を一定の長さの糸を出してひたすら歩く釣法である”テクトロ”にも向いている長さになります。
魚さえいれば投げて釣るよりも釣果が上がることも珍しくありません。
ロングキャストには向きませんが、その反面目で見えるポイントに投げ込むのに適した長さです。
一番バランスの良いロッド長さ~8-9ft前半で中規模河川を攻める~
もし今、シーバス釣りを始めるために最初の一本を迷っているところであれば、このクラスの購入がお勧めです。
この長さになってくると50m以上程度の飛距離を稼ぐことが可能になります。
家の近くに50メートル級の中規模河川があるなら是非このロッドで挑戦してみてください。
少し小さめのルアーを使う釣りになる点、そしてある程度柔らかさを出してアタリを見逃さないで拾える点などを考えて、硬さはMLを選ぶと無難でしょう。
加えて少し狭いフィールドでも(ボートには向かない)、そしてある程度の大きなフィールドでも流用できるのがこのクラスのメリットです。
長さが8ft後半から9ft前半、硬さはMLのスピニングロッド。これで間違いありません。
筆者も何本かシーバスロッドを持っていますが、一番使用頻度が高いのがこのクラスのロッドになります。
大規模河川や河口、サーフで狙え!~9,10ft台のロッド~
ここまでくると完全にフルキャストの遠投が目的となります。
初心者の1本目には向きませんが、7-8ft台のノーマルなシーバスロッドは持っていて、飛距離を出す目的で2本目を購入するといったニーズにはかなりマッチしているレングスになります。
河口やサーフでは100m以上のロングキャストを行うことがザラにあるため、8ft以下のロッドだと太刀打ちできない場面に遭遇することが多々あります。
そんな中でも9ft台後半から10ftであれば対応できます。
磯場~10-12ft台の竿~
磯からのシーバス狙いは少し特殊です。
狙うシーバスの種類は、河川に多く存在するマルスズキではなくヒラスズキという種類になるからです(マルも勿論釣れます)。
波が荒れ狂い、ぶつかって白波が立っているど真ん中にルアーを打ち込む釣り(ヒラスズキはそんな特殊な場所にいます)。
足元が岩だらけで普通にルアーを回収すると根がかってしまうため、この長さの竿が必要になります。
ある程度の魚だったら抜き上げた方が安全のため、ロッドにもある程度のパワーが求められます。
そのため硬さはM以上がお勧め。ですが危険も伴う磯釣りは、初心者に向いた釣りではありません。
もし挑戦するときは、ライフジャケット完備で安全第一でお願いします。
【シーバスロッドの硬さ】用途に合わせて使い分けると効果的!

出典:pexels
シーバスロッドには柔らかめのものから硬めのものまで様々な硬さがラインナップされています。硬さひとつひとつに適した使い方があるので、しっかりと理解しておくことが大切。早速各硬さについてチェックしていきましょう!
繊細な柔らかさを持ったL!
柔らかい部類に入るLは、主に軽量なルアーを得意とする硬さでシーバスのバイトを弾きにくいのが特徴的。わずかなバイトも逃したくない場合には効果的な硬さなので、食いの渋い時などにはぜひ使ってみてくださいね!
また5㎝程度の小型ルアーから、ソフトルアーを使う場面には欠かせない調子になります。
主に小規模河川で使用します。
オールラウンドな使い方が出来るML!
シーバスロッドにおけるMLはオールラウンドな使い方が出来る硬さ。柔らかすぎず硬すぎない硬さなので、様々な場面で活躍する硬さです。ほとんどのシーバス用ルアーを扱うことが出来るので、最初の一本にはおすすめの硬さですよ!
しかし飛距離が出るメタルジグやブレード系バイブ、メタルバイブなどは使用中に重さを感じることがあるため、それらをメインで使う場合は避けることが無難です。
重いルアーを遠投出来るM!
シーバスロッドでのMは硬めの部類に入り、メタルジグや重めのプラグをキャストすることに向いた硬さです。
硬めの穂先のため乗せる釣りよりは掛ける釣りを得意とするため、初心者の方には難しい硬さでもあります。重いルアーを遠投出来るので少しでも沖を狙いたい場合はおすすめの硬さです!
ルアーウエイトに応じたシーバスロッドの硬さとは?

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シーバスゲームでは様々な重量のルアーが使われます。10グラム程度のものから50グラム程度のものまで使うため、重さに応じた硬さを選ぶ必要があります。軽めのルアーには柔らかめ、重めのルアーには硬めという様に使い分けをすることがほとんどで、軽めのルアーに硬めのものを選ぶと全く飛距離が出ないなんてこともあるので注意しましょう!
それではルアーの重さによるおすすめの硬さを早速チェックしていきましょう!
10グラム前後のルアーにはLがおすすめ!
10グラム前後のミノープラグやワームなどのソフトルアーにはLがおすすめ。柔らかいため反発力を活かして軽量ルアーをキャスト出来るため、使いやすさ抜群です。ミノープラグやソフトルアーはただ巻きで使用することが多いため、乗せ調子であるLが相性抜群。あたりがあるけど掛からないなんて時にはLを使ってみてくださいね!
主に河川での使用がおすすめで、飛距離をあまり必要としないフィールドでの使用がおすすめです!
20グラム前後のルアーにはMLがおすすめ!
20グラム前後のルアーを使うのであればMLクラスが使いやすくおすすめ。シーバスゲームでは定番のミノープラグやバイブレーション、鉄板系などを扱うことが出来るため、万能的な使い方が出来る硬さです。適度な硬さを持っているため初心者の方でも扱いやすいので、最初の一本にはぜひMLの硬さをおすすめします!
河川や堤防などで使うことの出来る硬さなので、この一本で様々な場所で使用することが出来ますよ!
30グラム前後のルアーにはMがおすすめ!
30グラム前後の重めのルアーを扱うのであればMがおすすめの硬さ。張りのある穂先なので遠投性能が高く、重いルアーとの相性は抜群です。飛距離を重要視するサーフや磯での使用におすすめで、おもしろい様に飛ばすことが出来るので沖に潜むシーバスをばっちり狙うことが出来ます。
ソリッドティップとチューブラーティップを使い分けよう!

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シーバスロッドにはソリッドティップとチューブラーティップの2種類があります。ソリッドティップは柔らかい穂先、チューブラーティップは硬めの穂先というイメージを持てば分かりやすいです。
ソリッドティップは柔らかい穂先のため食い込みが非常に良く、乗せ調子なのが特徴的。そのためジグヘッドやミノーなどただ巻きで使用するルアーとの相性が良く、シーバスがバイトしてきた瞬間に違和感を与えにくいのが大きなメリットです。
チューブラーティップは硬めの穂先のためルアーにキビキビとしたアクションをさせやすく、掛け調子なのが特徴的です。メタルジグやダートアクションをするプラグとの相性が良く、アピール力に優れた釣りをすることが出来るのが大きなメリットです。
状況に応じてソリッドティップとチューブラーティップを使い分けることが釣果アップの秘訣なので、ぜひ揃えてみてくださいね!
【陸っぱり向け】おすすめシーバスロッド5選
ここからは初めての1本に向いた、ポイント別おすすめロッドを紹介します。
どのロッドを選んでも後悔することがない、コスパの高いしっかりとしたロッドを紹介します。
1. 初めての1本にふさわしいメジャークラフトのロッド
高コスパロッドメーカーとして有名なメジャークラフトより、入門者に特におすすめのこのロッドを紹介します。
なんといっても、そのスペックです。
9ft、対応ルアーウエイト10-30g、ML調子
この1本があれば、小規模河川から中規模河川での繊細なピンポイントキャスト、サーフでのフルキャスト。また7cm10g程度の小型ルアーから、不意のナブラに対応するメタルジグがキャストでき、この1本で様々なシチュエーションに対応できるそんなロッドになっています。
2.ダイワから、オールマイティに対応する入門ロッド
ダイワ シーバスハンターX 86ML・R
全長(m):2.59
継数(本):2
仕舞(cm):134
自重(g):124
ルアー重量(g):7~35
適合ライン:ナイロン(lb) 8~16、PE(号) 0.6~1.5
こちらも、入門者の人にオススメのロッドです。
幅広いルアーに対応してくれるウエイトに加え、上のロッドに比べやや短い8.6ftは中規模河川をメインのポイントにするアングラーの方には扱いやすい1本です。
3.ダイワから最短クラスのショートロッド!
ダイワ レイジー スピニングモデル 76ML
全長(m):2.29
仕舞(cm):119
継数(本):2
自重(g):110
ルアー重量(g):7~35
ライン ナイロン(lb.):8~16
ライン PE(号):0.6~1.5
ダイワより、シーバスロッドとしては短い7.6ftのロッドの紹介です。
7.6ftという長さが、小規模河川や橋脚周り、運河のストラクチャー狙いなどピンスポットキャスト専用に設計したモデルとなっています。
ブランクスがキャスト精度向上とルアーの最後のひと伸びにこだわって設計されています。
ワームや小型ミノーだけでなく、ショートロッドにありがちだった重いルアーが投げられないという欠点が克服されたロッドです。
ランガンでガンガン攻めていきたいというアングラーの方にもおススメです。
4. 【2018年最新版】10ftのロングロッド!
シマノ 18ディアルーナ S100ML
全長(m):3.05(10ft)
継数(本):2
仕舞寸法(cm):155.9
自重(g):144
適合ルアーウェイト(g):6-32
適合ライン PE(号):0.6-1.5
サーフや河川河口域、大規模河川などで釣りをする予定の方にオススメのロッドです。
ややお値段は張りますが、ロングロッドにありがちな持ち重りを軽減してくれるロッドのため、値段には似合っています。
7~12cmクラスのミノーやシンキングペンシル、30gクラスのバイブレーションやブレードベイト、ライトなメタルジグなどに対応しているため、おおよそサーフや大規模河川で使用するルアーのほぼすべてを投げることができる万能性を有しています。
5.【2018年最新版】コンパクトに収納できるパックロッド
ダイワ レイジー T86ML-6
全長(m):2.59
仕舞(cm):54
継数(本):6
自重(g):135
ルアー重量(g):7~35
ライン ナイロン(lb.):8~16
ライン PE(号):0.6~1.5
8.6ftと使い勝手のいいロッドでありながら、仕舞時寸法54㎝と短くできるパックロッド。
電車釣行がメインであったり、旅行先でも釣りを楽しみたいというニーズにこたえる1本です。
もちろん基本性能はばっちり。扱えるルアー幅や長さも初めての1本にもちょうどいいものになっています。
【ボートゲーム向け】おすすめシーバスロッド6選
ボートシーバスとショアシーバスでは全くロッドが違います。
ここではボートシーバスロッドで低価格でオススメの物を紹介します。
1. ボートシーバスを手軽に楽しめるモデル
本ロッドはスピニングモデルになっています。
オープンウォーターでのロングキャストを得意とするモデルで、広範囲を探ったり、ナブラ撃ちの際にマッチします。
ファイトの際にも魚に主導権を与えないレングスとパワーが自慢のモデルです。
2.ボートシーバスを本気で楽しむなら!
シマノ ディアルーナBS S66ML
全長(m):1.98
継数(本):2
仕舞寸法(cm):101.5
自重(g):100
適合ルアーウェイト(g):5~21
適合ライン:PE(号) 0.6~1.5/ナイロン(lb) MAX10
スピニングタイプでどんなボートシーンでもオールマイティに対応してくれる本ロッド。
汎用性を求めるならこのモデルがおすすめ。
3.【2018年最新版】ビッグベイトに対応
ダイワ ラテオボートシーバス 73HB
全長(m):2.21(7.3ft)
継数(本):2
仕舞(cm):115
自重(g):135
ルアー重量(g):10-60
適合ライン ナイロン(lb):10-30
適合ライン PE(号):1.2-2.0
秋冬、特に東京湾で見られるコノシロを捕食しているシーバス。
そんなシーバスはランカーサイズが釣れることも珍しくなく、また使うルアーも通常よりはるかに大きいビッグベイトが主体。
そんなビッグベイトに対応したモデルが本ロッドになります。
バッドのパワーで掛かったランカー級に主導権を譲ることなくキャッチすることができます。
また河川のおかっぱりビッグベイトシーバスにも対応する本ロッドでランカー級をキャッチしてください。
シーバスロッドはフィールドで使いやすいロッドを選ぼう!
いかがでしたか?今回はシーバスロッドの選び方や、ベイトロッド、スピニングロッドのおすすめについてご紹介しました。
ロッドの選び方を知ったら、あとは使う場所や使うルアーをイメージし、よりフィールドで使いやすいロッドを選びましょう。
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