作成:2018.10.7 更新:2023.6.4
ハナダイ釣り2つの定番仕掛けを解説!美味なハナダイを釣り上げろ!
夏に船から狙う魚の定番といえばハナダイもその1つでしょう。非常に美味で毎年多くの人が旬の夏に狙いに行きます。
今回はハナダイ釣りに挑戦したい人必見の、ハナダイ釣りの定番の2つの仕掛け解説します。
マダイに負けない人気を誇るハナダイ釣り

出典:Visual Hunt
ハナダイは別名チダイとも呼ばれるタイの仲間です。見た目も味もマダイに似ていることからよく比較されることがあります。実際旬の時期のハナダイはマダイ並みに美味な魚としても知られます。
ハナダイは水深30m〜50mくらいの沖合の岩礁地帯に生息しています。ですのでおかっぱりから釣ることは難しく、船で狙われる魚です。旬の時期は夏で、夏になると多くの釣り人がハナダイを狙って船を出します。
マダイやイナダなど様々な魚も一緒に釣れる

出典:Visual Hunt
マダイやイナダ、メバル、イサキ、イシダイなどはハナダイ狙いでもよく釣られることの多い魚です。また、定番のアジやサバなども釣れます。多様な魚が釣れることがハナダイ釣りの魅力の1つとも言われるほ、ど実に多様な魚も一緒に釣れるのがハナダイ釣りです。
船釣りの定番!胴付き仕掛けはハナダイにもおすすめ

出典:Foter
胴付仕掛けは仕掛けの下部にオモリを付ける船釣りでも定番の仕掛けですが、ハナダイ釣りでもよく用いられます。棚取りがしやすいので初心者にもおすすめの釣り方です。
3本針〜5本針の仕掛けを使い、エビを刺し餌として使うのがハナダイの胴付仕掛けの定番の方法です。コマセシャクリ釣りと違い、天秤もビシカゴも必要なくシンプルな仕掛けで扱いやすいメリットがあり、本物の餌を使いますので、コマセシャクリにもを負けない高い釣果が期待できます。
おすすめの仕掛けスペック
- ライン:PEライン1.5号〜2号
- 針:チヌ3号 丸梅津11号 3〜5本針
- 幹糸:3号
- ハリス:2号
- オモリ:40号
ハナダイの胴付仕掛けの標準的な仕掛けスペックは上記のようなものとなります。
針はチヌ針が定番ですが、丸梅津などが使われることもあります。号数によるサイズが違いますので気をつけましょう。
ハリスや幹糸は2号から3号程度でもほとんどの場合問題ないですが、心配な人はもうワンサイズ大きめを使ってもいいでしょう。オモリの40号は標準的なオモリのサイズですので、実際に使用するサイズは波の状況や狙う水深によって調整してください。事前に船長さんにおすすめの仕掛けを聞いておくと間違いないでしょう。
おすすめの仕掛け

出典:Stockvault
ハナダイ釣り胴付仕掛けのおすすめの仕掛け3選を紹介します。基本的にチヌ針を使った針・ハリス3号前後のサイズがあれば問題なくハナダイを狙うことはできますが、より釣果を上げたい人は是非ハナダイに最適な仕掛けを揃えておきましょう。
1.ハナダイ狙いにもピッタリの定番3本針胴付仕掛け
ハナダイ釣りにピッタリのスペックを持った胴付仕掛けセットですので、ハナダイ釣りに行くなら1つは持っておきたい仕掛けです。サイズも豊富になるので、様々な状況で使いやすく活躍してくれます。
2.短めハリスで扱いやすさ抜群
狭いボートでも使いやすいように短めのハリスで作られた仕掛けです。スペースが狭くても扱いやすくおすすめです。スペックもハナダイ狙いにピッタリですので、場所を問わず活躍してくれるでしょう。
3.5本針仕様で積極的に狙える
5本針仕様の仕掛けです。果敢に攻めたい人におすすめします。針はチヌ針と同じくハナダイに効果的と言われる丸梅津ですので期待できます。号数は11号ですが、サイズはチヌ針の6号くらいですので問題なく使えます。
刺し餌いらずのウィリー仕掛け!コマセシャクリ

出典:Foter
コマセシャクリ釣りはハナダイ釣りの最も定番の方法です。ウィリーという擬餌針を使い、ビシカゴにコマセを入れてサビキ釣りのように行う釣り方です。擬餌針を使いますので刺し餌いらずで釣ることができるお手軽な釣り方ですが、釣果は非常に高いので人気も高いです。
刺し餌を使わなくても釣ることは可能ですが、カラバリにオキアミを付けるのが一般的です。また活性の悪い時にはウィリーの針にもオキアミを付けて誘いをかけることもあります。
ラインに片天秤を取り付け、片天秤にビシカゴとクッションゴム、そして仕掛けを取り付けます。胴付仕掛けと比べると必要な道具が多いのが唯一のデメリットと言えるでしょう。
コマセシャクリのおすすめの仕掛けスペック
- ライン:PEライン2号〜3号
- 針:チヌ2号〜3号 3本針 ウィリー巻
- 幹糸:3号
- ハリス:2号
- クッションゴム:1.5mm~2mm 40cm
- コマセビシ:40号
- 片天秤:中型40cm
標準的なコマセシャクリ釣りの仕掛けはスペックは上記のとおりです。針やハリスなどの基本的なスペックは胴付き仕掛けと大差ありません。ただ、コマセシャクリの場合、急激にテンションが掛かることを防ぐためとバラしを軽減するためにクッションゴムを使われます。
針は3本針のものが一般的で、2本はウィリー巻で一本はカラバリでオキアミなどの刺し餌が使われるのが一般的です。
コマセシャクリのおすすめの仕掛け

出典:Stockvault
ハナダイ狙いのコマセシャクリでおすすめの仕掛けを紹介します。針のウィリー巻きから自作する人もいて、好みの仕掛けを作るにはやはり自作が一番です。しかし、初心者の方や仕掛けを作るのが面倒な方は完成品がおすすめです。特にコマセシャクリの仕掛けはウィリーという特殊な針が必要ですので自作は結構面倒です。
期待度が高くて使いやすい、初心者にもおすすめの仕掛けを紹介します。
1.万能に使えるオーソドックスなウィリー仕掛け
ピンクとグリーンのウィリーを一本ずつ使い、一番下の針にはカラバリを採用したオーソドックスなウィリー仕掛けです。カラバリにはオキアミなどの刺し餌を使えます。本物の餌を使うので、活性の低い時にも釣果が期待できます。
2.逆ウィリー採用の4号針仕掛け
グリーンとピンクの定番のウィリーまでは上記の製品と同じですが、カラバリの部分に逆ウィリーを取り付けたアピールの強い仕掛けです。
また、針とハリスが4号ですので大物が掛かった時にも安心です。
3.オキアミが取れづらいWケン付きカラバリ採用
カラバリがWケン付きですので、刺し餌のオキアミが取れづらい加工がされています。また、ウィリーの針はハナダイが食いやすいように短軸設計となっていますので、食いの渋い時などに効果的です。
気に入った仕掛けを使って旬のハナダイを狙おう!

出典:Visual Hunt
船からなら比較的手軽に狙うことができ、引きが強くて釣りとしても楽しく、また非常に美味な味を持っているハナダイは釣りのターゲットとして非常に人気の魚です。特に旬のハナダイは脂が乗って本当に美味しいので、是非自分で釣り上げて新鮮なハナダイの味を一度楽しんでみて欲しいです。
ハナダイ釣りは胴付き仕掛けを使った方法と、コマセシャクリの2つの方法で釣れます。胴付き仕掛けは色々な釣りで登場する釣り方でお馴染みかもしれませんが、コマセシャクリはサビキ釣りとも少し違う釣り方で、やったことがない人には新鮮ですのでおすすめです。
是非ハナダイ釣りの仕掛けを覚えて、マダイにも負けない美味しさを持つハナダイを狙いに行きましょう!