作成:2018.11.12 更新:2023.5.29
エギングと水温の関係!知っているだけで釣果にこんなに差が出る!
エギングで狙うアオリイカ釣りは、季節はもとより、水温が大きく関係するのはご存知でしょうか。そこで今回はエギングと水温の関係について詳しく解説し、水温に適した狙い方やエギのお勧めを紹介いたします。
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重要な水温とエギングの関係

出典:photo-ac
エギングでアオリイカを狙う場合の水温は16℃~26℃と言われます。更に活性の高くなる水温は18℃~24℃で、一番の狙い目です。
春と秋の活性の高い時期は多くのエギンガーが知っています。しかしエギングと水温の関係を知ることによって、季節と水温によってアオリイカの釣れる確率の高いポイントを集中して狙えます。
季節と水温の関係と狙い目

出典:visualhunt
エギングによるアオリイカ狙いは、春の産卵時期に始まり、冬の訪れとともに終わります。しかし、水温の高い場所では真冬でもエギングで狙えます。
それでは春から順に解説していきましょう。
春の水温と狙い目

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3月~5月までの春は、アオリイカが産卵の為に沿岸や湾内の藻場に接岸します。3月になると海水温は18℃にまで上昇します。4月で20℃、5月で22℃前後になります。アオリイカの活性を考えると3月は深場、4月は深場から浅場まで、5月は浅場が狙い目となります。つまり深場で冬を過ごしたアオリイカは水温の上昇と共に、浅場に上がってくるわけです。
春に適したエギは沈みの良い大型中心に!
春のアオリイカは1キロ以上の大型が釣れます。その為エギは3.5号クラスが望ましく、深場ではディープタイプ、浅場ではシャロータイプを使います。
そしてエギのアクションはあまり上層までしゃくらず、中層から落としましょう。つまり1~2回のしゃくりです。着底後ステイの時間を30秒前後もちます。このステイが一番重要なポイントです。大型ほどエギのアクションに反応が鈍くゆっくりと追ってきます。アクションの連鎖を速くすると不利になります。
夏の水温と狙い目

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6月~8月の夏の水温は6月で24度まで上がり、7月で26℃、8月では27℃以上になる海域もあります。6月は春の続きで大型が出やすい時期ですが、7月からは水温の上昇でアオリイカの個体がぐっと減ってきます。8月になり27℃を超えると、ベイトすら見えなくなります。
つまり6月は通常のポイント、7月からは、外洋のサラシ場や潮通しの良い場所を狙うことになります。理由はサラシや、打ち寄せる波によって、海中に酸素が出来て、いろんな魚が集まりやすく、それを狙ってアオリイカが寄って来るのです。
夏に適したエギは沈下の遅いシャロー系を!
6月はノーマルタイプやシャロータイプの3.5号がベストです。7月8月になると活性の高いアオリイカを求めて、外洋などで広範囲に探るため、遠投のきくノーマルタイプやシャロータイプが適しています。ディープタイプは遠投力がありますが、沈みが早い為、シャロー狙いの夏には不向きです。
しゃくりと狙い方は、上層から中層を狙うため、2~3回しゃくって着底後すぐまたしゃくりを入れます。また高水温になるため、日陰エリアを中心に狙うと良い結果が出ます。夏はエギをじっとさせず活性化させることがポイントです。
秋の水温と狙い目

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9月~11月の秋の時期は高かった水温が下がり始め、アオリイカは生まれた新子が徐々に大きくなり、小型ながら釣りやすい時期です。
水温は9月で25℃~27℃、10月で22℃~24℃、11月は18℃~21℃とと20℃前後の一番活性のいい水温になります。
特に小型のアオリイカは群れで浅場に集まります。9月~10月はとにかく浅場を狙いましょう。海底が見えているような場所が良く、サーフ、磯、漁港などいたるところがポイントとなります。
エギンガーの多い昨今では、釣り人の居ないマイナーな場所が良く釣れたりします。見えイカという、見釣りが出来るのもこの時期です。
そして11月になると、水温の低下と共に、深場へ移動し始めます。また1キロ以上の大型も出始めます。つまり9月10月はシャローと言われる浅場狙いで、11月からメジャーなポイントを狙うのが賢明ですね。
秋に適したエギは小型を中心に!
アオリイカが小さいので9月~10月は2.5号から3号を使いましょう。アオリイカの個体が100g~300gが中心となります。また浅場狙いになるので、ノーマルタイプもしくはシャロータイプがベストの選択です。
秋のエギのアクションは、活性の高い時期だけに大きくと思われがちですが、エギもイカも小さい為、小刻みなしゃくりが有効です。つまり小刻みにしゃくって少し落とし、またしゃくるというパターンです。3.5号に比べ3号以下のエギは軽いので大きくしゃくると海中では、激しすぎるアクションになってしまいます。フォール時間を長くすると追うのを止めるのでシャクリも短く、フォールも短くを心掛けましょう。
11月に入ると、アオリイカも成長し、3.5号が使えるようになりますが、あくまでも春に比べ、圧倒的に小型中心なので、大型の出る海域のみにしましょう。
冬の水温と狙い目

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エギングにとって一番釣りづらい時期が冬です。水温は12月で17℃~18℃、1月で16℃~17℃、2月は15℃前後と一気に下がって来ます。
それでも12月はまだ狙えますが、1月~2月となると黒潮の影響の受けやすい、水温の高い海域のみ釣り可能となります。
狙い目はズバリ深場です。水温の低下と共にアオリイカの活性も下がり、中層や上層ではアタらなくなり、海底近くがメインとなります。ただ小型が多かった秋に比べ、個体はグッと大きくなり、600g以上がメインサイズとなって来ます。
冬に適したエギは深場用のディープ系!
深場を攻めるので、ズバリディープタイプです。また狙い目が海底近くなので3.5号が中心となります。季節風の強い時期と重なり、ノーマルタイプやシャロータイプではラインが風にあおられ非常に釣りづらくなります。
気候とアオリイカの付き場所に適したディープタイプを使用しましょう。
冬のアクションのポイントは海底近くです。深場の海底付近にいるアオリイカに抱かせるためには、確実な着底と30秒前後のステイ、そしてしゃくりは1回にして、あくまでも海底付近にエギがあることを心得てください。
水温ごとのお勧めのエギ

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安価な物から、本格派まで紹介いたします。カラーは自分の好みで選択しましょう。抱きやすいカラー等はそのフィールドにいるベイトに近い色にするのがアオリイカをゲットするコツです。
もう一つのカラー選びのポイントは、上層でアタる場合は青物系のカラー、海底近くでアタる場合はエビや根魚系のカラーが狙い目です。
それでは季節とフィールドに合ったエギの紹介を順にしていきましょう。
春のお勧めエギ
春に適したエギを順に紹介します。初期は深場狙いとなり徐々に浅場に移行します。沈下速度の速いディプタイプやノーマルタイプがメインとなります。春用のディープタイプのエギは冬でも使えます。
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ナイトエギングでアピール力が強く、実績の高い夜光ボディー仕様
安価なエギは釣れるの?と思われますが、十分に釣れます。ただ遠投力や、沈みにムラがあるので、理解したうえで使いましょう。根掛かりの多い場所などにロスを恐れず攻めれます。
初心者にはもってこいのお買い得セットです。
ラトル入りノーマルタイプ
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エギサイズ:3.5号
自重:19.5g
フォールスピード:2.75秒/m
深場でアオリイカの注意を引く、ラトル入りです。ラトルによる重心移動で飛距離が稼げ、シャクリ時のラトル音が効果的です。
発想の転換ぴょんぴょんサーチ
ヤマシタ(YAMASHITA)エギエギーノぴょんぴょんサーチ3.5号18gサンライズオレンジR06
サイズ:3.5号 / 重量:18g
全長(針ヌキ):105mm
沈下速度:約3.2秒/m
登場以来品切れ続出したぴょんぴょんサーチです。カンナの位置をエギの頭部にもってきた新しいタイプで良く釣れると評判です。
人気のリアルエビシリーズ
一度使ってアオリイカを釣ってしまうとやめられないというリアルエビシリーズです。エビの種類は各種あり好みに合わせましょう。スリムボディでとても使いやすいエギです。
夏のお勧めエギ
高水温で浅場のシャローを中心に狙うためのエギです。沈下速度の遅いシャロータイプがメインとなります。夏場用は秋の小型用にも使えます。
シャローに適した人気シリーズ
夏場のダートに適し、パタパタ波動が加わって浅場のアオリイカを狙うのに最適です。
上層から中層狙いに最適
人気のシャロータイプで沈下速度が遅く、上層から中層を狙うのに最適です。
多彩なバリエーションのシャロータイプ
新しいカラーバリエーションとスリムなボディで上層から中層を攻める、がまかつのエギです。
秋のお勧めエギ
アオリイカの小型の多い秋は、エギも小型中心になり、狙い場所も浅場のシャロー中心になります。エギは沈下速度より、小さいサイズを中心に選びましょう。
秋イカに最適の徳用セット
2.5号と3号が10本ずつ入った20本お買い得セットです。初心者に最適で、秋の小型イカにもってこいです。
他のエギンガーに差を出すタイプ
エギンガーの多い秋に、他の釣り人に差をつけるスタイルと全身蛍光のシャロータイプです。2.5号、3号がお勧めです。
軽量タイプの3号
15gと非常に軽く、軽いしゃくりに適した秋用のエギです。
冬場のお勧めエギ
冬場は水深のある深場が狙い目になります。ディープタイプ、ノーマルタイプの3.5号や、場合によっては4号を使います。
本格派ディープタイプ
深場での海底狙いに最適のディープタイプです。沈下速度は1m当たり2秒前後とピカイチです。
ラトル入りケイムラのディープタイプ
ダイワ(Daiwa)エギイカ釣り用エメラルダスラトルTYPE-R3.5号ケイムラ-美白スキャンピ922050
エギサイズ:3.5号
自重:19.5g
フォールスピード:2.75秒/m
ディープに最適のケイムラ発光仕様と、ラトル音で深場のアオリイカにアピールします。
深場専用に作られたディープタイプ
OWNER(オーナー)エギEDDraw4(ドローフォー)ディープ3.5号21gオレンジロブスター/シルバーオレンジロブスター/シルバー#39No.31917
サイズ:3.5号 / 重量:21g
スリムなボディで水の抵抗を抑え、深場専用に作られたエギです。
深場の大型狙いの4号サイズ
深場でもしっかりアピールしてくれる大型の4号エギです。
エギが大きいので大型をヒットさせる確率も上がります。
ケイムラボディも相まってアオリイカにアピールします。
エギングは水温とフィールドで攻めよう

出典:photo-ac
エギングと水温の関係はいかがでしたか。アオリイカの活性には水温が重要だということがお分かりいただけたと思います。低水温は深場、高水温は浅場がメインとなり、それにフィールドが関係してきます。つまり、やみくもに有名ポイントを攻めるより、水温を感じながらポイントを探索すれば、この時期はここという自分のスタイルが出来上がります。これがアオリイカを釣るための一番の近道です。
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