作成:2018.10.10 更新:2023.5.29
カレイの針を知って仕掛けを自作!選び方と結び方を徹底解説!
投げ釣りで定番のカレイ。使う針の特徴を知って、仕掛けを自作してみましょう!今回はカレイを釣る針の特徴から、選び方、ハリスとの結束方法まで解説します。知識をつけて釣果アップを目指しましょう!
カレイを釣る針は1種類!

出典:visualhunt
カレイは砂地や泥地などの海底に生息する平べったい魚です。浅い場所にもいることが多いため、キスと共にサーフや堤防から行う投げ釣りの人気ターゲットとなっています。
カレイを釣るときに使用する針は、カレイ針という専用の道具が存在します。12号前後の大きさが一般的で、細長い形をしています。ハリスと針が繋がっている投げ釣り用の完成仕掛けもありますが、今回は自分で仕掛けを作ることもできるよう、針の知識について解説していきます。
カレイの針は飲み込みやすい形が特徴!
カレイを釣るための針は「流線針」という種類で、フトコロが狭く、軸が細長くなっており、口の小さい魚でも飲み込みやすく、魚に違和感を与えにくいという特徴がります。カレイは口が小さく、小魚や虫類などを捕食するため吸い込みやすい形になっています。
また、中にはフッキングをきちんと行ってくれるヒネリ加工が施された商品や、軸部分に小さく尖りをつけることで餌の取れにくさを向上したり、魚が加えたときにより引っかかりやすいケン付タイプの商品などがあります。
おすすめのカレイ針:がまかつ カレイ専用金12号
カレイ釣りにおすすめの専用針です。ヒネリ加工やケン付となっているため、餌の付きが良く、フッキング力も抜群です。価格は14個入りで270円前後となります。サイズは13号以外にも9~17号までラインナップされています。
サイズ別!針の選び方
ここからは釣る状況に合わせた針の選び方について解説します。釣る場所や釣れているサイズ、釣る時期に合わせて、適切な針を選ぶ知識を付けましょう。
おかっぱりからは13~14号を使おう!

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カレイをおかっぱりから釣る場合、13~14号の針サイズは必ず用意しておきましょう。おかっぱりから釣れるカレイの平均サイズは30~40cm前後となります。
船で良型狙いなら14~17号を使い分け!
船で40cm以上の良型を狙う場合は14~17号を持っておくと良いです。船宿や釣り場所によって釣れるサイズが異なりますので、釣れるサイズに合わせて号数を揃えておきましょう。予め船宿に問い合わせておくのもおすすめです。
11~12号は小さめサイズのために持っておこう

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20~30cm前後の小さめカレイが釣れる時は11~12号の針がおすすめです。小さいカレイしか釣れない場所で大きめの針を使用してしまうとうまくフッキングしてくれず、せっかくアタリがあるにも関わらず釣果が出ないこともあります。小さめサイズの針もタックルボックスに用意しておくことで色んなサイズのカレイに対応することができるようになります。
カレイ針の結び方2パターン

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1.外掛け結び
カレイの針とハリスを結合する方法で最も一般的な結び方が「外掛け結び」です。初心者でも簡単に結ぶことができますので、是非試してみましょう。
作り方は、まずハリスで輪っかを作り、ハリスの先端部分が針先側に、ハリスの本線部分が針の軸側になるようにします。作った輪っかの中に針の軸部分を通します。ハリスの先端部分を持って、針の軸を巻き込みながらハリスの本線部分に向かって5~6回ぐるぐると巻き付けていきます。針先側でできている小さな輪っかにハリスの先端部分を通して引っ張り、余分な糸をカットすれば完成です。
2.内掛け結び
外掛け結びよりも強度を強くしたい場合は、「内掛け結び」を覚えましょう。少し難易度は上がりますが、その分強さも増すので良型カレイにも対応することが可能です。
作り方は、外掛け結び同様、ハリスで輪っかを作ります。その下に針をハリスの先端部分にフック側を向けて添えます。ハリスの先端部分を輪っかに通しながら軸と本線部分を巻き付けていきます。この時、軸側から巻き付けるようにしましょう。5~6回巻き付けたら間隔が開かないよう指で間を埋めます。ハリスの本線側を引っ張って軽く締めた後、結び目をカンの部分まで引き上げてハリスを両端から引っ張り強く締めます。余分なラインをカットしたら完成です。
カレイの針をマスターして釣果アップ!
今回はカレイを釣る際に使用する針の特徴から、釣り場所に合わせた針サイズの選び方、ハリスとの結合方法まで、仕掛けを自作する際に必要な針の知識を網羅的に解説しました。カレイの針がなぜ細長い形をしているのか、釣れる針はどういうものか知ることで、より釣果を上げることが期待できます。また、12~13号を基準に釣れるサイズに合わせた針サイズを用意しておくのもポイントです。是非カレイの仕掛けを自作して、釣りをもっと楽しんでみましょう!