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ジギングはフックも重要!種類からセッティング、おすすめまで解説!

ジギングは船の上から行うオフショアの釣り。魅力溢れるターゲットを狙うことが出来るジギングでは、フックにこだわることが釣果への近道です。そんなジギングでのフックの種類や選び方を徹底解説!ぜひチェックしていってくださいね!

ジギングのフックは種類が豊富!

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出典:PEXELS

ジギングで使われるメタルジグには様々なフックの種類が存在しています。シングルフックやダブルフック、フックが内向き・外向きのものやトレブルフックなど実に様々。1つ1つのフックのセッティング方法にはそれぞれ特徴があるので、それぞれの特徴を理解しておくことが釣果アップへの道に繋がります。それぞれのフックのセッティングについてご紹介しますので、早速チェックしていきましょう!

手返し重視のシングルフック!

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出典:AMAZON

シングルフックはメタルジグの基本的なフックセッティングで、フックが1つのみのシンプルなセッティングです。シングルフックはフックが刺されば貫通しやすいメリットを持っており、魚からフックを外しやすいため手返しが良い点も見逃せません。フックが1つしかないのでトラブルも起こりにくく、初心者に最もおすすめのフックセッティングです!

デメリットとしては、フッキングが難しい魚には向かない点が挙がります。タチウオやヒラメは捕食が上手くない魚なので、シングルフックではなかなかフッキングしないことが多々あります。対象魚がタチウオやヒラメの場合はシングルフックはやめておいた方が良いですよ!

ダブルフックで捕食が下手な魚を掛けよう!

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出典:AMAZON

ダブルフックはフックが2つ付いたセッティングで、捕食が下手なタチウオやヒラメなどにおすすめのフックセッティングです。フックが2つあることで1つのフックに掛からなくても、もう1つのフックに掛かる確率が上がることがメリットです。時には2つのフックが掛かることもあり、2つのフックが掛かると非常にバレにくい点も嬉しいポイント。タチウオやヒラメ狙いにはぜひダブルフックを試してみてくださいね!

デメリットとしては、フックの刺さりがシングルに比べて深くなりにくいことです。シングルフックは1つのフックに力が掛かりますが、ダブルフックは2つのフックに力が掛かるためどうしても刺さりが甘くなりがち。魚が掛かったら追い合わせを2~3回ほどしておくことでばらしにくくなるので、試してみてくださいね!

段差フックでフッキング率アップ!

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出典:AMAZON

段差フックはダブルフックの部類に入るもので、それぞれのフックが少しずれた位置に配置されたものです。一見ただのダブルフックに見えるかもしれませんが、フックの場所がそれぞれずれていることでフッキング率が上がる仕組みになっています。メタルジグのどこに魚がバイトしてくるか分からないため、フックのない部分にバイトしてきてフックに掛からないことが少しでもない様にすることが出来ます。

通常の長さが同じのダブルフックはフッキング率こそ段差フックには劣りますが、フッキングしてからの粘り強さが魅力的。フッキング率を重視するなら段差フック、フッキングしてからの粘り強さを重視するなら長さが同じダブルフックという様に使い分けていきましょう!

トレブルフックで歯の鋭い魚を仕留めよう!

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出典:AMAZON

トレブルフックは非常に多くのルアーで使用されている3つの針が付いたフックです。シングルフックなどのようにラインを使用してフックを繋がないため、タチウオやサワラの様に歯の鋭い魚が食いついてきてもラインブレイクしないのが大きな特徴です。フッキング率も良いので、初心者の方には使い勝手の良いフックとなっています。トレブルフックは根掛かりしやすいデメリットを持っているので、ボトムを攻める釣りとの相性が悪いのが惜しいポイント。ボトムを狙う際は着底後すぐにしゃくり上げ、ボトムにステイさせる時間を極力短くすることが根掛かりを減らすコツですよ!

奥が深いジギングのフック、組み合わせにも注意が必要!

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出典:Amazon

アシストフックはフロントとリアの組み合わせがポイント!

メタルジグにはフロントとリアにフックを付けることが出来るため、対象魚に合わせたフックセッティングを組むことが出来ます。シングルフックをフロントのみに付ける、ダブルフックをリアのみに付ける、フロントにシングルフックでリアにダブルフックなど様々な組み合わせが可能となります。リアにはトレブルフックを付けることも可能なので対象魚に合わせたフックセッティングが重要です。

フックが多い方がフッキング率も上がって良さそうに思うかもしれませんが、フックが多い分ショックリーダーに絡んだり根掛かりが増えたりメタルジグの動きが悪くなったりするため注意が必要です。どの魚を狙いたいのかを明確にしておき、適切なフックセッティングをする様に心がけることが大切ですよ!

シングルフックとダブルフックではフックのサイズが違う!

シングルフックとダブルフックとではフックのサイズに差があります。一概にこのサイズという決まりはありませんが、シングルフックの場合はメタルジグの横幅よりも若干大きいものがベストです。メタルジグの横幅よりも小さいと、魚がバイトしてきてもフックに掛からない可能性が出てしまうためです。逆に大きすぎるものを付けてしまうとメタルジグにフックが抱き着く様になってしまい、トラブルの原因にもなるため注意が必要です。

ダブルフックの場合はメタルジグの横幅と同じぐらいがベストです。横幅がメタルジグよりも大きいものを2つも付けると、トラブルになりやすくストレスの原因になりかねません。横幅が同じぐらいのフックにしておけばメタルジグに抱き着くこともなく、フックが2つあるためフッキングしない可能性も低くなりますよ!

ダブルフックの外向き・内向きのメリット・デメリットを知ろう!

ダブルフックにはフックがそれぞれ外側を向いているもの、内側を向いているものの2種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるため好みの問題にはなりますが、どんな特徴があるのかを知っておくことで自分のスタイルに合ったフック選びが出来ますよ!それでは早速チェックしていきましょう!

根掛かりしにくい内向きフック!

内向きフックは2つのフックの針先が内側に向いているものを指します。針先がそれぞれ内側を向いていることで根掛かりしにくく、メタルジグのロスト防止に大きく貢献してくれます。2つのフックの針先が非常に近い位置にあることで、2つのフックを魚にしっかり掛けることが出来るのも内向きフックの強み。2つのフックがしっかり刺さると相当なことがない限りばらすことはほとんどないといっても過言ではありません。

内向きフックのデメリットとして挙がるのは、メタルジグに抱き着きやすい点です。フックがメタルジグに抱き着いてしまうと本来の動きを出すことが出来ないので、釣果に結び付けることはまず出来ないです。あまりにもメタルジグに抱き着くことが多い場合は、フックのサイズを小さくするか思い切って大きくすることで解消することが出来るので試してみてくださいね!

フッキング率重視なら外向きフック!

外向きフックは通常のダブルフックに見受けられるフックセッティングですが、内向きフックに比べるとメタルジグに抱き着く可能性が非常に低いことが特徴的です。根掛かりを回避するために内向きフックにするのも良いですが、メタルジグにフックが抱き着いてばかりだとストレスが溜まってしまいがち。トラブルレスで楽しみたい方には外向きフックがおすすめです。

外向きフックのデメリットはやはり根掛かりのしやすさに尽きます。フックの針先がそれぞれ外側に露出する形になるため、岩場などに引っかかりやすくなるのが惜しいポイント。根の荒い場所で攻める場合は、外向きフックだとロストに繋がる可能性が大きいため注意しましょう!

ジギングのフックは対象魚によってチョイスしよう!

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出典:PEXELS

ジギングでは様々なターゲットを狙うことが出来ます。ジギングでの人気ターゲットである青物やタチウオ、根魚やヒラメ、シーバス、マダイなど魅力溢れるターゲットばかり。どの魚にも同じフックセッティングでいくと、どうしても相性の悪いフックが出てきてしまいます。何を狙うのかによってフックのセッティングを変えてあげると、フックに掛かりやすくなったりトラブルを減らすことが出来るのでぜひ知っておきたいポイントです。それでは早速チェックしていきましょう!

青物にはフロントシングルフック!

ジギングの代表的なターゲットである青物には、フロントにシングルフックのみのシンプルなフックセッティングがおすすめ。青物は小魚を捕食する際頭から食らいつくことが多いため、リアにはフックはあまり必要とされません。フロント部分に食いついてくることが分かっているので、刺さりを重視したシングルフックとの相性が非常に良いです。フックをごちゃごちゃ付けないためメタルジグの動きも良いのが大きなメリットですよ!

活性の低い青物や根魚狙いにはフロントダブルフック!

青物にはフロントにシングルフックを付けるだけでも十分ですが、活性が低い場合はシングルフックでは掛かりにくいこともしばしば。そんな時は少しでもフックに掛かる確率を上げるためにダブルフックを使用することをおすすめします。このフックセッティングは根魚にも効果的で、リアにフックを付けていないことで根掛かりのリスクを大幅に減らしています。ボトムを狙うことがほとんどの根魚狙いには根掛かりのリスクが付きまとってしまうので、ぜひフロントダブルフックで狙ってみてくださいね!

シーバスを狙うならリアダブルフック!

シーバスをジギングで狙う場合は、フロントフックはあまり必要ありません。シーバスは青物とは違ってベイトを後ろの方から丸呑みにしてしまうので、リアフックが重要です。丸呑みにするためシングルフックよりはダブルフックの方が掛かりやすいですが、掛かった際はばらさない様に追い合わせを2~3回しておくことがポイントです。一見絡みやすそうなフックセッティングですが、シーバスはただ巻きで狙うことが多いので、トラブルになりにくいのが嬉しいポイントですよ!

マダイ狙いにはフロントシングルフック+リアダブルフック!

タイラバで狙われることの多いマダイですが、ジギングでも狙うことが出来る人気ターゲットです。マダイは吸い込む力があまり強くないため、フロントにシングルフック、リアにダブルフックという組み合わせがおすすめです。このフックセッティングにしておくことで、あたりが良く出るフォール中やジャークしている時、巻き上げている時などにばっちり対応出来ますよ!リアがダブルフックのため絡んでしまうこともあるので、どうしてもトラブルが多いと感じた時はフロントとリア両方をシングルフックにするのも1つの手段です!

タチウオ狙いにはリアトレブルフック!

タチウオは他の魚に比べて非常に鋭い歯を持っていることで有名です。そのため、アシストフックではタチウオが掛かったとしても噛み切られてしまう可能性が非常に高いのでトレブルフックを使うことがおすすめ。基本的にトレブルフックのみでも問題ありませんが、フロントにもフックを付けたい場合はワイヤーで作られたアシストフックを使用する様にしましょう。トレブルフックを使用する際はトレブルフックがショックリーダーに絡んでしまうことに注意して、アクションさせる様にしましょう!

ジギングでおすすめのフックを対象魚別にご紹介!

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出典:AMAZON

フックには非常に多くの種類があるため、対象魚が分かっていたとしてもどれを選べば良いか分かりにくいですよね。そこで、ジギングでおすすめのフックを対象魚別に厳選しました!対象魚別にご紹介しますので、ぜひ自分のターゲットに合ったフックを選んでみてくださいね!それでは早速チェックしていきましょう!

青物狙いにおすすめのシングルフックはこれだ!

ダイワ ソルティガ アシストフックSS エクスペディション 2.5cm シングル #3/0

タイプ:シングル
サイズ:#3/0
使用アシストライン (高強度PEライン):15×4
ライン長(cm):2.5
入数:3

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シングルフックには貫通力が求められることが多いですが、このシングルフックはサクサスフックを採用しているため非常に刺さりが良いのが特徴的。研ぎ澄まされたフックなのでショートバイトでもしっかり貫通し、ファイトに持ち込むことが可能になります。フックの強度も強いため大物が掛かっても安心してファイトすることが出来ますよ!シングルフックを探しているジギンガーにおすすめです!

食いの渋い青物や根魚にはこれだ!

ハヤブサ 瞬貫アシストフックダブル

サイズ:4/0号
入り数:2組
全長:3cm

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瞬貫アシストフックダブルはその名の通り、一瞬で魚を貫くことが出来るフックです。コシの強いハイブリッドPEを使っているため強度が高く、刺さりの良いフックによってショートバイトも確実に捕らえることが出来ます。活性の低い青物はもちろん根魚にもおすすめのフックなので、1つ持っておくことをおすすめするフックですよ!

ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを狙うならこれだ!

がまかつ ショートスナイパーダブル

号数:1

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内向きフックは根掛かりしにくいというメリットを持つため、ボトムを狙うことの多いヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュとの相性が非常に良いです。がまかつ製のフックは貫通力と強度を併せ持っているので、座布団級のヒラメが掛かっても安心してやり取りが出来ます。ボトムを狙うことの多いアングラーにおすすめのフックです!

シーバスやマダイを狙うならこれだ!

がまかつ アシスト61陸ジグダブル2号2組

号数:2号
入り数:2組
カラー:シルバー

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シーバスは後ろからメタルジグを丸呑みするため、段差フックで狙うと掛けやすくなります。反対にマダイは吸い込む力が弱いため、段差フックでどこにアタックしてきても良い様にしておくことが得策。この段差フックはフックの自由度が高いため魚の吸い込みやバイトに柔軟に対応してくれるのが大きな特徴です。確実にフックに掛けたいアングラーにおすすめのフックです!

歯の鋭いタチウオ狙いにはこれだ!

がまかつ トレブルSPMH

号数:#6
入本数:6

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タチウオはアシストフックでは噛み切られてしまう可能性が非常に高いため、トレブルフックの使用が得策。このトレブルフックは非常に錆びにくい様に加工してあるため、鋭さが長続きするのが特徴的です。刺さりの良さと強度の高さも持ち合わせているためタチウオ狙いには最適です。錆びにくい強靭なトレブルフックを探しているジギンガーにおすすめのフックです!

ジギングはフックにこだわるともっと楽しくなる!

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出典:PEXELS

ジギングは様々なターゲットを狙うことが出来る人気の釣法。対象魚によってフックを使い分けると釣果に差が出ることも珍しくないため、フックにこだわるとジギングはもっと楽しくなります。狙いのターゲットに合わせたフックセッティングをして、狙いの魚を釣り上げた時の喜びは非常に大きいもの。ドキドキ感とわくわく感に溢れるジギングを、フックにこだわってもっともっと楽しいものにしてくださいね!

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