作成:2018.12.5 更新:2023.3.29
ティップランロッドは代用可能!必要なスペックやおすすめ紹介
初めてティップランをやる際、いきなり専用のロッドを買うのは躊躇しますよね。今回はティップランで使用するロッドの特徴と代用できるロッドのスペック、商品を紹介します。専用竿を持つのがベストですが、1回だけなら代用ロッドで楽しみましょう!
ティップランロッドは穂先の柔らかさが重要!

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ティップランエギングは、ボートや船、筏などから30g以上の重いエギを使って水深のある場所に潜むイカを狙う釣り方です。ティップランで使用するロッドは6~8ft前後の長さが多く、乗合船などでは他の釣り人の邪魔にならないよう6ft台のロッドが人気です。
また、1番重要となってくるのがティップ(穂先)の柔らかさで、重いエギを使いながらアオリイカの繊細なアタリをとらえる必要があるため、先端部分がよくしなり、バットのパワーがあるロッドが良いです。そのため硬さはLやMLがほとんどでソリッドティップのロッドが多くあります。
ティップランにおすすめの代用ロッド2種類!

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初めてティップランをやる場合や、頻繁にやる機会がない場合は、ティップラン専用のロッドを購入するのをためらってしまいます。ここではティップランでも使えるエギングロッドとタイラバロッドを紹介します。まずは自分の手持ちのロッドスペックを見て代用可能か確認してみましょう。
1.エギングロッド

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同じエギを扱うことから多くの釣り人が代用しているのがエギングロッドです。エギングロッドはティップラン用と比べて適合オモリのサイズが小さく、パワーは足りません。しかし、穂先のしなり具合や柔らかさはティップラン専用と同じくらいあります。エギングロッドを代用する場合は7ft前後の短めで、適合エギが3.5~4.5号に対応しているMLやMなどのパワーを持ったロッドを選びましょう。
2.タイラバロッド

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タイラバロッドもティップランエギングに代用されることが多いロッドとなります。オフショアロッドの中では比較的柔らかく、繊細なティップの商品が多いのが特徴です。また、大物を釣り上げることができるレギュラーテーパーなので大物アオリイカにも対応することができます。タイラバロッドを代用とする場合は、穂先の繊細さとバットパワー、適合ウエイトを注意して選択しましょう。
代用ロッドを選ぶポイント3つ!
ティップランエギングの代用としてロッドを選ぶ際に気を付けてほしいポイントが、「長さ」と「穂先のしなり」と「適合ルアー」の3つです。以下でそれぞれのポイントについて解説します。
6ft台の長さでソリッドティップタイプの柔らかいロッドを選びましょう。長さは短い方が操作性が良く、アタリを捉えやすいです。また、30~80gの重いエギを操ることができるかによっても釣果が変わってくるのでできる限りその範囲をカバーしているロッドを探してみましょう。
1.長さは6~7ft台を選ぼう
ティップランエギングは6~7ft台と短いロッドを使用することが多いです。ロッドが長い場合、乗合船になると隣の人の邪魔になってしまいます。エギングロッドで代用する場合は8ftや9ft台のロッドを使用するのは避けましょう。
2.穂先の柔らかいロッドを選ぼう
ティップランエギングで使用するロッドスペックで欠かせないのが穂先のしなやかさです。ティップとついているほど重要で、しなやかで柔らかい穂先であるほどイカパンチを捉えることができます。代用ロッドを選択する場合も、穂先のしなり具合を確認しながらより柔らかいロッドを選びましょう。同じイカを狙うという意味ではタイラバロッドよりもエギングロッドの方が穂先のしなやかさが優れています。
3.適合ルアーは30~80g前後!
ティップランエギングでは水深がある場所を攻めるため、30~80g前後のエギまたはオモリが必要となってきます。エギングロッドは3.5号や4.5号までしか対応していないため、代用として使うと少し操作性が落ちてしまいます。より重いエギが扱えるロッドを選びましょう。一方でタイラバロッドは適合ルアーを満たしている場合が多いため、重いエギでも問題なく扱うことができます。
ティップランにおすすめのロッド7選

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選ぶポイントを抑えたうえで初めてティップランロッドを購入するのにおすすめの低価格帯ロッド4本と、ティップランに代用できるエギング・タイラバ用ロッドを3本紹介します。自分の釣りスタイルに合わせて最適な1本を見つけてみましょう。
低価格帯のティップラン専用ロッド4選
1.ティップランのエントリーロッド
メジャークラフトの入門者向け人気ブランド「ソルパラ」のティップラン用ロッドです。繊細なソリッドティップを採用し、イカのアタリをより捉えやすくしています。
深場攻略やデカイカ狙いに最適な1本。
2.ボートでのエギングにおすすめのティップランロッド
世界で初めてエギング専用タックルとして開発された「エメラルダス」シリーズのティップランモデルです。60gまでのエギを使うことができるので水深60~70m前後までのボート釣りにおすすめの1本です。ブレーディングXというネジレ抑制の技術が使われているので、シャクリもしやすくなっています。
3.万能なティップランロッド
アブガルシア オーシャンフィールド ティップラン OFRS-782M-Stip
継数:2
全長(ft/m):7'8/2.34
仕舞(cm):120.5
標準自重(g):116
エギ号(g):3~4号(~45g)
アブガルシアのオーシャンフィールドは価格を抑えられているにも関わらず、上級者も納得の性能を持ったロッドシリーズです。
OFRS-782M-Stipはティップラン専用モデルながら、一つテンヤや、一つスッテ、ボートアジングにも対応する万能ロッドです。
4.コストパフォーマンスに優れたティップランロッド
カーボンソリッドティップがわずかなアタリを確実に捉えて、瞬時の合わせに追従する張りのあるブランクが特徴。
バット部に4軸カーボンとクロスフォース製法を採用しているので、アングラーのクイックなアクションに対してロッドのブレが少なく、餌木にしっかりと力が伝わります。
ティップランで使える代用ロッド3選
1.しなやかながらパワー抜群のエギングロッド
シマノ セフィアエクスチューン S79ML
全長(m):2.36
継数(本):2
仕舞寸法(cm):121.5
自重(g):99
適合エギサイズ(号):1.8~3.8
適合ライン PE(号):0.4~1
小口径傾斜タイプの「Xガイド」を採用することでティップの軽量化を実現し、「スパイラルX」と「ハイパワーX」と2種の加工を施したしなやかで強度抜群のバットを兼ね備えたエギングロッドです。
ティップラン専用ロッドと比べると長めで、適合エギも小さめなのでティップランエギングをする際はシャクリが多少やりにくいのがネックですが、アタリの感知しやすさや大物も釣り上げられるバットパワーがあるので十分使うことができます。
2.大物アオリイカを狙えるエギングロッド
7.4ftと取り回しの良い長さとMHのパワーを持った大物アオリイカを狙える強いシャクリと強靭なパワーが売りのエギングロッドです。ダイワの独自技術「AGS(エアガイドシステム)」を搭載し、ガイド部分を軽量化することでライントラブルと操作性を向上させ、長時間の釣行でも疲れにくくなっています。春のアオリイカ狙いであればショアでもティップランエギングでも使えるのでおすすめです。
3.入門者から上級者まで親しまれているバスロッド
アブガルシア(AbuGarcia)タイラバロッドスピニングオーシャンフィールドTaiRubberOFTS-66LT-60
長さ:6.6ft
重さ:127g
適合ルアー:20~80g
PEライン:~1.5号
パワー:L
リール:スピニング
富士ニューコンセプトガイド搭載しているためライントラブルが少なく、感度に優れたタイラバ専用ロッドとなります。Xカーボンテープラッピングで締め上げる事でネジレを防止し、力を分散させ、エギをより扱いやすくなっています。タイラバも楽しみながらティップランもやりたいアングラーにおすすめの1本です。
色んなロッドでティップランを楽しもう!
今回はティップランエギングをする際に使うロッドについて、特徴から代用可能なロッド、おすすめのティップラン専用ロッドと代用ロッドの商品を紹介しました。ティップランは穂先のしなりが釣果に関わってくるため、短めのエギングまたはタイラバロッドを代用として使用するのがおすすめです。是非自分の手持ちロッドスペックを確認しながら色んなロッドでティップランを楽しみましょう!