作成:2019.2.23 更新:2023.6.5
タイラバのカラーローテ特集!状況別・色別にその特徴を徹底解説
魚の王様マダイが釣れるとあって人気のタイラバ。みなさんはヘッドを選ぶ時にカラーを意識していますか?実は、タイラバにおいてカラー選びは非常に重要なんです。今回は、そんなタイラバにおける各カラーの特徴とカラーローテーションについてご紹介します。
目次
タイラバで釣果を上げるにはカラーに気を配るべし!

出典:Aamzon
タイラバをやっていると、スカートやネクタイのカラーリングに気を配っている人はよく見かけますが、ヘッドのカラーを気にしたことはあるでしょうか?実は、ヘッドのカラーを何色にするかで、釣果はものすごく変わってきます!スカートやネクタイに加えて、ヘッドも状況・ベイトに応じたカラーセレクトにすることで、さらに釣果を上げることができます。この記事では、それぞれのカラーをどの様な状況で使うのか、各カラーごとにご紹介します。
オレンジ・ピンク系はオールマイティーに使える必須カラー

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オレンジ・ピンク系のカラーは、タイラバの中では定番中の定番と言える王道カラーです。これらのカラーは、基本的に状況を選ばずオールマイティーに使え、必ず複数個タックルボックスに入れておきたいカラーです。特にピンク系は、マダイのベイトがアミエビなどのエビ系の時に効果を発揮します。ヘッドのカラーセレクトの中で、ベイトに合わせてカラーを選ぶことはとても重要です!
デメリットとしては、比較的アピール力が強いカラーになので、マダイの活性が低い時や、海水が澄み切っている時にはマダイに違和感を与えやすい点が挙げられます。もちろん、その様な場合でもアピール系カラーで釣れることもありますが、基本的には以下で紹介するナチュラル系カラーを使うのが無難でしょう。
おすすめのオレンジ・ピンク系タイラバ
ビビットなカラーでマダイに猛烈アピール!
ビビットなカラーが特徴的なこちらのタイラバは、デュエルから発売されているもので、アピール力が非常に強いタイラバです!ヘッドの形状は下の部分が重くなっており、ファール時はもちろん巻き上げ時もしっかりと安定してくれます。大物マダイにアピールするなら、このタイラバが間違いなしです!
サイドのフラッシングで小魚ベイトの時も大活躍
先ほどもご紹介した様に、通常ピンク系のタイラバはマダイのベイトがアミエビの時が一般的です。しかし。こちらのタイラバならサイドにフラッシング効果のあるシールが貼られているので、ベイトが小魚の時も非常に有効的です。色々な状況で使えるタイラバが欲しいのなら、このタイラバはおすすめですよ!
レッド系は曇天や深場タイラバで大活躍のカラー

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レッド系のカラーは、色が濃いため水中でシルエットがはっきりするのが特徴です。主にベイトが、アミエビやカニなどの甲殻類の時に効果を発揮しますが、それ以外でも曇天時や水深の深く日光が届かないポイントでシルエットをはっきりさせたい時などにも使えます。レッド系のタイラバは、オレンジやグリーン系に並んでタイラバの中では非常にポピュラーなカラーで、ぜひ1つ2つはタックルボックスに入れておきたいものです。
レッド系は比較的オールマイティーに使えるカラーですが、デメリットとしてあまり明るいカラーではないため、アピール力がそれほど強くない点があります。活性が高く、思いっきりアピールしたい時にはどちらかといえば向かないでしょう。しかしながら、逆にナチュラルにアピールしたい時にはとても便利なカラーです!
おすすめのレッド系タイラバ
レッド系でキャスティングするならコレ!
ヘッドの形状が船底型になっているキャスティング対応のタイラバで、ドテラ流しやキャスティングなど横に広い範囲を探っていきたい時におすすめです。程よく入ったフラッシング効果のヘッドは、曇天時などヘッドのシルエットをハッキリさせたい時にとっても便利ですよ!
タングステン素材で激流対策!
鉛よりも高比重なタングステンで作られたタイラバヘッドで、大潮の激流や深場など、タイラバを素早く沈めたい時におすすめのヘッドです。非常に小さなシルエットで、水の抵抗を受けにくく、素早くボトムに届きます。また、ヘッドの先端が尖っているので、着底後は明確に着底が感じられます!
ゴールド・シルバー系は小魚ベイトの時に最適なカラー

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ゴールド・シルバー系のカラーは、キラキラと光を反射するフラッシング効果があるのが特徴で、主に小魚がベイトの時に大きな効果を発揮します。晩夏〜秋の数釣りシーズンには、イワシやキビナゴなどが活発に動き回るため、この様なカラーが非常に多用されます。また、ゴールド系はマヅメ時の日光が金色っぽくなっている時に、シルバーは日中完全に陽が上った後に特に有効的です。
一見するとキラキラ光ってアピール力が強いカラーに見えるゴールド・シルバー系ですが、実は海水が濁っている時には、少しアピールしにくいといったデメリットもあります。シルエットがハッキリしにくいため、特にシルバーは濁り潮の中ではボヤけてしまいます。ゴールド・シルバー系は、出来るだけ澄み潮で使うとより釣果を伸ばすことが出来るでしょう!
おすすめのゴールド・シルバー系タイラバ
丸型ヘッドで安定したフォール!
ゴールド系のタイラバヘッドの中でも特におすすめしたいのが、シマノの月華です。その魅力は、キラキラとアピール力のあるゴールドカラーはもちろん、ヘッド形状が丸型になっているので、非常に安定したファールが可能なところです。マダイに違和感を与えずに釣りたいという人は、ぜひ試してみてくださいね!
オーロラアイがマダイの捕食スイッチをオンにする!
中央にあるオーロラ色のアイが特徴的なこちらのタイラバヘッドは、デュエルの商品で、状況を選ばずに使いやすいヘッドです。光の反射具合でアイの部分が様々な色に変わるので、日中はもちろんマヅメ時にも大活躍します。そして、イワシがベイトで入っている時は必ずといっていいほど釣れる必須アイテムです!
グリーン・ブラック系はナチュラルにアピールする甲殻類カラー

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グリーン・ブラック系のカラーは、比較的ナチュラルにアピールできるカラーで、特にグリーンはタイラバでも定番のカラーです。これらのカラーは、マダイのベイトがカニなどの甲殻類、またはゴカイなどの虫エサ系の時に多用されます。ボトムべったりを狙っていくと、非常に効果的です。また、澄み潮や低活性下でナチュラルにアピールしたい時なんかにも使えるカラーです!
デメリットとしては、オレンジなどのアピール系カラーに比べるとアピール力が劣るため、海水が濁っていてハイアピールで攻めていきたい時などにはあまり向かないカラーと言えます。あくまでも目安ですが、グリーン・ブラック系は澄み潮時に使うのが無難でしょう。
おすすめのグリーン・ブラック系タイラバ
音で猛烈にアピールするタイラバ
分離式ヘッドの採用によってカチカチとした音を発生させて、食い気を誘います。
3段針使用であらゆるバイトも逃しません。
小さい方のヘッドをアピールカラーにすることでバイトマーカーにしています。
甲殻類がベイトの時はこれに限る!
カニやシャコなどの甲殻類がベイトになっている時に使って欲しいのがこちらのタイラバです。
ボトム〜1.5m付近を入念にトントンと探っていると、かなりの確率で甲殻類と勘違いしてベイトしてきますよ!
どちらかというとマイナーなブラックカラーですが、いざという時のために1つは持っておくことをおすすめします!
チャート・グロー系はマヅメや深場ローライトの定番カラー

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チャート・グロー系のカラーは、光る性質があり、昼夜を問わず使えるカラーです。朝マヅメのローライト下で最初のパイロットカラーとして、100m以上の深場ポイントでのメインカラーとしても使うことができ、ぼんやりと光ってアピールしてくれます。チャート系は濁り潮の時に大きな力を発揮し、濁り潮対策として一つは持っておきたいカラーです。また、マダイはエビや小魚の他にイカ類も大好物で、これらのカラーはベイトがイカの時にも重宝します。
デメリットとしては、ベイトがカニやエビなどの甲殻類の時には実績が低い傾向にあります。そういった時には、スカートやネクタイをグリーン系にするなどしてカラー・アピール力の調整をしましょう。また、シルエットがかなりぼんやりとするので、シルエットをハッキリさせたい時にはソリッドレッド系のスカートを付けるのがおすすめです。
おすすめのグロー・チャート系タイラバ
深場・キャスティング・ドテラ流し等オールマイティーに使える優れもの!
ジャッカル TGビンビン玉スライド 雷流ヘッド 100g シロアマグロー
入数:1個(ヘッド単体)
自重:100g
素材:タングステン / PTFEタフネスパイプ搭載 / ティアドロップ形状採用
深場・激流攻略・キャスティング・ドテラ流しなどたくさんのシチュエーションで使えるのが、このタイラバです。最大の特徴は何と言ってもこの独特な形をしたヘッドです。ジャッカルによって研究し尽くされた形状で、水流を切り裂いていきます。いろんな釣り方をしたいという人には必須の一品です。
複雑な水流を生み出し、スカート・ネクタイに生命感を
独特のヘッド形状で、複雑な水流を生み出すのが特徴のタイラバヘッドです。
巻き上げ時にふらふらと左右に頭を振るアクションで、スレた乗っ込みマダイもイチコロです!
また、この派手なチャートカラーで深場やローライト状況下でも、あなたの力になってくれること間違いなしです!
タイラバにおける最強カラーローテーション術はコレだ!

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ここまでたくさんのカラーをご紹介してきましたが、最後にタイラバでのカラーローテーションについて解説します。タイラバゲームは多くの場合、早朝から始まって、昼を経て、夕マヅメまでの釣りが一般的で、以下では朝イチから夕マヅメまでのカラーローテーションをご紹介します。
朝イチはハイアピール!そこから状況に応じてカラーチェンジ!
タイラバのカラーローテーションの基本は、「朝イチはハイアピール!そこから状況に応じてカラーチェンジ!」です。まず朝イチは、オレンジやゴールド、グローといったローライト下でもアピール力の高いハイアピールのものを中心に使います。その後、太陽が昇ってきて、海水が澄んでいたらグリーン・レッド・ブラックといったナチュラル系のものを、逆に海水が濁っていたらオレンジ・ピンク・ゴールド・チャートといったハイアピールのものを中心に使うようにします。最後に夕マヅメになって陽の光がオレンジ色っぽくなってきたら、再びオレンジやゴールド系を中心に使うと良いでしょう。
このカラーローテーションを基本に、その中でベイトの種類やマダイの反応(アタリの有無など)によってカラーを変更していくと良いでしょう。もちろんこれは目安で、タイラバのアタリカラーを見つける一番の近道は、より多くのカラーを試すことです!
タイラバカラーを制する者がマダイゲームを制する!

出典:photo-ac
いかがだったでしょうか?
今回はタイラバカラーについてご紹介してきました。タイラバゲームにおいてカラーは非常に大切な要因の一つで、各色の特徴と使うべき状況を知ることで、その時々に応じたアタリカラーをいち早く見つけることができます。今回の記事を参考に、みなさんもたくさんもカラーを試して、マダイゲームを楽しんでくださいね!以下にスカートとネクタイの記事もありますので、ぜひ合わせて読んでみてください。