FishMasterのロゴ

ahiruahiru

マゴチを投げ釣りで狙っていこう!おすすめタックルと釣法のご紹介!

ヒラメに似た姿を持つマゴチ。姿だけでなく、実は生息ポイントや釣りタックルまで似通っているのをご存知でしょうか?冬のヒラメ釣りが大好きな人とっても、ルアー釣りより投げ釣りが好きな人にはとてもマゴチは魅力的なターゲットとなっています。

マゴチって投げ釣りでも狙えるの?

記事200の画像36940

出典:visual hunt

マゴチ釣りはヒラメ釣りをほぼ同じように扱われている事が多く、ルアー釣りで狙えるターゲットとして有名です。しかし、ルアーで無くても投げ釣りなどの餌釣りで十分に狙えるので、投げ釣りがメインの方でも釣り上げる事が可能になっています。
40~50センチの個体が多く、大物になると60センチ程の大きさになるので、釣りごたえは十分です。

マゴチってどんな魚?

マゴチとはスズキ系スズキ目カサゴ亜目コチ亜目コチ科コチ属に所属する魚です。
この魚は体全体が非常に平べったい形をしている「フラットフィッシュ」に分類されます。同じくヒラメもこのフラットフィッシュに分類され、非常に似通った姿をしています。
一般家庭ではあまり出回っていませんが、非常に美味な高級白身魚として知られており、刺身や煮付けで食べられる事が多くなっています。

マゴチのシーズン

マゴチ釣りのシーズンは4~11月の春から秋となります。
その中でもトップのシーズンは6~9月です。マゴチはシロギスやハゼを主食としている為、これらが接岸してくる6~9月辺りにマゴチも岸に近づいてきます。よって、この時期は釣れる場所やマゴチの活性の観点から、マゴチ釣りのトップシーズンとなっています。
ヒラメの冬のイメージに対し、マゴチは夏のイメージで定着しており、『照りゴチ』という名で呼ばれるのを聞いた事があるかもしれません。また、夏頃に旬を迎える為、初夏には非常に高価な魚になります。
だからこそ自分で狙い、美味しいマゴチをゲットしていきましょう!

ロッドは短めの磯竿or投げ竿!リールは中型がおすすめ!

記事200の画像36947

出典:visual hunt

マゴチは水深30メートル程の比較的浅場に生息している為、そこまで遠投に特化したタックルを準備する必要はありません。また、マゴチはヒラメと同じく海底の底の方に潜んでいます。基本的にはヒラメを狙う時と同じようなタックルを準備していきましょう。

ロッドは遠投性より使いやすさ!

磯竿であれば3~5号、投げ竿であれば錘負荷が20号程あれば十分に対応する事が可能です。
マゴチは比較的大きく、ヒラメやマダイの外道である場合もあるので、その強さに耐えられる竿を選びましょう。
キャストの飛距離はそこまで求められないので、竿の長さについてはあまりこだわる必要はありません。2~3メートルほどの軽くて操作性の良い物を使用して下さい。

シマノ(SHIMANO)投げ竿17ホリデースピンショートモデル(振出)335HXTS

子供、女性、お年寄りまで扱いやすいショートモデルの投げ竿。軽量性、携帯性に優れ手軽で軽快なキャストを楽しむ事ができます。

Amazonで詳細を見る

中型のドラグ機能付きスピニングリール

3000~4000番台の中型のスピニングリールを使用しましょう。ドラグフリー機能が付いているものはマゴチ釣りに相性が良く、よりおすすめのリールとなります。
また投げ釣り専用リールもありますので、そちらもおすすめとなっています。

ダイワリール18パワーサーフSS4000QD

軽量コンパクトが特徴の対大物用リールです。クイックドラグ搭載、糸落ち防止機構、パワーTノブによるパワフルな巻取りなど高品質、高性能を実現したリールとなっています。

Amazonで詳細を見る

PE、ナイロンどちらでも

基本的にはPEライン、ナイロンラインのどちらでも良いです。感度を重視するならPEラインを選択しましょう。しかしマゴチは浅場、そして海底に潜んでいる魚です。遠投する必要はなく、底を狙う事が多くなるため、釣り場によってはキズに強いナイロンラインを選択した方が良いでしょう。
PEであれば2号程、ナイロンであれば3号以上がおすすめです。

ゴーセン(GOSEN)テーパーラインちから糸(赤)13m×5本巻き3-12号GT-462R

本格的な投げ釣り用のテーパーラインです。アマゾンでも高い評価を得ています。

Amazonで詳細を見る

海草天秤、フロロカーボンハリスで仕掛けを作ろう!

記事200の画像36950

出典:visual hunt

竿やリールと同じく、ヒラメ狙いと同じような仕掛けになります。

海草天秤を使用しよう

L型の誘導式天秤、とくに海草天秤の使用がおすすめです。
ジェット天秤に比べ道糸と仕掛けの距離を保つ事ができ、トラブルの防止性能に優れています。
カレイやアイナメの置き釣りにてよく使用されているので、マゴチ釣りにおいてもおすすめです。

富士工業(FUJIKOGYO)遊動KAISO天秤2UKO30号

全遊動仕掛けの海草天秤です。魚に対するアタリの感度も抜群の一品です。

Amazonで詳細を見る

ハリスはフロロカーボン4~6号、針は丸セイゴ針16~17号

マゴチ釣りにおいては、ハリスの太さは釣果には大きく関わりません。しかしマゴチの引きを考慮すると、フロロカーボンの4~6号が基準となります。
ただし、あまりに太すぎるとマゴチの警戒心を煽ってしまうので、太くなり過ぎないように注意して下さい。
ハリス長さは1.5~2.0メートルほどが良いです。
使用するハリは丸セイゴ針の16か17号の一本針をおすすめします。

シマノ(SHIMANO)ショックリーダーエクスセンスEXフロロカーボン30m5.0号クリアCL-S23L

アマゾンのベストセラーにも選ばれているラインです。ノット強力、直線強力に優れたマゴチ釣りにおすすめの一品。

Amazonで詳細を見る

OWNER(オーナー)バラ10607白丸セイゴ17

大物釣りにも対応した、万能型のセイゴ針です。

Amazonで詳細を見る

マゴチの投げ釣りで使用するエサは?

サンマ、イワシなどの身エサが良いでしょう。
もしくはピンギスや小アジを釣っておいて、それを生き餌として利用するのが非常に効果的です。
他にもエビ、ユムシ、ハゼなどもエサに使用する事ができます。

ハマイチ 冷凍芝えび 約200g入 釣りエサ用

国内で獲れるエビの中で白っぽい種類のエビで、サイズも大きいものを選びました。

Amazonで詳細を見る

ここでマゴチを狙え!おすすめのポイント

記事200の画像36941

出典:visual hunt

マゴチを投げ釣りで狙うのであれば、外洋向けのサーフエリアが一般的な狙い目となります。
マゴチはヒラメの外道としても有名ですので、マゴチ釣りにおいてもヒラメがターゲット時のポイントの特徴がよく似ています。
マゴチ釣りの時間帯は、ルアー釣りでなら日が高い日中や、朝マズメ、夜マズメなどの日の出、日没の1時間前後が狙い目です。
しかし、エサを使用する投げ釣りにおいては、エサを求めて遊泳している夜の時間帯がメインの時間帯となります。
また、マゴチは満潮の時など、潮通りの良い時も活性が上がるのでその時間帯は積極的に狙っていきましょう。ただし、赤潮を非常に嫌う習性があるので、赤潮には注意して下さい。

1.基本は浅場の砂泥底

フラットフィッシュであるマゴチは、その体を生かし海底の砂に身を潜め獲物を狙います。ですのでサーフ、または海底が砂地である場所に隣接しているテトラ帯、堤防、漁港などが良いポイントとなります。
水深は30メートル程の浅瀬で生活している為、投げ釣りやぶっこみ釣りでも比較的簡単に狙う事が可能です。

2.ベイトフィッシュが集まる河口、沈み根など潮が変化する場所

マゴチは主にシロギスを始めとするベイトフィッシュを食する為、それらが集まる場所がおすすめのポイントとなります。特に潮の流れに変化が付く沈み根、河口、流れ込み、ミオ筋、海底のかけあがりなどはベイトフィッシュが集まりやすいことから、マゴチを狙うポイントとしても有力な候補となります。
特に海底が急激に駆け上がる馬の背、逆に急激に沈み込むブレイクラインはおすすめです。海面で白波が立ち始めている位置を探して見ましょう。

3.離岸流は格好のポイント!

マゴチ、またはヒラメを狙う際には、この離岸流の場所は押さえておきましょう。離岸流とは、沿岸から離れる様に沖へと向かう流れのことで、比較的海岸からそう遠くない位置で発生します。
この離岸流は泳ぐ力が弱い魚が移動に利用する潮の流れであり、マゴチやヒラメはこの離岸流に乗った小魚を狙います。よってマゴチもこの離岸流のある場所に集まるのです。
少し高い位置から沖に向かって流れる潮を見つけて下さい。
また、離岸流はサーフィンにおいてもスタートするエントリースポットして活用されるので、分かるように目印が打ってある場合もあります。

マゴチは積極的な誘い、慎重な食いつき待ちで釣り上げる!

記事200の画像36944

出典:visual hunt

1.まずは着底させる

まずは仕掛けをキャストし、仕掛けを海底へ着底させます。
40~50メートルほどキャストした後、少しづつサビキながらポイントを狙ってください。
マゴチはあまり回遊を行わず、その場でじっくりと獲物を待つ習性を持つので、最初のポイント選び、その後のタナ取りが肝心です。
海底を狙う場合、根がかりの敵になってくるので、初心者は海底がほとんで砂地である場所を狙っていきましょう。

2.動かないマゴチは誘いが大事!

マゴチを釣るには黙ってかかるのを待つのではなく、積極的に竿を動かし食いつきを誘います。
着底したあとも縦、または横方向に少しずつサビいていきましょう。
活きの良い生き餌であれば、エサ自体の動きも加わりよりマゴチの食いが良くなります。
ズル引きやリフト&フォールの動きを加えるのも効果的です。
おすすめの動き方としては、ときおり錘を上に引き、再び海底へじっくりフォールする時間を作るのか良いでしょう。

3.アタっても慎重に本アタリを待つ事

『ヒラメ40ゴチ20』という言葉があるように、マゴチやヒラメに餌を完全に食いつくまでには時間が掛かります。ですので早合わせは厳禁です。
アタリがあった場合も焦らず、ラインのテンションもなるべく変化させないで穂先で聞いていきましょう。
ラインのテンションが緩まった場合はそのまま20~30秒程放置、テンションが張った場合は素早くリールを巻いて長いストロークで合わせましょう。

4.ヒットしたら素早く合わせる!

マゴチが針にしっかり食い込み、本アタリがくると竿先から一気に引き込まれます。
できるだけテンションを緩めない様にして一気にリールを巻いていきましょう。
マゴチは硬いアゴを持っているため、もたもたしているとハリスが引きちぎれる場合があります。
とにかく早めに寄せる意識が大切になってきます。

まとめ

釣りごたえ、釣った後の食事など多くの楽しみがあるマゴチ釣り。
ポイントも難しくなく、手軽にサーフなどから狙えるのも魅力的ですね。
是非一度マゴチをルアーだけでなく投げ釣りでも狙ってみて下さい。

関連記事