作成:2018.10.21 更新:2023.7.5
チヌはポイント選びが重要!釣れるおすすめポイントベスト8!
強烈な引きとゲーム性の高さが人気のチヌ釣り。最近ではルアーを使ったチニングゲームが人気ですが、チヌ釣りはポイント選びで釣果が180度変わることもある釣りです。今回は、チヌ釣りで狙うべきおすすめポイントベスト8についてまとめてみました。
チヌの生態と釣れるポイント

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ポイント紹介に入る前に、まずはチヌの生態についてご紹介します。
チヌは正式にはクロダイと呼ばれ、北海道から沖縄まで日本全国に生息しています。
最大で70cmにもなり、50cm以上の個体は何年生きているか分からないことから「年無し」と呼ばれ、ベテランアングラーの注目の的となっています。
主に、エビやカニなどの甲殻類・小魚・イガイなどの貝類・イソメ類などを捕食しており、比較的浅場でも釣ることができます。
水温に敏感な魚で、冬になると水温が安定した深場へ、春や夏など浅場でも水温が高い時には水深3m以内の浅い場所に上がってきます。
チヌは汽水域を好む魚で、磯や堤防はもちろんシーバスやボラなどと同じく、河口やその近くの漁港、時には河口から数キロ上流の河川で釣れることもある魚です。
チヌ釣りはポイント選びが重要!

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ここからはチヌ釣りのおすすめポイント7つを「河川」と「海」に分けて紹介していきます。
チヌはストラクチャー周りや河口付近など、一定範囲の場所に居着いているかその周辺を回遊しているパターンがほどんどです。
そのため、むやみやたらにどこでも仕掛けを投げるよりかは、チヌが潜んでいそうなポイントに狙いを絞って釣りをした方が釣果が上がりやすいです。
チヌ釣りのポイント選びでは、まず第一にチヌのエサである、エビ・カニ・貝類がいることが大前提です。
そういった場所には、チヌも入りやすく、釣れる確率がグンとアップします。
また、チヌは汽水域を好む魚なので、河口付近など海水と淡水が混ざり合うところを中心に狙っていくことも忘れないようにしましょう。
チヌ釣りおすすめポイント〜河川編〜

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まずは「河川」のおすすめチヌポイントをご紹介します。
海に比べて、河川にいるチヌは特にストラクチャー周りにいることが多く、ベイトタックルなどで的確に狙うのがいいでしょう。
【ポイント1】橋脚まわり

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チヌ釣りでは外せないポイントが、河口付近の橋脚周りです。
シーバスゲームでもおなじみの橋脚周りですが、チニングなどのチヌ釣りでも狙い目になります。
特に下流側の流れがヨレる場所なんかは、エサがたまりやすい上にチヌも休憩できるので、必ず探っておきたいポイントです。
水深が浅ければトップやミノー、少し深ければワームなどでボトムを引っ張ってくるのがおすすめです。
【ポイント2】水門や水路の流れ込み

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水門や水路の流れ込み付近もチヌ狙いの一級ポイントになります。
真水と海水が混ざり合うことに加え、流れがヨレたり速くなったりしているためチヌが居着きやすい場所です。
エサとなる小魚や貝類などがあれば、一層チヌがいる確率は上がります。
ちなみに、水門付近は私有地だったり、立入禁止になっている場合もありますので、注意が必要です。
【ポイント3】河口の石畳・ゴロタ

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河口付近でよく見かける石畳やゴロタ付近も絶対に狙っておきたいポイントの一つです。
こういった場所には、チヌのエサであるカニやエビなどの甲殻類が非常に多く、石畳の隙間などに隠れているケースがよくあります。
チヌもそれを狙ってやってくるので、石畳やゴロタでは甲殻類を模したワームを使って釣るのが効果的です。
ボトムの形状を探りながら、カケ上がりになっている場所があれば、重点的に狙っていきましょう!
チヌ釣りおすすめポイント〜海編〜
続いて、「海」でチヌが釣れるポイントを5つご紹介します。
海でも基本的には、「エサがあり」・「ストラクチャーが多く」・「流れに変化がある」場所にチヌはいます。
【ポイント4】河口の流れ込み

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まず第一に狙っておきたいのが、河口の流れ込み付近です。
ここは必ずと言っていいほどチヌが通るポイントで、ルアー釣り・エサ釣り関係なくチヌ釣りの一級ポイントになります。
汽水域を好むチヌは、河口で河川から流れてきた真水と海水の混ざり合ったところによくいます。
河川からの水が海に流れていき、潮目のように分かれているラインもチヌがいることが多いですので、必ず仕掛けを投げ入れておきましょう。
【ポイント5】イガイ・フジツボがついている所

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チヌ釣りポイントで外せないのが、イガイやフジツボなどの貝類が張り付いている場所です。
堤防や漁港周り・小磯など貝類が付いているところはほとんど全部ポイントになります。
プラグやワームなどのルアーで狙うのもいいですが、貝が張り付いているポイントで一番おすすめなのはヘチ釣りや落とし込み釣りです。
堤防の際を念入りに探っていくのが効果的です!
【ポイント6】堤防の曲がり角

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堤防の曲がり角もチヌの居着きやすいポイントですね。
潮が堤防にぶつかったり、流れに変化ができる場所でもあるため、小魚たちが溜まりやすく、チヌもいることがあります。
曲がり角という意味では、河川の曲がり角でも同じことが言え、チヌのポイントになります。
また、堤防や沖一文字で足元がスリット(水が通り抜けられるようになっている所)になっている場所も、ヨレができたり流れに変化が出来やすいためヘチ釣りやワームなどで探るといいでしょう。
【ポイント7】テトラや敷石の切れ目

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回遊タイプのチヌは、沖一文字や漁港外のテトラ帯付近でエサを捕食することがよくあります。
テトラ帯はカニなどの甲殻類はもちろん、イガイなど貝類も豊富に付いているので、チヌにとっては絶好の捕食ポイントです!
沖一文字などは一般的には水深がある場合が多く、ボトム狙い中心になります。
フカセ釣りはもちろん、ワームを使ったルアー釣りなどたくさんの釣り方で狙うことができます。
【ポイント8】船の通り道

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漁港から船が出てくる防波堤と防波堤の間など、船の通り道になる場所もチヌが居着きやすいです。
船の通り道は、そこだけ海底がえぐられている可能性が高く、大型のチヌがいることがあります。
海底に起伏があるとエサがたまりやすく、大型のチヌはそういった場所で安定してエサを捕獲しています。
他にも大型フェリーの船着場なんかも海底に起伏ができやすく、チヌがウロウロしていることも少なくありません。
防波堤の間は潮がぶつかったり、船の通り道だったりで、チヌがとても居着きやすいポイントなので、漁港内でそういった場所を見つけたら、絶対に狙ってみる価値アリです!
チヌが釣れるポイントをマスターしよう!

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いかがだったでしょうか?
今回の記事では、チヌ釣りで狙うべきおすすめポイントをご紹介しました。
他にもチヌが釣れるポイントはありますが、その中でも今回ご紹介したポイントは絶対におさえておきたいポイントばかりです。
みなさんも数々のポイントを攻略して、チヌ釣りをマスターしましょう!