作成:2018.11.8 更新:2023.3.24
オフショアジギングでのラインの使い方について解説!PEは必須!
ジギングとは、ルアーでブリやヒラマサなどを狙う釣りの事です。初めての人は、どういうラインを選んで良いかわからないと思います。そこで今回は、船から狙うオフショアジギングに限定し、3種類のラインがどういう風に使われるかを紹介します。
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目次
オフショアジギングではナイロン・フロロカーボン・PEすべて使う

出典:Visual Hunt
オフショアジギングでは、狙うターゲットによってラインの号数こそ違いますが、3種類のすべてが使われる可能性があります。
特にPEラインは、餌釣りで言うところの道糸であるメインラインに使われます。ショックリーダーについてはフロロカーボンラインの項で説明しますが、こちらは逆にPEライン以外の2種類のどちらかが使われます。
ジギングではとても大切なPEライン

出典:DAIWA製品情報
まずは、PEラインからの紹介です。
PEラインはジギングを普及させたともいわれるほど重要なポジションです。ショアジギング(おかっぱりからのジギングの事です)でもオフショアジギングでも、PEラインは必ず持っておきましょう。
使用状況
PEラインの特徴といえば、伸びにくい事と細くても強度がある事です。
伸びにくい事でルアーを操作しやすくなり、細くしやすい事で深いエリアも攻められます。これで、海底で活躍するヒラメなども狙えるようになりました。
この特徴を生かして、PEラインはメインラインに使われます。タックルから一番近い糸と考えてください。
太さについてはターゲットによって異なり、ヒラマサなどの大型のターゲットなら5号~6号程度、中型の青物や深場のタチウオであれば2.5号~4号、2.5号以下は小物青物やタチウオやシーバス相手に使います。
また、PEラインには4本撚りと8本撚り、さらには12本撚りがあり、撚り数が多いほど強度が高く滑り出しも良いです。しかし、撚り数が多いものは値段も高いので、お財布と相談になります。
メリットデメリット
先程も書いた通り、伸びにくい事と細くできる事がPEラインの長所であり、ジギングでは重要な役目をします。しなやかで張りがなく、ルアーによくなじむ事から、ルアーをとても操作しやすい事がメリットです。
さらに、感度が高いために魚のアタリが分かりやすいのもメリットで、アタリの小さい魚でも感じ取れます。
PEラインの深刻なデメリットは擦れに弱い事で、特にヒラマサだと岩礁地帯に潜り込む習性があるので、擦れの弱さをカバーする必要があります。メインラインの先にショックリーダーと呼ばれる糸を結び、擦れに強い糸を使う必要があります。
PEラインのおすすめ商品5選
1. 滑らかで強い!
VARIVAS アバニ ジギング 10×10 マックスパワーPE X8 200m
素材:PE
号数:3号
全長:200m
強度:48lb
8本編み
カラー:10m×10色のマーキングライン
こちらのPEラインはとにかく強度が強く、大物にも負けないラインです。
また、表面に特殊コーティングがされているので滑らかで操作性が良いです。
10mマーキングも施されているので、タナ取りも容易にできます。
2. 比較的安く、それでいて性能も高めなPEライン
PEラインとしては、比較的安い部類に入ります。
安さだけでなく、ガイドトラブルの少なさも魅力。
そして、摩耗耐性は比較的高いです。
3. マーカー塗料がはがれにくい!タナを取りやすいライン
オフショアジギング用PEラインはマーカーが付いている場合が多いですが、この商品はそのマーカーがはがれにくいです。
タナを取りやすくしたいという方にお勧めです。
4. 8本撚りでも12本撚りの強度!その強度は大物釣りにピッタリ
このラインは8本撚りですが、12本撚りクラスの強度を誇ります。
なのに値段は8本撚り然りとした値段です。
強度のコストパフォーマンスとしては最強クラスですので、大物狙いならこれを!
5. 12本撚りだから性能も桁違い!
12本撚りなので、強度も桁違いで感度もとても高いです。摩耗耐性もこれまで紹介したどのラインよりも高く、性能は凄く高いです。
その分値段が高いですが、その性能の高さは一見の価値あり。
ショックリーダーとしてよく使われるフロロカーボンライン

出典:DAIWA製品情報
フロロカーボンラインとナイロンラインはショックリーダーに使われます。まずはフロロカーボンラインから紹介します。
使用状況
PEラインのメリットデメリットの項でも紹介しましたが、PEラインは擦れにとても弱いため、針掛かりしたターゲットが岩礁地帯に潜られると簡単に破れてしまいます。これを防ぐため、PEラインとショックリーダーを結ぶ必要があるのです。
メインラインにPEライン以外のラインを使うと、スピニングリールを使うと巻き癖が付きやすいです。なので、メインラインはPEラインにするのが普通なのです。つまり、ジギングではショックリーダーを用意するのが一般的です。
ラインの太さは、号数にしてメインラインの3倍~4倍を目安にしてください。ポンドの場合、10号で35lb、15号で53lbを目安にしてください。
あまり細すぎると強度が低すぎて、逆に太すぎるとルアーの動きを邪魔してしまいます。
メリットデメリット
フロロカーボンラインのメリットは、擦れに強い事です。そのため、岩礁地帯や障害物を攻める場合に向いています。ジギングではショックリーダーはフロロカーボンラインが一般的と呼ばれるほどです。
さらに吸水性が低いため、劣化が遅い事もメリットの1つ。長く使っていけます。
デメリットは、ラインを結びにくい事です。不器用な方は注意してください。
ショックリーダー用フロロカーボンラインのおすすめ商品5選
1. とにかく安さが魅力!取り敢えず欲しい時にぜひ!
ここで紹介する、ショックリーダー用フロロカーボンラインとしては一番安く、コストパフォーマンスが良いです。
性能にも問題はなく、特に強度はフロロカーボンラインとしては高い部類に入ります。
2. 安さとステルス性が魅力のリーダーライン
こちらの商品も安さが魅力です。ただこちらも安さだけが魅力ではなく、水馴染みが良いためステルス性が高く、食い付きの邪魔をしません。
ショックリーダーとして重要な耐摩耗性も高いので、初めての1個におすすめ。
3. フロロカーボンラインなのにノットが組みやすい
フロロカーボンラインといえばノットが組みにくいのがデメリットでしたが、この商品はノットが組みやすく、さらに良く伸びてくれるので衝撃を和らげてくれます。
フロロカーボンラインとしての特徴を損なっておらず、デメリットのみを克服したので、フロロカーボンラインに拒否反応を示す人もおすすめ。
4. 高強度フロロカーボンで大物相手でも大丈夫!
高分子フロロカーボンを使用しているので、強度の高さは60lbという数字だけではありません。ヒラマサやブリ相手でも十分に通用するので、大物狙いならぜひこのラインを!
5. フロロカーボンラインの課題を克服したリーダー
使用状況の項でも説明した通り、ラインが細いと強度が不安で、太いとルアーの動きの邪魔をするのですが、この商品は細いラインでも強度は問題なく、太いラインはルアーの動きを邪魔しない、しなやかさと強度を両立させたラインです。
ノットの組みづらさと巻き癖の多さがフロロカーボンラインのデメリットでしたが、この商品は2点とも克服しています。使いやすさもポイント。
摩耗耐性も高いので、ショックリーダーに必要な性能もクリアしています。
値段は高いですが、その性能の高さは一見の価値あり!
ターゲットによっては使われるナイロンライン

出典:DAIWA製品情報
ショックリーダーには、ナイロンラインも使われます。
最後に、そのナイロンラインを紹介します。
使用状況
当然、ショックリーダーに使われますが、ナイロンラインはフロロカーボンラインと比べて擦れに強くないため、ショックリーダーとしては不安が残ります。
しかし魚に違和感を与えにくいため、一部の釣りではショックリーダーとしてよく使われます。
メリットデメリット
先程書いた通り、魚に違和感を与えづらいのがメリットですが、その他に価格がとても安いのが、釣り初心者に大きなメリットではないでしょうか?
デメリットは根ズレに弱いほかに、吸水性が高いため劣化しやすいのも手痛いデメリットです。しかし、最近はこのデメリットを克服した商品も存在するため、釣りの種類やターゲットに合わせて使い分けてくださいね。
ショックリーダー用ナイロンラインのおすすめ商品5選
1. まるでフロロカーボン!?高強度と低吸水が魅力のライン
ついさっきナイロンラインのデメリットを克服した商品があるといいましたが、早速この商品がデメリットを克服しています。吸水性の高さを克服し、劣化しづらいナイロンショックリーダーを実現しました。
強度と摩耗耐性も高く、その性能はまるでフロロカーボンラインです。
ナイロンラインの特性を損ねていないので、フロロカーボンラインを使いたくないという方にお勧めです。
2. 摩耗耐性の強さは桁違い!最高級ナイロンショックリーダー
DMVという素材を使っており、凄く摩耗耐性が高いです。その摩耗耐性の高さは普通のナイロンラインの20倍!まるでフロロカーボンラインの摩耗耐性なので、フロロカーボンラインを使いたくないけど強度は欲しい、という時におすすめです。
3. ヒラマサゲームのためにワンランク上の強度を実現!
ヒラマサゲーム第一人者である田代誠一郎氏監修のナイロンショックリーダーです。強度が高く、その強度は大物相手でも十分通用します。
紹介商品は35lbなので、中物相手のショックリーダーになりますが、サイズの大きめな魚でも通用します。
4. ナイロンラインなのに耐摩耗性が高い!
商品画像にでかでかと書かれている通り、この商品の特徴は耐摩耗性の高さです。
さらにしなやかなのでノットが組みやすく、使いやすいナイロンショックリーダーです。
5. ナイロンラインなのに感度が高く伸びにくい!?
この商品の特徴は、ナイロンラインでありながら感度が高く、伸びにくいというところにあります。伸びにくいのでルアーを操作しやすく、アタリも分かりやすいです。
ナイロンラインの特徴を損なっているわけではなく、ノットの締め込みがしやすいのも魅力の1つです。初めての1個にぜひ!
オフショアジギングのラインシステムは?

出典:Visual Hunt
ジギングには、メインラインであるPEラインの弱点を克服するためのショックリーダーが必要だと分かりました。しかし、メインラインとショックリーダーを結ぶのは1種類だけと思っていませんか?実は、メインラインとショックリーダーの結び方は2種類があるのです。
最後に、この2種類の結び方について解説します。
FGノット
FGノットとは、ノッターと呼ばれるアシストツールが必要ないので、比較的簡単に結ぶ事ができます。ノッターを使うとより簡単にできるので、初心者は使いましょう。
- PEラインをリーダーに、8回程度巻き付けます。
- Uターンしてもう8回巻き付けて、巻き始めたところまで戻ります(この時、最初からあった端をPE本線、戻ってきた端をPE支線とします)。
- 巻き付けてある部分を縮めます。
- PE本線とリーダーに、PE支線を巻き付けます(PE本線・リーダーの順に交差するようにします)。
- PE本線とリーダーをゆっくり強く締めていきます。
- PE支線でPE本線とリーダーを巻き付け、できた穴にPE支線を通します(これをハーフヒッチと言います)。これを3回程度繰り返します。
- PE支線を5mm残してカットします。
- リーダーでループを作り、PE支線とPE本線を5回以上巻きつけます。ハーフヒッチ側に巻き付け部分を作っていきます。
- 最後にループが残るので、巻き付け部分を指で押さえPE支線を引っ張ります。
- 左右にしっかり締め込み、リーダーの余計な部分をカットして出来上がり!
PRノット
PRノットはノッターが必要になる上に難しくなってしまいますが、その分強度が高いので、大物相手にはおすすめの結び方です。
- リールに巻いたPEラインをボビンホルダーに通し、ボビンに10周程度巻き付けます。
- ボビンホルダーから10cm程度の地点で、リーダーとPEラインを一緒に持ちます。ボビンホルダーは下に垂らし、直角にします。
- PEラインを下から上に来るように巻きます。大物狙いなら7cm巻き付けます。
- PEラインをボビンホルダーから外します
- PEラインとリーダーを一緒にハーフヒッチで仮止めします。その後7回程度締めます。
- 余分なリーダーとPEラインを2mmくらい残し、はさみを入れて調整します。これで出来上がり!
メインラインはPE、リーダーはフロロカーボンラインが一般的
オフショアジギングのラインについてここまで知っていただいて、いかがでしたか。PEラインをメインラインにするのと、ショックリーダーにフロロカーボンラインを使い、それをFGノットでノッターを使って巻きます。最低限ここまで知っていただければ問題はないかと思います。
皆さんが、思い通りのターゲットをゲットできるのを心より祈っております。
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