作成:2018.11.5 更新:2023.7.5
冬の好ターゲット、ブリを釣る時に選ぶラインについて徹底解説!
脂がのってとても美味しいブリ。大物なので、釣り人の憧れの魚の1つです。冬の好ターゲットの1つでもあるので、しっかりとラインを選びたいですね。今回は、PE・ナイロン・フロロカーボンのライン種別の視点で、ブリ釣りのラインについて紹介します。
ダイワ(Daiwa) PEライン UVFメガセンサー 8ブレイド+Si 150m 1号 マルチカラー Amazonで詳細を見る |
|
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 4本編み 200m PL-M54R Amazonで詳細を見る |
|
モーリス(MORRIS) ナイロンライン ノガレス デッドオアアライブ ストロング 150m 16lb ストロンググレー Amazonで詳細を見る |
ブリ釣りでは釣りの種別で使うラインが違う

出典:Visual Hunt
タイトル通り、ブリを釣る場合は釣り方によって使うべきラインが異なってきます。3種類のラインいずれも使われる可能性があるので、どのラインがどういった釣りで使用されるのかをしっかりと確認してください。
基本的に、PEラインが使われる可能性が高いです。
下に、具体的にどの釣りでどのラインが使われるかを紹介しておきます。
上段が道糸およびメインライン、下段がハリス及びショックリーダーです。
ジギング | 泳がせ釣り | 船釣り | カゴ釣り |
---|---|---|---|
PEライン |
PEライン
ナイロンライン |
PEライン | ナイロンライン |
ナイロンライン
フロロカーボンライン |
フロロカーボンライン | フロロカーボンライン | フロロカーボンライン |
PEライン

出典:DAIWA製品情報
まず最初に、細い・強い・伸びないという特徴があるPEラインから紹介します。
使用状況
PEラインは、ブリのルアー釣りのメインライン、泳がせ釣りや船釣りの道糸としてよく使われます。
ブリのルアー釣り、つまりブリジギングでは2号~4号が使われます。飛距離と強さのバランスを取ります。号数が小さい場合は釣れやすく、大きい場合は大物にも対応できます。
活き餌を使う泳がせ釣りでは6号~8号と、太めのラインが使われます。
基本的にラインが太いと釣果が悪くなりますが、泳がせ釣りではラインがどれだけ太くても釣果が悪くはなりません。なので、ブリが大型の魚であるという事と合わせてかなり太いラインが使われるという事です。
一方、オキアミなどを餌として使う普通の船釣りでは3号~4号が使われます。
船釣りは飛距離が必要ないのである程度の強さを取ります。泳がせ釣りと違って太すぎると釣れなくなるので、そのバランスを取ります。
メリット
3種類の釣り共通の物としては「ラインの強さ」があります。
ブリは大型の魚なので、そのブリを釣り上げられる強さが最大のメリットです。
他には、伸びにくいという性質がありアタリが分かりやすい・10m毎のマーキングが施されていて、どの水深でアタリがあったかが分かるなどのメリットがあります。
デメリット
デメリットといえば、PEラインは擦れに弱い事になります。
ブリは海底にいることが多いです。それとは別に、岩礁地帯など障害物が多い場所では、ブリが食いついた時に障害物にぶつかってラインが切れてしまうという事が多いです。なので、扱いづらいラインでもあります。
このデメリットは3種類の釣り共通になります。
他には、PEラインは高額になりやすいのも大きなデメリットです。なので、初心者からは敬遠されがちです。
おすすめ商品紹介
1. PEラインの弱点を克服!根ズレを気にしないPEライン!
こちらはジギングにおすすめのラインです。
PEラインの弱点である、耐摩耗性の向上を実現したラインです。
岩礁地帯でも攻められるので、幅広く使う事ができます。
PEラインの長所も健在なので、岩礁地帯を攻められるPEラインとして使う事ができます。
2. 他の釣りにも応用できる高性能ライン
KUROSAWAPEライン釣り糸X-CORE4編・8編(5色マルチカラー/白ホワイト/イエロー/グレー)(200m300m500m1000m)(0.8号1号1.5号2号3号4号5号6号8号10号)X4X8エックス・コア
号数選択可能
長さ:200m・300m・500m・1000mから選択可能
4本撚り・8本撚り選択可能
マルチカラー・ホワイト・グレー・イエロー選択可能
FishingProでのほかの記事でも紹介されている、KUROSAWAPEラインのX-COREのPEラインですが、ブリジギングや泳がせ釣りや船釣りでも使われます。
ダイニーマと呼ばれる、日本製高強度ポリエチレン繊維を使っているので、かなり高い強度・感度の高さでアタリも分かる・低吸水性で劣化も防ぎます。
他の釣りでもよく使われる理由が分かります。
3. 大手釣り具メーカーSHIMANOから、使いやすいPEラインが登場!
しなやかでソフトなので、PEラインなのにライントラブルが少ないです。扱いやすさが特徴なので、初めてPEラインを使うという時におすすめです。
勿論、PEラインのメリットを損なっていません。使いやすいPEラインとして使う事ができます。
4号まで選べるので、ジギングや船釣りにおすすめです。
4. 飛距離と強度が最大限のPEラインでメータークラスもなんのその!
ゴーセン 剛戦 ジギング8ブレイド 200m
全長:200m
号数:2号
強度:35lb
8本編み
5色分(ブルー・オレンジ・パープル・イエロー・グリーン)
参考直強力:MAX約15.9kg
SDEという独自の製法で、PEラインの特徴である「強度」「飛距離」が最大限に引き出されました。飛距離が欲しい時にうってつけですが、安さが魅力のラインでもあるのでそれで選んでも良いです。
6号まで選べるので、3種類のどの釣りでも使えます。
5. 船用の高コストパフォーマンスのPEライン
PEラインとして当然の高強度に加え、マーキングカラーが落ちにくいというメリットもあるPEライン。タナ取りがしやすいというメリットをずっと保ってくれます。
船釣りに使うのがおすすめです。
ナイロンライン

出典:DAIWA製品情報
続いては、よく伸びて扱いやすいナイロンラインを紹介します。
使用状況
ナイロンラインは、泳がせ釣りとカゴ釣りの道糸によく使われます。他にはブリジギングのショックリーダーとしてよく使われます。
ブリジギングのショックリーダーとしては、45lb(ショックリーダーとしてはこちらの表記が一般的です)がよく使われます。
泳がせ釣りでは10号と太めのラインが使われます。先程も書いた通り泳がせ釣りではラインが太くても釣果に影響しづらいので、ブリが大きい事と合わせてかなり太いラインが使われます。
カゴ釣りでは8号程度と、泳がせ釣りと比べてかなり細いラインが使われます。ナイロンラインはPEライン程ではありませんが飛距離が出やすいです。カゴ釣りでは飛距離が大事なので、強さを多少犠牲にしてでも飛距離を大切にするという事です。
メリット
ナイロンラインは表面がしなやかで、ロッドのガイド部分(ロッドの真ん中から先っぽについている輪っかの事です)の抵抗が少なく滑り出しが良いので、PEラインに準ずるほど飛距離が出やすいです。この特徴はカゴ釣りで重宝します。
また、ナイロンラインはよく伸びます。これは、魚に違和感を与えにくいというメリットにつながります。飛距離が大事なカゴ釣りでナイロンラインが使われるのはこのためです。
他には、適度な張りと伸びを持っているナイロンラインはライントラブルが少ないです。値段が安い事もあり、初心者に好まれます。
ジギングのショックリーダーとしては、しなやかで扱いやすいのがフロロカーボンラインと比べた時のメリットになります。後は、伸び始めるのがフロロカーボンラインと比べても早いので、ブリの引っ張りの力を和らげるクッションの役目をしてくれること、PEラインと結びやすいのも大きなメリットになります。
デメリット
ナイロンラインは紫外線に弱いため、すぐに劣化してしまい使い物にならなくなるというデメリットがあります。値段が安いといっても、値段が高いラインの方が結果的に安く済むという事にもなりかねません。なので、ナイロンラインを使う時は性能が高いナイロンラインを選びましょう。
おすすめ商品紹介
1. スチールグレーでカモフラージュ効果抜群!
この商品は強度が高いです。具体的に直線強度と結束強度がとても高く、不意の大物でも耐えてくれます。メータ級のブリが釣れても安心です。
さらにスチールグレーカラーという事で、カモフラージュ効果も抜群です。ブリに警戒心を抱かせず食わせる事ができます。
2. 泳がせ釣りにタモ網の修理に色々使えるナイロンライン
この商品の特徴は、1000m巻かれていることです。道糸やショックリーダーとしてだけでなく、タモ網の補修などにも役立ってくれます。
とにかくお得なラインです。
こちらも泳がせ釣りの道糸におすすめです。
3. オレンジカラーは見やすいカラーです
ブルーカラーは魚に違和感を与えないのがメリットですが、パッションオレンジカラーは逆に見やすいのがメリットです。曇天や朝マズメ夕マズメでも確認しやすいので、ライン軌道の修正が簡単に確実にできます。
巻き癖もすぐ取れてライントラブルもありません。
カゴ釣りの道糸に使えます。
4. 根ズレが怖いけどナイロンラインを使いたい…なら、このショックリーダーで決まり!
この商品の特徴は、何と言っても普通のナイロンラインの20倍という驚異的な摩耗耐性です。根ズレにめっぽう強く、岩礁地帯だろうと何だろうとガンガン攻められます。
当然、扱いやすさも損なっていません。
ショックリーダーに欲しい性能を高い水準で満たしています。
5. ナイロンラインのメリットを特に強く持っています
扱いやすさ・操作性・ショック吸収というナイロンラインのメリットを、このショックリーダーは特に強く持っています。とにかくショックリーダーにはナイロンライン!という方におすすめです。
フロロカーボンライン

出典:DAIWA製品情報
最後に、擦れに強く水中でも目立たないフロロカーボンラインを紹介します。
ただ、ルアー釣りのメインラインにも餌釣りの道糸にも使われません。
使用状況
ブリジギングのショックリーダーとしてですが、ブリ釣りの外道であるサワラやタチウオは歯が鋭いです。サワラやタチウオが釣れる事が分かっている場合、或いは岩礁地帯を攻める場合はショックリーダーとしてフロロカーボンラインがよく使われます。
サイズは50lbの物が使われます。
他には、泳がせ釣りやカゴ釣りや船釣りのハリスとしても使われます。泳がせ釣りは糸の太さで釣果に左右しないために10号と太いものを使用します。カゴ釣りでは飛距離も重要視するので5号が使われます。
メリット
フロロカーボンラインのメリットとしては、まず1番に「根ズレに対しての強さ」が挙げられます。根ズレとは、ラインが岩などの障害物にぶつかって擦れる事を指します。この擦れに強いのがフロロカーボンラインというわけです。先程メインラインにも道糸にも使われないと書きましたが、ショックリーダーやハリスとしてはよく使われます。
後は、光の屈折率が低く水中で見えづらいという事で、魚の食い付きが多いという意味でもショックリーダーやハリスとして使われます。ショックリーダーとハリス、両方とも魚と一番近い位置にいる針ですので、魚に見つかりづらいフロロカーボンラインが重宝するという事ですね。
デメリット
一方、ナイロンラインよりも固いのでライントラブルが多く巻き癖も付きやすいので、メインラインや道糸に使われないのです。扱いの難しさが使われない理由ですね。
その他、結びにくく結束が弱いというのもデメリットの1つです。そのため、ブリジギングとしてはナイロンラインの方がよく使われるというわけですね。
おすすめ商品紹介
1. 結束強度の弱さを克服。安心して使えるフロロカーボンライン
フロロカーボンラインの弱点である結束時の強度の弱さを克服したラインです。結束強度を大事にしたいときは特におすすめです。
フロロカーボンラインの特徴である高感度も損なっていません。
ショックリーダーとしての課題をクリアしています。
2. しなやかで扱いやすく、初心者向けのフロロカーボンライン
強度としなやかさがこのラインの特徴。しなやかなので扱いやすくライントラブルも少ないです。なので、初心者向けのフロロカーボンラインと言えます。
初めてショックリーダーにフロロカーボンラインを使う時はこの商品で決まり!
3. 扱いやすく結束強度が高いフロロカーボンライン
上2つの特徴を持ったのが、こちらのよつあみ製のフロロカーボンラインショックリーダーです。
しなやかで扱いやすいながら、結束強度も高いのがこのラインの特徴。
警戒心の強いブリにも強いナチュラルカラーです。
4. フロロカーボンラインの弱点である巻き癖を克服!
こちらは、フロロカーボンラインの特徴である高強度と、普通のフロロカーボンラインにはないしなやかさを両立させました。普通のフロロカーボンラインとは違います。
初めて仕掛けを自作するなら、このラインがおすすめです。
カゴ釣りのハリスに使いましょう。
5. 違和感を与えづらい色で釣果アップ!
とにかくアクアグリーンという色がこのラインの特徴です。アクアグリーンは潮色に溶け込み、魚に違和感を与えづらいです。このラインで仕掛けを自作すると釣果アップにつながるので、自作する場合はこのラインを使いましょう。
巻き癖も付きづらいので、扱いやすいラインでもあります。
泳がせ釣りのハリスに使いましょう。
ブリ釣りで使われるラインの特徴をしっかりと知っておこう
ブリに使われるラインはいかがでしょうか。PEラインは使われる可能性が高いですが、他2種類もよく使われます。
3種類のラインの特徴をよく知って、自分に合った釣りのラインを選んでください。
ダイワ(Daiwa) PEライン UVFメガセンサー 8ブレイド+Si 150m 1号 マルチカラー Amazonで詳細を見る |
|
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 4本編み 200m PL-M54R Amazonで詳細を見る |
|
モーリス(MORRIS) ナイロンライン ノガレス デッドオアアライブ ストロング 150m 16lb ストロンググレー Amazonで詳細を見る |