作成:2018.11.14 更新:2023.7.4
アジングに使う第四の糸、エステルラインをリーダーと共に解説!
寒くなってくる季節、ソルトルアーゲームが面白くなりますね。その中でも人気なのがアジング。そのアジングにはエステルラインが人気急上昇なのを知っていますか?今回は、初めて聞くエステルラインの特徴からおすすめ商品、さらにはリーダーまで紹介します。
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目次
PEとフロロカーボンの中間、それがエステルライン

出典:Visual Hunt
エステルラインというのは、ポリエチレンタフレタレートという素材を使ったラインです。と言ってもピンと来ないですね。
ホンテロンと呼ばれる小物釣りの仕掛けに使われるラインを、ルアーフィッシング用に改良されたラインです。
比重はPEラインよりも重くフロロカーボンラインよりも軽いです。伸びも潮馴染みもPEより良くフロロカーボンラインより悪いです。という事で、簡単に考えるとPEラインとフロロカーボンラインの中間をとったラインといえます。
メリット
そんなエステルラインの特徴を、細かく解説していきます。
まずはメリットから紹介します。
1. 何より、アタリが分かりやすい
エステルラインは伸びがフロロカーボンラインよりも低いという事で感度が高く、手元にコンッと来るアタリが分かりやすいです。
感度で言えばPEラインが上ですが、PEラインは比重が軽いのでロッドの先端からジグヘッドの先端までのライン軌道がまっすぐになりにくいので、深層や軽いジグヘッドの場合はアタリが分かりづらいのです。それが、エステルラインなら比重がPEラインより重いのでライン軌道がまっすぐになりやすいので、深層で来るアタリも分かりやすいです。
アジのアタリは小さいので、アタリの分かりやすさは重要です。
アタリが分かりやすいという事は、アクションの入れ方や食ってくるタイミングなどが覚えやすいので、アジングの上達も早くなります。なので、エステルラインは初心者がアジングの上達のためのラインと言えます。
2. 操作性も良い
また、フロロカーボンラインよりも伸びが少なく、ダイレクトな操作感があります。
また、感度が高いのでルアーの動きを感じ取りやすいです。
なので、ルアーを操作しやすいというのもメリットの1つです。軽量なジグヘッドでもその動きを感じ取る事ができます。
3. レンジキープ力も高い
さらに、PEラインやナイロンラインより比重が重いという事は、水に沈むという事でもあるためレンジキープもPEラインやナイロンラインよりもしやすいです。
一定の深さをキープできるのもメリットの1つです。
4. 潮馴染みも良い
エステルラインはPEラインと特徴が似ていますが、PEラインと違って編み込みはされていないため、単線で出来ています。という事は、風や波の影響を受けにくいという事です。
潮馴染みがよく、スムーズにジグヘッドが海に入ってくれます。なので、軽いジグヘッドも使いやすいという事です。
デメリット
次は、デメリットについて解説していきます。
1. 衝撃に弱い!
エステルラインは伸びにくいです。という事はショックに弱いという事でもあります。瞬間的負荷、例えば魚のいきなりの強力な引き・投げる時の抵抗などです。それぞれアワセ切れ・キャスト切れと呼ばれ、エステルラインの一番のデメリットなのです。
アワセ切れにはドラグ機能を緩くし、キャスト切れにはノットの結束部分まで巻き込まずに投げる事で対応できるのですが、ショックを吸収するためのショックリーダーを結んでおくのが普通です。
2. ライントラブルが多い
フロロカーボンラインと同じぐらい硬いので、スプールへの馴染みが悪いです。なので10mレベルのダマが出来ていたりライントラブルになったりと、扱いに困るラインでもあります。
ラインを張りながら巻き、ルアーの着水前と着水後に人差し指でラインの放出を抑制します(フェザーリングと言います)。さらに
こうするとトラブルになりにくくなります。
3. ルアー直結は厳しい
摩擦熱にも弱いので、ルアーへの直結は厳しいです。このためにも、ショックリーダーは必要なのです。
4. 劣化が早い
エステルラインは瞬間的負荷が掛かると切れやすいですが、少しずつ小さい負荷を掛けていくとラインが細くなって伸びていきます。こうなると、事あるごとにラインが切れてしまうので、劣化のチェックはこまめに行っていく事が必要です。
状況にもよりますが、アジを20匹釣ったらラインがかなり劣化します。
最近の商品は耐久性能が上がってきていますが、まだまだ油断はできません。
5. スペックの高いリールが必要
エステルラインのほとんどは、0.2号~0.4号の超極細ラインです。なので、繊細なラインを扱えるためにドラグ性能がとてもよく、滑らかなリールが必要になります。
また、エステルラインのメリットを活かせる高感度なロッドも必要になってきます。
エステルラインは、超軽量なジグヘッドの時に使う!

出典:Visual Hunt
エステルラインは、アジングにおいてどういう状況に使うのかを書いていきます。
特徴の項のおさらいになります。
アジの警戒心が高い時にエステルラインが使われる
タイトル通り、軽いジグヘッドやジグヘッド単体で使うと、エステルラインの感度の高さと影響の受けにくさが軽いジグヘッドの操作を助けてくれます。
軽いジグヘッドは食い渋りの時にアピール力が高いので、アジがスレている(警戒心が高い事を指します)時にエステルラインが使われるというわけです。
初心者の上達にもおすすめ
エステルラインはドラグ設定やフェザーリングを覚える必要がありますが、釣り初心者から中級者が釣りテクニックを覚えるためにうってつけなラインと言えます。
流石に入門者には厳しいので、ナイロンラインで慣れていってください。
エステルラインは強度で選ぶ

出典:Pexels
エステルラインは強度で選びます。ジグヘッド単体で使うなら1lb、キャロライナリグと呼ばれる飛距離を伸ばすルアーと使う場合は2lbの物を選びます。
大型の味が釣れる場合は少し強めのラインを選びましょう。
また、商品によって伸びがあって使いやすかったり、まったく伸びず感度優先だったりと様々です。初心者はまず伸びやすいラインから使っていきましょう。
おすすめのエステルライン10選

出典:Visual Hunt
それでは、実際におすすめのアジングエステルラインを紹介していきます。
実際の商品特徴を知り、自分に合ったラインを選んでください。
1. とてもお求めやすい価格!まずはお試しという方に!
よつあみと言えばPEラインと連想する方も多いのでは?
しかし、ラインを知り尽くしているよつあみが出来る、耐熱性の強さと強力さを実現しました。
とても安いラインでもあるので、まずはお試しという方におすすめです。
2. エリアフィッシングのために編み出されたライン
モーリス(MORRIS)エステルラインバリバススーパートラウトエリアマスターリミテッドスーパーエステル140m0.3号1.4lbネオオレンジ
0.3号
全長:140m
強度:1.4lb
エリアフィッシングとは、管理釣り場で行う釣りの事です。アジだけでなくいろいろな魚が釣れるのが魅力です。
そのエリアフィッシングのためだけに編み出されたのが、このライン。飛距離と感度の高さが特徴です。
しかし一番の特徴、それはラインカラー。オレンジ色なので視認性が高く、プレッシャーのかかるエリアフィッシングやトーナメントで効果を発揮します。
3. 視認性の高さと感度の高さが特徴!
このラインは特殊な染色技術により、糸が発光します。なので視認性は抜群!ピンクカラーとイエローカラーが選択でき、状況に合わせて選べます。値段も高くないので、2色揃えてみては。
4. 大手釣り具メーカーDAIWAのアジング専用ブランド
大手釣り具メーカー、DAIWAのアジング専用ブランド「月下美人」のラインです。
クリアカラーで、アジに違和感を与えません。その他の部分でもエステルラインの特徴を損なっていないので、釣果の高いエステルラインと言えます。
5. 異次元のラインコントロールというコンセプトで開発された高品質ライン
「異次元のラインコントロール」というコンセプトで開発されたラインです。
ストレスなくラインコントロールが出来るので、ルアーを操作しやすいです。
伸びが少ないので感度も高く、高品質なラインです。
6. 驚異的な強さが特徴!大型アジにぜひ!
アジング専用のエステルラインでは、強度はとても高いです。なので、大型アジやキャロライナリグとの併用がおすすめです。
その他のエステルラインの特徴も強く残っているので、強いエステルラインとして使えます。
7. 特徴はないが、シンプルなのがメリットのライン
この商品は特徴こそありませんが、言い換えればバランス型の性能を持つラインと言えます。
何を選べばよいのかわからないという方にうってつけです。
8. ブラックカラー!?ステルス性の高いその姿はまさに忍び!
この商品のラインカラーは、何と黒!ステルス性の高いラインなので、自然アプローチ力は最強です!スレているアジにうってつけのラインです。
視認性は悪いので、夜釣りや曇天の際にはおすすめできません。
9. アジング中級者に人気!視認性は良いがステルス性もあるライン
この商品の特徴はラインカラーです。ピンクカラーは視認性が高いですが、一方で魚には見えにくいのでステルス性もあります。
高級なロッドとリールが必要な商品ですので、中級者以上向けになります。
10. エステルラインとしては異例の伸びやすさ!初めてのエステルラインに!
エステルラインの課題であった「耐久力」「使いづらさ」を克服したラインです。
メーター級のアジとのファイトにも耐えられる耐久力を実現し、敢えて伸びやすくしたことで使いやすくなりました。
視認性の高いイエローカラーを採用している点にも注目。
エステルラインのショックリーダーはフロロかナイロンか…

出典:Pexels
最初の方でエステルラインを使うにはショックリーダーが必要と書きました。
では具体的に、エステルラインのショックリーダーには何がいいのかを最後に書いていきます。
強度については、メインラインの2倍の強度を選びましょう。
フロロカーボンライン
フロロカーボンラインは擦れに強く、岩に擦れて切れてしまう根ズレにとても強いです。
エステルラインのショックリーダーとしてはPEラインの時と同じく使用頻度が一番高いです。
ナイロンライン
ナイロンラインはかなり伸びやすく、ショックをよく吸収してくれます。
加えて、食い付きも良くなるので、食い渋りの時におすすめです。
エステルラインはPEラインに似ているけど違う!
エステルラインはいかがでしょうか。
PEラインに似ていると思うでしょうが、複数の糸を編んで作ったPEラインは風や潮の影響を受けやすく、そして強度が高く飛距離も出やすいです。エステルラインは風や潮の影響を受けにくく、レンジキープに優れアタリが分かりやすいです。
エステルラインの特徴を深く知っておき、アジングの釣果に役立ててくださいね。
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