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ボラは釣り方で針が変わる!釣り方別の針の形状と特性を紹介!

外道として扱われることもあるボラですが、冬場は食味がよく寒い時期に最盛を迎えるターゲットです。ボラは活性によっても釣り方が変わってきますので、活性の低い時、高い時におすすめの針の形状と特性をご紹介したいと思います。

ボラ掛針は体に直接引っ掛ける!

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出典:Pexels

大きな群れでゆっくりと移動するボラはウキ釣りやルアー釣りなど色々な釣り方ができるターゲットです。
なかでも特徴的なのは、旬を迎える冬にまぶたに脂肪が乗って視認性が低下するボラを、エサを食わせるのではなく、直接針を体に引っ掛けて釣る引っ掛け釣りという釣り方です。
ギャング釣りともいわれる釣り方です。

次項ではウキ釣りと引っ掛け釣りで使われる針の形状や特徴をご紹介していきたいと思います。

ボラを狙うウキ釣りと引っ掛け釣りの針の形状!

出典:photo AC

前述の通り、ボラはエサを食わせるウキ釣りと体に直接針を引っ掛けて釣る引っ掛け釣りで使用される針が異なります。
ここではそれぞれの針の形状と特徴をご紹介していきたいと思います。

ウキ釣りで使われる伊勢尼

ボラをウキ釣りで狙う場合に使われる針は1号から3号のチヌ針です。
このチヌ針は伊勢尼といわれる太くて短い、強度に優れた形状をしています。
針掛かりが非常にいいので、アタリがきたらすぐに合わせれば、バレにくいのもこの形状の特徴です。

カモフラージュ能力の高い金の伊勢尼

がまかつ(Gamakatsu)カン付伊勢尼金10号

入本数:13
号数:10号

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ボラのウキ釣りのエサで使用されるオキアミで、カモフラージュしやすい金の伊勢尼針です。

引っ掛け釣りで使われるギャング針

ギャング針は針を魚の体に直接引っ掛ける必要があるので、3本フックの大きくて鋭い針形状をしています。
エサが不要で食いが渋い時でも直接針掛けすることができるので、冬場など活性が下がっているときに強みを発揮します。

一方、その釣り方と針の形状から魚に致命的なダメージを与えてしまうので、リリースができないということと、周囲とのトラブル防止の観点からギャング針での引っ掛け釣りを禁止している釣り場もあります。

オーナーのボラ掛針

OWNER(オーナー)トリプルフックスズボラ掛30号白10582

主な対応魚種:ボラ
サイズ:30号
パッケージ入り

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トリプルフックの鋭い針で、魚を引っ掛けて釣ります。

活性の高さでボラ針を使い分ける!

出典:photo AC

食味がよくなる冬場にはボラの活性は下がってきてしまい、ほとんどエサを食べないこともあります。
活性が低い時にエサ釣りをしても効率が悪くなってしまいますので、ボラの活性を見極めて針の選択をする必要があります。

ボラの活性が高い時は伊勢尼針!

オキアミのコマセを撒いてボラが寄ってくるようであれば、ウキ釣りで伊勢尼を使用します。
大きさは10号から12号くらいのものがベストでしょう。
針掛かりがいいという特徴を持っているので、小さなアタリでも掛かることがあります。

貫通力に優れた伊勢尼針!

がまかつ(Gamakatsu)伊勢尼フック(銀)12号釣り針

号数:12
入本数:10

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貫通力に優れたがまかつの伊勢尼針です。
12号はボラに有効な大きさです。

チヌ針でもOK!

OWNER(オーナー)糸付404412mカット黒チヌ2-1.5

■糸長さ:2m
■ハリス:フロロカーボン≪オーナー チヌ針≫
■刺さり、押しきり、貫く、驚異の貫通性能
■カラー:黒
■対象魚種:チヌ、グレ、セイゴ、スズキ(シーバス)、イサキ

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糸付きの2号チヌ針です。
チヌ針の場合は1号から3号のものを使用します。

ボラの活性が低い時はギャング針!

冬場になるとボラは視力が低下し活性も落ちるので、エサに見向きもしなくなることがあります。
そんな時はギャング針を使用し、引っ掛け釣りでボラを狙っていきます。
比較的浅いタナにいて目視でも確認できるので、そこにギャング針を投入します。
温かい排水域など、稀にものすごい数のボラを目視で確認することもできます。

スズ製のボラ掛針!

OWNER(オーナー)バラ10582スズボラ掛40

■素材:スズ
■対象魚:ボラ
■パッケージ入りで安全です。

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スズ製のボラ掛針です。
ボラの体に直接引っ掛けるようにして釣り上げます。

ボラ掛針の結び方はこだわらなくても大丈夫!

出典:photo AC

ボラ釣りが盛況を迎える冬場は、まぶたの脂肪でボラの視力を著しく低下しており、特に引っ掛け釣りにおいては結び方にこだわる必要はありません。
太いハリスを使用しても、引っ掛けて釣る以上まったく問題ありませんし、外れるようなことがなければOKです。

ボラ掛針は危険なので、十分な安全確認を!

外道扱いをされたり調理時に匂いから、嫌われることもあるボラですが、正しい処理をすれば非常に食味のいい魚です。
脂肪の乗ったボラを引っ掛け釣りで狙うというのは、ある意味特殊で目新しい釣り方ですので新鮮だと思います。

3本フックのボラ掛針は魚にも致命的なダメージを与えてしまいますが、すっぽ抜けたりした時に周りに人がいると、思わぬ事故に繋がってしまう可能性もあります。
引っ掛け釣りをする際は禁止されている釣り場でないかを事前に確認して、周りの安全を確保した上で楽しんで下さい!

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