作成:2018.11.19 更新:2022.5.25
鋭い歯を持つタチウオにはどう立ち向かう?ラインの使い方を紹介!
鋭い歯を持つタチウオ。ナイロンラインを容易く噛み切ってしまうほど歯が鋭いので、タチウオ釣りにはライン選びをしっかりしないといけません。今回は、タチウオ釣りに使うラインについて解説します。
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目次
どのラインがタチウオ釣りに使われるのか

出典:Visual Hunt
さてそのタチウオ釣りには、船からはテンヤ・ルアー・ワインドの3種類、おかっぱりはテンヤ・ルアー・ワインド・ウキ釣り・ズボ釣りの5種類が行われる他、沖釣り(餌釣り)も行われます。
ラインにはPE・フロロカーボン・ナイロンの3種類のラインがある事はご存知かと思いますが、タチウオ釣りには釣り方によって全ての種類のラインが使われる可能性があります。
その他、ワイヤーと呼ばれる金属製のラインも時折使われます。
メインはやっぱりPEライン!PEについて解説!

出典:DAIWA製品情報
まず最初に、PEラインから紹介します。
PEラインはフロロカーボンラインより強度が高く、細いラインを使えます。
タチウオ釣りには、テンヤ、沖釣り、ルアーの道糸やメインラインに使われます。
使用状況
テンヤ釣りにはおかっぱりからなら1.5号前後、船からなら2.5号前後が使われます。潮の影響を受けづらくするために多少細いラインを使います。これでテンヤを自然に落とし込むことができます。
沖の餌釣りには2号~3.5号と太めのラインを使います。テンヤを使う時ほど潮の影響を受けなくする必要はないため、強度を取ります。
一方、ルアー釣りにはおかっぱりから0.6号前後、船でも1号前後が使われます。ショックリーダーに太めのフロロカーボンラインを巻くので、それに合わせて細めのPEラインが巻かれます。
ワインドも、おかっぱりから0.8号前後、船からでも1号前後が使われます。釣果が期待できる釣りだけに大物が釣れる可能性も高まるので多少太くなります。
メリット
タチウオ釣りにおいてのメリットは感度です。PEラインは撚糸で出来ているのでほとんど伸びず、それだけに感度が高くアタリが分かりやすいのです。タチウオはショートバイトが多いので、感度が高いPEラインがメインとしてよく使われるのです。ワインドやルアーフィッシングなどは特にPEラインじゃないと成り立たないです。
もう一つ、飛距離の高さもタチウオ釣りでのメリットです。飛距離がアップすることで探れるエリアも増えます。
デメリット
タチウオ釣りにおいてのPEラインのデメリットは結束強度の弱さにあります。ルアー釣りであればショックリーダーと呼ばれる結束強度の弱さをカバーしてくれる糸を結ぶ必要があります。
ショックリーダーには、どちらかというと強度の高いフロロカーボンラインがよく使われます。しかし扱いやすいナイロンラインも使われるので、どちらか好きな方を選びましょう。
おすすめ商品5選
1. 強度と耐久力が特徴の全魚種対応ライン
ゴーセン(GOSEN)ラインJIGGINGPESQUARE4300m46lb(4.0号)GL433046
4本撚り
4号
300m
カラー:10m毎5色分け(ブルー・オレンジ・パープル・イエロー・グリーン)
テンヤ釣りのおかっぱりや船で使われます。
直線強度が高く、強力な引きにも負けません。耐久性も高く、長期戦でも活躍してくれます。強度と耐久性の高さは、タチウオ釣りにも通用するはずです。
2. 高級なダイニーマを使っているから引っ張り強度が強い!
こちらは船でのタチウオ釣り全般に使われます。
PEラインは引っ張り強度が高いのですが、このラインはハイクォリティーWXダイニーマ原糸を使っているので特に引っ張り強度が高いです。なので強い引きにも耐えられます。
3. 安くて扱いやすいPEライン
ルアー釣りに使えます。
この商品の特徴はその安さ。普通のPEラインの半分の値段で購入できます。
さらに、適度にコシがあるので扱いやすいです。初めてPEラインを使うという方にもぜひ!
4. 8本撚りだから強度が高く飛距離も出やすい
ゴーセン 剛戦ジギング 8ブレイド 200m
全長:200m
号数:1号
強度:20lb
8本編み
5色分(ブルー・オレンジ・パープル・イエロー・グリーン)
参考直強力:MAX約9.1kg
ルアー釣りに使われます。
8本撚りなので強度と耐久力がとても高いです。タチウオ釣りでも通用します。
そしてガイド滑りも良く、飛距離も稼ぎやすいです。
5. 質の良いPEラインが600mも巻かれている!
船でのテンヤ釣りに使えます。
この商品の特徴は600mも巻かれていること。
値段は高いですがコストパフォーマンスは良いです。
さらに、高強力・高感度・高耐久性というPEラインのメリットがさらに伸びており、質の良いPEラインでもあります。
リーダーやハリスによく使う!フロロカーボンラインの解説!

出典:DAIWA製品情報
続いては、フロロカーボンラインについて解説していきます。
タチウオ釣りには、テンヤ・ルアー釣り・ワインドのショックリーダー、それにウキ釣り・沖釣り・ズボ釣りのハリスと色々な釣りに使われます。
メインラインに使われることはありませんが、強度が高いのでよくタチウオ釣りに使われます。
使用状況
テンヤ釣りのショックリーダーとしては、おかっぱりからなら20lb(ショックリーダーとしての表記です)、船からなら25lbが使われます。他の釣りにも言えますが、これ以上太いと結びづらくなります。
ウキ釣りのハリスでは、5号前後が使われます。
沖釣りでのハリスは、ウキ釣りよりも少々太い6号が使われます。
ドラゴンサイズのタチウオ(大型という意味です)が釣れる場合に備えて太めのラインを使います。
ズボ釣りのハリスとして3号程度が使われます。潮の影響を受けづらくするためです。
一方ルアー釣りやワインドのショックリーダーでは、少々細い16lb前後が使われます。
メリット
感度が高くアタリが分かりやすいのはPEラインと同じ。違うのは擦れに強いという事です。なのでショックリーダーとして使われるのです。
またフロロカーボンラインは光の屈折率が低く光を反射しにくいので、タチウオに違和感を持たせません。なので、釣果も期待できます。
デメリット
タチウオ釣りには結束強度の弱さがデメリットとして働きます。
結び目部分は最も負荷がかかりやすく、引きが強いと切れてしまいます。
しかし最近は、結束強度を見直したラインもあります。
おすすめ商品5選
1. 耐久性と強度の高さはタタチウオ釣りに十分通用する!
こちらはウキ釣りのハリスに使えます。
ただでさえ高性能なフロロカーボンラインにさらにチタンコーティングが施されているので、結束強度・その他の強度も非常に高く、耐久性も高いです。
強度の高さはタチウオ釣りに最重要ですが、これほどの強度があればタチウオ相手でもファイトが苦にならないでしょう。
2. フロロカーボンラインなのに扱いやすい!?
船からのテンヤ・ルアー釣りのショックリーダーに使います。
フロロカーボンラインでありながらしなやかで扱いやすいラインです。初心者に向いているラインです。
衝撃にも強いので、急な引きにも耐えられます。
3. 水切れの良さと耐摩耗性能が高いライン!
このラインは高い基本性能に加えて、水切れの良さと耐摩耗性能に磨きをかけたラインです。
号数ごとに最適な硬さが設定されています。
ユーザー評価も高く、おすすめです。
4. 高い感度でアタリを逃さない!
こちらはオフショアジギングでのショックリーダーとして使います。
フロロカーボンラインは感度が高いのですが、この商品は特に感度が高いです。つまり、アタリが分かりやすいラインという事です。
5. ショックリーダーにうってつけの高性能ライン
こちらはおかっぱりからの釣りのショックリーダーとして使います。
強力でタチウオの鋭い歯にも耐えられる、感度も高くアタリを逃さない、ステルス性も高く魚に違和感を持たせない、結束強度も高く、これほどショックリーダーにうってつけのラインがあったでしょうか?
扱いやすいから使われる!ナイロンラインの解説!

出典:DAIWA製品情報
続いてはナイロンラインの解説です。
ナイロンラインは強度が低いものの、扱いやすさから初心者に向いているラインといえます。
良く伸びてくれるラインなのでハリス切れを防いでくれます。なので、ウキ釣りやズボ釣りの道糸に使われます。
使用状況
先程書いた通り、ナイロンは切れるまで20%程伸びてくれるので、ハリス部分への負荷が加わりにくいです。なのでウキ釣りの道糸に使われます。号数は、あまり太いと潮の影響を受けやすくなり操りづらくなり、細いと強度が低くなるので、その両方を取って4号~5号です。
ズボ釣りでは多少細い3号が使われます。潮の影響を受けづらくする必要があるので、ウキ釣りよりも細いです。
その他にはテンヤ釣りのショックリーダーとして時々使われます。号数はフロロカーボンラインと同じ、おかっぱりから20lb、船から25lbが使われます。潮の影響と強度を考えた結果です。
メリット
一番安いラインで、且つ投げやすく扱いやすい、釣りを始めたばっかりの入門者でも使える敷居の低いラインであるのが一番のメリットです。
また、ドラグ調整ができなくてもテンションを掛けてくれるので、バラシ(針掛かりした魚が逃げる事です)が少ないのも特徴です。強度が重要なタチウオ釣りでも使われるのは、これが理由です。
デメリット
ナイロンラインは吸水性が高いので劣化も早いです。なのでよく「ナイロンラインは使い捨て」なんて呼ばれます。長持ちするとは考えず、伸びてしまって劣化したらすぐ買い替えるくらいの気持ちで使いましょう。
ただ、最近のナイロンラインの中には吸水性を見直した商品もあるので、チェックしてみましょう。
おすすめ商品
しなやかで使いやすいのはナイロンラインの特徴ですが、このラインはそこに強さも加わっているので、タチウオ釣りに使うと、強さは申し分ないのに使いやすいラインとして使えます。
ピンクカラーで視認性も高いので、初心者におすすめです。
金属製のラインでタチウオに備えろ!ワイヤーの解説!

出典:DAIWA製品情報
最後に紹介するのは、ワイヤーと呼ばれる金属製のラインです。
ルアー・テンヤ釣り・ワインド・ウキ釣り・ズボ釣り・沖釣り全てののリーダーやハリスに使われます。
金属製なのでラインそのものの素材強度が高く、タチウオ鋭い歯にも耐えられるのでよく使われます。
メリット
金属でできているラインなので、当然強度が段違いに強いです。
再三書いている通り、太刀魚の歯は本当に鋭いです。弱いラインだとスパスパ切られてしまいます。なので、金属製のラインが時折使われます。
デメリット
金属製のラインという事は、同時にルアーを操りづらいラインでもあります。「ワイヤーはルアーの動きを邪魔する」とまで言われています。
それに関連して、ワイヤーを使うと食いつきが落ちます。釣果を重要視する場面ではワイヤーが使われない程なので、ボウズが絶対に嫌であれば使わない方が良いかもしれません。
おすすめ商品
1. 大手釣り具メーカー オーナーのワイヤーリーダー!
違和感を持たせにくい18cm仕様なので、このワイヤーなら釣果はそれほど落ちないはずです。
釣果ダウンを恐れている方は使用してみては?
2. 操作性重視でルアーの動きを邪魔しない!
高強度ワイヤーリーダーワイヤーハリスタチウオ鯰石鯛釣り仕掛け12本組スイベルスナップビーズ装備エダス仕様黒35cm55cm
35cm1つハリス・55cm2つハリス選択可能
φ0.7mm
12本入り
ワイヤーはルアーの動きを邪魔するといわれますが、このワイヤーなら操作性がとてもよく、ルアーの動きを邪魔しません。
食わせ性能も良いので、ワイヤーのデメリットを克服したワイヤーと言えます。ワイヤーを毛嫌いしている方も使用してみては?
タチウオに使われるラインをよく知っておくべき!
タチウオ釣りには、ワイヤーのようなライン自体の強度が最重要です。ナイロンラインでも強度があれば問題はなく、フロロカーボンラインの強さはショックリーダーやハリスとして重要な役目を果たします。
タチウオ釣りに使うラインを知っておき、見事タチウオが釣れる事を祈っております。
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