作成:2018.10.30 更新:2023.2.4
カゴ釣り仕掛けの作り方をわかりやすく解説!自作仕掛けで大物を狙う
天秤カゴ釣り仕掛けの作り方を紹介します。仕掛けは自作して好みのスペックで使った方が使いやすくて手返しが良くなり釣果が上がります。また何より安上がりですので、本格的にカゴ釣りをする人なら、仕掛けは自作をすることをおすすめします。
天秤カゴ釣り仕掛けを作ろう!

出典:Foter
カゴ釣りは市販されている完成仕掛けを使う人が多いですが、完成仕掛けではハリスの太さや長さ、針の形状や針のサイズは限られてしまいます。釣果をさらに上げたいなら、仕掛けは自作をして使いやすいものを使うのがおすすめです。また、安上がりにもなりますので、経済的にも楽になります。
一口にカゴ釣りの仕掛けと言っても様々あり、天秤を使った仕掛けや中通しオモリを使った仕掛けなどがあります。今回は、最も代表的なカゴ釣り仕掛けである天秤を使った仕掛けの作り方を紹介します。
天秤カゴ仕掛けは、道糸の先に天秤とカゴとオモリを取り付け、その先に仕掛けを付けます。投げサビキでは、仕掛けの下にオモリかオモリ付きカゴを付けますが、カゴ釣りではオモリは天秤部分に付け、仕掛けは吹き流しにします。そうすることで、針がコマセに馴染み釣れやすくなるという仕組みです。
針数は1本針〜3本針くらいが使われます。針の本数は好みで構いませんが、針が多いとその分絡まるリスクは高くなるので注意しましょう。また、針をカゴに収納してキャストをする「遠投カゴ」を使う場合は、一本針を使うのが一般的です。
カゴ釣り仕掛け自作に必要なアイテム

出典:Stockvault
- 針:チヌ・グレ針4〜6号、サビキ針9〜12号など
- ハリス:フロロカーボン2号〜6号
- クッションゴム:Φ1mm〜2mm 30cm
- スナップ付きサルカン
カゴ釣り仕掛けの自作で必要な道具は上記の4点です。クッションゴムは必ずしも必要ではありませんが、青物など大物を狙う場合は使うことをおすすめします。
スナップ付きサルカンは、スナップ付きクッションゴムを使用する場合は必要ありません。クッションゴムを使わない時に用意してください。
針は狙う魚によって様々ですので、ターゲットによって選びます。餌を使わない場合はサビキ針を使い、マダイ狙いなどでオキアミなどの刺し餌を使う場合はチヌ針などを使います。チヌ針やグレ針は万能に使いやすい針ですのでおすすめです。
ハリスの太さも狙いの魚によって選択しましょう。
サバ、アジ狙いにおすすめ!ピンクスキンサビキ針!
サビキ針なら刺し餌不要で使うことができます。
餌を触りたくない人や、アミエビを使ったアジやサバ狙いの時におすすめします。
ピンクスキンはサビキ針の定番の針で、アミエビとうまく馴染み高い釣果が期待できます。
迷ったらこれ!オキアミが落ちにくいケン付きチヌ針
マダイや青物狙いなどで、コマセと刺し餌にオキアミを付ける場合はこの針がおすすめです。
ケン付きの針は柔らかいオキアミでも抜けづらいのでカゴ釣りにおすすめです。
遠投カゴ釣りでは強い味方になってくれるでしょう。
信頼高いフロロカーボンハリス
ハリスには信頼高いメーカーの製品を使うことをおすすめします。
クレハのシーガーは数あるフロロカーボンハリスの中でも特に評価が高いのでおすすめです。
枝スにも同号を使用して問題ありません。
大物狙いの必需品!スナップ付きクッションゴム
クッションゴムを使えれば突然の大物にも対応することができます。
太さ1.5mm長さ30cmとカゴ釣りのクッションゴムとしては平均的なスペックで汎用性が高いおすすめ商品です。
5サイズ揃ってお買い得!スナップ付きサルカン
クッションゴムを使わない場合はスナップ付きサルカンをハリスに付けて、天秤にセットします。
スナップ付きサルカンは仕掛けの自作で頻繁に使いますので、大量に入ったお買い得商品がおすすめです。
この商品はサイズも5種類入っているので、様々な仕掛けに使うことができます。
Crochローリングスイベルベアリングサルカンロックスナップ付ブラック 5サイズ 100個入り
メーカー:Croch
サイズ 6、8、10、12、14 5サイズセット
素材:ステンレス製
カラー:ブラック
100個入り
カゴ釣り仕掛けの作り方

出典:Stockvault
では、実際に仕掛けを作っていきましょう。結び方などは違う結び方でも構いません。また、ラインの長さなどもお好みで調整してください。
手順1「ラインを必要な長さにカットする」
まずはハリス用のフロロカーボンラインを必要な長さにカットします。長さは好みで構いませんが、1m〜3mくらい一般的です。潮の流れの速いポイントでは長め、遅いところなら短めにすることで、コマセと仕掛けが同調しやすくなります。ポイントや海のコンディションに合わせて調整してください。
2本針以上にする場合は枝スも作ります。枝スの長さは20cmくらいが平均的です。必要な分用意してください。
メージャーで測りながら切りましょう。結び目で若干短くなるので2cmくらい余裕をもって切っておくと結びやすくなります。
手順2「ハリスにクッションゴム(スナップ付きサルカン)を付ける」
ハリスに枝スや針を付けてしまうと作業がやりづらくなるので、先にハリスにクッションゴムを付けましょう。クッションゴムを使わない場合はスナップ付きサルカンを付けてください。
クッションゴムの場合、スナップ付きでない側のサルカンにハリスを付けます。サルカンにはクリンチノットという結び方で結びます。
クリンチノットは下の画像のような結び方になります。わかりやすいように紐と、キーホルダーの輪っかを使って説明します。輪っかをサルカン、紐をハリスだとイメージしてください。
まず、左上の画像のようにサルカンに紐を通して、4回くらいグルグルと巻き付けます。そして、右上の画像のようにハリスの端をサルカンの横に通してから、さらにそのハリスの間に通します。そして、左下の画像のように、巻き付けた部分を絞っていけば完成です。解けないようにガッチリと結んでください。余った部分は邪魔になるのでカットしておきましょう。

出典:Fishing Pro
手順3「枝ス、ハリスに針を付ける」
次にハリスと枝スに針を付けます。針は内掛け結びか外掛け結びで取り付けます。使用する枝ス全部に付けてください。
1本針仕様の場合はハリスに針を付けたら完成となります。
手順4「ハリスに枝スを付ける」
最後に針を付けた枝スをハリスに取り付けます。2本針仕様ならハリスのちょうど真ん中付近に、3本・4本針なら3分割・4分割した部分に取り付けてください。
ハリスを枝スに結ぶ方法はいくつかあるのですが、8の字結びが一番簡単でおすすめです。
下の画像のようにハリスを枝スを一緒に8の字結びで結びます。グレーの紐をハリス、黒い紐を枝スだとイメージしてください。
2本を一緒に持ち、右上の画像のように右側に一回転捻りって輪っかを作ります。そして、その輪っかの先に枝スの端がある方を下側から輪っかの中に入れます。この時、輪っかに入れる方向を間違えないように注意してください。間違えると8の字結びにならず強度が弱くなってしまいます。
最後に両側を持ってギュッと絞れば完成です。枝スの余った部分は邪魔になるので綺麗にカットしましょう。

出典:Fishing Pro
自作の仕掛けでカゴ釣りに挑戦しよう!
仕掛けの自作は、完成仕掛けを使うよりも手間がかかりますが、その分メリットも非常に多いです。コストを抑えることができ、好みの長さに作ることができるので使い勝手も良くなりなります。
カゴ釣りでは、仕掛けをコマセに馴染ませるという独特の釣り方になりますので、ハリスの長さなど細かい部分でも釣果に大きく影響を与えます。是非今回解説した内容を参考に、釣れる自作仕掛けを作ってカゴ釣りに挑戦しましょう!