作成:2018.10.21 更新:2023.3.25
泳がせ釣りの仕掛けは3種類!作り方を覚えて大物をゲットしよう!
泳がせ釣りは狙うターゲットによって仕掛けが異なります。今回は作り方や使用するアイテムを、青物・ヒラメ・アオリイカの3種類に分けてそれぞれ解説します。仕掛けの作り方を覚えて大物を釣り上げましょう!
目次
泳がせ釣りの仕掛けは3種類!

出典:visualhunt
泳がせ釣りはアジやイワシなどの活き餌を用いて小魚を食する青物やヒラメ、アオリイカなどのターゲットを狙う釣り方をいいます。どの魚もサイズが大きく引きが強いため釣り人から人気を集めています。堤防や磯などのおかっぱりから、船まで幅広い場所で釣ることができるのも魅力です。堤防からアジやイワシの群れが見えた際、泳がせ釣りの道具を持っていれば釣り方を変更して大物を狙うことができるので、是非覚えておきたい釣り方となります。
泳がせ釣りの仕掛けは狙うターゲットによって異なっており、主に3種類に分かれます。今回はそれぞれの仕掛けに使うアイテムと作り方について解説していきます。
種類別!泳がせ釣りに使うアイテム

出典:visualhunt
青物を狙うときの仕掛け
ブリやヒラマサなどの青物を狙う場合は、タナを調整することができるウキを使った泳がせ釣りが基本となります。使用するアイテムは以下の通りです。
- ウキ止め
- シモリ玉
- ウキ
- 中通しオモリ
- サルカン
- ハリス
- 針
青物は10キロを超える大物が釣れることもあるので仕掛けの道具は強度の強さが重要となってきます。ウキは4号前後、中通しオモリはウキと同じ4号を基準に、活き餌の重さに合わせて調整しましょう。サルカンはできる限り小さいタイプがおすすめです。ハリスはフロロカーボン製の6~8号前後を2m程度用意し、針は丸セイゴ針12~16号を用意しましょう。
ヒラメを狙うときの仕掛け
ヒラメは海底に生息しているため、活き餌を海底付近で泳がせて釣る方法となります。使用するアイテムは以下の通りです。
- 三又サルカン
- ハリス・枝ス
- 針
- オモリ
ハリス・枝スはフロロカーボン製の5~6号を、オモリはナス型オモリ6~8号前後を使用します。針は活き餌を掛ける用と、フッキング用の針の2種類必要となります。
アオリイカを狙うときの仕掛け
アオリイカを狙うときは青物同様、タナを調整できるウキタイプの仕掛けとなります。使用する道具は以下の通りです。
- ウキ止め
- シモリ玉
- 円錐ウキ(電気ウキ)
- 中通しオモリ
- サルカン
- 針
ウキは2号前後を使用し、青物同様魚の重さによって中通しオモリを調整しましょう。ハリスと針は市販で販売している仕掛けセットが多く販売されているので、自作するのが面倒な人は購入するのも良いでしょう。その際は活き餌を刺す針とフッキング用の針が分かれているタイプがおすすめです。
仕掛けの作り方1:青物の泳がせ釣り

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ここからは狙うターゲット別に仕掛けの作り方を解説していきます。まずは青物の泳がせ釣りに使用する仕掛けの作り方です。以下で手順を3つに分けてそれぞれ解説していきます。
手順1:道糸に必要な道具をセットする
まずは道糸にウキ止め、シモリ玉、ウキ、ウキ止め、中通しオモリの順に道具を通します。一番最初につけるウキ止めは紐タイプのものだとガイドに掛かりにくくラインの出を邪魔しません。
手順2:サルカンを付けてハリスと繋げる
サルカンを結ぶときはサルカン結びを使いましょう。サルカンに糸を通し輪っかを作った後、先端部分を下から輪っかに通します。先端部分を折り返し、上から輪っかに再度通します。再度先端部分を折り返し下から輪っかに通した後、糸を両端から引っ張って締めれば完成です。
手順3:ハリスと針を結合する
最後にハリスと針を結合します。結び方は色々ありますが、初心者でも結びやすい外掛け結びがおすすめです。結び方はハリスで先端部分が上にくるように輪っかを作り、針を縦に沿えます。ハリスの先端部分で針とハリスの本線部分を針の軸側に向かって5~6回巻き付けた後、輪っか部分に糸を通し、本線部分を引っ張り軽く締めます。隙間を指で埋めた後、両側から糸を引っ張って強く締め、余分な糸をカットすれば完成です。ハリスに対して針が真っすぐついているか必ず確認しましょう。
仕掛けの作り方2:ヒラメの泳がせ釣り

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次にヒラメの泳がせ釣りに使用する仕掛けの作り方を解説します。青物とは異なり、一番下にオモリがくることで海底付近を泳がせて釣る仕掛けとなっていて、使用する道具も少なく、シンプルです。特に針を結合する孫バリがポイントとなるのでしっかり抑えておきましょう。以下で手順を3つに分けて解説します。
手順1:三又サルカンでハリス・枝スと結合
まずは三又サルカンを用いて道糸とハリス・枝スを結合します。結合方法は青物の手順2同様、サルカン結びを使いましょう。ハリス・枝スはフロロカーボン5~6号前後を、ハリスは1~2m前後、枝スは60~80cm前後を使用します。
手順2:針とハリスを結合
次に枝ス部分に活き餌を付ける用の針と、ヒラメを釣る用の針を付けていきます。付け方は孫バリという方法を使いましょう。ハリスの先端部分を30~40cm程度残して活き餌を付ける針を外掛け結びをしていきます。余ったハリス部分にヒラメを釣る用の針を再度外掛け結びで結合すれば完成です。
手順3:オモリを付ける
最後にオモリをハリスと結合します。結び方はダブルクリンチノットを使いましょう。オモリについている金属の輪っか部分にハリスを2回通し、ラインに3~5回程度巻き付けます。ハリスの先端部分を金属に通した輪の中に通し、巻き付け部分にできた輪っか部分にもくぐらせ、引っ張れば完成です。
仕掛けの作り方3:アオリイカの泳がせ釣り

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最後にアオリイカの泳がせ釣りに使用する仕掛けの作り方を解説します。基本的な仕掛けは青物と同じで、針の付け方はヒラメと同じとなっています。以下で3つの手順に分けてそれぞれ解説していきます。
手順1:道糸に必要な道具をセットする
まずは青物同様、道糸にウキ止め、シモリ玉、ウキ、ウキ止め、中通しオモリの順番に道具を通していきます。ウキは夜釣りの場合は電気ウキ、日中は円錐ウキなどを用いましょう。
手順2:サルカンを付けてハリスと繋げる
次にサルカンを用いて道糸とハリス部分を結合していきます。結び方は青物の手順2で解説したサルカン結びを使いましょう。
手順3:針を付ける
最後にハリスに針を結合していきます。アオリイカもヒラメ同様、活き餌を付ける針とアオリイカを釣る用の針で分けた方が良いです。ハリスは1.5m前後で30~40cm程度先端部分を残して、ヒラメの手順2で解説した孫バリを使って結合していきましょう。
泳がせ釣りの仕掛けを覚えて釣りをもっと楽しもう!
今回は泳がせ釣りの仕掛けについて、青物・ヒラメ・アオリイカとターゲットによるアイテムの違いから、作り方の手順を紹介しました。泳がせ釣りは大物を狙える魅力的な釣り方ですが、仕掛けをきちんと覚えておかないと釣果をあげることができません。釣り方に合わせた仕掛けを用意してもっと釣りを楽しみましょう!